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2009.09.28

鉄則! 企画書は「1枚」にまとめよ

4484031116鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
Patrick G. Riley
阪急コミュニケーションズ 2003-10

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 図解式に企画書をA4用紙1枚にまとめろと主張する本が出ているけれど、この本はそれとはまったく異なった切り口から「A4で1枚」を主張する。ある企画に対してゴーサインを出せるだけの権限を持つ人は、仕事が忙しいので分厚い企画書を読んでいるヒマなどない。重要事項をすべて網羅した企画書があったとしても、それに全部目を通すのに30分かかるようでは最初から手にとってもらえないのだ。それよりは1枚の用紙に要点だけを簡潔にまとめた企画書を作ればいい。それは「簡単な企画」という意味ではない。データ的な背景はもちろんしっかりと詰めておく。準備は周到に進めておく。書こうと思えば50枚や100枚の企画書や事業計画書は作れるだろう。しかしそれを、1枚にまとめる。そうすれば熟読しても、3分か5分で決定が下せるだろう。細かな点は後から長い時間をかけて、詳細を詰めていけばいい。それが「1枚企画書」の意味なのだ。

 日米の「プレゼンテーション文化」の違いがあるので、これがそのまま会社勤めのサラリーマンに応用できるかどうかはわからない。しかし「下調べは周到に」「企画書は完結に」「どんな質問があっても答えられる準備を怠るな」というのは、どんな現場でも生かせることだろう。

 企画書の最後に、具体的に相手に行動してほしいことを書いておくというのも、僕にとっては目から鱗。「こんなにいいことがありますよ」「こんなにいいアイデアがありますよ」だけではダメなのだ。「だからあなたにこうしてほしい!」という要望があってこそ、相手はそれに対してイエスかノーかで即座に返事が出来る。「こんなことができます。どうしますか?」じゃダメ。「あなたが協力してくれることで、我々はこんなことができます。協力してください」というのが企画なのだ。

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2009.09.22

企画書は見た目で勝負 契約が面白いほどとれる企画書デザインのコツ

4568240298デザインビジネス選書 企画書は見た目で勝負 契約が面白いほどとれる企画書デザインのコツ
デザインの現場編集部
美術出版社 2009-09-15

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 ワードやパワポを使って誰でも簡単に文書が作れるのはいいけれど、ソフトの機能をフル活用して装飾過多な文書を作ってしまう失敗もよくあること。この本は「企画書」という切り口から、文章・写真・図版などが混在した文書のデザイン法を指南した本。書かれている内容はもともとデザイナーだった僕から見れば初歩の初歩、基本中の基本ばかりなのだが、デザイナーにとっては常識的な「デザインのコツ」を、実例を交えながら紹介していくのはとても親切だと思う。実際のところ、この本で紹介されている程度の「常識」をわきまえていないデザイナーも多かったりするのだ。

 全体は3つの章に分かれている。第1章は、ワードやパワポで作った文書がなぜかわかりにくかったり、垢抜けなかったり、ごちゃごちゃして見えたりする理由を具体的に解説するNG集。第2章は「黄金ルール」と称して、デザインのコツを要点ごとに伝授していくこの本の中心部分。第3章は、ありがちな失敗文書をルールに従って改善していく架空のケーススタディ。要するに「ダメな実例の現状」「デザインの理論」「理論を生かした改善例」という三段階になっているわけだ。

 というわけで構成もよくできているし、具体的な指導の内容も要点を踏まえて的確なアドバイスになっている。これは企画書を作る人だけでなく、ワードやパワポ(あるいは他のワープロやプレゼンソフト)を使って何か文書を作ろうという人には、一度目を通しておいて損がない本だと思う。できれば作業机のすぐ手に取れるところにおいて、何か文書を作るたびにNG集や黄金ルールに照らし合わせて改善点を見つけるといい。そんなことを繰り返していれば、ごく短期間のうちにデザインの要点が身につくと思う。

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2009.09.21

誤読日記

4167773058誤読日記 (文春文庫)
文藝春秋 2009-09-04

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 週刊朝日とアエラに連載されていた書評を1冊にまとめたもの。ベストセラーや話題の本を中心に、あの手この手で批評し感想を述べていく、その「切り口」の多様性と「切れ味」の鋭さは映画を批評する上でも参考になるかなぁ……というスケベ心で読んでみた。しかしこれ、面白いね。冒頭の「たのしい誤読生活のおくり方」には、見取り読み・脱線読み・見立て読み・やつし読み・鳥の目読み・虫の目読み・探偵読み・クロスオーバー読み・ひらめき読み・カウント読みなどが紹介されていて、これを見るだけでその後に続く書評の楽しさが期待できてワクワクしてしまった。そして、内容はこの期待を裏切らない。

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2009.09.16

八百万(やおよろず)のカミサマがついている!―日本人・その豊饒なる心情史

4904180100八百万(やおよろず)のカミサマがついている!―日本人・その豊饒なる心情史
志學社 2008-05

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 八百万のカミサマといっても神道系の話ではなく、日本各地に昔から伝わる不思議な生きものや精霊、妖怪やもののけ、怨霊や幽霊についての考察。取り上げられているのは、狐、クダ狐、ムササビとモモンガ、天狗、崇徳院、怪力のスガルや怪力の女たち、女相撲、高尾太夫と反魂香などの話。

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2009.09.12

深夜食堂 4

4091826865深夜食堂 4 (ビッグコミックススペシャル)
小学館 2009-08-28

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 大好きな漫画の第4巻。どこまで続くかはわからないが、この調子で淡々と続けてほしい。普段は物語の狂言まわしになっている店の主人が、今回の単行本ではひとつだけ物語に深く関わるエピソードがある。ただしこれも、その後は淡々としたものだけれど……。連続ドラマになるそうで、そちらも楽しみ。

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2009.09.10

思考の整理学

4480020470思考の整理学 (ちくま文庫)
筑摩書房 1986-04-24

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 ハウツー本ではなく、内容はエッセイ。しかしメモからノートに展開して発想を広げていく方法を語った部分などはハウツーの趣もあり、これはこれで面白いのだ。メモをしばらく寝かせてからノートに写す。そのノートをしばらく寝かせておいて、さらにメタノートに写す……といった方法は、そのまま参考になりそうだ。ただしこの本は25年前に出ているので、昨今のデジタルデバイスについての考慮は全くなされていない。例えばこの方法の中に、携帯電話のようなモバイル端末を入れるとどうなるだろうか? ネットブックはどうだろうか? EVERNOTEのようなクラウド・コンピューティング環境はどうなるだろうか? そんなことを考えると、この本に書かれているハウツーは「回答」ではなく、ひとつのヒントに過ぎないことがわかる。技術の発達と共にメモ術やノート術も変わっていく。

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