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2004.05.31

黒沢明と『生きる』―ドキュメント心に響く人間の尊厳

黒沢明と『生きる』―ドキュメント心に響く人間の尊厳
黒沢明と『生きる』―ドキュメント心に響く人間の尊厳
都築 政昭

[:しょんぼり:] 映画のメイキング本としては物足りない部分も多いのだが、作品の企画意図を『白痴』と比較しながら論じる所などは多少の新しさがあるのかも。作品のテーマについては、この著者は完全に読み間違えをしているように思える。しかしそれもまた、映画の受け止め方のひとつなのだろう。(5/31)

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2004.05.30

超薬アスピリン―スーパードラッグへの道

超薬アスピリン―スーパードラッグへの道
超薬アスピリン―スーパードラッグへの道
平沢 正夫

[:聞き耳を立てる:] バイエル社のアスピリンだけでなく、バファリンやケロリンなどの主成分となっているアセチルサリチル酸が、心臓病や脳梗塞の予防や再発防止に効果があるだけでなく、アルツハイマーやガン予防にも効果があるのではないかという本。アスピリン愛用者の僕にとっては興味深い本だったけれど、成人用予防には低容量アスピリンが必要。薬局で市販されているのはバイエル社のアスピリン100がある。(5/30)

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2004.05.19

中島敦(ちくま日本文学全集)

中島敦
中島敦(ちくま日本文学全集)
中島 敦

[:嬉しい:] 購入したのはもうはるか昔。「名人伝」「山月記」「弟子」「李陵」など主だった小説はすぐに読んだが、読み残しがだいぶあったので改めて通読した。「巡査の居る風景」や「悟浄出世」「悟浄歎異」なども面白いのだが、やはりこの作家の代表作は最初に読んだ4つの小説に限る。(5/19)

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2004.05.18

オンライン書店の可能性を探る―書籍流通はどう変わるか

オンライン書店の可能性を探る―書籍流通はどう変わるか
オンライン書店の可能性を探る―書籍流通はどう変わるか
木下 修 吉田 克己 星野 渉

[:見る:] 出版されたのがAMAZONの日本での営業開始直後くらいのタイミングなので、内容的に古すぎる。オンライン書店創世記の雰囲気を知るにはいいかもしれないが、紹介されているイサイズ・ブックも、設立が待望されているジャパンブックセンターも、黒船来襲と騒がれているBOLも、すべて消えてしまっているのだから隔世の感がある。(5/18)

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2004.05.15

クロサワさーん!―黒沢明との素晴らしき日々

クロサワさーん!―黒沢明との素晴らしき日々
クロサワさーん!―黒沢明との素晴らしき日々
土屋 嘉男

[:楽しい:] 『七人の侍』から『赤ひげ』まで、黒澤映画の常連だった土屋嘉男が、黒澤明との思い出を綴ったエッセイ集。他の黒澤本にはあまり書かれていない、ユニークなエピソードが数多く紹介されている。三船敏郎や左卜全など、黒澤映画でお馴染みの人たちについてのエピソードも面白い。現在は文庫化されている。(5/15)

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2004.05.14

時代劇(チャンバラ)への招待

時代劇(チャンバラ)への招待 PHPエル新書
時代劇(チャンバラ)への招待 PHPエル新書
六人のチャンバリスト 逢坂 剛 川本 三郎 菊地 秀行 永田 哲朗 縄田 一男 宮本 昌孝

[:しょんぼり:] 時代劇が好きだ!という気持ちは伝わってくるものの、読み終わっても「だからどうしたの?」と言いたくなるような中途半端さだけが残る本。研究書でもなければ、エッセイ集でもなく、作品ガイドでもない。なんのつもりでこんな本が企画されたのか疑問だ。(5/14)

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2004.05.13

書店のための万引防止読本

書店のための万引防止読本
書店のための万引防止読本
「書店経営」編集部

[:聞き耳を立てる:] トーハンの「書店経営」に掲載されていた万引対策記事をまとめた小冊子。掲載されていたのが97年や98年なので、セキュリティ機器の情報など古くなっている部分もある。しかし根本的なところは、たぶん今もあまり変わらないのではないだろうか。万引犯は必ず警察に通報しろという話は、なるほどと思った。書店員や警備員などの民間人には、万引犯の住所や氏名などを問いつめる権限がないそうです。(5/13)

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2004.05.02

『坊っちゃん』の時代(第5部) 不機嫌亭漱石

『坊っちゃん』の時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第5部)
『坊っちゃん』の時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第5部)
関川 夏央 谷口 ジロー

[:嬉しい:] シリーズを締めくくる長い長いエピローグ。主人公は第1部と同じ夏目漱石に戻る。第3部から4部にかけて実録調が強まっていたのに対し、この第5部の中心になっているのは病で意識不明になった漱石が見る夢だ。この夢の場面は、シリーズの中でももっとも自由自在にドラマがはね回る。(5/2)

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『坊っちゃん』の時代(第4部) 明治流星雨

『坊っちゃん』の時代(第4部) 明治流星雨―凛烈たり近代なお生彩あり明治人  アクションコミックス
『坊っちゃん』の時代(第4部) 明治流星雨―凛烈たり近代なお生彩あり明治人 アクションコミックス
関川 夏央 谷口 ジロー

[:楽しい:] 天皇暗殺未遂容疑で幸徳秋水など24名が死刑判決を受け、12名が処刑された大逆事件をモチーフにしている。「坊っちゃんの時代」5部作の中ではもっとも虚構の色が少ない作品だが、「大逆事件」そのものが官憲によるでっち上げ、つまり「虚構」なのだから、これはこれでバランスが取れているのかもしれない。(5/2)

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2004.05.01

『坊っちゃん』の時代(第3部) 【啄木日録】 かの蒼空に

『坊っちゃん』の時代(第3部) 【啄木日録】 かの蒼空に ―凛烈たり近代なお生彩あり明治人  アクションコミックス
『坊っちゃん』の時代(第3部) 【啄木日録】 かの蒼空に ―凛烈たり近代なお生彩あり明治人 アクションコミックス
関川 夏央 谷口 ジロー

[:楽しい:] 第3部の主人公は石川啄木。周囲から借金を重ね、小説を志しながらそちらは中途半端に終わり、吐くように歌を作り続けた啄木の無責任人生。それと並行して描かれていくのが、平塚明子(らいてう)と森田草平の心中未遂事件の顛末や、大逆事件の序奏だ。(5/1)

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『坊っちゃん』の時代(第2部) 秋の舞姫

『坊っちゃん』の時代(第2部) 秋の舞姫―凛烈たり近代なお生彩あり明治人  アクションコミックス
『坊っちゃん』の時代(第2部) 秋の舞姫―凛烈たり近代なお生彩あり明治人 アクションコミックス
関川 夏央 谷口 ジロー

[:悲しい:] 第2部のモチーフは森鴎外の「舞姫」のモデルになった事件を描きながら、江戸から近代明治へと姿を変えていく日本を描く。「人生劇場」に登場する侠客・吉良常の青年時代のエピソードが泣かせる。文豪の物語と清水の次郎長が平気で同居してしまう面白さ。(5/1)

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坊っちゃんの時代

坊ちゃんの時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人
坊ちゃんの時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人
関川 夏央 谷口 ジロー

[:楽しい:] 全5部を通したサブタイトルは「凛烈たり近代なお生彩あり明治人」。この第1部は夏目漱石の「坊っちゃん」誕生の経緯を追いつつ、日本近代の青春時代だった明治を描いた異色の漫画。虚実の入り交じった物語が、谷口ジローの緻密な絵によってリアリティを得ている。この段階で全5部作の構想はなかったと思う。その証拠に、第3部以降は石川啄木は顔かたちが変わる。(5/1)

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