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2007.03.31

大人のための文章教室

4061497383大人のための文章教室
清水 義範
講談社 2004-10-19

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 学生相手に作文指導をする機会が増えそうなので、清水義範の作文関連本を何冊かまとめて購入してみた。最初に読んだのがこの本だが、これはなかなか面白かった。読んでいて「なるほど、そうだよな」と肯ける実践的な記事が多い。目から鱗が落ちるという内容ではないけれど、読んでいて胸のつかえが下りるような、あるいは、のど元まで出かけていて出なかった言葉を代わりに言ってもらったような気持ちになることも多い。

 例えば文章は2つのことのバランスで成り立つと切り出し、ひとつは『言いたいこと、伝えたいことが曇りなく読み手に伝わるかどうか』で、もうひとつは『この文章を書いている私が利口そうに見えるかどうか』だと断言してしまうあたりは、大いに「なるほど、そうだよな!」なのだ。まずは「文章のわかりやすさ」が必要。しかしそれだけでは物足りなくなり、やがて文章や構成をひねくり回すようになるのは、自分の文章を気の利いたものにしたい、自分を利口に見せたいという色気みたいなもの。しかし色気が勝ってしまうと、文章は意味が通りにくくなることも多い。

わが子に教える作文教室
わが子に教える作文教室清水 義範

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