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2013.05.11

さんすくみ 6

さんすくみ 6 (フラワーコミックス)
絹田 村子
小学館 (2013-05-10)

 新キャラクターで工くんの祖父(ドイツ人の引退牧師)が出てきたり、孝仁くんに春の予感が訪れたりする第6巻。ネタで笑わせる単発エピソードもあるが、どのエピソードでも主人公たちの成長や変化が描写されている。とくに工くんは神学校で牧師修行をしているので、変化の度合いが目に見えてわかりやすい。性格はまるで変わっていないのだが、いずれ彼は学校を卒業して牧師になるのだろう。孝仁くんもお見合い(?)相手とどうなるのかはわからないが、お寺や神社の跡取りは嫁さんもらってナンボの世界でもある。そういう意味では一番心配なのが恭太郎だが、この人は何とかならんものなのだろうか……。

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2013.05.09

キリスト教の基礎知識

キリスト教の基礎知識 (ミーニングBOOKS (2))
辻 潤
新生出版社
売り上げランキング: 212,366

 1994年に発行された、A5判、本文92ページ足らずのブックレット。プロテスタント信仰を持つ著者の立場から、最終的には宣教を目的に書かれている本だが、内容は比較的バランスが取れている印象。キリスト教の誕生、キリスト教の歴史、日本との関わり、聖書について、聖書の描き出す世界観、イエス・キリストについて、注意すべき異端についてなど、コンパクトながら要点を押さえたものになっている。

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2013.05.06

1冊で知る ムスリム

1冊で知る ムスリム(「1冊で知る」シリーズ)
ハルーン・シディキ
原書房
売り上げランキング: 148,646

 カナダ人ジャーナリストが書いたイスラム教の解説書。宗教の解説書というと、普通は「教祖」「教典」「歴史」や「文化」などを切り口にしていくのが常だが、この本はそれとはまったく別のものになっている。この本が読者に対する最初のきっかけとして提示するのは、現代社会に蔓延しているイスラムに対する偏見と差別だ。そうした偏見や差別意識を強化するように起きてきた、国際的な事件の数々。ムハンマド風刺画で世界中に起きたデモの嵐。そして9.11テロやその後のアルカイーダの自爆テロ。人々がよく知るイスラム社会の独特の習慣。戒律で縛られたイスラム社会の暮らし。女性に対する差別。一夫多妻制。こうしたどちらかというとネガティブにうつる事柄から、読者がムスリムたちの暮らす豊かな世界に引き込まれていく不思議さ。

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日本のムスリム社会

日本のムスリム社会 (ちくま新書)
桜井 啓子
筑摩書房
売り上げランキング: 46,709

 中東やアジアから、日本に留学や出稼ぎに来たムスリム(イスラム教徒)たち。彼らは日本で働きながら定着し、国籍や民族を超えたムスリムのコミュニティを作り上げていく。この本はそんな日本のムスリム・コミュニティを取材して紹介してくれる本。

日本人ムスリムとして生きる

日本人ムスリムとして生きる
樋口 美作
佼成出版社
売り上げランキング: 609,633

 著者は学生時代にアラビア語を学び、エジプト留学の条件を得たいという不純な動機でムスリム(イスラム教徒)になった。だが著者はこれをきっかけにして、イスラムの魅力にどっぷりとはまり込んでしまう。イスラム教については信仰を持たない外部の視点から、その思想や信仰内容について紹介した本がたくさん出ているが、これはイスラム教の信仰を持つ日本人の視点から、イスラムの魅力について書かれたユニークな本。イスラム教について何らかの予備知識がある人ほど、この本から得られる新しい発見があると思う。

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