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2009.06.19

物語力(ストーリーりょく) ワートマンの「人の心を鷲掴みにする仕事術」

4872579240物語力(ストーリーりょく) ワートマンの「人の心を鷲掴みにする仕事術」 (East Press Business)
イースト・プレス編集部
イースト・プレス 2008-04-18

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 ストーリー論や物語理論の本ではなく、ビジネスの場でのコミュニケーションツールとして「ストーリー」を活用しようという本。最近ビジネスの世界で「ストーリー」が注目されている理由の一端を、この本からうかがい知ることが出来るような気がした。

 ここで紹介されている「ストーリー」はあくまでもビジネスの場で考えや情報を共有するためのツールなので、「どうやって物語を作るか」や「物語の構造はどうなっているか」といった物語自体についての理論はまったく語られない。ここで紹介されているのは「ストーリー」というほど大げさなものではなく、むしろ「エピソード」とか「逸話」とでも言った方がいいものかもしれない。成功談、失敗談、企業や商品や人物にまつわる伝説的逸話、楽しい話などをこまめにストックし、状況に応じてスムーズに取り出して共有していく。そうすることで人間同士の結びつきが深まり、仕事のモチベーションが上がる。とまあ、そんなわけだ。

 で、ストーリーをストックしておく方法だが、これは「ウィンブック」というものを作る。頑丈な作りのノート(長い年月にわたって使うため)に、自分の面白いと思った話、感動した話を書き取っておく。1冊終わったら次に移る。これはどんどん書きためていく。でもこれだけでは、当意即妙にストーリーを語るというわけにはいかない。そこで「ストーリー・マトリックス」という用途別・内容別の目次を作っておく。時間があれば「ウィンブック」を作り、「ストーリー・インデックス」に落とし込み、「ストーリー・インデックス」を眺めては「ウィンブック」を読む。これを繰り返すことで、ストーリーが身についてくるわけだ。ストーリーの構成要素としては「ストーリー・コーチ」を参考にするといい。

 ストーリーの効用をストーリー仕立てで紹介しているところがかったるいのだが、ストーリーをストックして、それにインデックスを付けて活用するという手法は、他の分野にも応用できるかも。

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