2004.12.13

牛丼屋殺人事件

牛丼が消えると大騒ぎになった日、客が店員に「なぜ牛丼を食わせない」と乱暴した事件があったが、これはまだ理解できる。しかし今回の事件はちょっと異常だと思う。事件が起きたのがうちの近所なので衝撃度も大きい。

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会社員刺殺:牛丼店店長逮捕 「クレームしつこい」と供述

 東京都墨田区で9月、会社員、本間秀雄さん(36)が刺殺された事件で、警視庁向島署捜査本部は11日、足立区柳原2、牛丼店店長、右近勝久容疑者(26)を殺人容疑で逮捕した。本間さんが持ち帰った弁当を巡ってトラブルになっており、右近容疑者は「クレームがしつこいので殺した」と供述しているという。

 調べでは、右近容疑者は9月12日午前11時40分ごろ、墨田区東向島6のマンション2階の本間さん方を訪れ、ナイフで本間さんの背中や胸を数回刺して殺害した疑い。

 本間さんは8月下旬から「弁当が傾いている」「弁当ができるのを待っている間に水を出さない」などと、たびたび右近容疑者に苦情を言い、トラブルになっていた。右近容疑者は、本間さんに1000円を支払うなどしたが話はまとまらなかったため、業務に支障が出ると思って殺害を計画したという。

 本間さん方の電話の通話記録から、右近容疑者が浮上した。【長谷川豊】

毎日新聞 2004年12月11日 19時53分

新聞報道はどこも店名を伏せているけれど、牛丼チェーンというのは松屋だそうです。産経新聞によると『JR北千住駅前にある牛丼店の店長』とのこと。タウンページで調べると(株)松屋フーズ北千住東口店というのが出てくるから、これのことかもしれない。

僕はしばしば客商売にクレームを付ける側で、これまでにも近所のコンビニ、プロバイダー、取引銀行、カメラメーカーなどにクレームを付けて謝罪させたことがある。しかし牛丼店でクレームを付けたことはない。利用頻度が高いので不愉快な思いをすることもあるが、まあ少人数で大量の客をさばく商売だろうし、客単価も低いのである程度はしょうがないのかなと思っている。せいぜいその場で文句を言う程度。

僕が今回の事件で不思議に思ったのは、この若い店長がなぜ客を殺してまでクレーム処理をしなければならなかったのかという点だ。松屋フーズぐらいの会社になれば、本部にクレーム処理担当の部署があるはず。なぜこの店長は、そこに相談しなかったのだろうか? もし相談した上でこうした事件が起きたのだとすれば、それは本部側の対応に何らかの問題があったということなのかもしれない。

客の側がいろいろな店で不愉快な思いをする以上に、店の側にも不愉快な客というのはいるだろう。今回の事件では殺された客の執拗なクレームというのも僕には理解しにくく、これは相当に非常識な客なのかもしれないという思いはある。しかし最終的にこの店長が殺人という非常識きわまりない解決手段をとったことから考えても、これは客側だけの問題ではなく、対応した店長の側にも大いに問題があったと考えられるのだ。客は非常識なクレームを付けていたのかもしれないが、常識的な人間は「ならば殺してしまおう」などとは考えないはずだ。

いずれにせよ、これは松屋フーズという会社の問題でもあるはず。松屋のホームページに何らかの見解が載っているかとも思ったのだが、今のところ何もないみたい。

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2004.11.10

吉野家は大丈夫なのか?

牛丼が出せない吉野家は、売上が大幅に落ちているらしい。だがそれによって、店の活力そのものが落ちているのかもしれない。牛丼はいずれ再開されるだろう。そうすれば売上は戻るだろう。でも店の活力は、お店の信用は、店員の質は、また元に戻ると言い切れるのか? 僕はどうも怪しいと思う。

じつは夕食を食べようと吉野家有楽町店に立ち寄った。おそらくここは、都内でも有数の大型店だと思う。だがこの日は夕方の時分時だというのに、店の半分をカーテンで仕切って半分の広さで営業。以前なら店内にギッシリお客さんがいたのに、今はこのありさまなのだから寂しい限りだ。しかし驚いたのは、その半分になった店舗にまるで活気がないことだった。

店員の人数が極端に少ないらしい。厨房にひとり。カウンターと厨房を行き来するのが2名。僕が見たところではそれだけだった。人が少ないので、厨房には下げられた食器が山のようにあふれかえっている。カウンターでは食べ終わった食器がなかなか片付けられず放置してある。僕は前の客が去ったカウンターに座ったのだが、目の前の食べ残しの入ったままの食器がいつまでたっても片付けられず、いつまでたっても注文を取りに来ないのに呆れてしまった。

隣の客はお茶のお代わりを頼んだのに無視され、「いい加減に誰かお茶を持ってきてくれ!」と厨房に向かって怒鳴っていた。カウンターの向かいの客は、食べ終わって会計をしようとしても店員がやってこないため、財布を握ったまま数分間待たされていた。僕は席に着いたものの、5分も10分も目の前に汚れた食器が放置されたままだ。その間に、後から店に入ってきた客の注文は取っていたりする気まぐれな接客。別に急いでいるわけではないから、後回しにされたっていいよ。店員の質が低いのでしょう。でも汚れた食器ぐらい、とっとと片付けろよ。

そもそもここの店員は本当に忙しかったのか? ひょっとしたら忙しい振りをしていただけではなのか? この程度の人の数を、もっと少ない店員で切り盛りしている吉野家の店舗など、他にいくらでもあるような気がするんですけれど……。いずれにせよ、いい印象は持てない。僕は吉野家有楽町店にもう当分行くつもりになれない。この日は何も食べずに、そのまま店を出てしまった。

これは吉野家の有楽町店だけに起きていることなのか? それとも他の店舗でも多かれ少なかれ同じような状態になっているのか? 有楽町店でも、この日のこの時間帯だけがたまたまこうだったのか? しかし僕は空きっ腹を抱えて店を出た後、「吉野家は相当にヤバイ状態になっているのではないか」という印象を持った。牛丼再開が来年のいつになるのか知らないが、代替メニューを考える前に店員の教育をきちんとしておいた方がいいのではないだろうか。また、コストを切りつめるのは当然にしても、接客が疎かになるほど店員の数を減らしてしまうのは問題なのではないだろうか。

2004 11 10 [牛丼ニュース] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック