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2007.03.31

大人のための文章教室

4061497383大人のための文章教室
清水 義範
講談社 2004-10-19

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 学生相手に作文指導をする機会が増えそうなので、清水義範の作文関連本を何冊かまとめて購入してみた。最初に読んだのがこの本だが、これはなかなか面白かった。読んでいて「なるほど、そうだよな」と肯ける実践的な記事が多い。目から鱗が落ちるという内容ではないけれど、読んでいて胸のつかえが下りるような、あるいは、のど元まで出かけていて出なかった言葉を代わりに言ってもらったような気持ちになることも多い。

 例えば文章は2つのことのバランスで成り立つと切り出し、ひとつは『言いたいこと、伝えたいことが曇りなく読み手に伝わるかどうか』で、もうひとつは『この文章を書いている私が利口そうに見えるかどうか』だと断言してしまうあたりは、大いに「なるほど、そうだよな!」なのだ。まずは「文章のわかりやすさ」が必要。しかしそれだけでは物足りなくなり、やがて文章や構成をひねくり回すようになるのは、自分の文章を気の利いたものにしたい、自分を利口に見せたいという色気みたいなもの。しかし色気が勝ってしまうと、文章は意味が通りにくくなることも多い。

わが子に教える作文教室
わが子に教える作文教室清水 義範

講談社 2005-10-19
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2007.03.27

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

4062138271下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち
内田 樹
講談社 2007-01-31

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 学校で勉強しようとしない子供たち。社会に出て働こうとしない若者たち。なぜ彼らは、自分たちに与えられた自由をいたずらに空費するのか。それは怠けているのではなく、わざとそうしているのだ。彼らはわざわざ努力して学力を下げ、あえて働かない道を選んでいる。市場経済の原理原則にどっぷり浸かって成長してきた彼らにとっては、それが最も合理的な行動なのだ……。そんな著者の指摘は面白い。確かにそういう面もあるような気がする。

 先日、講師として勤務している学校の研修会で、「今の子供たちは、お願いされて育った世代だ」という話が出て、それにもなるほどな〜と感心した。昔の子供は、親からあれやれこれやれと命令された。学校でも同じだった。命令に従わなければ、それなりの罰を受けることになった。しかし今の子供たちは、親からも教師からも「お願いだから○○して」と言われながら育ったのだという。親や教師が子供に何を命じようと、それをするかしないかの決定権は子供の側にある。この本の主張に通じる話だと思う。

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2007.03.07

ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学

4622083035ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学
加藤 幹郎
みすず書房 2005-06

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 ずいぶん前に購入して、なかなか読まなかった本。まあこれはこれで、映画批評のひとつの形ではある。でも僕の趣味ではないけどね。まあ出版社がみすず書房だから、余計にこういう文体になるのかもしれないけど。

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2007.03.04

原稿用紙10枚を書く力

4479300732原稿用紙10枚を書く力
齋藤 孝
大和書房 2007-02-09

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 映画について書くという記事があったので、興味を持って読んだ。僕自身はこの著者の考え方に必ずしもすべて同意するわけではないのだが、「そうだよな~」と思わせるところも多くて参考になる。特に文章の構成を、起承転結の「転」から書けという指摘は鋭いと思う。「転」は文章の中でちょうつがいになる部分。ここさえ上手くできれば、あとは前後を書き加えるだけでそれなりの構成にはなる。

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