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2006.11.30

トットチャンネル

4101334021トットチャンネル
黒柳 徹子
新潮社 1987-03

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 大ベストセラーとなった黒柳徹子の自伝「窓ぎわのトットちゃん」の、いわば続編として書かれた著者の青春記。テレビ放送開始直後の放送局の様子を、生き生きと描いたエッセイ風の自伝だ。先日これを映画化したものをDVDで見て、面白かったので原作を読んでみようと思った。映画では多くのエピソードを割愛しているので、原作の方がエピソードの数は豊富で面白い。特に殺された忍者が「それは拙者の扶持でござる」と言って絶命するエピソードは傑作。

 おそらくテレビ放送初期のエピソードというのは多くの人たちが書き残していると思うのだが、これはその中でも間違いなく面白さナンバーワンだと思う。映画を事前に見ていたので、文字でエピソードを読みながらも情景が手に取るように見えてくるのが楽しい。

トットチャンネル
トットチャンネル斉藤由貴 黒柳徹子 大森一樹

東宝 2006-11-23
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2006.11.19

ソウルメイト 「運命の人」についての7つの考察

4569645747ソウルメイト 「運命の人」についての7つの考察
飯田 史彦
PHP研究所 2005-09-16

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 心霊体験や過去世の記憶といった超常的な概念抜きに、ひとつの世界観や死生観のあり方としてソウルメイトについて考察した本。「霊が見えます」とか「あなたは前世で○○だった」といったオカルトチックな語りを用心深く避けていることもあり、その手の話にアレルギーのあるひともとっつきやすい内容かもしれない。

 しかし僕はここで述べられている、「すべての経験は学びであ」とか「人間の運命はあらかじめ自分自身が選んでいる」といった言い方に、ちょっとうんざりしてしまうのだ。これもしょせんは、衣食に困らない豊かな現代日本人が、豊かな生活の中で心の渇きを癒すために編み出した自己満足と人生肯定の方便にすぎないのではなかろうか。

 人間は自分の親を選んで生まれてくるだって? そこで生じる親との軋轢も、大切な学びの機会だって? 世の中には生まれてすぐに殺されてしまう子供もいれば、年端も行かないうちに虐待死する子供だっている。テロや戦争の犠牲になる人は、なぜ好き好んでその場に生まれてきたのだろう。傷つき死んでいく幼い子供たちに、「その人生は、あなた自身が決めたものなのです」「傷つくことも、命を落とすことも、大切な魂の学びです」と言うつもりなのだろうか。

 結局この本のような主張が受け入れられるのは、命に関わるような危険にさらされていない人だけなのだ。人間関係に悩んだり、仕事がうまくいかなくて悩んだり、自分の行為の結果を悔やんだり。そうしたいわば「命懸けではない悩み」に対して、この本は「その悩みには意味がある。あなたはそこから学ぶのです!」と言葉をかける。まあそれで満足できるなら、それはそれでいいけどね。

[決定版]生きがいの創造
[決定版]生きがいの創造飯田 史彦

PHP研究所 2006-09-20
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ツインソウル―死にゆく私が体験した奇跡 ソウルメイト 「運命の人」についての7つの考察 生きがいの創造 2 地球大予測〈2〉オーケストラ指揮法 愛の論理―私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか

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2006.11.10

ソウルメイトの不思議

4072465283ソウルメイトの不思議―人生は誰でもかならず「魂の友」にめぐり会えるしくみになっている!
越智 啓子
主婦の友社 2005-08

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 こういう本を、まがりなりにも「精神科医」という肩書を持つ人が書いてしまうという違和感。まあ心の持ち方で人生の意味が変わるということはあるから、メンタルヘルスの領域で仕事をする人が、スピリチュアルな世界に引き込まれていくというのはわからなくもない。しかしそれは「精神科医」が扱うべき事柄なのかな。アロマテラピーやヴォイスヒーリングは、その理論はともかくとして何らかの癒し効果があると思う。でも過去生療法はどうなんだ?

 宗教が悩める人の心を癒す効果を持つように、スピリチュアルな物言いも何らかの癒し効果を持つのは確かだろう。しかし僕はどうしてもこの本に、何らかのうっとうしさ、インチキくささ、馬鹿馬鹿しさを感じずにはいられない。これを「嘘も方便」で語っているならまだましだけれど、これを著者本人が信じているなら「あんたアホか!」ということではないのか?

 「ダ・ヴィンチ・コード」の与太話をまともに受け止めて、著者の前世にまで言及するおめでたさ。そこからディズニー礼賛に移って、ウォルト・ディズニーが作った『リトル・マーメイド』を絶賛するに至っては正気の沙汰ではあるまい。『リトル・マーメイド』が作られるずっと前に、ディズニーは死んでます。その後『ポカホンタス』についての記事ではディズニーが死んでいることを知っているようだから、たぶんこの著者の頭の中では、『リトル・マーメイド』と『ポカホンタス』の間にウォルト・ディズニーが死んだことになっているのかもしれない。

 なお僕も『リトル・マーメイド』は大好き。でもこういうほめ方をされても、製作スタッフは苦笑いするだろうな~。

リトル・マーメイド プラチナ・エディション
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2006.11.07

ソウルメイトを探せ

4777101959ソウルメイトを探せ
青木 勇一郎
ゴマブックス 2005-08

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 スピリチュアル・ブームの中で「ソウルメイト」が改めて注目を集めているのだが、数多く出版されている本の中にはインチキくさいものというか、明らかに手抜きして作られたいい加減なものもある。この本はそうしたインチキ、手抜きの匂いがプンプンする代表選手。ソウルメイトという言葉にはいろんな定義があってもいいが、これはそもそもタイトルに「ソウルメイト」とうたうことすら憚られるのではという内容だ。中身もきわめて低レベル。まあそれでも、こういうものが出版されるということは、それなりのニーズが世の中にはあるということなのか。

 この本の特徴は言葉の語源や漢字の成り立ちについて、インチキやこじつけに満ちた解説が次々出てくること。『不正という字を重ねてみてください。すると「歪み(ゆがみ・ひずみ)」という文字になります』あたりから始まって、『素直とは、素(もと)に直通(ちょくつう)とかきます。だから、素直でいると、深い意識につながって、直感やひらめきが増す』、『素から輝いている人のことを「素晴らしい人」といいます』などなど、じつに役に立つ解説が続く。

 内容的にはきわめて幼稚で、女子中高生向けの「おまじないの本」や「占い本」などと大差はないのだが、本文を読めばわかる通り、この本の対象読者は20代の女性なのだ。う~む、この程度でいいのか? こんなもので、いい年した女性は満足できてしまうのか? まあいろんな意味で、勉強になる本でした。

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2006.11.06

聖書の謎 聖書の疑問 誰も教えてくれなかった544の話

4062134896聖書の謎 聖書の疑問 誰も教えてくれなかった544の話
S.J. ラング 大森 洋子
講談社 2006-06-28

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 有名な聖書の言葉、名場面、登場人物、教会用語、地名、歴史、天使や悪魔、暦、芸術作品との関わり、などなど、聖書やキリスト教にまつわるさまざまな事柄をテーマに沿って並べ、わかりやすい解説を付けた、聖書とキリスト教についての読む辞典。解説はちょっと保守的かな~とも思うけれど、この程度の方がキリスト教信者にはちょうどいいかも。伝統的な信仰に沿いつつ、信仰をきっかけにそれ以外の世界もかいま見させてくれるような好読み物だ。

 原著では1001項目あったという見出しを、約半分の544に減らしている。しかし一般の出版社(講談社)が、日本の一般の読者に向けて、そこそこリーズナブルな値段で発行しようとすれば、こうしたダウンサイジングもやむを得ないかも。枕元に置いて、寝る前に少しずつ読むには、このぐらいのボリュームでちょうどよかった。

07852679051,001 More Things You Always Wanted to Know About the Bible
J. Stephen Lang
Thomas Nelson Inc 2001-02-13

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2006.11.02

聖書Q&A

4789603407聖書Q&A
和田 幹男
女子パウロ会 1990-09

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 カトリックの立場から書かれた、一問一答形式の聖書入門。聖書の成り立ちから読み方まで、わかりやすく解説している。ただし読者として想定されているのは、ある程度聖書に親しんでいる人だろう。「聖書にはこんなことが書いてある」という表面的な知識以上のものを求める人にとっては、この本はとても役に立つと思う。


 世界史で習った宗教改革のエピソードや、旧教・新教という教派名の和訳などの影響もあり、カトリックは保守的な信仰をかたくなに守っていると誤解している人も多い。しかし実際は、カトリックは1960年代の第二バチカン公会議以降、信仰内容はラディカルに変化しているのだ。その影響は、この本の中にも読み取ることができる。

 僕はキリスト教徒ではないのだが、この本を読むと、「ここまで言っちゃっていいのかな~」と心配になってしまうほど、批判的な聖書の解釈をしている。特に旧約聖書の記述については、歴史書としての聖書の限界をはっきり記しているのが痛快。しかし、その切れ味鋭い歴史解釈は、新約聖書の解釈になると切れ味が鈍ってくる。聖母マリアの処女懐胎なんて、別に歴史的な事実でなくてもいいんじゃないの?

4873952905新共同訳 聖書辞典
木田 献一 和田 幹男
キリスト新聞社 1997-03

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