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2004.08.31

アイアン・マン―鉄の巨人

アイアン・マン―鉄の巨人
アイアン・マン―鉄の巨人
テッド=ヒューズ, 神宮 輝夫, 茂利 勝彦

[:楽しい:] 映画『アイアン・ジャイアント』の原作だが、空から鉄の巨人が降ってくることや、ばらばらになった巨人がひとりでに合体する場面、主人公の少年の名前、鉄くず置き場が巨人の住まいになることなど以外は、映画がオリジナルのストーリーであることがわかる。映画はよかった。脚色した人たちに拍手だ。だがこの原作はひとつの完結した物語として、これだけで面白く読めるものだ。鉄の巨人の自己犠牲が世界を救い、最後は再び巨人がよみがえるという部分は原作にも通じる。ただし巨大なドラゴンが平和の歌を歌って世界に平和がやってくるというくだりは、映画を作った人たちにとってやはり嘘っぽく思えたのだろう。映画は原作より、現実に対してシビアなのだ。(8/31)


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2004.08.20

言いまつがい

言いまつがい
言いまつがい
糸井 重里

[:楽しい:] 言葉を間違えて覚えていたり、知っている言葉をついうっかり言い間違えたり、ある言葉を別の言葉に聞き間違えたり、思いこみからとんでもない失敗をしたり……。言葉にまつわるそんなあれこれを集めた実例集。大笑いしながら、自分もどこかで同じような間違いをしているのかもしれないと慌てることも。気分転換にパラパラ読める楽しい本だが、文章を書くことをなりわいとしている身には、時々ドキリとさせられる部分も多い。日本語ブームの中で、こんな肩肘張らずに読める本が登場したのは嬉しい。(8/20)

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2004.08.11

最驚!ガッツ伝説

最驚!ガッツ伝説
最驚!ガッツ伝説
ガッツ石松&鈴木佑季

[:楽しい:] ガッツ石松のあまりの大物ぶりにあぜんとさせられる1冊。本人はわざとやっているのか、それとも天然なのか? そんな問いかけを一切無効にするような、人を食った言動の数々。もっとも好きな食べ物は「エブリバディ」という人だから、本当に人を食っているのだが……。この本のすごいのは、本人と娘が監修しているオフィシャル本だというところかもしれない。悪びれていないのだ。無邪気すぎる。この本を読んだ人は数々のガッツ伝説に酔いしれ、ガッツ石松がたまらなく好きになってしまうに違いない。(8/11)

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2004.08.09

誇りと偏見―私の道徳学習ノート

誇りと偏見―私の道徳学習ノート
誇りと偏見―私の道徳学習ノート
佐藤 忠男

[:犬:] 人間が「誇り」や「自尊心」を持つのはいいことだが、それは得てして「傲慢」なものになってしまう。映画評論家の佐藤忠男が、自分自身の戦争体験、戦後体験、映画体験などを通じて、人間の自尊心やセルフイメージの問題を問う本。特に何らかの結果や提言があるわけではなく、著者自身が自問自答していく姿が描写されている。考えるためのヒントを数多く与えてくれるが、性急に結論を求めたい人には物足りない本だろう。映画評論としては、黒澤明論、チャップリン論、北野武論、小津安二郎論などが見どころか。著者インタビューをする予定なので、そこで何か面白い話を聞ければ追記することにする。(8/9)

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