民族名ぐらい認めろよ
在日韓国・朝鮮人社会は、日本で生まれた3世、4世が主流となり、1990年代半ば以降、毎年約1万人が日本国籍を取得している。しかし、現在の戸籍法では、常用、人名の双方の漢字表にない文字は使用できないため、「鄭(チョン)」や「姜(カン)」などの民族名は認められない。
世の中には「在日外国人にも参政権を」と主張する人がいるが、僕はそれに反対。定住外国人が日本人と同じ権利を得たいのなら、日本に帰化したほうがいいと思っている。その際は名前を日本風に改めたい人はそうすればいいし、そうしたくない人はそれまでの名前のまま、国籍だけ取得できるようにすればいい。
国籍と名前は本来別々のものであるはず。日本国籍取得者は、日本人のような名前にしろというのがどうも僕には奇妙な要求に思えるのだ。チョンさんやパクさんやキムさんという日本人がいてもいいし、ブッシュやクリントンという名前の日本人がいてもいいんじゃないの? それでどんな不都合があるのかね。使用漢字の制限が帰化の妨げになっているのなら、それについては多少弾力的に考えてもいいんじゃないだろうか。
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コメント
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ここに書いている人は、たぶん日本人であって、在日韓国、朝鮮人ではないとおもうので、こういうことが言えるのだと思う。様々な理由で日本に住まないといけないひとがいるなかで、参政権がほしいなら帰化しろというのは日本人のエゴであり、高麗民族の人間としては あえて日本人にはなりたくないとおもう。私は日本人にはなりたくない。しかし、過去の戦争で日本に住むしかない人にこういう心無い発言は控えよう。
投稿: 一市民 | 2004.06.23 21:47
在日コリアが帰化しようがしまいが、それは在日コリア自身の問題であって日本人には関係ありません。ただし「参政権がほしい」というのは別問題。在日コリアは日本国憲法が定める「日本国民」ではないのですから、選挙権がないのは当たり前。選挙権がほしいなら、帰化して「日本国民」になればいいのです。
日本国籍を有する「日本国民」になることと、民族的・文化的なアイデンティティとして「日本人」になることは違うはず。日本国籍を持つ日本国民でありながら、コリアン・ジャパニーズになる道だってあるんじゃないの?
もっとも昨今の在日コリアは生活レベルですっかり日本化してしまっているため、もはや「国籍」という部分でしか在日コリアとしてのアイデンティティが保てなくなっているのかもね。朝鮮語を流暢に話せる在日の「高麗民族」など存在せず、在日コリアの家庭でも家族同士が日本語で会話しているのが現状でしょう。
投稿: 服部弘一郎 | 2004.06.24 00:36