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2008.02.26

マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ

4478733007マインドマップ読書術―自分ブランドを高め、人生の可能性を広げるノウハウ
松山 真之助
ダイヤモンド社 2005-01

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 マインドマップについての本はこれまでにも何冊か読んできたけれど、その中ではある意味これがもっともダメな本であり、同時に有益な本だった。ダメな理由も有益な理由も同じで、ここに紹介されているマインドマップは、トニー・ブザンが提唱する本来のマインドマップとはかけ離れているからだ。ブザンのマインドマップにはいくつかの原理原則があるのだが、この本で紹介されている読書マインドマップはその多くを平気で無視している。まずマインドマップの中心に絵がない。伸ばした枝には単語だけを書くのが基本だが、ここでは長い文章を書くことが許されている。色分けについても、ほとんど触れられていない。要するにこの本で紹介しているマインドマップは、マインドマップに似た別のものなのだ。

 この本はマインドマップという言葉を使っている以上、やはりトニー・ブザン流のマインドマップが基礎になっている。本の中でもブザンの名前や著書が紹介されている。でもやっていることは、ブザン流マインドマップからの逸脱だ。著者にそれに対する自覚がどの程度あるのかは不明だが、こんなものをマインドマップと呼ぶのは問題だろう。少なくともこれを、マインドマップの入門書のように考えると大変なことになる。

 ではそんなマインドマップ本が、なぜ有益なのか。それはこの本が「トニー・ブザンの方法に従う必要はない」「自己流のマインドマップでも十分役に立つ」ということを明らかにしていることだ。

 マインドマップの有効性に注目しながら、多くの人がつまづいてしまうのはなぜか。それはブザン流の原理原則に凝り固まって、紙の前で手が動かなくなってしまうからではないのか。例えばマップの中心に絵を描けとブザンは言う。できればその絵には、複数の色を使えと言う。これでは絵心のない人をマインドマップから排除してしまう。ブザン流のマインドマップでは枝の中に配置されていく言葉は単語だけが原則で、文章になってはいけないのだという。でもこれは頭の中にあるモヤモヤした考えを、単語にかみ砕いていく作業がまず必要になる。単語にこだわると、マインドマップを作る手はぱたりと止まってしまうことが多いのではないか。

 その点、この本に紹介されているマインドマップは文字ばかりで、絵なんてほとんどない。印刷の関係もあるけれど、使われている色も黒一色。テーマから伸ばされたそれぞれの枝には、かなり長い文章も平気で書かれている。ブザン流からはほど遠い。でもこの「マインドマップもどき」の方が、ブザン流よりよほど取っつきやすいと感じる人は多いと思う。

 マインドマップの入門書としてはまったく薦められないが、マインドマップ作りにチャレンジして行き詰まっている人(僕もそうだ)には一読をお薦めしたい。

4478760993ザ・マインドマップ
トニー・ブザン 神田 昌典 バリー・ブザン
ダイヤモンド社 2005-11-03

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2008.02.24

リヨンで見た虹―映画をひっさげてきた男 稲畑勝太郎・評伝

4526040258リヨンで見た虹―映画をひっさげてきた男 稲畑勝太郎・評伝 (B&Tブックス)
岡田 清治
日刊工業新聞社 1997-05

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 明治時代に京都府の官費留学生としてフランスに渡り、帰国後は京都の織物・染色産業の発展に寄与。その後独立して事業家として大成し、大阪商工会議所の会頭、貴族院議員などを歴任した稲畑勝太郎の評伝。彼はフランス留学時代にオーギュスト・リュミエールと同級生だったことがあり、発明直後のシネマトグラフを日本に輸入している。ただし興行は自分では行わず、同じ官費留学生の仲間だった永田萬壽之助の実弟・横田永之助に譲った。この横田永之助が作った映画会社が、日本活動写真株式会社(のちの日活)だ。

 実業家・稲畑勝太郎を紹介する目的で書かれている評伝なので、映画にまつわる部分はそれほど多くのページが割かれているわけではないし、それほど詳しく書かれているわけでもない。著者は現代の社会のありようと勝太郎が生きた時代のありようを対比させながら、稲畑勝太郎というひとりの実業人のエネルギッシュな人生を浮き彫りにしていこうとしているのだが、そこに著者の価値観や時代感覚、歴史観が強く反映しすぎて、少々うっとうしく感じられることも多い。記述には繰り返しも多く、くどくどと同じことを何度も書かれている部分もある。

 肝心の映画についての記事も、それが勝太郎の人生の中でどう位置づけられているのかがよくわからない。勝太郎3度目の渡仏はモスリン紡織の研究と機械購入のためだったようだが、その仕事とシネマトグラフ輸入という映画史上の出来事が別々の章に振り分けられているのがわかりにくい。要するにこの本全体の構成やコンセプトに、かなりの難があるのだ。

 稲畑勝太郎についてまとまった記事の書かれた本はあまりないので、資料としては貴重なもの。リュミエール兄弟と稲畑勝太郎の関係、稲畑勝太郎と横田商会の関係など、これを読んでようやく納得できた部分も多い。

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2008.02.20

手帳フル活用術―仕事の達人、27人の「手のうち」!

4837974805手帳フル活用術―仕事の達人、27人の「手のうち」! (知的生きかた文庫)
中島 孝志
三笠書房 2005-03

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 手帳の使い方のノウハウを、様々な実例を通して紹介している本。書かれていることがすべて具体的なので、とても参考になった。もちろんすべてをこのままマネしなければならないというわけではなく、自分の生活の中に取り入れられそうなものもあれば参考にしろということだろう。目標を明確化し、それを何度も目で見て確認するというのは、この本の中で何度も繰り返し述べられていること。書いたら書きっぱなしで忘れてしまうのではなく、それを自分の目と頭で何度も反芻することが大切なのだ。

 とりあえず僕は、ToDoやスケジュールなど「時間」と結びついているメモについてはモレスキンのスケジュール帳にまとめ、映画鑑賞メモや仕事がらみもアイデアメモ、資料、反省メモなどはモレスキンのラージサイズノートに、具体的な締切がない仕事のアイデアなどはMDノートにまとめることにした。

 仕事のアイデアをそれだけで別ノートにまとめたのは、そうしないと「見返す」ということがしにくいためだ。アイデアの中には箸にも棒にもかからないつまらないものもあれば、やり方次第で面白い方向に発展していきそうなものもある。それは「見返す」ことで今後選別されていくだろう。

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2008.02.13

あなたの「話し方」がダメな理由―1分間で、人を「とりこ」にする方法

476671024Xあなたの「話し方」がダメな理由―1分間で、人を「とりこ」にする方法 (リュウ・ブックス―アステ新書)
福田 健
経済界 2006-08

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 1分間スピーチのノウハウについて書かれた本だが、長めの講義などにも参考になる記事が多い。長い文章が短い文章の積み重ねであるように、長い話も結局は短い話の積み重ねなのだ。

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