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2004.03.31

迷惑メールの大増殖

 @niftyのスパムメールブロックと迷惑メールフォルダーを使って、送られているゴミメールの9割以上を除去することに成功していたのだが、ここ何日か、迷惑メールフォルダーの学習型フィルターを通過するゴミメールがやたらと多くなっている。メールボックスをチェックすると、届いているメールの7~9割がゴミクズ。これをいちいち手でより分けて迷惑メールだと学習させるのだが、あまり効果がないように思う。ある程度は、スパムメールブロックの条件付けではじいた方がいいのかなぁ……。差出人が「Mail Delivery Subsystem」になっているものや、「POSTMASTER@~」というものを排除するだけで、だいぶ違うかもしれない。

 昨夜の大雨が嘘のようにいい天気。桜は満開。昼前に部屋を出て晴海のトリトンスクエアへ。そこから歩いて築地に出て、「とゝや」で昼食。さらに銀座まで出てWAKOの喫茶室でアイスコーヒーを飲んで時間を過ごす。3時半からヘラルドで篠原哲雄監督の『深呼吸の必要』を観る。かったるい甘ちゃん映画だと思ったが、ロケ撮影した沖縄の風景がこの映画を救っていると思う。タイトルは長田弘の同名詩集から取っているが、中身は長田弘と何の関係もない。

 6時から松竹で韓国映画『花嫁はギャングスター』。『猟奇的な彼女』に登場する凶暴な美女をさらに極端にすれば、ヤクザの組長になった美女が出来上がるということだろうか。この邦題、『キル・ビル vol.2』のポスターに付けても違和感がない。

2004.03.30

アフィリエイトは儲かるか

 映画瓦版やその下位コンテンツとなっているココログではAMAZONのアソシエイト・プログラムと、Google AdSenseを主たるアフィリエイト広告として利用している。他にも楽天アフィリエイトとか、初期から利用しているValueClickがあるけど、ここからの収入は今や微々たるもの。楽天はAMAZONで購入できないものや、AMAZONより明らかに値段の安い商品を購入する手がかりとしてバーナーを設定しているだけだし、ValueClickも映画評ページに張りまくってあるバナーをはがすのが面倒なので続けているだけだ。ValueClickなんて、一時は月に3万円ぐらい稼いでいたのに、今は月の広告料が数千円にまで落ちた。はがしたバナーはないのだから、要するにクリック数が減っているということ。その凋落ぶりはすさまじいものがある。

 AdSenseは2月に導入したのだが、今月から導入されたチャネルを使ってクリックされる場所を調べたところ、映画瓦版のトップページからのクリックが9割以上を占めている。個別の映画評ページやココログからは、ほとんどクリックされていない。映画評ページの広告については、設置場所を再検討する余地がありそうだ。

 AMAZONは四半期ごとの決算だが、映画瓦版では決算ごとに300万円ほどの売上を立てている。商品紹介料として入ってくるのは十数万円。ただしこれもバラツキがあって、前四半期の売上と現四半期を比べると、売上が50万円も違う。これで紹介料に2~3万の違いが出る。どうもAMAZONからの紹介料も、少しずつ減っているような気がする。もっともこれは、ボーナスプログラムの計算方法が、四半期ごとに変更になっていることにもよる。ボーナスプログラムに参加できる敷居を下げるかわりに、ある程度売上を立てている参加者への支払を落としているような気が……。まぁAMAZONとしては収益をどう分配するかという企業経営の問題だし、ボーナスプログラムという動機付けによってアソシエイト・プログラムへの参加者を増やしたいのだという思惑はわかる。

 結局のところ、アフィリエイト広告というのは1クリックあたりの単価や商品売り上げの何パーセントを契約者に支払うかという基準を、広告配信側が自由に決めているのだから、広告設置直後に大きな収入が得られたとしても、それが長く続くとは思わない方がいいように思う。それに広告は長く設置していると読者に飽きられて、クリック率はどんどん下がっていく。ValueClickの広告を、いまやクリックする人はほとんどいない。AdSenseも当初はかなりのクリック数があったが、今はその数分の1にまでクリック率が落ちている。物珍しさで広告をクリックしてくれる期間など、たかが知れているのだ。

 なんだかんだ言って広告としての効果がさほど落ちずに継続しているのは、AMAZONの商品リンクかもしれない。広告を設置する側が商品を自ら検索し、商品ひとつひとつにコメントをつけて登録するのがアフィリエイトの本道らしい。一度設置すればあとはメンテナンスフリーになるAdSenseは確かに楽だけど、それだけではいずれ広告としての効果を失ってしまう。炭酸飲料みたいなもので、美味しいのは最初だけなのだ。放っておけばただの色つき砂糖水になる。

 僕自身が得ているアフィリエイト収入は、月平均にすると5万円前後だろうか。世の中には月に数十万円を稼ぎ出す人もいるようだけれど、僕自身は今の状態だとこれが上限ギリギリぐらいかもしれない。気になっているものにAMAZONのWEBサービスがあるけれど、日本語のマニュアルもプログラミングの知識もないのでまったく手が出せない。AMAZONできちんと翻訳したガイドブックを作って、アソシエイト・プログラム参加者に販売すればいいのに……。

 以下、日記。天気が悪くて昼頃から小雨がパラパラ。図書館に行って予約していた「誰がイエスを殺したのか―反ユダヤ主義の起源とイエスの死」「十字架につけられたキリスト―福音書の受難物語」を借りてくる。ついでに石田一の「モンスター・ムービー」という本を借りた。ガイドブックとしては特別な新鮮味を感じないオーソドックスな作りなのだが、記事の中にちりばめられている著者の個人的な見解に映画批評としての冴えを感じるのだ。

 例えば『エイリアン』(79年)は女性賛美のフェミニズム映画ではなかったが、2作目から「女性の強さ」を前面に出すようになる。でもジェームズ・キャメロンが『エイリアン2』で描いたリプリーの強さは、本当のところ「女性」の強さではなく「母親」の強さであり、それは『ターミネーター』や『ターミネーター2』とも共通しているという分析。ここだけ図書館のイスでぱらぱら拾い読みして、僕はこの本を借りることを決意した。

2004.03.29

いよいよ4/2から放送スタート!

番組タイトル

 月曜日はいつも仕事の日なので、今日も仕事。隔週連載の映画コラムや月刊誌の締切、数種のメルマガ、テレビ用の原稿など、いくつもの締切がここ数日に集中している。結構大変。そのテレビ番組「ムービーストア on MONDO21」はいよいよ今週金曜日が第1回目の放送日になる。番組のホームページも近々オープンするはず。

 天気がいいので本当は花見にでも行きたい気分だが、まずは仕事仕事……。一応買い物には出たのだけれど、荷物が重くて近くの公園まで立ち寄る余裕がなかった。帰宅してカレーを作る。今回は牛すね肉を使ってみたけど、結論から言うとこれは牛すじには及ばないのではないだろうか。一応肉のかたまりが原型で残るので、ビーフカレーとしての体裁は整うんだけれどね。例によって1食分だけ食べて、残りは冷凍。

 とりあえず読む本がないこともあり、以前読みかけたまま放り出していたA・E・マクグラスの「キリスト教神学入門」に再チャレンジし始める。これは分厚くて重い(1キロ以上ある)ことがネックになって、外出時に持ち歩けない(持ち歩きたくない)のが欠点。家でコツコツ読み進めるしかないだろうけど、ベッドで読んでいても手が痛くなるんだよなぁ……。

2004.03.28

松井の特大ホームランに興奮

 日曜日にCSに行くというのが僕にとってひとつの生活リズムになっているので、それが急になくなるとなんだか日曜日は腑抜け状態。ぼんやりとインターネットを見て回ったりして日を過ごす。メールの返事を出したり、ぼちぼち映画の感想を書いたりもしているんだけど、あまりはかどりはしない。ダメだなぁ。

 午後は借りていた本を返すため図書館へ。途中で図書館の利用カードを持っていないことに気づいたのだが、本を返すだけなら利用カードは不要。そのままカウンターで本を返した後、本棚をうろうろする。キリスト教関連の棚でクロッサンの「誰がイエスを殺したのか―反ユダヤ主義の起源とイエスの死」を発見。あ、こんなことなら、ちゃんと利用カードを持ってくるのだった……。帰宅してからこの本と、レイモンド・E・ブラウンの「十字架につけられたキリスト―福音書の受難物語」をインターネットで図書館に予約しておく。

 インターネットで検索していて気づいたことだけれど、月島の図書館にはなぜか聖書学の本が充実している。上記2冊も所蔵は月島図書館だ。他にもバートン・L・マックの「失われた福音書―Q資料と新しいイエス像」(現在版元品切)と「誰が新約聖書を書いたのか」が収蔵されている。(「キリスト教という神話―起源・論理・遺産」は未収蔵。)この2冊は「誰がイエスを殺したのか」の次ぐらいに読もうと思う。しばらくはこの手の読書を続けるつもり。

 テレビでジャイアンツとヤンキースの試合を観ていたら、2回表にいきなり松井の特大ホームランが飛び出して興奮。その後NHKの「新選組!」にチャンネルを切り替えたのだが、こちらも面白くなってきている。

2004.03.27

『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』

 映画の感想をコツコツ書き続ける。残り1本の段階で夕方。読み終わった本を図書館に返したかったのだが、外出の予定もあってちょっと時間がない。手土産を買おうと近くのレバフライ屋に行ったら、「1時間後に10本で終わり」と言われたため、今回はあきらめることにする。薬屋で現像済みの写真を受け取った後、肉屋で焼き豚を買ってこれをお土産にすることにする。

 地下鉄で麻布まで出て、Tさんのお宅で毎年恒例のミュージカル映画上映会。今年はドタキャンなども多くて参加人数はいつもより少なくなったのだが、部屋の大きさなどを考えるとこの程度が本当はいいのかも。数年前には部屋がすし詰め状態で、身動きが取れなくなったこともある。もともとはニフティサーブの映画フォーラムのメンバーだった人たちが中心の集まりで、フォーラム全盛期には他にもオフ会などでしばしば顔を合わせる人たちだったのだけれど、フォーラムが衰退した今となっては年に1度ここでしか会えない人も多くなってしまった。いつもならSさんがミュージカル映画のさわりを編集してくるのだが、今回は惜しくも欠席。ありもののビデオやDVDを観る。でも今回は、互いの近況報告や雑談が盛り上がったかも。何しろ年に1度しか会わないし……。

 ミュージカル映画の話を離れて、Tさんが暗黒舞踏の土方巽の話をはじめた。土方巽の業績や功績を否定するつもりはさらさらないが、その存在がすっかり神格化されてしまっているのはかえってバランスを欠くかも……という話。そこで石井輝男の『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』の話になった。「オークションで怪しいDVDを買って持っている」というので、まだこのカルト映画を見たことのない人から「見せてくれ」との声。で、見始めたら、これにみんなすっかりハマってしまった。土方巽のモノスゴサに負けない映画のモノスゴサに、皆がゲラゲラ笑っている。僕はずっと以前に大井武蔵野館でこの映画を観ていたが(当時の感想)、それでも改めて観るとやっぱりスゴイ。最初は土方巽の登場シーンだけを見るつもりが、結局ほとんど全部(主人公たちが島に到着して以降)を最後まで見てしまった。

 名残惜しいながらも、僕はここで帰宅。Tさん宅名物のもつ鍋、各人が持ち寄った様々な食べ物、帰宅直前に食べたキーマカレー、ビールやワインなどの飲み物類で、胃袋がはち切れそうなほど満腹。寝る前に体重計に乗ったら、出かける前より2キロ増えてた。留守電に明日のCSはキャンセルとのメッセージ。なんだ、これならTさんのところで一晩明かしてもよかったかも。でもそれじゃ胃袋がもたないか……。

 帰宅してから現像の上がった写真をパソコンに取り込む。今回は実験的に同時プリントと一緒にCD-R(KodakのPicture CD)への書き込みサービスを頼んでみたのだが、これは結構いいかも。コンタックスで撮影した映像が、そのまま1536×1024ピクセルのデジタル画像としてCDになるのだ。もちろんデジカメ撮影に比べればずいぶん割高だし、画素数もそれほど多くないのだけれど、コンパクトデジカメのちゃちなレンズより、やっぱりコンタックスの方が色の乗りがいいのは確かなのだ。

2004.03.26

『キューティーハニー』はイイぞ!

 午前中に今日締切のメルマガ原稿を1本仕上げて入稿。じつはこの存在を、昨日の夕方まで忘れていたのだ。試写室の中で気づいて青ざめたよ……。

 映画の感想を少し書く。本当は午前中から試写を1本観ようと予定には入れてあったのだが、試写室まで遠いし、ちょっと億劫になってやめてしまった。これはまた後日、機会があれば観ることにしようと思う。次が(試写状によれば)最終になっているので、微妙といえば微妙なんですけどね。

 午後は京橋で試写を観ようと思ったら、これが試写室間違いでお目当ての映画はやってない。しょうがないのでしばらく銀座をブラブラ。天気がいいので「花見にでも行っちゃおうかなぁ」と思ったものの、気を取り直して試写状を再チェック。歩いていける範囲で2本ほど繰り上げられる試写があったので、今日はそれらを観ることにした。

 まずは3時半からTCCで『エージェント・コーディ』(ムービーアイ・エイタテインメント配給)というキッズ・スパイもの。これは面白かった。先行している『スパイ・キッズ』は小学生が主人公だったけど、こちらは中学生が主人公になっていて少し年齢が上。その分、内容もちょっぴりハードでシリアスなものになっている。007映画の中学生版なんだけど、アクションシーンのスケールや迫力は本家に負けてない。セットの美術なども、往年の007タッチ。最後は主人公が女の子といちゃついているところに、本部から電話連絡が入って……というパターンまで007をきちんと踏襲している。

 食事をしてからワーナーで『キューティーハニー』。これはすごく面白かった。映像的にはチープなんだけど、そのチープさも含めて「遊び」が感じられるのだ。観ていてすごく楽しい気分になってくる。続編作ってほしいなぁ。作ってくれよ。たぶん作るよね。こういうのは、続編作らなくっちゃ! 映画のあとはニヤニヤしながら有楽町まで歩いて、地下鉄で帰宅。

 「ナザレ派のイエス」を読了。1世紀のユダヤの習慣や諸宗派との思想的な比較など、面白いと思う部分もあるんだけど、やっぱりこれは著者である前島誠の個人的な「信仰告白」に過ぎないと思う。まず問題だと思うのは、福音書を生み出した各信仰共同体の思想的な偏りを無視して、聖書の記述をすべて歴史的な事実だとこの著者は考えているらしい。その上で自分に納得のできない部分については、福音書が成立した後代の加筆・改編・脚色・誤りだとする。

 イエスの誕生にまつわる物語も、死や復活のドラマも、福音書の記述はそれぞれまちまちで矛盾に満ちている。でも「ナザレ派のイエス」の中ではそうした矛盾に目をつぶり、すべての記述を適当に時系列に並べて、それがイエスの生涯だと言ってしまう。これは歴史研究ではなく「信仰」の世界でのみ成立すること。ユダの裏切り、イエスとマリアの確執などは、聖書の記述や他の聖書研究の解釈を大きく逸脱して、もはや「聖書をモチーフにした小説」の領域にまで達していると思う。この本のような解釈を「間違い」だとは言わない。そもそも聖書をもとにしてイエスの生涯をたどろうとすれば、それはどこかで「小説」になってしまわざるを得ないからだ。でもこうした「小説」を何の断りもなく記してしまうことは、聖書研究の本として逸脱しすぎていると思う。

 そもそもこの本を読んでもわからないことがある。それは、イエスはなぜ殺されたのかだ。イエスの活動や説教が、他のパリサイ派やハシディームの説教師とさして変わらないのなら、なぜイエスだけが逮捕されて無惨に殺されなければならなかったのか……。

2004.03.25

「ナザレ派のイエス」の面白さ

 「ナザレ派のイエス」を半分ほど読んだ。この本は福音書の記述を、同時代に成立したユダヤ教の伝承をもとに豊かに肉付けしてみせる。1世紀当時のユダヤ人社会の様子などは、読んでいて「なるほどな」と思う部分も多い。でも同じぐらい「そりゃ違うんじゃないの?」と思うところも多かったりしてスリル満点。

 例えば有名な山上の垂訓の『義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる(マタイ5:6)』を引き合いに出して、ここで言われている「義」を「貧者に対する施し」のことだと解釈するような例だ。これは面白い。マタイのこの箇所は「義に飢え渇く人々=正義を欲している人々=今現在不正によって苦しめられている人々」と解釈されるのが普通だと思うけれど、同じ説教がルカ6:21では『今飢えている人々は、幸いである、あなた方は満たされる』になっていて、「義」なんて言葉は最初からない。これは単なる経済的な困窮の様子を述べているに過ぎない。でもマタイの「義」を「施し」と読み直すと、マタイもルカも同じことを述べていることになるわけだ。

 ただしそれと同じ理屈で、『義のために迫害される人々(マタイ5:10)』まで解釈するのは、かえって何を言っているのかよくわからなくなってしまうのではないだろうか。これは「義」を普通に「正しいこと」と読み取る方がわかりやすい。「義のために迫害される人々」とは「正しいことをしたがために周囲から責めを負わされる人々」のこと。1世紀のパレスチナでも「正直者が馬鹿を見る」ということがまかり通っていたのだろう。それに対してイエスは、「正直者は馬鹿を見るかもしれないけど、そういう人たちこそ天国に入れるんだよ」と言っているのだと、僕は素直に解釈している。

 イエスの教団が病気の癒しによって信者を獲得していったのは聖書を読めば誰にでもわかることだけれど、その際に手にした「謝礼」が、教団の維持費用になっていたという指摘には目が覚めるような気がした。日曜学校育ちの僕は、これまで何となく「イエスは無償で患者を治療した」と思っていたのだ。

 ただ、どうしても腑に落ちない解釈も多い。イエスと母マリアの間に確執があったという断定など、僕にはどうしても納得できないのだ。しかもこれ、特にユダや的な解釈などではなく、著者が聖書を普通に読んでいて思いついた解釈のようだ。僕自身はこの著者とはまったく正反対に、むしろイエスは父ヨセフとの関係に何らかのトラウマを抱えていたと考えている。そのトラウマが核となり、実際の父との間では結べなかった父子関係の代償として、「天の父なる神」への絶対的な信仰が形作られたというのが僕の仮説。

 1世紀のパレスチナで話されていたのは「アラム語」というのが定説だが、「ナザレ派のイエス」の著者はイエスの使っていた言葉をヘブライ語だと言う。どちらが正しいのか、専門家ではない僕にはよくわからない。ただ「ナザレ派のイエス」という本は、ギリシャ語で書かれた新約聖書を当時の日常語だとされてきた「アラム語」ではなく、「ヘブライ語」に戻して解釈しようとしている本なのだ。だからこの著者の「仮説」を成立させるためには、何が何でもイエスの使っていた言葉が「ヘブライ語」でなければ筋が通らなくなってしまう。「義」を「貧者への施し」と解釈したりするのも、そうした「ヘブライ語による解釈」のひとつなんだけどね……。

 まぁ僕自身はクリスチャンではないので、聖書の読み方にいろいろな幅がある方が面白いと考えている。どうせ「絶対にこれが正解!」なんていう解答はないのです。だったら選択肢をなるべく多く用意して、その中から読者が自由に、自分の納得できる読み方を選べる方がいいんじゃないだろうか。残り半分、がんばって読もう。

 以下日記になるが、午前中は映画の感想文を少し片付ける。だいぶ追いついてきた。午後は試写3本。まずは京橋のメディアボックスで『家族のかたち』(クレストインターナショナル配給)というイギリス映画。ロバート・カーライルのダメおやじぶりを観ると、「やっぱりお前はそうでなくちゃね」とみょうに納得してしまうのはなぜだろう。2本目は松竹まで歩いて、ノルウェーとスウェーデンの合作映画『キッチン・ストーリー』。これは面白かった。

 食事をしてからギャガに移動し、ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ主演の『21g』を観る。物語の流れをばらばらにほぐし、それを寄せ集めたような不思議な構成の映画。物語自体はかなり強引な部分もあると思うのだけれど、この「寄せ集め」の手法がミステリーのような味を生み出して、観客をぐいぐい映画に引き込んでいく。しかしこれ、出演している俳優が有名だからこそ成り立つ手法だと思う。無名キャストでここまで物語を解体してしまったら、観客は何が何だかさっぱりわからなくなるだろうに。

2004.03.24

『CASSHERN』に複雑な気持ち

 「そして殺人者は野に放たれる」を読了。チャップリンは映画『殺人狂時代』の中で「人ひとり殺せば悪人だが、百万人殺せば英雄になる」と言った。だがこの日本では、人ひとり殺せば無期懲役、ふたり殺せば死刑だが、3人以上、殺した人数が多くなればなるほど無罪放免になる可能性が高まるらしい。誰もが同情するような切実な事情で人を殺せば重罰が科せられ、誰も理解不能な些細な理由や身勝手な言い分で人を殺せば無罪放免。これはもう、チャップリン映画以上のブラック・ユーモアだよなぁ。殺された方はたまったもんじゃない。

 昨夜書いた差し替え用の原稿を、メールで送りそびれていたことに午前中気づく。あわててメールすると同時に、スタジオに直接FAX送信。やれやれ。

 午後は試写を1本別日に移して、3時半からGAGAで『白いカラス』。結構混んでいたけれど、そんなに面白い映画とは思えなかったけどなぁ……。

 食事をしてから書店などで時間を潰し、7時過ぎに五反田のイマジカ第1試写室へ。7時半から紀里谷和明の初監督作『CASSHERN』の完成披露試写。ご存じ宇多田ヒカルの旦那様だが、1968年生まれだというからだいたい僕とも同世代か。原作となっているテレビアニメ「新造人間キャシャーン」をリアルタイムで見ていた僕としては、今回の映画にはちょっと複雑な感想を持った。

 まず映画の基本設定や意匠については原作アニメを踏襲していると思う。キャラクターの名前もポジションもほぼ同じ。ロボットのデザインがアニメ版をなぞっているうれしさ。キャシャーンのコスチュームはちゃんとアニメ版をアレンジしているし、腰のジェットで空も飛ぶ。ロボット犬じゃないけどフレンダーも出てきます。白鳥型ロボットは出てこないけど、ちゃんと白鳥型のオブジェが出てくる。ただ映画は中盤から、「新造人間キャシャーン」の世界を離れていく。これは「新世紀エヴァンゲリオン」じゃないの?

 まぁこちらは「仮面の忍者赤影」が『RED SHADOW 赤影』になってしまったという経験を持っているから、それに比べればこの『CASSHERN』は十分に許容範囲内。

 ところで今回の試写では、受付でプレスシートを配っていなかった。配っているのは小さなカードで、そこに印刷されたキーワードを公式ページで入力すると、プレス用のページにアクセスできるようになるという仕掛け。これはインターネットにアクセスできない人は、プレス用の資料にアクセスできないということ。これは結構、すごいことだと思う。

 帰宅したら郵便ポストにAdSenseからの小切手が入っていた。シティバンクに口座作らなきゃ。

2004.03.23

ムービーストア on MONDO21

 午前中にメルマガの編集と配信手続き。その後映画の感想を書き始めるのだが、昼にはまるで間に合わない。午後は試写を2本ほど観る予定だったのだが、これは別日に回す。予約していた本が図書館に入っているという連絡を先週受けたのだが、取り置き期間が今日までなので大急ぎで取りに行く。予約していたのは日垣隆の「そして殺人者は野に放たれる」。ついでに前島誠の「ナザレ派のイエス」を借りる。これは映画『パッション』を観る前の予習みたいなもの。

 一度帰宅して映画の感想を少し書いたあと、テレビ番組のプレビューのために恵比寿のプロダクションへ。4月からCSやCATVで放送される「ムービーストア on MONDO21」という30分の映画情報番組。僕はこの番組の企画・監修を担当しているのだ。「映画瓦版」のテレビ版というのが作り手側のコンセプトなのだが、新作映画ではなく、主としてDVD発売されているセミクラシック映画を取り上げる。毎回「SF映画」とか「特殊メイク」などのテーマを決めて、それに合わせた作品を数本選び、さらにゲストを招いて作品について語ってもらうというのがメイン。他にも映画にちなんだショップを見て回ったり、映画業界関係者と会ったりするコーナーがある。グラビアアイドル風の女性タレントも何人か出演するなど、それなりに賑やかな番組です。

 今回は第1回放送分のプレビューだったのだが、「映画瓦版」の色合いはかなり濃くなっている。僕自身も5月か6月頃には、番組に直接出演することになりそう。じつは5月以降の作品ラインナップについて、MLの参加者に意見を出してもらったりしている。今後も「映画瓦版」とからめながら、番組の企画を進めていく場面が多いかもしれない。とりあえず9月までの放送が決まっていて、その後も「長い番組にしたいね」とスタッフ間では話している。

 とりあえず最初は素材の集めやすさという点からDVD中心の番組になるが、その後は新作映画も取り上げながら、より「映画瓦版」のテレビ版というカラーを強めていきたいと思っている。CSやCATVというマイナーな分野とはいえ、自分の“個人番組”を持っている映画批評家はそれほど多くないと思うよ。もちろん番組中の「映画コーナー」を担当している人は多いだろうけど、「ムービーストア」は丸々1本が僕の個人番組だもんね。

 プレビューのあとディレクターのTさんやプロデューサーのKさんと夕食。今後の番組のあり方や作り方の段取りなどについて話をする。帰宅は12時近かったが、プレビューで不具合が見つかった箇所の訂正原稿を作ってTさんに送る。

2004.03.22

AdSenseの新機能

 ココログで作っている3つのサイトと映画瓦版に設置しているGoogle AdSenseなのだが、少し前に機能強化されて、広告ごとに「チャネル」を割り当てられるようになった。今まではAdSenseと一度契約すると、どのサイトのどのページに広告を貼り付けても、レポートページに表示される結果はその合算のみだった。つまり実際にどのページのどの広告がクリックされているか確認できなかったのだ。広告ごとにチャネルを割り当てると、それを別々に集計することができる。僕は数日前に、「映画瓦版」と「新佃島」「映画ニュース」「時代劇」というチャネルを作ってみた。今日あたりからその結果が出ている。

 このレポート結果を見る限りでは、ココログからはほとんど広告がクリックされていない。クリックされているのはほとんどが「映画瓦版」からだ。まだレポートを取り出してわずか数日だが、とりあえず現時点ではそういうこと。あまり差があるようなら、ココログからは広告を取っ払ってしまうことを考えてもいいかも。むしろココログからよくクリックされているのは、AMAZONの個別商品リンクだ。ただし同じAMAZONでもライブリンクはあまり効果がない様子。

 チャネルについてはまだデータを取り始めたばかりなので今の段階で判断を下してしまうのは早計だろう。僕のココログはそもそもアクセス人数が少ない。ココログプラスのアクセス解析を見る限りでは、1日の総ページビューは選数百程度。トップページへのアクセスはその半数だから、実際の読者数はそれのさらに半分だとして数百人ぐらいだろうか。以前から映画瓦版の10分の1というのが日記ページへのアクセス目安だと感じているので、この計測結果は当たらずといえども遠からずだと思う。

 同じアクセス解析を見ると、「映画ニュース 二番煎じ」「時代劇の今日この頃」はまだまだアクセス数が少ない。もっとも「映画ニュース」は自分自身のメモや控えのために作っている面がある。オンライン上で新聞の切り抜きを公開しているようなものだ。「時代劇」も同じようなスタンスだが、こちらはニュースの件数が少ないのでまったく作業は苦にならない。

 以下日記。今日は1日中仕事。午前中にT社から依頼されているメルマガの編集を終えて入稿してしまう。その後はA社から依頼のあった映画コラムの第1回原稿を書く。どんな媒体の仕事も、最初の第1回目というのは勝手がわからず苦労する。そんなわけで、小さな原稿ではあるけれど、これもかなり苦労した。自分では「これでよし」と思っても、編集者の狙いとずれていては意味がないので入稿時はおっかなびっくりだ。締切は明日だが早めに入稿。結果としては編集者も満足してくれて、これはこれで一安心。

 残りはメルマガと映画の感想か……。夜のうちにどの程度できるものか。

2004.03.21

牛すじカレー再び

 午前中はCS。帰り道にNTTフレッツのキャンペーンに引っかかって、銀座通りの大型ビジョンに特製CMが流れることになった。そのためまっすぐ帰らず、昼過ぎまで銀座で過ごす。小腹が空いたので松屋銀座の地下でコロッケ買って、屋上で食べる。天気がよくて気持ちいい。問題の映像を見たあと、銀座のタパスタパスでパスタランチ。量が多くてちょっともてあます。コロッケ食べていたから当然か。再び松屋に戻って、牛すじ買って帰宅。

 眠さに負けて少し寝る。夕方起きて近くのスーパーでタマネギを購入。牛すじカレーを作り始める。今回は前回の反省もあって、より楽ちんな方法をとってみた。以下、レシピ。例によって調理には圧力鍋を使っている。

○材料
牛すじ肉 500g程度 (100g70円だとして350円)
タマネギ 大2個 (100円ぐらい)
ニンニク 2片 (ニンニクは丸ごと3個で100円ぐらい)
カレールー 大箱の1/2 (大箱1つが200円ぐらい)

○作り方
1.牛すじ肉を圧力鍋に入れ、ひたひたの水を入れて圧力をかけずに一度ゆでる。煮立ったらゆで汁を捨てて、牛すじをよく洗い、アクや汚れを取る。
2.鍋の内側をペーパータオルなどでぬぐってから(もちろん鍋を洗ってもいい)、1口サイズに切った牛すじとニンニクを入れ、かぶる程度の水加減でガスに火を付け、30分加圧。
3.ガスの火を切ったら、鍋の圧力が下がる間にタマネギをざく切りにしておく。圧力が下がったら切ったタマネギを鍋に入れ、さらに30分加圧。その後は自然に圧力が下がるまで待つ。
4.鍋のフタを開けて、ヘラでかき混ぜながら再加熱。タマネギやニンニクはバラバラに溶けて原型がなくなるはず。ここで上面に浮かぶ余計なあぶらをすくって捨ててしまう。
5.一度火を止めて固形のカレールーを割り入れ、再加熱してとろみが付くまでかき混ぜ完成。

 これでカレー5~6皿分の劇ウマ牛すじカレーができます。材料費は全部で600円かかってない。所要時間は全部で1時間半ぐらい。面倒くさいのは最初に牛すじを下ゆでする時ぐらいで、あとは鍋に材料を放り込んでとろ火で煮るだけ。キッチンタイマーがあれば、ずっと火のそばに付いている必要もない。テレビを見てもいいし、本を読んでもいいし、ビデオを見ていてもいい。基本的に鍋ひとつでできてしまうものなので、洗い物はそんなに出ないと思う。

 僕は前回半量を冷蔵容器で冷凍保存したのだが、今回は1食だけ食べたあと、残りは小さな冷蔵用バッグに1食分ずつ小分けして冷凍してしまった。これで好きな時に、牛すじカレーが食べられる。

2004.03.20

『ブラザー・ベア』は映画館がらがら

 午前中から仕事の準備。週明けにいくつか原稿の締切がある。映画の感想も書いていないので、それも片付けなければならない。その合間に、ココログのメニューを整理する。「新佃島・映画ジャーナル」のINDEXを整理して「映画瓦版」や「映画ニュース 二番煎じ」の項目を削除し、かわりにこれらが掲載されている「関連サイト」をメニューに加えた。この方が3つのココログの関係がわかりやすいと思う。

 ココログプラスになって簡単なアクセス解析機能が付いたのだが、これを見る限りでは「新佃島・映画ジャーナル」へのアクセスがやはり一番多いようだ。「向井亜紀」とか「牛すじカレー」などを検索して、ページにアクセスしてくる人も結構いるようだ。牛すじカレー、また作ろうかなぁ……。

 夕方に部屋を出て、有楽町の吉野家で夕食。豚丼を食べたが、以前食べた時より味はよくなっているように思う。吉野家は先日「豚丼セール」をやっていたが、たぶんメニューを減らして豚丼一本にしたいのだろう。そもそも「牛丼一筋」を社是としてきた吉野家の厨房は、多品目メニューに対応できるようになっていないのだ。豚丼メインで、あとは定食程度なら、牛丼時代と同じように効率よい作業ができるはず。ただ将来牛肉の輸入が再開された時、豚丼はどうなるのだろうか……。豚丼も結構評判がいいので、これは牛豚の2本立てにするのかな。

 食事のあとは有楽町マリオンの日劇3で『ブラザー・ベア』。クマを殺した男がクマに生まれ変わり、殺したクマの子供と一緒に旅をするというお話。相変わらずひねりのないドラマ構成。このあたりは『ファインディング・ニモ』などのピクサーアニメに数段劣る。「敵の身になって考えてみよう」「敵にも家族がいるし、愛し合う仲間たちがある」というメッセージは、最近のアメリカのイラク戦争を批判しているようにも思える内容。でも「クマ」がロシアを象徴する動物だということを考えると、これって冷戦後のアメリカとロシアの関係を描いた映画なのかもね。「昔は悪の帝国だと言って憎んでたけど、今はそんなこと思ってないよ」という、アメリカからロシアに対するメッセージが『ブラザー・ベア』というわけだ。

 日劇は全席指定席なのだが、映画館の中はガラガラに空いている。こういう時は、むしろ自由席にしてしまった方がいいんじゃないだろうか。がら空きの映画館の中で座席指定に縛られたまま身動きできないというのは、何となく不合理な気がする。混んでいる時に全席指定はありがたいのだが、空いている時にまで律儀に同じことをすることはない。それは雨の日の花壇に、じょうろで水をまくようなものだ。

2004.03.19

玉乃光酒蔵でみぞれ酒

 試行錯誤しながら「映画ニュース 二番煎じ」というブログで映画ニュースをクリッピングしている。1日ごとにニュース記事の見出しだけを掲載する形にしてみたのだが、これだと見出しがすぐ出ないので、RSSリーダーを使っている読者には魅力が薄くなるかも。でもまぁ、いちいち記事を作るよりはこの方がいい。

 現在見出しのリンクを作るために、ニュースサイトの記事一覧から「見出しのテキストをコピー」「見出しのリンク先をコピー」という二段階でコピーしているのだが、これを1度で済ませる方法はないものだろうか。どうも面倒くさい。時間がかかる。映画ニュースは件数が多いので、このコピー&ペースト作業だけで30分ぐらい平気でかかってしまう。まぁ映画ニュースなんてそれほど数が多くないので構わないけれど、映画賞の時期や話題作の公開時期など、ニュースの本数が多くなればそれだけ負担が増えてくるだろうしなぁ……。

 午後は映画美学校で試写を3本。まずは俳優の今井雅之が初監督した『SUPPINぶるうすザ・ムービー』。これが久々に観たダメな映画。もともと舞台劇だったものを映画にしたようだが、映画を観ていてもまるで小劇場の芝居を観ているような雰囲気。登場人物が状況をすべて台詞で説明したり、大声で怒鳴り合ったりする。舞台ならこれでもいいだろうけど、映画ではもっと別の表現にしないとダメだろう。今井監督は舞台と映画の違いが、まだよくわかっていないのではないだろうか。

 2本目は韓国の青春映画『子猫をお願い』(ポニーキャニオン、オフィス・エイト配給)。高校の仲良しグループが卒業した後、それぞれ別々の道に進んでいって……という、『セントエルモス・ファイアー』みたいな映画。ありがちなパターンではあるが、それなりに面白い。携帯電話やメールがうまく使われていて、日本の女の子たちにも共感できる映画になっているんじゃないだろうか。

 3本目は映画美術の第一人者・木村威夫の初監督作『夢幻彷徨 MUGEN-SASURAI』(ワイズ出版配給)。30分強の短編だが、画面の密度がすごい。映画が早く終わったこともあり、夜は八重洲地下街の玉乃光酒蔵で夕食をかねて少し飲む。以前ランチに訪れたことがあり、次は夜来てみようと思っていた店だ。ビールで喉を湿らせたあと、みぞれ酒を注文。やはり美味い。料理も美味。閉店が10時半と少し早いのが欠点か。まぁこれは地下街の店という事情もあるのかもしれない。

2004.03.18

ココログ3本立て体制

 ココログプラスにアップグレードしたので、これまで別々のアカウントで運営していたココログをひとつにまとめることにした。日記と書評とコラムめいた雑文を主体としたこの「新佃島・映画ジャーナル」に加え、映画ニュースのクリッピングを主とした「映画ニュース 二番煎じ」と、時代劇関連ニュースをクリッピングする「時代劇の今日この頃」だ。どれも自分の趣味と仕事にそのままつながりそうなコンテンツなので、更新はそれほど負担にならないと思う。

 「時代劇」はともかくとして、「映画ニュース」はニュースサイトを見て回ってもかなり本数が多いので、どのような形にするのがいいのか現在試行錯誤の真っ最中だ。ニュースをクリッピングしておくと、メルマガを作る時などに便利だろうなぁ、と漠然と考えているのだが、本数があまり多くてはクリッピング作業が負担になって続かなくなってしまう。とりあえず、ニュース記事のソースまでさかのぼってリンクを張るのをまずやめた。次にニュースにコメントを付け加えるのも止めた。これで負担はだいぶ減るが、記事中に本文の一部抜粋を掲載するだけで、一覧性が大きく損なわれるように思う。これをどうしていくか。今後いろいろ考えなければなるまい。

 「時代劇の今日この頃」については、一言コメントと記事の抜粋という形にしている。時代劇ネタの記事なんて、それほど多くないからこれはこの方がいい。パッと見て、どんな記事なのかわかる方がいいだろう。

 「新佃島・映画ジャーナル」は、日記にだけタイトルに「日記」という一言を入れていたのだが、これは取りやめることにした。最初のうちはニュースのクリッピングや他のサイトの紹介など、記事を埋めるためにいろいろがんばっていたのだが、最近は記事の9割が「日記」だから、わざわざ「日記」と断ることがバカバカしくなってきたのだ。今後このサイトはあまり張り切らず、日記主体に、時々「書評」を書くぐらいが関の山だと思う。結局、新しいツールがあてがわれても、新しいコトなど何も始まらないのだ。

 午前中は映画の感想を書く。午後はGAGAで試写を観ようと思ったら満席で入れなかった。ここまで来て残念。「20分前には補助椅子が出ました。今日は4階のの試写室も満席なんです」と言われては仕方がない。今日は4時からニフティでフォーラムの担当者と面談があったので、それまで本屋などで時間を潰す。

 大森のニフティ本社に出向き、コミュニケーションビジネス部のOさんと面談。フォーラムの今後や新しい企画についていろいろと話す。とりあえず現在TTYで続けているフォーラムはあと1年の延長。だがウェブでの展開をどうするのか、という話をあれこれしていた。今回はこの件で結論が出なかったのだが、とりあえず企画とやる気次第では、今後新フォーラムを作ることも可能になるらしい。僕は漠然と「やりたいこと」はあるし、そのための「やる気」もあるのだが、やりたいことの内容が「漠然」としたままでは企画として成立しない。これについては、周囲の意見なども聞きながら、もう少し企画を詰めていこうと思う。案外ニフティと、面白い仕事ができることになるかもしれない。(それがビジネスとして成立するかはまた別問題だけれど……。)

 帰宅してココログの1本化作業をする。FJIDAIのIDで作ったココログから記事を吐き出し、「新佃島・映画ジャーナル」と同じIDで吸い上げる。あとはデザインをちょちょいと手直しして完成。

2004.03.17

日記|テレビ番組の打ち合わせ

 午前中にようやく映画の感想をすべて片付ける。午後はワーナーで試写を1本観ようと思っていたのだが、これを観ると次の試写に間に合わないんじゃないの?と思って取りやめ。で、次の映画というのはイマジカで観た『コールド マウンテン』なのだ。これはすごくいい映画だった。アカデミー賞はほとんどダメだったけど、それも納得できる骨太の反戦映画だった。

 物語は南北戦争期のアメリカ。物語自体はラブストーリーになっているのだが、「残酷な戦争なんてやめて故郷に帰ろう」「戦争は悪だけを生み出す」というメッセージがダイレクトに伝わってくる。戦場の残酷さ。銃後の悲惨さ。平和な故郷の町も、戦争によって引き裂かれていく。隠されていた人間のサディズムが、戦争という状況の中で表に浮上してくる。この映画の中には、正しい戦争も、男らしい兵士も出てこない。兵隊たちはみんなならず者。平和に暮らす人々から、食料や財産や命を平気で奪う冷酷非情な人殺しでしかない。

 アカデミー賞は「戦争は悪だ」「正しい戦争なんてない」と主張する『コールド マウンテン』より、善と悪との二元論的な戦いを描いた『ロード・オブ・ザ・リング』を「現代アメリカを代表する映画」として選んだのだ。これがいいとか悪いとか言っても仕方がない。今のアメリカは、そうした「空気」に支配されているということ。もちろん『ロード・オブ・ザ・リング』もいい映画であることは間違いないんだけどね。

 夕方からは銀座で4月から始まるCSテレビの新番組打ち合わせ。コーナーのタイトルや中身について少し検討。既に4月5月の放送分はほぼ固まっていて、今回は6月以降の分のラインナップを検討しているところだ。基本的はDVD紹介番組で、毎回テーマごとに何本かの映画を紹介していこうというもの。なかなかユニークな、面白い番組になりそうだ。

 打ち合わせの後は担当のK氏と月島でもんじゃ。よく考えたら、僕はこの日の昼にも、家でお好み焼きを作って食べてたなぁ……。いまいち食がすすまなかったのはそのせいかと、帰宅してから気が付いた。

2004.03.16

日記|ココログのアップグレード

 メルマガの編集と配信手続きを終えた後は、たまりにたまっていた映画の感想に取りかかる。昼前からココログのメンテナンス。1時過ぎにメンテナンスが終了すると、管理画面のデザインが変わっていた。それと同時に、ココログの上位バージョンとして、ココログプラスとココログプロが出現。どういう違いがあるのかはわからないが、とりあえず6月一杯は利用料無料ということらしいので、さっそく「プロ」にアップグレードしてみる。それで作ってみたのが、「映画ニュース二番煎じ」という映画ニュースのサイト。これはスタイルシートを外部から読み込ませたりせず、とりあえずは与えられている機能の中で作っている。

 大きく変わったのは、トップページに長文の冒頭部分を抜粋掲載して、「続きを読む」で全文を読ませることができること。「概要」も独自に掲載できるようになた。これで長文の多いブログでも、やたらと縦に長く長くなることがない。記事を書くとき、「今すぐ公開」と「下書き」の他に、「公開日時を指定」という選択肢が増えている。これを使えば、広告の掲載日を指定されている情報なども、あらかじめ準備しておくことができるかもしれない。

 僕自身はココログプロで複数のブログを編集しようとしているのだが、単に複数ブログを使うだけなら、ひとつ下のココログプラスでも構わないのかもしれない。プラスとプロの決定的な違いは、スタイルシートを自由に編集できるかと、容量ぐらいではないだろうか。あとは、外部のライターを入れられるかどうかぐらいか。自分ひとりで2つか3つのブログを編集しているだけなら、プラスでも十分なように思う。プラスは月額450円。プロは月額950円。値段が倍以上違う。自分にとって何が必要なのかを十分に見極めた上でアップグレードしないと、結局は機能を無駄にしてしまうかもしれない。このページについては、近々プラスにダウングレードしようと思う。

■追記(3/17)
 プラスに変更してしまいました。見た目はな~んにも変わりませんけどね。

ココログ・プラス&プロ登場!

 ココログに上位機能を備えた「ココログ・プラス」と「ココログ・プロ」が登場した。これまでのココログは「ココログ・ベーシック」に名前が変わりました。

 詳細はこちらから→http://www.cocolog-nifty.com/pluspro/index.htm
 各ココログの機能比較はこちら→http://help.cocolog-nifty.com/help/2004/03/post_6.html

 ココログ・プラスは月額450円。ココログ・プロは月額950円。今は「プラス・プロ無料キャンペーン」で、どちらを申し込んでも6月末までは無料だそうです。

2004.03.15

日記|マラソン代表選考の不可解

 仕事山積なのに、朝起きたら体調がよくない。午前中は鼻水ズルズル。昼前には治まったのだが、今度はやんわりと頭痛。それでもメルマガの仕事を仕上げて入稿してしまう。

 昼食時にアスピリンを飲んだがあまり効かず、午後はほとんど仕事にならないほどの頭痛に悩まされる。風邪でもひいたのか。熱でも出たのか。体温計を取り出して熱を測るが、平熱とさほど違うとは思えない。36.8度だから、ひょっとしたら平熱よりちょっとばかり高いのかもしれないけど。苦しいけれど「ぴあ」を買わねばならないので外出。近くのコンビニは当然のように売り切れているので、少し離れた本屋へ。

 テレビでは高橋尚子がアテネ五輪のマラソン代表選考から漏れたというニュース。気の毒だとは思うけれど、これで高橋が選ばれれば他の選手から「選考レースってなに?」という疑問の声も上がっただろう。しかしこの「選考レース」というのが僕にはよくわからない。別々の時期に別々のランナーが別々のコンディションの中で走っているのだから、選手の優劣を単純に順位やタイムでは比べられないというのがマラソンの世界の常識らしい。だとしたら有力選手同士がひとつの大会に出場して、横一線でヨーイドンと走り出すしか比較のしようがないのではないか。それがもっとも公平で、もっともわかりやすい。勝っても負けても恨みっこなしの勝負の世界だ。

 ただマラソンというのは調整が大変なので、チャンスが1度しかないと優秀な選手でも選に漏れてしまうことがある。そこでチャンスを複数回設けているのだ。まぁこれが、陸連の言い分なのだろう。でもこれもおかしな話じゃないの。オリンピックは4年に1度の一発勝負だよ。その一発勝負に万全の体調で望むことを、選手たちは求められているんじゃないの。だったら予選でも、オリンピック当日と同じように万全の体調で望んでほしいよ。

 あとわからないのは「マラソンはタイムじゃない」という意見。これがあるから、別々の大会の競技記録を単純に比較できないことになってしまう。オリンピック予選については、「選考期間の中で最も良いタイムを出した上位3名の選手」と決めてしまった方がいいのではないだろうか。そうすればタイムの出やすいコースに有力選手が集まって、結果としては同一レースでの一発選考に近い形が出来上がると思う。

 僕が思うに「マラソンはタイムではない」というのは、言い訳だと思う。じゃあマラソンの世界記録などには、何の意味もないわけ? 世界記録は純粋にタイムじゃないのか。そこには「コースが良かった」「コンディションがよかった」という属性はくっつかない。世界記録を狙う選手たちは、「コース」や「コンディション」を言い訳にしていないと思う。

 そんなことを思いながらネットをいろいろ見て回っていたら、以下のような記事を見つけた。

 ・論議さえされないマラソンの五輪代表「一発選考」
 ・メディアに不利益をもたらす五輪代表「一発選考」

 要するに各レースを主催する側からすれば、自分のところのレースに有力選手が出場してほしい。レースを中継するテレビ局も、オリンピック候補の選手が出るか出ないかで視聴率が大違いになるから、何が何でも自分のところのレースに有力選手を走らせたい。でも一発選考やタイムトライアルでは、それが望めなくなってしまうということだろうか。

 夜になってクイズの原稿を入稿。クイズはあと1回だ。さんざん悩まされてきたので気楽になるが、収入源は痛い。これを補充する方法を、本気で考えなければなるまい。金曜日発行のメルマガを前倒しで入稿。仕事が一段落したら、少し頭痛も軽くなったかも。これは「仕事したくない病」ではあるまいか……。

 MyRSS.jp「映画瓦版」を登録。以下のURIをRSSリーダーにコピーすると、「映画瓦版」の新着の映画評だけが次々に読めるようになるはずです。(ただし目次の構成を変えたりすると、それも読み込まれちゃうけどね。)

 http://myrss.jp/rdf/r4055925be300e3076.rdf?v10

2004.03.14

日記|仕事がはかどらない

 午前中はCS。途中でスーパーに立ち寄って野菜やタマゴを買い込み帰宅。千円超えると思ったら、500円ぐらいだった。安いなぁ……。

 スケジュール帳をCLIEからパソコン上のCLIE Palm Desktopに移行する。CLIE本体は修理に出す予定。

 あまりに眠いので少し昼寝。夕方起きて、買ってきた野菜で煮物を作る。その後、洗濯物をたたみながらテレビ。「新選組!」を見たあと、買ってきたホウレン草を茹でてしまう。

 ほとんど仕事がはかどらなかった1日。たまった作業を片付けるには、火曜日までかかりそうだ。

2004.03.13

日記|散髪してスッキリ

 午前中はテレビ番組のスタッフから依頼されていた映画の紹介原稿を作る。こんなものはすぐに終わるだろうと思ったら、案外時間がかかってしまった。スタッフ側から期待されていたものとは違う可能性もあるけれど、まぁこれはこれでいいかなと……。

 午後は近くの床屋で散髪。その後スーパーに立ち寄って、豆や野菜類を買ってくる。炊き込みご飯のもとを買って、圧力鍋でシュシュッと3合のご飯を炊く。夕食は炊き込みご飯をお茶碗1杯。残りのご飯は1膳ずつ小分けにして冷凍保存。

 夜はまったく手つかずになっている映画の感想に取りかかる。なんとため込んでいる本数は9本分。今週1週間の分がまるまる残っているのだ。これを片付けるには月曜日までかかりそう。メルマガもクイズもあるし、月曜日中に終わるだろうか。

2004.03.12

日記|『大脱走』を観る

 午前中は仕事もあまりはかどらず。午後は試写2本。まずはGAGAでフランソワ・オゾンの新作『スイミング・プール』。これはすごく面白かった。久しぶりに、見事に一杯食わされた。気持ちよくだまされるのは、ミステリー映画を観る醍醐味だろう。いや~、こんな手があったとは……。

 2本目は松竹に移動して『MAY』。話にやや強引なところもあるけれど、これは観ていて辛かった。こういう女の子って(まぁ男もだけど)、世の中にたくさんいるような気がする。

 夕方からの試写は予定していなかったので、6時20分から東劇で『大脱走』を観ることにした。ずっと昔にテレビ放送を見たことがあるくらいで、映画館での鑑賞は今回が初めて。スティーブ・マックイーンが、やっぱりいいところを持って行くのだ。チャールズ・ブロンソンもいい。テーマ曲にもしびれる。話は知っているので全編ワクワクドキドキというわけにもいかないのだが、観ていて「うまい!」と思うところがいくつかあった。特に脱走が成功した後、バラバラに同時進行していくエピソードの構成は見事。

2004.03.11

日記|鎌倉散策はかなりハード

 天気もいいので鎌倉に行くことにした。案内役もかねた両親と、途中で合流することにする。8時半頃部屋を出て、東京駅から東海道線で戸塚へ。ここで両親と合流して横須賀線に乗り換え、北鎌倉で下車。東慶寺で梅を見た後、山道を抜けて銭洗弁天へ出る。この途中の山道はハイキングコース。山歩きなんて20年ぶりぐらいかも。銭洗弁天からは大仏に向かい、そこからさらに歩いて鎌倉駅近くの鎌倉山下飯店で昼食。ランチは千円ちょっとですごいボリューム。

 両親とはここで別れ、さらに足を伸ばして鶴岡八幡宮へ。簡単に見物を済ませて駅の近くの喫茶店で一休みし、駅から横須賀線で東京まで戻る。あ~、疲れた。荷物を下ろしてから銭湯でのんびり。夕食は軽く済ませて早寝する。

2004.03.10

日記|cyBAR ANEMONE

 俵屋年彦さんの★銀河ブログcyBAR ANEMONE時代の旧ログをブログに移植し始めた。どうも手作業でやっているらしい。cyBAR ANEMONEは僕が「映画瓦版」を作り始めた頃と相前後してホームページを立ち上げているはず。昔は日本語で読める映画評ページが少なかったから、僕はその頃から時々読んでいた。ずっと続けているのは立派なもの。僕も見習わなくちゃな。

 「映画瓦版」のブログ化も、どういう形にすればいいのか考え中。ただし旧ログの移植は無理だと思う。新作部分だけでもブログにして、コメントやトラックバックが受けられるだけでだいぶ面白くなるとは思うけどね。

 以下日記。午前中はN誌のためのコラムを書いて入稿。本当は来週月曜日が締め切りだったのだが、担当者がその日に編集部を離れているということで、前倒しの入稿となった。いつもは週末に作業しているので、その分の時間が使えないというのはちょっと大変。この結果、映画の感想を書くのはずっと後回しになる。

 午後は試写2本と映画1本。まずはGAGAでケイト・ハドソンとルーク・ウィルソン主演の『あなたにも書ける恋愛小説』。ソフィー・マルソーがゲスト的な扱いで出演しているのが面白い。ルーク・ウィルソンもいつの間にか、こんなモテモテ男に出世してしまいました。この試写は部屋を出るのがちょっと遅れて、滑り込みになってしまった。

 2本目は映画美学校で『ペッピーノの百歩』という実録青春ドラマ。直前まで銀行や郵便局に立ち寄っていたこともあり、これも滑り込みになってしまった。映画は70年代のシチリアで反マフィア新聞や反マフィア放送を組織し、最後には暗殺されたペッピーノという青年を主人公にしている。主人公の行動動機が、今ひとつよくわからないのが映画の弱さだろうか。単なる正義感ではなく、彼の中にはもっと個人的な行動要因があったはず。それがつかみ切れていないような気がする。若者たちによる大人世代への反抗という、時代の空気もあるんだろうけどね。

 一度築地に立ち寄ってから、丸の内東映で『ワンピース/呪われた聖剣』を観る。これは試写状をもらっていたのだけれど、うっかり見落としてしまった作品。僕はこのシリーズ、『ドラえもん』などよりよほど面白いと思うんだけどなぁ。テーマもいつだって明快。主人公たちはいつだって前向き。観ていて痛快。気持ちいい! ただこういう映画でも、銀座で観ると観客はいい年した大人ばかりで子供はほとんどいない。まぁ僕も大人だけどね。水曜日の女性サービスデーだったことも、理由のひとつかな。そういや、以前『名探偵コナン』を観た時も客は銀座のOLばかりだったなぁ。

 銀座からは歩いて帰宅。ちょっと疲れた。お金の計算だけして寝てしまう。

2004.03.09

日記|確定申告終了

 昨日の昼頃から水に浸しておいた金時豆を煮る。圧力鍋なら加圧1分で自然冷却。圧力が下がったら砂糖と塩を入れて煮汁が減るまでぐつぐつ。煮豆を圧力鍋で作ると煮え具合が均一にならないのが不満だったのだが、これは一度に1カップの豆を煮ようとしたのが悪かったようだ。今回はいきなり1袋、250グラム、2カップを一気に煮てしまった。煮え具合はバッチリ。結局煮汁がある程度ないと、熱の対流が悪くて煮えむらができるのかも。砂糖が切れかけていたので、甘みの補充にハチミツも投入。美味いです。白花豆も別の鍋で煮たのだが、僕は金時豆の方が好き。

 確定申告の書類を揃えて京橋税務署に提出。天気がいいので歩いていった。今日はポカポカ気持ちいいなぁ。いつもは確定申告の書類を2月末頃には提出して3月中旬には還付金が振り込まれるのだが、今回は提出が遅れた分、還付金の振り込みも遅れたかもしれない。還付金は貯金するつもりだけど、この際だから新しいメガネでも作ろうかなぁ……。

 税務署を出たのは10時頃か。自宅に戻るのもバカバカしいので、その後ブラブラしてから早めに昼食取って午後の試写へ。午後はメディアボックスで試写3本立て。まずはカナダ映画でアカデミー外国語映画賞を受賞した『みなさん、さようなら。』(コムストック配給)。これはいい映画だった。2本目は韓国版『羊たちの沈黙』か『セブン』としか言いようがない『H[エイチ]』。これはイマイチかなぁ。食事をしてから試写室に戻り、3本目は『ベジャール、バレエ、リュミエール』というドキュメンタリー。これは面白い。でも今日は疲れたよ~。

 砂糖が切れているので近所のスーパーで買い物をしてから帰宅。手羽元が安かったので買ってきた。里芋も一緒に買ったので、今度は手羽元と里芋で煮物を作るつもり。とりあえずすぐ作るわけではないので、手羽元は冷凍庫に放り込んでおく。

 シャワーを浴びてさっぱり。仕事は明日にして、今日は寝る!

2004.03.08

日記|牛すじカレーの作り方

 このところ毎週月曜日は仕事のため試写を休みにしている。今週も同様。今日は仕事を早めに切り上げて、確定申告の書類を作らねばならない。これはやりはじめればあっという間にできてしまうのだが、手を付けるのが億劫なのだ。合間合間に、T社のメルマガの準備をしたり、締め切りが週明けから今週末に繰り上がった雑誌コラムの準備をしたり、映画会社に試写日程の問い合わせをしたり……。やることがないようで、やはり細々とした仕事が次々に出てきてしまう。

 昨日作った牛すじカレーは、一口食べた途端に思わず「はぁ~」と声が出てしまうぐらい美味。それでも食べ続ければ飽きるだろうから、最初から半分を冷凍しておくことにした。今日の分だけを残して、あとはジップロックに入れて冷凍庫へ。

 牛すじカレーは初めて作ったのだが、これまでに何度か作った手羽元チキンカレーの応用編みたいなものだ。以下、簡単な作り方。材料は牛すじ500グラムほど、ニンジン2本、タマネギ2個、市販のカレーのルーを1箱。今回は大箱を買ってきて半分使った。材料費は全部で千円かからないはず。

 まずは牛すじを鍋で下ゆでする。牛すじをたっぷりの水からゆでて、ぐらぐら煮立ってアクが出てきたら煮汁を全部捨ててしまう。取り出した牛すじを洗って、付着したアクや血を流す。これを包丁で一口大に切って圧力鍋の中へ。ひたひたの水加減で20分加圧。この間にニンジンやタマネギの皮をむいて切っておく。ニンジンは一口大。タマネギはどうせ溶けてしまうのでざく切りでいい。加圧が終わった鍋を急冷して、野菜類を上からどかどか放り込む。フタをして再度加圧を15分。急冷してヘラで全体をよくかき混ぜる。さらにフタをして加圧20分、自然放置で冷めるのを待つ。圧力が下がったらカレーのルーを、大箱の半分割り入れて、ヘラでよくかき混ぜながらとろみがつくまで加熱。これで完成。

 材料の分量などは目分量でいい。カレールーの箱に書いてある材料の分量は、一切参考にしないこと。特に水加減はまったく参考にならない。圧力鍋は煮ている最中に水分があまり蒸発しないので、箱に書いてある分量で水加減するとできあがりが水っぽくなってしまう。野菜から出る水だけで、ちょうどいい水加減になると思う。足りなければ最後にルーを割り入れる時に水を足せばOK。野菜はあるものを使えばいいと思うけれど、じゃがいもやニンジンはなくてもタマネギだけは入れるようにする。これで全体に甘みととろみが付く。

 下ゆでの終わった牛すじを煮る際、ニンニクを1~2切れ入れておくと独特のニオイが気にならなくなるかも。最初から牛すじを30分加圧すれば、手間は半減するかもしれない。圧力鍋を使わずに牛すじを煮ようとすると、おそらく半日か丸1日の作業になってしまうと思う。圧力鍋なしに牛すじカレーを作ろうとすると、夕食に間に合わせるには朝から支度をしなくちゃならない。でもたぶん、圧力鍋を使ったほど美味しくはないような気がするなぁ……。

 骨付きの手羽元を使ったチキンカレーは、牛すじカレーよりずっと簡単に作れるはず。手羽元を下ゆでしてアクや血を洗い落とした後、圧力鍋に手羽元とひたひたの水を入れて加圧15分。急冷して、ざく切りにした野菜を入れて、さらに加圧10分、自然放置。圧力が抜けたらルーを入れて完成。これで手羽肉はトロトロになり、軟骨部分がホロリと肉からはがれるようになります。これがまた美味。分量の目安は手羽元10本、タマネギ中2個、ニンジン1本、カレールーの大箱の1/2といったところか。

 手羽元もすじ肉もコラーゲンたっぷり。美味しいだけでなく健康にもいいようだ。今度はスペアリブを使ってポークカレーを作ってみようと思っているんですけどね……。

2004.03.07

日記|『パッション』がヒットする理由

 午前中はCS。帰り道に松屋で牛すじ肉を買い、ハナマサでスパゲティとトマトの缶詰を購入。東銀座駅近くのペッパーランチで食事。その後、築地経由で帰宅。ご飯を炊きながら少し仕事をして、月島のスーパーと薬局でいろいろと買い物。

 CSで聖書を読んだり説教を聞いていて思ったことだが、アメリカでこの時期に『パッション』が大ヒットするのは時期的なものが大きいのだと思う。今年は4月11日がイースター(復活祭)で、2月25日の「灰の水曜日」から受難節(四旬節)に入っている。世界中どの教会に行っても、今のこの時期はイエス・キリストの受難について書かれた聖書を読み、説教でもキリストの受難について話をしているのだ。

 アメリカで『パッション』が公開されたのは2月25日で、これはまさに「灰の水曜日」にぶつけての公開。つまり『パッション』はアメリカのキリスト教会を巻き込んだ、壮大なイベント・ムービーなのだ。教会でキリストの受難について話を聞いた後に、映画『パッション』を観る。あるいは映画『パッション』を観た後で、近くの教会でキリストの受難についての説教を聞く。そんなサイクルが、すっかり出来上がっているのだ。このサイクルが途切れる4月のイースターを過ぎになると、『パッション』の動員力は急速に衰えると思う。

 『パッション』については既に「史実と違う」という指摘もあるが、そもそも福音書から「史実通りのイエス伝」が作れないことは20世紀の聖書学によって証明済みの事柄。映画で「イエスの生涯」を描くことは、これまで多くの文学者や学者たちが行ってきた「イエスの生涯」を再現する試みと同じ限界に突き当たる。「イエスの生涯」を歴史的に再現する試みは、その人が信じる「イエスの生涯」についての証(あかし)で終わるだろう。映画『パッション』は、メル・ギブソン自身の信仰告白なのだ。

 新約聖書はすべてギリシャ語で書かれているのだから、それをイエスの時代のアラム語やラテン語に「翻訳」した時点で、訳者の解釈が入り込んでしまう。新約聖書の福音書を本当に忠実に映画化したいと思う人は、1世紀末の教会を舞台にした政治劇として、ギリシャ語を使った歴史映画を作るのはどうだろうか。福音書の記述には大きな差異や矛盾が存在する。それを矛盾したまま映像化すると、キリストの生涯を巡る『羅生門』のような映画が出来上がるはずだ。

2004.03.06

日記|突然の体調不良

 午前中から映画の感想を書くがあまりはかどらない。とりあえずT社から依頼されているメルマガの原稿を入稿してしまう。今回が最初なので勝手がまだよくわからないのだが、これで大丈夫なんだろうか。その後もクイズの下準備をしたり、まぁいろいろとやることはあるものだ。

 昼過ぎに紹興酒をコップ1杯ほど飲んで横になったら、数時間後に目が覚めた途端に身体がだるい二日酔いみたいな状態になってしまった。とりあえずご飯をレンジでチンして夕食を食べたが、この後、ボクシングの中継を見ている時に具合が悪くなってしまった。猛烈な吐き気。寒気もする。最初は風邪かと思って熱を測ったが平熱。紹興酒が身体に合わなかったのかなぁ……。原因は不明だが、夜には体調も戻る。腹が減ったが、また吐き気がきそうな気もするので、今夜はちょっと我慢。

 ココログでブログを始めて2ヶ月。「映画瓦版」の記事からもRSS配信したり、コメントとトラックバックを受け付けられる仕組みを作りたいけど、そのためには「映画瓦版」自体をブログにしてしまうのが手っ取り早そうだ。これまでため込んだ古いログをどうするかという問題があるけれど、それを差し引いても新作部分からブログに置き換えていくメリットは大きいような気がする。でもこれは、ココログProができてからのことかなぁ……。

2004.03.05

日記|映画批評はビジネスになるか?

 午前中に前日分の映画評を書いて、午後は試写3本。まずはメディアボックスでパトリス・ルコントの新作『列車に乗った男』。小さな町で優秀な教師として生きてきた老人と、老いを感じつつある中年銀行強盗の交流を描く。エンディングに少し含みがあるのだが、なかなか面白い映画だった。

 2本目も同じメディアボックスで『THREE/臨死』(角川大映映画配給)というオムニバス・ホラー。韓国のキム・ジウン、タイのノンスィー・ニミブット、香港のピーター・チャンが、それぞれ40分程度のホラー・ドラマを演出している。韓国編は台詞がほとんどないこともあって眠くなるが、アイデアとしては一番面白いのかも。タイ編は呪いの人形がなぜできたのか、その理由がよくわからないので何だか強引な気がする。香港編は大きなアイデアが面白いのだが、少年がどこに消えたのかよくわからない。

 次の試写まであまり間がなかったのだが、簡単に食事をしてから映画美学校で『風の痛み』(樂舎配給)というイタリア映画。これは今日観た映画の中で一番よかった。

 映画の後、K社のS氏と久々に食事。豚肉創作料理の銀座やまとで薬膳不老長寿鍋。席に着くなり「悲しいお知らせがあります」と切り出されたので何事かと思ったら、これまでレギュラーでやっていた仕事が今月いっぱいでなくなるとのこと。なんだか不景気な話だなぁ……。春からはいろいろと新しい仕事も始まるのだが、こうして消えてしまう仕事もあるから差し引きゼロ、もしくはマイナスじゃないか。S氏には「かわりに何か仕事を探してください」とは言ったけど、すぐに見つかりそうもないし、どうなるんだろうか……。

 食事をしながら話していたのは、映画批評がビジネス(事業)展開できるか否かという話。僕は映画批評とビジネスは馴染まないものだと思っている。映画批評は「映画と私の関係性」について綴った作文に過ぎず、第三者にも通用する普遍的な価値とはなり得ないだろう。僕自身はビジネスの話に興味があるけれど、そこには「映画批評家」とは別の立場で関わることになると思う。「映画瓦版」のコンテンツをどう二次利用して付加価値を高めていくかというのはビジネスの話になるのかもしれないが、それは僕が「映画瓦版」のために映画評を書いていることとはまったく別次元のお話だ。

 雑誌やWEBに新作映画紹介や映画評を書くという仕事は、どう考えたってビジネス(事業)ではない。映画ライターの仕事なんてものは、原稿用紙のマス目を埋めて幾らになるかというペイワーク(賃仕事)に過ぎないのだ。仕事としてはコンビニやファストフードのアルバイトと変わらない。「映画瓦版」なんてお金にならないからペイワークですらないぞ。

 帰宅してWEBを見ていたら、WIRED NEWSで以下のような記事を見つけた。

影響力高まる、ウェブ上の映画批評
By Jason Silverman

 ウェブの映画評を読む人は増えているにもかかわらず、ウェブの映画批評家は、映画宣伝の世界では依然として最下位――すなわち日刊紙や雑誌に映画評を書いたりテレビでコメントしたりする映画批評家のずっと下――に置かれている。試写会への招待は一番後回しにされ、批評が映画広告に引用されることもめったにない。映画会社にとっては存在しないも同然だ。

 日本もアメリカも状況はあまり変わりませんなぁ……。以下のような記述は、そのまんま僕の生活にも当てはまる。

 ただし、もっぱらウェブに映画評を書いたとしても、ほとんどの人にとって、まだ趣味や副業の域を出ない。たくさんの人がオンライン批評に注目しているものの、きちんとした報酬が得られるのはいまだに紙媒体の出版物だからだ。

 アメリカには115人の批評家が所属する『オンライン映画批評家協会』(OFCS)というのがあるそうな。日本でも同じような組織を作ると面白いかも。賛同する人がいたらこの記事にコメントください。

2004.03.04

日記|突然の雨

 午前中に映画の感想を書いてしまい、午後は試写に出かける。1本目は映画美学校で『トントンギコギコ図工の時間』というドキュメンタリー映画。品川区にある小学校の図工の時間を取材し、粘土をこねたり、木ぎれで椅子を作ったり、木版画を作ったり、卒業制作の木工細工を作ったりする小学生たち。その表情の生き生きしていること! 最近の子供は飽きっぽいなんてとんでもない。木に釘を打ったり、版木を彫刻刀で彫ったりする作業に、ものすごく集中している様子がカメラ越しに伝わってくる。楽しそう!

 この試写はビデオプロジェクターでの上映だったのだが、画面がものすごくクリアなのに驚かされた。これはハイビジョン撮影のマスターがいいのだろうけれど、小さなプロジェクターで映画とあまり遜色のない映像が映写できるのには驚いてしまう。

 2本目は新橋まで歩いてスペースFS汐留で試写を観ようとしたら、もう満席で入れないといわれてしまった。途中で雨が降ってきたりして、かなり苦労してたどり着いたのだが、こればっかりはしょうがない。同じ映画の試写が夕方からも続けて上映される予定になっていたが、これは別の映画の試写と時間がかぶっているので観られない。その試写というのが、6時からTCCなのだ。仕方ないので新橋周辺で時間を潰し、食事も済ませてしまう。

 松屋で「豚めし」というのを食べたが、これは牛丼チェーンの牛丼代替メニューの中では一番美味しいと思った。豚丼系は、なか卯、すき家、吉野家、松屋と全部食べたが、その中ではダントツに美味いのではないだろうか。これならまた食べてみてもいいかな。もっとも、この手のメニューは店によって、あるいは時間帯によって味にバラツキがあるのかもしれない。煮込みすぎて味がスカスカになるのは、牛肉よりも豚肉の方が変化が激しそうだ。案外今日食べた豚めしは、今日たまたまベストのタイミングで食べただけなのかもしれない。肉がボロボロでやたらとショウガくさかったなか卯なども、別の日に食べればとびきり美味かったりするのかなぁ……。

 で、6時からTCCでオーストラリアの新作ゾンビ映画『UNDEAD アンデッド』を観る。思いっきりB級。最初から「俺たちはB路線で行くぜ!」と割り切っているB級の凄み。このスピード感とノリの良さ。物語のアイデアもなかなか面白いと思った。でも個々の描写がいちいちバカ。いや~、文字通り“バカに拍車がかかっている”のだ。

 試写の受付で担当の女性に「牛丼最後の日のテレビ見ましたよ」と言われてしまった。嬉しいような、恥ずかしいような、ちょっと複雑な気分。

2004.03.03

日記|遅ればせに『王の帰還』

 アカデミー賞11部門を受賞した『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』をようやく観る。9時半過ぎに部屋を出て丸の内ルーブル。今日は水曜日の女性サービスデーだったが、さほど混んでいなかった。東劇の「スペシャル・エクステンデッド・エディション」は超満員だったので少し拍子抜けしたが、あちらは都内で1館だけ、2週間限定公開だったのでファンが集中したのかも。つい一昨日も「映画ファンサービスデー」の割引だったことで、入りが分散したのかもしれない。まぁよくわかんないけど、それほど混まなかったのはよかった。

 事前に観たのが「スペシャル・エクステンデッド・エディション」だったせいかもしれないが、今回観た『王の帰還』は3時間半という長丁場にもかかわらず、少しずつエピソードを省略している印象が残った。本当はもっとたっぷりと物語を語ってほしいところで、結構すんなりと話が次に流れてしまうのだ。いずれ『王の帰還』も「スペシャル・エクステンデッド・エディション」が公開されるだろう。それを観ると、たぶん感動は2倍か3倍になると思う。

 映画の後は渋谷に移動して、オキサイド・パンの『ワン・テイク・オンリー』最終試写。映画の後で、試写室でよく会うW氏とお茶を飲みながら(W氏は食事をしながら)いろんな話をする。W氏は映画について何かを書くということにこだわっているようで、その点がたぶん僕とは考え方が違うんだろうと思う。僕にはそういうこだわりがないのだ。

 あくまでも「仕事」での話になるが、僕はお金にさえなるなら、自分が書かなくたっていい。映画について批評を書くことは続けるけれど、それよりもいろいろな人たちが参加できる「映画について語る場」を作りたいと思っている。それはインターネットかもしれないし、紙媒体かもしれないし、別の何かの形かもしれないし……。メーリングリストの運営やオフ会への参加というのは、そのための試行錯誤のひとつだ。なかなかそこから、次の段階に進めないんですけどね。

2004.03.02

日記|試写を見落としてアタタ……

 午前中にメルマガの編集。昨夜の酒が結構残っていて、作業があまりはかどらない。結局作業が昼頃まで食い込んで、部屋を出たらもう1時からの試写に間に合わない。仕方ないので部屋に戻って、また編集作業の続き。ところがこれで、3時半からの試写にも間に合わなくなってしまった。あちゃ~。どちらもタイミングとしては1分ぐらい動作が遅れているだけなんだけど、その1分の遅れが地下鉄1本の遅れにつながり、それが最終的には10分20分の遅れになってくる。

 仕方ないので書店などで時間を調整してから、6時に有楽町のトーメンテレコムを訪問して新しい仕事の打ち合わせ。メルマガの編集作業を、新たに何本か仕事として引き受けることにした。劇的に経済状況が改善するほど報酬が得られるわけではないけれど、こうしたレギュラーの仕事があるのはありがたい。とりあえず来週月曜日の分から取りかかることにする。

 打ち合わせの後、担当のT氏と近くのスタンドバーへ。雑談をしながら、思いつくだけで実現していない仕事のアイデアなどを話していた。T氏は結構面白がっていたので、ひょっとするとこれが新しい仕事に結びつくかもしれない。T氏が「究極の出会い系サイト」と言う「MIXI」というサイトを紹介してもらう。これは友だちの友だちを紹介していくサイトだそうです。

■追記
「MIXI」にさっそく登録してみました。ココログのINDEXにも入れておきます。

2004.03.01

日記|フォーラムをどうしよう

 朝から天気が悪く冷え込む。早めに「ぴあ」を買いに出たところ、降っているのは雨ではなくみぞれ。これがその後、雪になった。午前中はアカデミー賞の授賞式をインターネットでモニターしながら、クイズを作ったり、コラムを書いたり、メルマガを編集したりして過ごす。何とかよそ様に迷惑をかけない範囲で、仕事は終えた。あとはメルマガのみ。公開作品数は多いが観ている映画が少ない。困ったものだ。ソニー、UIP、ブエナビスタあたりは、試写状をきちんともらう形にしないとまずいかも。まぁ、その都度問い合わせてもいいんだけどね。

 夕方までなんだかんだでバタバタと仕事に追われ、6時半前に部屋を飛び出し大森のニフティ本社へ。受付でいきなり「服部さん、時代劇フォーラムどうしましょう?」と言われてしまった。どうも存廃を含めた問い合わせのメールがニフティから送られてきていたのを、何かの事情で僕が読まずに破棄してしまったらしい。(ノートンにスパム扱いされたかな?)僕自身は現状のままフォーラムを続ける意志はないので、WEBに移して新しいことをやるか、廃止してしまうかの二者択一ということになるのかな。

 マネージャー勉強会とその後の飲み会に出ていろいろ情報を得たり話を聞いたりした結果、フォーラム運営のための環境はもうかなり整っていることを感じた。ツール類もサポート体制もある。あとはマネージャーである僕の意志ひとつなのだ。フォーラムの企画が現行のマネージャー以外から上がってくることはなさそうだから、ここでフォーラムを潰してしまうよりは、何らかの形で存続させた方がいいのかな。ただ僕としては「時代劇」という狭い枠でフォーラムを立ち上げても、いきなり立ち枯れになることは目に見えているような気がする。もし企画を出すのなら、ニフティ側と相談しながら別のものを作るかもしれない。

アカデミー賞の受賞結果

 公式ページのWINNERS LISTからコピーしてきました。今年は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が11部門で最多ノミネートでしたが、結局ノミネートされた賞を全部受賞してしまいました。対抗馬とされていた『マスター・アンド・コマンダー』は2部門、『ロスト・イン・トランスレーション』は1部門の受賞に終わってしまいました。

 でもまぁ今回の結果は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に対する、3年分のご褒美や功労賞という意味もずいぶん含まれていると思う。みんなこの映画が完結するのを待っていたのです。

ACTOR IN A LEADING ROLE
Sean Penn
MYSTIC RIVER

ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
Tim Robbins
MYSTIC RIVER

ACTRESS IN A LEADING ROLE
Charlize Theron
MONSTER

ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
Renée Zellweger
COLD MOUNTAIN

ANIMATED FEATURE FILM
FINDING NEMO
Andrew Stanton

ART DIRECTION
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Grant Major (Art Direction); Dan Hennah and Alan Lee (Set Decoration)

CINEMATOGRAPHY
MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD
Russell Boyd

COSTUME DESIGN
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Ngila Dickson and Richard Taylor

DIRECTING
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Peter Jackson

DOCUMENTARY FEATURE
THE FOG OF WAR
Errol Morris and Michael Williams

DOCUMENTARY SHORT SUBJECT
CHERNOBYL HEART
Maryann DeLeo

FILM EDITING
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Jamie Selkirk

FOREIGN LANGUAGE FILM
THE BARBARIAN INVASIONS
Canada
Directed by Denys Arcand

HONORARY AWARD
HONORARY AWARD
Blake Edwards

MAKEUP
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Richard Taylor
Peter King

MUSIC (SCORE)
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Howard Shore

MUSIC (SONG)
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
"Into the West"
Music and Lyric by Fran Walsh and Howard Shore and Annie Lennox

BEST PICTURE
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Barrie M. Osborne, Peter Jackson and Fran Walsh

SHORT FILM (ANIMATED)
HARVIE KRUMPET
Adam Elliot

SHORT FILM (LIVE ACTION)
TWO SOLDIERS
Aaron Schneider and Andrew J. Sacks

SOUND EDITING
MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD
Richard King

SOUND MIXING
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Christopher Boyes, Michael Semanick, Michael Hedges and Hammond Peek

VISUAL EFFECTS
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Jim Rygiel, Joe Letteri, Randall William Cook and Alex Funke

WRITING (ADAPTED SCREENPLAY)
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Screenplay by Fran Walsh, Philippa Boyens & Peter Jackson

WRITING (ORIGINAL SCREENPLAY)
LOST IN TRANSLATION
Written by Sofia Coppola

 いつも思うことなんですが、受賞リストのこの順序って、どんな意味があるんでしょうね? 発表される順番じゃないし、重要度でもないし、歴史の古い順番とかでもないしなぁ……。

■追記
 メルマガ用に受賞リストの和訳を作ったので掲載しておきます。

・作品賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・監督賞 ピーター・ジャクソン 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

・主演男優賞 ショーン・ペン『ミスティック・リバー』
・助演男優賞 ティム・ロビンス 『ミスティック・リバー』
・主演女優賞 シャーリーズ・セロン 『モンスター』
・助演女優賞 レニー・ゼルウィガー 『コールド・マウンテン』

・脚色賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・脚本賞 『ロスト・イン・トランスレーション』
・作曲賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・主題歌賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

・外国語映画賞 『みなさん、さようなら』
・長編アニメーション賞 『ファインディング・ニモ』
・短編アニメーション映画賞 『HARVIE KRUMPET』
・短編映画賞 『TWO SOLDIERS』
・ドキュメンタリー映画賞 『THE FOG OF WAR』
・短編ドキュメンタリー映画賞 『CHERNOBYL HEART』

・撮影賞 『マスター・アンド・コマンダー』
・編集賞 『ロード・オブ・ザ・リング』
・美術賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・衣装デザイン賞 『ロード・オブ・ザ・リング』
・メイクアップ賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・音響効果賞 『マスター・アンド・コマンダー』
・録音賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』
・特殊視覚効果賞 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

・名誉賞 ブレイク・エドワーズ

アカデミー賞の途中経過

 この記事を投稿した時点ではまだ発表途中ですが、最終的にはここにすべての受賞者がリストされます。

OSCAR.com - 76th Annual Academy Awards - Oscar Night: Winners List

ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
Tim Robbins
MYSTIC RIVER

ACTRESS IN A SUPPORTING ROLE
Renée Zellweger
COLD MOUNTAIN

ANIMATED FEATURE FILM
FINDING NEMO
Andrew Stanton

ART DIRECTION
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Grant Major (Art Direction); Dan Hennah and Alan Lee (Set Decoration)

COSTUME DESIGN
THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Ngila Dickson and Richard Taylor

SHORT FILM (LIVE ACTION)
TWO SOLDIERS
Aaron Schneider and Andrew J. Sacks

SHORT FILM (ANIMATED)
HARVIE KRUMPET
Adam Elliot

 僕の部屋は衛星テレビが受信できないので、この受賞リストと、ストリーミング配信されているプレスルームの生中継を見ながらこの記事を書いてます。

■追記
最終結果は別ページにしました→ここです

AdSenseの半端な小切手の使い道

 AdSenseに昨年から参加していた人の中には、年度末の支払で100ドルに満たない少額の小切手を受け取った人も多かったらしい。日本円に換金すると手数料の方が多くなってしまうため、多くは机の引き出しに放り込まれてそれきりになることだろう。

 そんな中、Webの広告収入の一部を募金しようと提案するサイトを見つけた。どうせならAdSenseの半端な米ドル小切手を、国際的な慈善団体や福祉団体に寄付してしまうというのはどうだろう。(国内のみで活動している団体だと、結局は換金手数料がかかってしまうから意味がないように思うけどね。)

Japlog: Earnings to the World Program
Bloggerたちよ、広告収入を募金しよう!

▼「Earnings to the World Program」の活動趣旨
読んでそのまま「収入を世界に計画」である。「あぶく銭が酒代で消えるくらいならワクチンにしようぜ」ということである。(私も酒は大好きだ。しかし汗水たらして稼いだ金で飲む酒がうまい訳で、あぶく銭で飲んでも悪くはないが……)
つまりはこのweblogブームに便乗して、世界の不条理な目に遭っている人間を一人でも多く救おうとするのが主な目的だ。理念などは決めていない。故に個人の理念に従って活動してほしい。

▼参加資格
老若男女、国籍信教問わず。Weblogで得た収入で募金がしたい、という気持ちのある方なら誰でも参加可能。

 別にこのプログラムに参加することを勧めているわけではないのだが、机の引き出しにしまい込んでいる数十ドルの小切手が、ひょっとしたら世界のどこかで子供の命を救うことになるかもしれないと考えると、これはちょっといいアイデアに思える。

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