名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方
![]() | 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫) 鈴木 康之 日本経済新聞出版社 2008-07 by G-Tools |
映画批評家として独立する以前、僕はコピーライターだった。宣伝会議のコピーライター養成講座に通って広告コピーのいろはを学び、広告批評やコピー年鑑を見て一流コピーライターたちの仕事にうなり、新聞や電車の中吊り広告で現在進行形の広告を見ていた。コピーライター的な感覚や文章作法は今でも僕の中に生きているとは思うのだが、最近のコピーライターの仕事にはまったく注意を払っていない。というわけで、最近の名作コピーと呼ばれるものがどんなものなのか気になって、この本を買ってみた。銀座のブックファーストでベストセラーランキングに入っていたのがきっかけだ。
元コピーライターから見れば、ここには文章読本としてはごく当たり前のことが書かれている。読む人のことを考えろ、差別化しろ、気持ちを込めろ、取材しろ、当たり前のことにユニークな切り口を見つけろ、正しく説明しろ、文章を整理しろ、表現を磨け、などなど。それぞれ具体的な見本として、新旧さまざまな広告を持ち出してくる。中には僕が知っているものもあるし、知らなかったものもある。なかなか面白い。
コピーライターを目指している人だけでなく、これは企画書を書く人や、趣味のブログでコラムやエッセイのようなものを書いている人にも参考になる内容だと思う。
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