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2006.11.10

ソウルメイトの不思議

4072465283ソウルメイトの不思議―人生は誰でもかならず「魂の友」にめぐり会えるしくみになっている!
越智 啓子
主婦の友社 2005-08

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 こういう本を、まがりなりにも「精神科医」という肩書を持つ人が書いてしまうという違和感。まあ心の持ち方で人生の意味が変わるということはあるから、メンタルヘルスの領域で仕事をする人が、スピリチュアルな世界に引き込まれていくというのはわからなくもない。しかしそれは「精神科医」が扱うべき事柄なのかな。アロマテラピーやヴォイスヒーリングは、その理論はともかくとして何らかの癒し効果があると思う。でも過去生療法はどうなんだ?

 宗教が悩める人の心を癒す効果を持つように、スピリチュアルな物言いも何らかの癒し効果を持つのは確かだろう。しかし僕はどうしてもこの本に、何らかのうっとうしさ、インチキくささ、馬鹿馬鹿しさを感じずにはいられない。これを「嘘も方便」で語っているならまだましだけれど、これを著者本人が信じているなら「あんたアホか!」ということではないのか?

 「ダ・ヴィンチ・コード」の与太話をまともに受け止めて、著者の前世にまで言及するおめでたさ。そこからディズニー礼賛に移って、ウォルト・ディズニーが作った『リトル・マーメイド』を絶賛するに至っては正気の沙汰ではあるまい。『リトル・マーメイド』が作られるずっと前に、ディズニーは死んでます。その後『ポカホンタス』についての記事ではディズニーが死んでいることを知っているようだから、たぶんこの著者の頭の中では、『リトル・マーメイド』と『ポカホンタス』の間にウォルト・ディズニーが死んだことになっているのかもしれない。

 なお僕も『リトル・マーメイド』は大好き。でもこういうほめ方をされても、製作スタッフは苦笑いするだろうな~。

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