鉄則! 企画書は「1枚」にまとめよ
![]() | 鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ Patrick G. Riley 阪急コミュニケーションズ 2003-10 by G-Tools |
図解式に企画書をA4用紙1枚にまとめろと主張する本が出ているけれど、この本はそれとはまったく異なった切り口から「A4で1枚」を主張する。ある企画に対してゴーサインを出せるだけの権限を持つ人は、仕事が忙しいので分厚い企画書を読んでいるヒマなどない。重要事項をすべて網羅した企画書があったとしても、それに全部目を通すのに30分かかるようでは最初から手にとってもらえないのだ。それよりは1枚の用紙に要点だけを簡潔にまとめた企画書を作ればいい。それは「簡単な企画」という意味ではない。データ的な背景はもちろんしっかりと詰めておく。準備は周到に進めておく。書こうと思えば50枚や100枚の企画書や事業計画書は作れるだろう。しかしそれを、1枚にまとめる。そうすれば熟読しても、3分か5分で決定が下せるだろう。細かな点は後から長い時間をかけて、詳細を詰めていけばいい。それが「1枚企画書」の意味なのだ。
日米の「プレゼンテーション文化」の違いがあるので、これがそのまま会社勤めのサラリーマンに応用できるかどうかはわからない。しかし「下調べは周到に」「企画書は完結に」「どんな質問があっても答えられる準備を怠るな」というのは、どんな現場でも生かせることだろう。
企画書の最後に、具体的に相手に行動してほしいことを書いておくというのも、僕にとっては目から鱗。「こんなにいいことがありますよ」「こんなにいいアイデアがありますよ」だけではダメなのだ。「だからあなたにこうしてほしい!」という要望があってこそ、相手はそれに対してイエスかノーかで即座に返事が出来る。「こんなことができます。どうしますか?」じゃダメ。「あなたが協力してくれることで、我々はこんなことができます。協力してください」というのが企画なのだ。
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