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2004.04.30

『コンクリート』公開中止

Photo Diary

 快晴で気温もぐんぐん上がる。まるで夏みたいだ。昼頃新宿に出て西口の庄屋でランチを食べ、聖書書店のオアシスブックセンターで聖書カバーを購入。CSに持って行く小型聖書のためのもの。先日買ったものと同じデザインにした。購入してわかったことだが、カバーを付けると聖書は非常に読みにくくなる。聖書カバーというのは、週に一度、礼拝の時だけ聖書を開く人のための物だと思う。通読するなら、カバーなどないほうがいい。これはどんな本にも言えることだけど……。

 帰宅して少し昼寝。夕方起きてオンラインで銀行の振り込み手続きなどを終え、さらに現金を引き出すために近くのATMまで出向く。ATMの前は長蛇の列。連休の5月3~5日はATMも止まってしまうため、誰もが手元の現金を必要としているのだ。

 女子高生コンクリ殺人を映画化した『コンクリート』が、相次ぐ抗議の声に公開中止を決めたという。連休明けに試写を観るつもりだったんだけど、試写が中止になるという連絡は来ていないので、一応試写室に行ってみようかな。ビデオやDVDは発売するとのことなので、製作側がこの作品に自信を持っているならマスコミ試写は中止しないでほしいなぁ……。

 それにしても、この件に関して「表現の自由を守れ」「上映禁止を許すな」という意見をほとんど目にしないのはなぜだろう。世間から風当たりの強い、非常識で、反社会的で、破廉恥な表現を擁護するためにあるのが、表現の自由ではないか。映画の内容についてはさておき、映画監督協会などはこうした件について一言ぐらい抗議の声を上げるべきではないのか。

 映画界ではこれまでも、実在の犯罪をモデルにした実録映画が何度も作られているし、その中には映画史に残る名作や傑作も多い。『コンクリート』が「実際の事件を映画化するなどケシカラン」という理由で上映中止になるのだとすれば、今後は『裸の十九才』や『青春の殺人者』のような映画を誰も作れなくなってしまう。何をどう映画にしようと構わないじゃないか。『凶弾』『TATOO〈刺青〉あり』『復讐するは我にあり』『誘拐報道』などなど、実際の事件を映画化した日本映画はたくさんあるし、そのほとんどは犯人にも同情的な目を注いでいる。今井正の『真昼の暗黒』のように、裁判で死刑判決を受けた被告を弁護する映画だって作られているのだ。(この被告は後に無罪となる。)映画は殺人犯を弁護したっていい。観客が凶悪犯に同情したり共感するような映画があったっていいのだ。

 まあ、資本主義社会における「表現の自由」などというものは、しょせん「商業主義」の上に成り立つ物でしかない。『コンクリート』にどれほどの抗議があろうと、それを上映することで利潤が見込めるとなれば、映画会社はこの映画を何が何でも公開しただろう。上映中止を求める抗議の声に従うかどうかは、道義や社会正義という観点から判断されているわけではないのだ。東条英機を昭和史の英雄のように描いた『プライド/運命の瞬間』は、内外から大きな批判にさらされながらも公開されて大ヒットした。深作欣二の『バトル・ロワイアル』も、国会議員が上映中止にしろと騒いだことが宣伝になった。抗議の声は、場合によっては宣伝効果を生み出すのだ。でもそれは、映画にそれだけのパワーがあってのこと。『コンクリート』が簡単に公開中止に追い込まれたのは、抗議を宣伝に変えるだけのパワーを、この映画が持っていないと判断されたことを示している。

 『コンクリート』が『裸の十九歳』や『青春の殺人者』に匹敵する青春映画なのか、それとも実在の事件をネタにした見せ物趣味の猟奇ホラー映画に過ぎないのかは、実際の映画をまだ観ていない僕は何とも言えない。しかし映画を観る前から、映画を上映中止に追い込むことを躊躇なく「正義だ!」と考える風潮もどうかなぁと思う。映画が観たくなければ、自分が観なければいいだけの話ではないか。映画を観た上で「こんな映画はいかがなものか」と声を上げるのはまだいい。それは「映画批評」だ。でも映画を観る前から「上映を中止しろ」というのは、単に「俺が観たくない映画は上映するな」と言っているのと同じだと思うけどな。

2004.04.29

クリエでメール確認

Photo Diary

 昨日の疲れがまだ残っていてグッタリしているが、午前中に映画の感想以外の仕事は一通り済ませておく。これで連休中は、差し迫った仕事がなくなる。もっとも他にメルマガもあれば、テレビの打ち合わせなどもありそうだけど……。

 午後は新宿に出かける。高島屋タイムズスクエアのスタジオフレスコで昼食。パスタとピザのセットを取ったのだが、これは美味しかった。東急ハンズで通信ケーブルがちょうど入る大きさのピルケースを購入。大塚家具に立ち寄ってトイレを借り、三越と伊勢丹を見て回ってから、西口の福膳という居酒屋で夕食を兼ねて少し飲む。ここはあまり美味しくなかったなぁ……。

 外出先でCLIEとPHSを使ってメールのチェックができるようになったのだが、これがじつに便利この上ない。仕事の緊急連絡なども、これで定期的にチェックできるのはいい。仕事で使っているメールアドレスはホームページなどでも公開しているため、毎日100通を超えるスパムが送られてくるのだが、@niftyの迷惑メールフィルターで、そのうちの8~9割がブロックできる。これがなければ、とてもとても外出先でメールを受信などできないだろう。フィルターをすり抜けてくるスパムは、それでも毎日数十通。これくらいなら、いちいち手作業で削除してもそれほどの労力ではない。

2004.04.28

1日5本の試写にヘトヘト

佃

 午前中から夜にかけて、1日で5本の試写巡り。まずは9時45分から東映で韓国映画『シルミド』。1971年に起きた軍人反乱事件の真相を描いた映画だが、内容的にはかなり脚色もあるのだと思う。でも登場するキャラクターがうまく描けていて、訓練シーンなどはじつに面白い。ただ、反乱が起きてからはもう少し脚本を練ってもよかったと思う。ラストシーンは『レイダース』。監督が「韓国のスピルバーグ」というのも納得。

 お昼の銀座では食事をするのが大変で、結局コンビニでサンドイッチを買って午後の試写がある映画美学校のホールで食べる。1時からはその映画美学校でシルベスター・スタローン主演の『ザ・ボディーガード』。これはダメな映画だった。ダメな映画を観ると、どっと疲れが出る。疲れを引きずったまま表参道のアウラスクリーニングルームでサーフィン・ドキュメンタリー『ステップ・イントゥ・リキッド』。これはいい。最高。サーフィン映画『ブルークラッシュ』のサーフィンシーンばかりを集めたような、迫力満点の場面が続く。

 東銀座まで出て京橋郵便局で現金書留の受け取り。日本映画テレビ技術協会から年会費と会員証発行手数料の返却。夕食を食べて映画美学校まで戻り、ユーロスペース製作配給の「映画番長」シリーズの第2弾「エロス番長」の参加作品2本を続けざまに観る。1本目は渡辺護監督の『片目だけの恋』。2本目は西村晋也監督の『ラブ キル キル』。どちらも面白かったが、帰宅したらもう10時過ぎ。さすがに疲れた。1日に映画5本なんて、1年にそう何度もない。

 帰宅してニュースを見たら、年金未納の閣僚がさらに4人。民主党の菅直人も未加入期間があったという。あ~あ、もうメチャクチャですな。たぶん他にもデタラメをやっている議員はたくさんいるに違いない。でも年金改革案は委員会を通過し、成立に向けて進み始めた。まったく国民をバカにした話だ。

 そもそも国民年金を含む基礎年金は20歳以上の国民全員が強制加入になっているはずなのに、「保険料を納めていないと将来年金が受け取れませんよ」という形でしか加入を勧められなかったのが問題なんじゃないだろうか。こういう形だと、「別の年金があるから国民年金には入らない」「年金など最初からあてにしないから加入する気はない」という人が出てきてもおかしくない。実際、国会議員は議員年金があるから、国民年金になど入らなくても困らないのだろう。国会議員の年金論議など、しょせんは他人ごとなのだ。

 そもそも議員年金はその成立理由からして法的根拠が希薄なように思える。「国会議員には退職金がない」と言うけれど、退職時の一時金と退職後の終身年金とではどちらが高額になるのだろう。勤続年数に応じて退職一時金を支払うかたちを作り、年金制度は廃止したほうがいいのではないか。年金は国民年金か、民間の年金保険を使うべきだと思う。

 「退職金がないから議員年金が必要だ」というのなら、議員年金の仕組みを他の「退職金がない」一般国民にも解放するのが筋だろう。例えば僕のような自営業者にも退職金はないぞ。僕も議員年金に加入させてくれ。議員年金は月々支払う保険料がかなり高額になるようだが(年額126万6000円だから、毎月10万5500円)、10年払えば受給資格がもらえ、しかも国民年金より断然年金の支給額が多い(最低でも年額412万円なので、月額34万円強)のだから、もしこの仕組みが一般に公開されれば、国民年金や厚生年金から議員年金に切り替えようとする人が増えるような気がするけどな。

 あと「年金保険料を払わないと将来年金が受け取れない」と言うのは、現在の若い世代に年金加入をうながす有効な言葉とはなっていないと思う。仮に年金をまじめに払ったとしても、それで受け取れる年金など月に数万円。それで生活ができるとはとても思えない。どうせ生活できないなら、年金など払わなくても同じではないのか。それに年金未納者が老後の生活に困窮した時、行政側はそれを「自業自得だ」と放置できるだろうか。結局は生活保護などで救済するしかないんじゃないの? だったら年金なんて払わなくても同じだよ。

2004.04.27

釈然としないニュース

聖路加タワー

 閣僚3人が国民年金を未納もしくは未加入だった問題で、野党側から閣僚全員の年金加入状況を公開するように迫られた小泉内閣はこれを拒絶。福田官房長官は「それは個人のプライバシーでしょ?」とご立腹の様子だが、年金に加入しているか、年金保険料を納付しているかどうかは、プライバシー云々以前に、国民としての義務を果たしているかどうかという問題ではないのか。それに国民年金の保険料は収入が高かろうが低かろうが、どんな商売をしていようがすべて一律なのだ。閣僚が年金に加入しているか否かを問われた時、答はYESかNOかの二者択一でそれ以外にはあり得ない。なぜそれに答えられないのだろうか。

 記者会見で官房長官にこんな意味のない言い逃れをされて、「答はYESかNOだけですよ」と突っ込みを入れられない記者も情けない。どうせああした場所に取材に出ている記者というのは大手マスコミの社員記者で、自分の年金も健康保険も会社に任せっきりだから、国民年金の保険料が全国民一律だということに思いが至らないのだろう。記者会見をする方もバカなら、取材する側もバカだと思う。

 年金は積立貯金ではない。現在収められている年金保険料は、現在高齢者が受け取っている年金に回されているのだ。年金保険料を未納の人たちは、将来の自分の年金をどうこうしているわけではなく、今現在、年金の受給を受けている人たちに回す金を出し惜しみしているのだ。「将来受け取る年金が減るのだから、それがペナルティだ」というのは筋違い。そもそも政府は年金改革によって、将来の年金給付を減らすと言っているではないか。給付が減るのが何かのペナルティだとすれば、これはいったい何のペナルティなんだ?

 僕は年金の専門家ではない。毎月毎月まじめに国民年金の保険料を収めている、ひとりの加入者に過ぎないのだ。でも国会議員やマスコミの記者は、その素人以上に年金がどうなっているのか知らないらしい。この問題については、テレビの情報番組などでコメントしている人たちも、まったくトンチンカンな意見を述べていることが多い。国民年金の保険料未納率が4割近いことを取り上げて、「国民の4割が保険料を払っていない」と言っている人を見たこともある。あまりにも頭悪すぎるぞ。まぁ民法のアナウンサーもスタッフも、国民年金になんて加入したことないだろうしね。

 午前中にメルマガの編集と発行手続き。午後は銀行でお金をおろしてから散髪に出かけた。天気予報では今日は暴風雨だと言っていたが、期待(?)していたほどの悪天候でもない様子。W誌の原稿を書かなければならないのだが、なんとなくダラダラ先に延ばしている。そろそろやらなきゃ……。

2004.04.26

朝鮮人名の表記について

永代橋

 朝のうちにメルマガの発行。その後、書かずに放り出していた映画の感想を3本書いてHPにアップロード。これに夕方頃まで時間がかかってしまう。時間がかかった理由は、ドキュメンタリー映画『花はんめ』のタイトルや劇中に登場する「はんめ」という言葉の意味を調べ始めたためだ。「朝鮮語 ハンメ」でGoogle検索すると、「はんめ」が「おばあさん」という意味の朝鮮語であることはすぐわかった。年配の朝鮮人女性に対して、何でもかんでもバカのひとつ覚えのように「オモニ」を連発する風潮がいささか気になっていたので、ここで「ハンメ」という語彙がひとつ増えるのは悪くない。ちなみに「おとうさん」は「アボジ」で、「おじいさん」は「ハルベ」というそうです。

 まぁこれだけ調べるなら2分もあれば済んでしまうわけで、どっぷり時間がかかったのはここからWEBの記事を読みふけってしまったからだ。読み始めたのは「歴史と国家」雑考というページ。在日朝鮮人の問題を中心にした記事なのだが、日本が朝鮮を植民地支配していた時に行ったという創氏改名や強制連行などについて、じつにわかりやすく解説してある。「在日朝鮮人は外国人である」「合理的な外国人差別は正当である」などという記事タイトルを見ただけで、ちょっとドキドキしてしまうのだ。「在日一世の家庭内暴力」という記事を見ると、映画『花はんめ』の背景を垣間見るようでもある。

 このページの記事とも関連するけれど、朝鮮人の名前を漢字で表記して朝鮮風に読ませることに僕は馴染めない。日本語の音訓では「盧武鉉」を「ノ・ムヒョン」と読むことはできないわけだから、もし朝鮮風に読ませたいのなら最初から片仮名で「ノ・ムヒョン」と書くべきだろう。あるいは片仮名の表記に漢字を添えて「ノ・ムヒョン(盧武鉉)」もしくは「盧武鉉(ノ・ムヒョン)」にするのが、日本語としては正しいし親切だと思う。新聞は見出しに使える字数を少なくするために、片仮名併記よりは漢字のみを好むのだろうけれど、それに全部が合わせる必要はさらさらない。

 韓国映画を観ていればわかることだけど、韓国でも人名表記はすべて表音文字であるハングルになっている。おそらく韓国人自身にすら、もはや漢字の人名表記は読めないのだろう。(もちろん本人や家族にはわかるだろうけど。)日本人ならなおさら読めない。読めなくていいのだ。このところ韓国映画やドラマが日本でブームになり、俳優や女優の名前がマスコミに登場することも多い。でもそこでは決して、名前を漢字表記にはしていない。外国人の人名表記としては、これがむしろ当然のことではないのか。

 中国人の名前は日本風に音読みしてもいいことになっているので、朝鮮人の名前ほどはややこしくない。中国の首相・温家宝の名はそのまま「おんかほう」と読めばいいし、台湾総統の陳水扁はそのまま「ちんすいへん」だ。もちろん現地ではこれらの名前を中国風に読んでいる。映画関係者の名前などは日本にもそのまま中国読みのまま入ってくるが、その場合は片仮名表記と漢字を併記する形式が一般的になっている。「チェン・カイコー(陳凱歌)」と片仮名を先に出すか、「張芸謀(チャン・イーモウ)」と漢字を先に出すかはその時次第。だが最近は片仮名を先に出すのが増えているように思うし、場合によっては片仮名だけで漢字がない場合もある。これは中国映画が海外の映画祭に出品する時、英語で資料を作るからかもしれない。英語の資料には当然、漢字の人名など併記していないのだ。

 あ、なんか話が脱線したが、話は『花はんめ』に戻る。僕はこの映画の資料を見ていて、この監督の名前が読めなかったのだ。「金聖雄」という名前は、いったい何と読めばいいのか? この映画のプレス用資料を作った人は、他の朝鮮名にはすべて振り仮名を振っているのに、なぜ監督の名前にだけは振り仮名を付けなかったのだろう。監督の母親の名前に振り仮名を振る前に、まずは監督本人の名前に振り仮名を振ってほしい。「金」は「キム」と読むようですが、「聖雄」はなんて読むのかね。音読みすれば「セイユウ」か「ショウユウ」になりそうだけど、朝鮮読みではどうなるのかさっぱり予想できない。少なくとも日本人向けに提出する資料で、人名表記が日本語の伝統的な音訓から外れるのなら、その時はきちんと振り仮名を振っておくべきだろうに。

2004.04.25

教文館で聖書を購入

聖書

 午前中はCS。銀座のタパスタパスで昼食をとり、1時過ぎから教文館のキリスト教書籍売り場で聖書と聖書カバーを購入。少し重たいが中型聖書のハードカバーのものを選んだ。軟らかいビニールクロス装のものより、この方が長持ちするのではないだろうか。カバーを付けておけば何十年も持つはず。僕の本棚には中型の口語訳聖書があるが、これは記入してある日付に「1975.11.8」とあるから、かれこれ30年近く前のものだ。(正確にはもうじき29年。この日付にどんな意味があるのかさっぱり見当が付かない。当時は小学校3年生だった計算だけど。)

 この聖書にはフエルトのカバーが付いているが、これは当時通っていた彦根教会の牧師の娘さんが作ってくれたものだ。三姉妹のうち誰からもらったのかは覚えていないが、聖書を購入した同じ頃にプレゼントしてもらったものだろうか。カバーの表には可愛い犬のアップリケがアイロンでプリントしてあり、裏にはペパーミントグリーンの糸で「K.H」というイニシャルが刺繍してある。僕にとって口語訳聖書というのは、このフエルトのカバー込みで存在しているものだ。今後もこのカバーは捨てられない。

 せっかくなのでその聖書と、最近よく使っている聖書を並べて写真を撮ってみた。右側にあるのが手製のカバーが付いた75年購入の口語訳聖書。左側にあるのはCS用に購入した小型聖書と、調べ物などのために手元に置いてある軽装版のハンディバイブル。小型聖書はカバーがだいぶすり切れてきてしまったので、何かカバーを掛けた方がいいのかもしれない。

 僕はクリスチャンでもないくせに、本棚には他にも、文語訳聖書、岩波訳の新約聖書、旧約続編付と引照が付いた新共同訳聖書、成人式の記念に両親の教会からもらった文庫サイズの口語訳新約聖書、フランシスコ会訳の新約聖書、ものみの塔が使っている新世界訳聖書などが置いてある。新改訳聖書も欲しいけどまだ未購入。これだけ聖書が色々あっても、僕にとって古い口語訳聖書はやっぱり特別な存在になっている。今日買った聖書は、いつまで使われるのだろうか……。

 帰宅して少し昼寝。その後起きて、テレビ番組用のDVDリストを作ってディレクターとプロデューサーにメール送信。

2004.04.24

『ディボース・ショウ』はイマイチ

K's Cinema

 午前中にN誌の原稿に取りかかって、昼過ぎには仕上げてしまう。(有)マスターに注文していたCLIEとPHSの接続ケーブルが到着。早速メールの受信環境をつくってみる。これはいい。でもいちいち接続する手間を考えると、やはり日常的に使うというよりも、丸1日以上外出する時のバックアップ環境という感じ。でもこれでCLIEの使用範囲がより広がった。

 2時半頃新宿に出て、4時過ぎから新宿武蔵野館でコーエン兄弟の『ディボース・ショウ』を観る。じつはこの映画館がシネマ・カリテから武蔵野館1・2・3になって以来、初めての入場。以前はよく来たけどなぁ。このビルは映画館以外がほとんど飲食店になってしまい、しかも1階と2階のテナントが空いたままになっているという寂しい状態。武蔵野興業は同じビルの上にあったロードショー館に続き、この2月には自由が丘武蔵野館も閉鎖している。なんだか心細い状態だなぁ。会社経営は大丈夫なんだろうかと、ちょっと心配になったりして……。

 映画の受付を済ませてから近くにできたK's Cinemaを見に行ったけれど、ここはエレベーターで劇場まで上がるといきなり受付になっているという、かなり余裕のない作り。最初から客が来ないことを前提に作っているんじゃないのかな。ある程度客がくれば、階段の方に待機させるのかもしれないけど。軽く食事をしてから武蔵野館に戻る。

 『ディボース・ショウ』はコーエン兄弟の映画にしてはピリッとしたところのない退屈な映画。同じ話でも、主演のふたりがもう10歳ぐらい若ければ、また違った印象になるのかもしれないけどね。ジョージ・クルーニーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズで、こんな話はいかにもウソっぽいなぁ。離婚訴訟や婚前契約といった社会情勢を皮肉ってみせたのだろうけれど、その皮肉に毒がない。単に茶化しているだけなのだ。法律事務所のボスが見せる怪物ぶりも意味不明。コメディ映画なのに、上映中の館内でほとんど笑い声が起きないのは悲惨だった。

 映画の後は西口の焼鳥屋で少し飲んでから帰宅。

2004.04.23

ドル小切手の入金に1ヶ月

月島

 Google AdSenseから送られてきた小切手を、シティバンクの口座に入金するため銀座支店に出かける。手続きは簡単に済ませられたのだが、実際に口座に入金されるまで22営業日かかると言われた。これから連休をはさむと、入金は5月31日になる。まぁしょうがないね。急ぐものでもないので、これはこれでよしとする。これから毎月のことだし、手続きを済ませて忘れた頃に口座にお金が増えているというのも悪くあるまい。

 先日は郵便局からの入金で105円の手数料を取られたのだが(郵便局のATMから発行された明細にはそう記されていた)、今日の時点で口座を確認したら、ちゃんと50万円ちょうどが入金されていた。この手数料はシティバンクが負担しているということなのかな。

 3時半からは五反田のイマジカで『堕天使のパスポート』というイギリス映画。『アメリ』のオドレイ・トトゥ主演最新作というのが映画会社のウリだが、実際はキウェテル・イジョフォー演じる黒人男性が主役で、トトゥは重要な脇役といった感じのポジションだと思う。トトゥの英語圏デビュー作ということなのかな。『ハリー、見知らぬ友人』のセルジ・ロペスが悪役で出演している。これが絶品。

 JRで東京駅まで戻り、八重洲の神戸らんぷ亭で久しぶりに牛丼を食べる。値段が280円から350円に上がっていたのですね。知りませんでした……。6時半から映画美学校で『花はんめ』という、在日朝鮮人一世のおばあちゃんたちについてのドキュメンタリー。いい映画だと思うけど、試写室はガラガラ。しかも普段試写室で見かけるような顔ぶれが、ほとんどいなかった。宣伝活動がうまく行ってないのかな。

 本当は9時過ぎからもう1本試写を観る予定にしていたのだが、くたびれ果てていたので帰宅することにする。途中に閉まる間際のスーパーに立ち寄って買い物。

2004.04.22

映画テレビ技術協会を退会

月島

 昨夜は調子に乗って飲み過ぎたらしく、朝起きたらまだ身体に酒が残っている感じ。午前中から試写を見に行く予定にしていたのだが、とてもそんな気分ではない。今日は沈没。

 昨夜帰ってきたら日本映画テレビ技術協会から速達郵便が届いており、その件で問い合わせの電話をする。だが担当者がいなくてまったく話が通じない。この件はまだ解決まで時間がかかるかもしれない。まったく腹が立つ。

 午後になっても頭痛が治まらず、身体が何となく重たい。午前中の電話の件もあり、気分がうっとうしくて映画を見に行くことができなかった。まだスケジュールに少し余裕があるので、試写は全部取りやめて別の日に振り替える。

 シティバンクのカードができているので、受け取るために京橋郵便局へ。近くの銀行で50万円引き出して郵便局から入金したら、手数料に105円取られてしまった。口座維持手数料を無料にするための入金なのに、これじゃまるで意味ないぞ。その後シティバンクの利用についての細かい説明を見ると、預金が100万円以上になると郵便局のCD/ATMでの手数料が無料になるらしい。100万ぐらい持ってるけど、シティバンクをそうちょくちょく利用するわけでもないので、この口座については貯金専用と割り切って、ついでがある時に支店に立ち寄ることにしようと思う。近々Googleから届いている米ドルの小切手を入金しようと思っているので、とりあえず口座手数料は問題なくなると思うけどね。

 留守中に映画テレビ技術協会から電話があったのでこちらから電話。まったく話が平行線なのだが、こちらの退会意志は動かない。3月に払い込み済みとなっていた会費等は返金してもらうことにした。というわけで、今年は映画テレビ技術協会の会員証なしで映画を観る。いつ映画館に行ってもシニア料金というのは便利だったけど、これからは映画を観る前に金券ショップやプレイガイドに立ち寄るという、昔と同じ方法で映画入場券を手に入れることにする。

2004.04.21

7月放送分の打ち合わせ

万年橋

 午前中は映画の感想を書いた後、日本映画テレビ技術協会にいまだ届かない会員証の件で問い合わせの電話。午後は試写2本。まずは松竹で韓国のホラー映画『友引忌』。大学時代の仲間たちが2年後に集まって……という、『セントエルモス・ファイアー』風の青春ドラマに、『キャリー』のような超能力少女の話が重なる。『リング』の影響も大きいかな。話の運びに少し不自然なことがありますが、韓国人はこれでOKなのかな。

 2本目は渋谷の東芝エンタテインメント試写室で、『LIVE FOREVER』(ワイズポリシー配給)というイギリス90年代ロックのドキュメンタリー映画。90年代って、もはや「回顧」の対象なのね……。80年代に青春時代を送った人間としては、90年代なんてつい昨日みたいなものだけどなぁ。

 銀座で「ムービーストア on MONDO21」のOプロデューサーとTディレクターと落ち合い、打ち合わせを兼ねて飲むことにする。場所は月島の「のみた家 三平」。7~8月のセレクションテーマについて簡単に打ち合わせした後、番組中でベリーズ・エンジェルをどう活用するかについての作戦会議。その後はお酒も入ってどんどんバカ話化していく。

2004.04.20

『丹下左膳』の試写は超満員

銀座

 イラクで人質になっていた日本人3人が帰国したが、この物々しさは一体何なんだろう。家族の記者会見に弁護士が同席したり、本人たちが移動する際には上着で顔を隠すなど、まるで凶悪事件の犯人が護送されているような風景が繰り広げられている。メディアの「人質バッシング」から3人を守るということかもしれないけれど、これはかえって逆効果なのではないだろうか。あれだけ日本を大騒ぎさせたのだから、3人はメディアの前で、自らの肉声で何かを語るべきだと思う。でなければ、メディアはいつまでも3人を追いかけ回すに違いない。

 僕は一連の「人質バッシング」をおかしな話だと思っている。戦闘が続く一番悪いタイミングでイラクに出かけたことは軽率だったかもしれないが、その落ち度を差し引いても、一番悪いのは彼らを誘拐した武装グループではないか。人質3人は被害者なのだ。なぜその被害者たちが、日本中から袋だたきに合わなければならないのだろう。被害者の軽率さは責められてしかるべきだが、その後に起きた出来事の一切合切を「自己責任」の名目で被害者に押しつけるのは、どう考えても筋違いだと思う。

 ただ、こうした「人質バッシング」を避けるため、被害者3人がマスコミから逃げ回るのも態度としてよくないと思う。被害者たちのこうした態度は、どうしたって「自分たちの責任から逃げている」という印象を人々に与えるからだ。マスコミは当事者たちに直接取材できない苛立ちを、「人質バッシング」という形でニュース記事に転嫁する。まずは合同記者会見でも何でも開いて、「お騒がせしてすいません。詳しいことはまた後日」と声を聞かせるのがいいと思うけどなぁ。このまま頬被りを続けたあげく、何ヶ月かたって市民運動家たちの主催で講演会を開くとか、手記を出版するなどということになれば、さらに風当たりは強くなると思う。

 午前中に映画の感想を全部まとめてアップロード。午後はメルマガに手を付ける間もなく、ガスホールで2時から始まる『丹下左膳/百万両の壺』の完成披露試写を観に行った。到着したのが10分前ぐらい。受付で「立ち見になります」と言われたのだが、これって立ち見どころじゃない。既に入口から人があふれていて、ホールの中などはもはや立すいの余地がないのだ。まぁ開場は30分前から何だし、その時すぐに入場しなかったのが悪いと言えば悪い。でもこれって混みすぎじゃないの? この日は製作関係者用に2階席が全部使われていたようだが、キャパの少ないガスホールで、マスコミ関係を1階部分だけで収めようというのがそもそも無茶だ。関係者にはイマジカでゼロ号や初号を観せておけばいいのに……。文句を言っても仕方ないので、別日の試写日程を受け取ってこの日は帰る。

 時間が空いてしまったので、3時半からは映画美学校で『ヒッチハイク/溺れる箱船』を観たが、これはビデオ撮影で絵もショボイし、話もひどいシロモノだった。北海道ロケで雄大な風景がバックになっているのだから、これがせめてフィルムで撮られていれば、もう少し景色の空気感なども写り込んできたと思うんだけど。話はまぁ日本版『ヒッチャー』なんだけど、被害に遭うのが若いカップルではなく、倦怠期の夫婦になっている。この夫婦が、ひどいんだよなぁ。脚本の嘘くささに加えて台詞がオールアフレコ。話から言葉が全部浮き上がっている。

 6時からはGAGAで『クリムゾン・リバー2/黙示録の天使たち』。別々の猟奇事件を捜査していたふたりの刑事が、捜査過程でひとつに合流して……という物語の構成まで、前作を踏襲することはないと思った。キャラクターは既に観客の知るところとなっているのだから、これはすぐにドラマに入ってもいいんじゃないのかな。物語の鍵となる秘宝が、結局なんだかよくわからないまま終わってしまうのもなぁ……。

 帰宅してからメルマガの編集と発行手続き。崔洋一監督の新作映画『血と骨』の製作スタッフから、エキストラ募集の依頼が来ていたので、その記事をメルマガに載せる。これが今週号の目玉かな。

2004.04.19

「ぴあ」に宣伝用DVD

ぴあ

 朝のニュース情報番組は、イラクで人質になっていた日本人たちの話題一色。なんでも解放された人たちや家族に対して、救出にかかった費用を実費請求しようという動きがあるらしい。これを「自己責任」という言葉で正当化しようとする人たちがいるようなのだけれど、そうした意見に簡単に賛同してしまうのは危険かもしれない。もしこうした費用請求が認められるようになったら、民間のボランティア組織やNGO団体、フリーのジャーナリストなどは、政情不安定な地域で活動ができなくなってしまうではないか。

 危険なのはイラクだけじゃない。外務省の海外安全ホームページを見れば、およそ世界のありとあらゆる国、ありとあらゆる地域で、危険な状態が生じていることがわかるのだ。でもそうしたところにも、まず間違いなく日本人はいるだろう。例えばペシャワール会の中村哲医師のような人が現地で犯罪に巻き込まれた時、「自己責任だ」とか「救出費用は自分でまかなえ」と言うのが正しいのか?

 おそらく海外で民間の日本人が行っている様々な非政府活動を、直接・間接に国家の支配下に置きたいと考えている人たちがいるのだろう。僕も今回最初に人質になった3人の行動は軽率だったと思うし、事件発生後に家族や取り巻きが示した様々な行動には不快感を感じることも多い。でも軽率な行動の代償として「救出費用の負担」を求めるのは、海外での民間活動を大きく縛るワナになりかねないと思う。

 午前中はテレビ番組用の原稿作り。昼前にはそれを終えて、夕方頃からブログのデザインを少し手直しした。AdSenseの広告を、最初やっていたのと同じようにサブタイトル下に移動させたのだ。ついでに「新佃島・映画ジャーナル」の内容を大幅に整理。何でもかんでもサイドメニューに放り込んでいたのを、一部プロフィールページに移動させるなどして、ブログのテーマと直接関係のないものは省くようにした。

 夜は映画の感想を少し書き始める。今回これが、だいぶ遅れているのだ。メルマガもやらなきゃならないし……。今日は買ってきた「ぴあ」がへんにゴワゴワしていると思ったら、『コールド マウンテン』宣伝用のDVD-ROMが入っていた。30分弱のメイキングに予告編が2種類。DVDに特典映像として入っているものが、宣伝用に先に出ているわけだけど、まぁそもそもDVDの特典映像類というのは、ほとんどが宣伝用の素材なんだけどね。それにしても、こういうものがタダで雑誌に付いてしまう時代なのですね。

2004.04.18

まるで初夏の陽気

銀座

 午前中はCS。その後は有楽町のビックカメラやサンリオショップに立ち寄り、昼食は銀座のタパスタパスでスパゲティ。ここはランチのスパゲティが1,000円ぐらいで、ソフトドリンクが飲み放題。スパゲティの大盛りは100円増しだが、最近は僕も大盛りを持て余すようになっているので、今回は普通のものを頼んだ。味は美味しいです。

 銀座から地下鉄で八丁堀に出て、親戚宅で荷物を受け取るついでに世間話。重い荷物を抱えて自宅まで歩く。少し昼寝して、夕方から仕事開始。この週末はつい楽をしてしまったなぁ。

2004.04.17

錦糸町に新しいシネコン

錦糸公園

 メールのチェックなどを簡単に済ませてから、地下鉄で錦糸町へ。大江戸線の清澄白河で半蔵門線に乗り換えると、ほんの10数分でもう錦糸町だ。近い! 僕はもう10年以上前、亀戸にある花王の工場まで毎日通っていたことがある。横浜の実家から戸塚に出て、横須賀線・総武線で錦糸町までは直通。そこから各駅停車で亀戸まで1駅だった。錦糸町で電車を降りたことも何度もあるが、その頃に比べると駅の北側がずいぶん変わった。

 錦糸公園に隣接する場所に現在高層のマンション(ブリリアタワー東京)とオフィスとショッピングモールの複合施設を作っているのだが、そこにシネコンが入るらしい。錦糸町には既に楽天地があるのだが、それともろに競合することになるはず。楽天地の方が駅に近いけれど、シネコンは大規模なショッピングモールと併設だから、錦糸町は駅周辺から少し離れたところに、もうひとつの集客拠点ができるのだろう。この施設は2年後の6月にオープンするそうだが、せっかくなのでマンションのモデルルームも見に行ってみた。予想販売価格は月島の高層マンションなどに比べると、ずいぶんとお安くなっている。とはいえ僕にはとても手が出ないのだが、このマンション、住居棟からそのまま専用の通路を通って、ショッピングモールやシネコンに行けるのだ。住居から映画館まで徒歩ゼロ分! あ~、こんなところに住んでみたい。

 錦糸町のつばめグリルで昼食。その後周辺を散策して、JR秋葉原回りで帰宅。なんだかグッタリ疲れたので少し横になる。仕事はまったく進んでない。まぁそんなに仕事もないんだけどね。

2004.04.16

金曜日の試写はバテ気味

東急文化会館跡地

 午前中は映画の感想を少し書いておしまい。どうも作業がはかどらない。疲れ気味だ。午後は試写3本。まずはメディアボックスで『プリンス&プリンセス』(配給・宣伝はワイズポリシー)というアニメーション映画。王子と王女をモチーフにしたオムニバス風の作品だが、後半2本ぐらいは夢見心地になっていた。うう~、映画は面白いんだけど、面白いかどうかと眠気はまた別物なんだよなぁ……。エピソードの中ではエジプトの王女がイチジクを食べる話が、みょうにエロチックで気になる。ラストのエピソードもアンデルセンのパロディみたいで面白い。

 2本目はシネカノンに移動して『氷の国のノイ』というアイスランドの映画。途中まではつまらない青春映画だなぁと思っていたら、最後にあっと驚く大事件が起きる。

 食事をしてから京橋に舞い戻り、映画美学校で高林陽一の短編『南無』と『すばらしい蒸気機関車』(配給はシネマトリックス、シネヌーヴォ)。僕は蒸気機関車に乗ったことがないんだけど、僕が子供の頃は、まだ日本全国でSLが現役で走っていたのですなぁ。なんで僕は乗ってないんだろうか。子供の頃は家族旅行というと自動車で移動だった。昭和40年代は、モータリゼーションとか、マイカー族とか、そういう時代なのだなぁ。子供時代の僕が車酔いに苦しめられている間に、日本からはSLが姿を消してしまったというわけか。

 一度帰宅してから森下まで出て、友人と食事を兼ねて少し飲む。森下は夜になるとほとんど何もないので(昼間も何もなさそうだけど)、高橋まで歩いてみた。でもここもほとんど何もない。しょうがないから開いている居酒屋に適当に入って、適当に食事。僕は既に夕食を済ませているので、もっぱら飲んでいた。その後地下鉄で帰宅。あ~、疲れた。

2004.04.15

イラクの日本人3人解放

京橋2丁目

 昨夜は遅かったこともあり、今朝は少し寝坊。午後は渋谷のシネカノン試写室で『アマンドラ! 希望の歌』(クロックワークス配給)という南アのアパルトヘイト政策を突き崩した歌についてのドキュメンタリー映画。実録『サラフィナ』という感じで、なかなか見応えがある。映画版の『サラフィナ』はダメな映画だったけれど、このドキュメンタリーを観た後で『サラフィナ』を観ると、また違った印象があるだろう。当時の南ア黒人にとって、歌うことがどれほどの勇気と力を生み出したか。支配者である白人たちが、黒人たちの歌をどれほど恐れたか。南アの白人政府を転覆させたのが、トイトイというジンバブエから持ち込まれた歌とダンスだったというのに驚かされる。

 2本目はメディアボックスに移動して、イザベラ・ユペール主演の『いつか、きっと』(ギャガアニープラネット配給)という映画。これはちょっと眠くなったなぁ……。ちょっとお疲れ気味だ。疲れている時に、イザベル・ユペールはちょっと辛い。

 帰りに八重洲ブックセンターに立ち寄ってから、有楽町のビックカメラへ。一脚を買おうかなぁ……などと考えている。それにPowerShot S1 IS用に、ちゃんとしたネックストラップもほしい。どうも付属のストラップだと、首と肩が凝るんだよね。

 帰宅してテレビを見たら、イラクで人質になっていた3人の日本人が解放されたとのニュース。とりあえずよかった。でもまだ2名の日本人が捕らわれているからなぁ。

2004.04.14

テレビ出演にあたふた

佃3丁目

 朝からどんより曇り空。昼頃から雨。午後は試写を1本観る予定にしていたのだが、なんとなく出そびれて、これは後日回しにする。こういう時は、たいてい他にやりたいことがあるのだ。今日の場合、それは図書館に行くことだった。借りていた本を返却し、新たに何冊か本を借りてくる。読みたい本はたくさんあるのだが、あまり借りても2週間の貸出期限では読み切れない。ほどほどの、3冊ぐらいにしておく。なに、期間内に読み切ってしまったら、また仮に行けばいいだけの話。部屋には読みかけの本や手つかずの本も、何冊か転がっているのだし……。

 夕方からは「ムービーストア on MONDO21」の撮影のため、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターへ。待ち合わせ場所がわからず建物の外で待っていると、ディレクターのTさんから電話。広報を通して、中の会議室をひとつ控え室として借りているという。案内されて他のスタッフと合流。番組のマスコットガールであるベリーズエンジェル3人と初顔合わせ。「最近観た映画は?」と水を向けてみると、これがやっぱり、ぜんぜん映画なんて観てないんだよなぁ……。

 今回はホール上映の紹介ではなく、館内にある展示の紹介という趣旨。常設展企画展「造形作品でみる 岡本忠成アニメーションの世界」を僕が案内するという形式にはなっているが、実際には今回担当してくださったフィルムセンターの主任研究官Iさんにほとんど頼ってます。ディレクターから「服部さん、こんな感じでお願いします」と言われても、その通りの「感じ」にはできないという自分の不甲斐なさを痛感。言われたとおりにアドリブで台詞がどんどん出る、ベリーズエンジェル3人組には感心してしまった。撮影は9時頃まで続き、次の現場に移動。

 恵比寿の制作会社事務所でしばらく待機し、10時過ぎからすぐ近くのお店で服部&ベリーズエンジェルのトークシーンを撮影する。セッティングの最中から、僕はビールを1杯飲んでしまう。こうでもしなきゃ、カメラの前でなんてしゃべれません。僕は家を出る前に少し食事をしていたのだが、スタッフもベリーズエンジェルも3時頃に簡単な食事をしたきりだそうで、結構みんなお腹がぺこぺこ状態。ご苦労様です。それでも出演している方は飲み物や簡単な食べ物が出てくるのをつまんでいるけれど、スタッフは本当に大変だなぁと思う。トークシーンでは映画批評についてちょっと話したものの、緊張している上に空きっ腹にビールが入って結構よれよれ状態。こういうのって、慣れるとちゃんとできるようになるもんなんでしょうかね? 今後の課題です。

 撮影終了は11時過ぎ。恵比寿の駅からJRで有楽町まで出て、そこから地下鉄で帰宅。あ~疲れた。寝たのは1時過ぎでした。

2004.04.13

唐沢俊一さんと対談

大井町

 午前中の早い時間にメルマガの編集を終えて配信手続き。その後、たまっていた映画の感想文を次々に片付ける。以前から気になっていた、映画評本文ページへのAdSense挿入方法を少し改めてみる。トップページ同様、タイトル上にビッグバナーをひとつ入れてみた。ジャマと言えばまぁジャマなんだけど、記事内容に合わせて広告情報が次々に変化していくという面白さはこの方が味わえる。見栄えはいずれ少し手直しをするにせよ、しばらくはこれで行こうと思う。全部は直せないので『パッション』の回から手直ししてみた。

 この結果、いきなり広告内容がそれらしくなるのには驚く。こうでなくちゃね。映画瓦版のトップページはいろいろなタイトルが並ぶので、結果としてピントのぼけた広告になってしまうのだけれど、『パッション』の広告はドンピシャリという感じ。『犬と歩けば』もそれらしい内容になる。『カーサ・エスペランサ』はこんなものか。『レジェンド・オブ・メキシコ』もなるほどね、という内容。でも『きわめてよういふうけい』は、どうも反応がイマイチだ。こうしてページごとに、結果のバラツキがあるのも面白い。もっとも、こうした結果をバラツキと感じるのも僕の意識の偏りであって、実際にはこれが最適な広告なのかもしれないけどね。

 3時から築地の日刊現代編集部で唐沢俊一さんと映画についての対談。『CASSHERN』と『キューティーハニー』を筆頭に、今後も続く『デビルマン』や『忍者ハットリくん』などアニメやマンガの実写映画化について語るというもの。唐沢さんはアニメとマンガ寄りから、僕は映画寄りから発言するということだったのだけれど、結果としては世代間の微妙な温度差や思い入れの違いが出てしまう結果になったように思う。それでも『CASSHERN』についてはほぼ同意見なのだが、最終的な評価がちょっと違う。『デビルマン』と『ハットリくん』についての期待と不満もほぼ同じ。意見が割れたのは『キューティーハニー』で、これは永井豪のマンガの洗礼をいつ受けたかという違いなのかも。僕は映画版『キューティーハニー』はまったくOKなんだけど、唐沢さんはダメだったらしい。対談は2時間以上に渡り、結果は編集部でまとめて24日売りの紙面に掲載されるそうです。

 一度帰宅しようとも思ったのだが、結局築地で食事してから『キル・ビル Vol.2』の完成披露試写へ。クライマックス直前に映画の元ネタが『子連れ狼』であることをばらした上で、最後はやっぱり梶芽衣子の「怨み節」。いや~、楽しい映画でした。

2004.04.12

まだまだ桜は咲いている

中之島公園の桜と隅田川

 朝はなかなか起きられなかったのだが、7時過ぎには起きあがる。気が付いたらメガネを背中で押しつぶしていて大あわて。少し変形していたけれど、力任せに指で押し戻したら何とか形になった。あ~、びっくりした。それにしても、なぜメガネがベッドの側に落ちていたのだろうか。昨夜メガネをしたまま寝てしまったとか? まったく覚えていない。

cover メルマガの仕事を片付けて入稿。さらにN誌のコラムを書いて入稿してしまう。午後は買い物がてら、カメラを持って近所の公園へ。相生橋の中之島公園で少し撮影していたのだが、途中でバッテリー切れになってしまった。PowerShot S1 ISはカメラはバッテリー不足の警告が出てから実際に切れてしまうまで、ほんのわずかしか余裕がないようだ。他に気になる点としては、マクロ機能がないこと。最短焦点距離は、ワイド側で10センチ、テレ側でなんと93センチ。対象から1メートル近く離れないと、ピントが合わないというのはなんだかなぁ……。寄りすぎて何度もピント合わせを繰り返すことが、バッテリーの消耗を早めているような気もする。

 ただしそれ以外では、このカメラに今のところ不満はない。バッテリーの持ちも、前回フル充電してから今回のバッテリー切れが初めてだから、ものすごく電気を食っているというわけでもないように思う。ただし予備電池はやはり必要だろう。今度ビックカメラで買っておこうと思う。(充電器も買った方がいいかな。)散歩の時はこのカメラをメインにして、それ以外にFinePix F410も持って歩いた方がいいのかもしれない。

 FinePix F410は後継機種のF420が登場して旧型になってしまったのだが、新型のF420は小型化のためにバッテリーが犠牲になっているとの話。AV出力などの新機能はあるものの、カメラとしてはF410の方が優れているんじゃないのかな。インターネットで調べるとかなり安くなっているので、いまだにフィルムのコンパクトカメラを使っている実家の両親にでもプレゼントしようかなぁ。ちなみに僕が調べた範囲では、ここが底値でした。→FUJIFILM FinePixF410決算処分限定5台!

2004.04.11

イースターと大井町

大井町の桜

 朝8時から日比谷公園でCSのイースター礼拝。参加者が年々増えているような気がする。礼拝のあと、みんな揃ってサンドイッチで朝食。歩いて銀座まで戻り、そこから地下鉄で戻る。

 「サンデー・プロジェクト」を見た後、昼頃から大井町に出てぶらぶらする。昼食は駅ビルのアトレ大井町6Fにあるサンバレイでピザ&パスタ。調子に乗ってワインまで飲んでいたので、真っ昼間から結構いい気分。以前よく通った大井武蔵野館のあとに行ってみたら、小さなマンションになっていた。途中で桜の写真を何枚も撮る。10倍ズームのデジカメだと、桜の花がアップで撮れるのがいい。

 帰りは青物横丁まで歩いて、京急・浅草線・大江戸線を乗り継いで帰宅。途中で殺人事件の現場を通りかかる。野次馬とパトカーと警官で、現場は少し騒然。帰宅したあとは少し寝て、夕食のスパゲティを食べながら「新選組!」を見る。いよいよ面白い。

2004.04.10

トマトソースのスパゲティ

明石町公園にて

 午前中に『パッション』の感想を書く。なんだかこの映画は突っ込みどころ満載なのだが、映画自体の印象は希薄。退屈な映画だったという以外に、何をどう書けばいいのかよくわからないんだよね。この映画そのものについて、僕はあまり熱く語る気がしない。

 昨日の酒の影響で朝はかなり遅く起きたため、朝食と昼食が一緒になってしまった。夕方に少し酒を飲んでつなぎ、夜は久々にスパゲティを作って食べた。市販のトマトソースより、自分でホールトマトからソースを作った方がやっぱり美味い。以下ついでなので、僕流のトマトソースの作り方を書いておく。

 材料は2人前。ホールトマト1缶。ツナ缶1つ。ベーコン3,4枚ぐらい。ニンニク2片ぐらい。タカノツメ2,3本ぐらい(輪切りの唐辛子でもいい)。顆粒のコンソメスープが小さじ1杯ぐらい。まぁ分量はそれぞれ適当なもの。これらの他に、スパゲティを人数分。オリーブオイルや塩・こしょうなど。

 ベーコンは1センチ幅ぐらいに切る。ニンニクはみじん切りに。タカノツメは種を抜いてからみじん切り。ただしこの「みじん切り」はかなり大ざっぱ。粗みじんぐらいでもOK。大きめの鍋にお湯を沸かして塩を入れ、スパゲティを茹でる。フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、ベーコン、ニンニク、タカノツメを炒める。なんとなく火が通ったら、フライパン内部にトマト缶を投下。ヘラでトマトを潰しながら、強火で煮詰めていく。この時、顆粒のコンソメ、塩・こしょうなどで味を調える。トマトがまんべんなくつぶれたら、ツナ缶を入れて混ぜながらさらに煮詰める。全体量が、最初の半分ぐらいまで煮詰まってきたらソースはできあがり。ここに茹であがったスパゲティを入れて、ざくざく混ぜてしまう。これでトマトソース・スパゲティの完成。

 スパゲティには粉チーズをたっぷりかけて食べる。夏はベランダのプランターに植えてあるバジルの葉を何枚か、包丁でざくざく切って上からパラリ。これで味がワンランクかツーランクはアップする。

2004.04.09

数寄屋橋のデモ行進

意味不明のデモ行進

 午前中に映画の感想を1本。午後は映画美学校でホンマタカシ監督の『きわめてよいふうけい』というドキュメンタリー映画。これはついウトウトしてしまいました。2本目は3時半からGAGAで『カーサ・エスペランサ/赤ちゃんたちの家』。これは試写室がすごく混んでいたのだが、なぜ混むのかよくわからないような映画だった。

 夕食を食べたあと銀座に戻って金券ショップでチケットを購入し、シャンゼリゼで『レジェンド・オブ・メキシコ』の最終日最終回を観る。なんだかこれも、よくわかんない映画だなぁ……。今日は観た映画がことごとくハズレだった。

 昨日今日と夕食は吉野家の豚丼を食べているのだが、これは店によって具の内容が違う。豚肉は同じなのだが、一緒に煮込んである野菜がタマネギの場合と、ゴボウの場合とがあるのだ。店に掲示してある盛りつけ例の写真では、具がタマネギになっている。ではタマネギこそが吉野家のオフィシャルな豚丼なのかというと、必ずしもそうではないらしい。ゴボウの店も相変わらず、ゴボウのままで続けているのだ。味はだいぶ違うので、どの店でどのバージョンが出てくるかを把握しておかないと、「こんなはずではなかった!」と思う人がいるかもしれない。まぁたかだか250円ぐらいのメニューで、そんなコダワリを持つ人は少ないかもしれないけど。

 映画館を出たら数寄屋橋の交差点で自衛隊派兵反対のデモ行進と出くわした。イラクで日本人3人がテロ組織に誘拐されたことを受けて、自衛隊を撤退させろと言うのが今回のデモの趣旨らしい。ただしかけ声やプラカードの中には「憲法修正反対」という、イラクの事件とは直接何の関係も見あたらないものもある。つまりこれはイラクでの事件を口実にして、左派系の団体が大量動員をかけているだけなのだ。「イラクの3人を救え!」というかけ声はさも被害者3人のことを思いやっているように見えて、じつは自分たちの主義主張を大声で怒鳴るための大義名分として、この事件を便利に使っているだけ。ひどい連中だと思う。

 僕自身は最近のイラク情勢の混沌とした状況を報道で見るにつけ、「これはタイミングを見計らって自衛隊を引き上げさせた方がいいんじゃないか」と思っていた。でも今回の誘拐テロ事件が起きたことで、撤退は当分できない相談になってしまったのではないだろうか。テロリストの要求に応じて自衛隊を引っ込めるのは論外だが、今後人質が解放されるにせよしないにせよ、この事件の記憶が生々しいうちに自衛隊を撤退させれば、「日本はテロに弱い国」という印象をテロ組織に対して与えてしまう。そうなると、海外での法人誘拐の危険性は一気に跳ね上がると思う。

 旅行や商用で海外にいる日本人は膨大な数になる。もし今回の事件で少しでも日本政府が動くようなら、今後も海外で日本人をさらって、日本政府に外交政策の変更を迫ればいい。国際テロ組織にとって、誘拐する場所なんてどこでもいいのだ。「イラクに行かなければ安心」というわけではない。ヨーロッパだろうが東南アジアだろうが、日本人を誘拐さえすればそれは人質になり得るのだから……。

 そうした危険を招かないためにも、日本政府は「何が何でもテロには動じない」という姿勢を内外に示す必要がある。つまり今後イラクでの混乱がますます激しくなっても、日本は自衛隊を決してイラクから引き上げない。テロ事件の発生によって、かえって自衛隊には引っ込みが付かなくなってしまったのだ。これで現在人質になっている人たちが殺されでもしたら、ますます日本政府の態度は硬化する。「テロリストが日本政府に何を要求しても無駄」という態度を見せ続けなければ、海外に散らばっている日本人をテロから守ることはできない。

 「自衛隊を撤退させて3人を助けろ」と主張する人たちは、こうした理屈がわかった上で「自衛隊を撤退させろ」と言っているのだろうか。被害者の家族は、あるいはこうした理屈がわかっているかもしれない。自分の家族を守るためなら、他人の危険など構ってはいられない。被害者やその家族には、とことん自己中心的な主張をする権利がある。自己防衛のためなら、他人を危険にさらしても罪には問われまい。(正当防衛は殺人罪に問われないのと同じ。)しかしそうした被害者家族の声に便乗して、「自衛隊を撤退させることも考慮すべき」という人たちは、あまりにも思慮の欠けた人たちだと思う。被害者の気持ちは気持ちとして、その他の日本人はもっと毅然とした態度を示すべきなんじゃないかな。

 まぁこの事件に便乗して「憲法修正反対」を叫ぶような人たちには、何を言っても無駄なんだろうけどさ。

 数寄屋橋の交差点でデモ行進が一段落してから、四丁目の交差点まで出てK社のSさんと落ち合う。7丁目のライオン3階にある入母屋で夕食をかねて飲んだ。ここは銀座のサラリーマンの人気店のようだが、料理は値段の割に皿ばかり大きくて、味も特別美味しいとは思えなかった。焼酎は充実しているので、焼酎好きにはいいのかも。でも料理ももうちょっとがんばってほしい。

2004.04.08

いよいよ日本人にテロの矛先

昨日の銀座

 午前中に映画の感想を1本書いて、早めに昼食。昨日観られなかった『パッション』の試写を観るためヘラルドへ。昨日は「2時間前から行列ができてました」と言われたのだが、今日は12時半からの試写に30分前で悠々だった。この回の試写は試写状には記されておらず、昨日の試写ではじかれてしまった人にのみ、口頭で伝達したもののようだ。

 映画の方は予想通りの力作であると同時に、予想していたよりもずっと退屈な、意外性のない映画だった。そもそもこの映画は聖書に忠実でないし、時代考証も不正確だ。かといってカトリックの伝統的な受難劇を、そのままなぞっているわけでもない。製作・監督のメル・ギブソンはこうした受難劇を、なぜ今作らなければならなかったのだろうか。どうもそのあたりが、僕にはよくわからない。「動く聖書画」としての意味はあるかもしれないが、映画としてはキャラクターの造形に膨らみがないのが欠点。もっともこれは、作り手の意図でもあるのだろうが……。

 渋谷に移動してシネカノンで『犬と歩けば/チロリとタムラ』の最終試写。どうも話が都合よすぎるように感じる。ドラマが動くここぞというポイントで、演出に力がないため観る側が納得できないのだろう。カメラワークもちょっと奇妙なところがあった。

 試写室でたまたま隣になったWさんと、コーヒーを飲みながら少し話。まぁ中身は相変わらずなんだけどさ。帰宅しテレビをつけたら、イラクで日本人がテログループの人質になったという話。いよいよ来るべき時が来た。

2004.04.07

『パッション』が大変な事態に

西仲もんじゃ通り

 昨日まとめて4本も試写を観たら、その反動が今日に来た。午前中から映画の感想を書くがあまりはかどらない。午後はとりあえず試写に出ようと部屋を出る寸前、修理に出していたCLIEが戻ってきたのでその動作確認を始めてしまった。これで午後の試写は1本別日に回すことになる。

 今日は本当は3本の試写を観ようとスケジュールを作っていたのだが、3本目の『パッション』が混みそうなので、受け付け開始と同時に試写室に入ろうと決意。3時半からの試写を泣く泣くあきらめて時間を作り、『パッション』に備えていた。3時に東京駅に友人を迎えに出て、その後早めに食事して別れる。少し時間を調節して5時半ちょうどにヘラルド試写室へ。ところがエレベーターの下で、既に満席と言われてしまった。今日はなんと試写開始の2時間前から行列ができていて、1時間前には満席になってしまったらしい。受付は30分前からだから、そのはるか以前に試写室が満席になるという、とんでもない事態が起きているのだ。

 こうなる理由もわからぬでもないが、まさかこれほど混雑しているとは。海外では大ヒットしているから、話題作を一目見ようと人が群がっているというのが理由のひとつだろうし、もともとマスコミ試写の回数が少ないというのも混雑の原因になっているのだろう。もっとも試写回数が少ないのはやむを得ない面もある。これはもともと、東京都内単館公開の作品なのだ。(欧米でのヒットを受けて日本での公開劇場も増えているようだが。)僕は映画の内容から考えて、日本では公開されない可能性が高いとすら思っていたくらいなんだけど……。どう考えたって、この映画の意図や内容を理解できる人が、日本人の中にそれほど多くいるとは思えないぞ。

 まぁしょうがないからトボトボ帰宅する。途中にちょっと買い物などしながら自宅に戻り、少し飲んで寝てしまう。『パッション』は近日中に観る予定だが……。

2004.04.06

がんばって試写4本

亀井橋公園の桜

 少し早起きしてメルマガの編集と発行手続きを終え、久しぶりに午前中から試写を観に出る。最初は松竹で篠原哲雄監督の『天国の本屋~恋火』。先日観た同じ監督の『深呼吸の必要』が物足りないできだったので、あまり期待せずに観始める。ところがこれが、いい意味で予想を裏切ってくれた。何カ所かホロリとさせられる感動作。最後のハッピーエンドもいい。最初の段階で既に気づいていたことだけれど、この映画は篠原監督の出世作『月とキャベツ』と同じような話なのだ。歌を忘れたミュージシャンが、ピアノを弾けなくなったピアニストになっている。『月とキャベツ』の主人公の名前は花火。『天国の本屋~恋火』でも花火が重要なモチーフになっているけど、これはたまたまかな。

 映画の後食事しようとしたのだが、ちょうど会社の昼休みとぶつかってどこも満員。天気もいいし、コンビニでおにぎりかお弁当でも買って公園で……と思ったら、ここも人でギッシリ。この近辺の公園は、ホームレスっぽいおじさんたちとサラリーマンで埋まります。しょうがないからちょっと時間をずらして、12時半過ぎに簡単な食事。

 1時からは東映で犬童一心の『死に花』。これも設定はバカバカしいのだけれど、憎めない面白い映画になっている。物語の舞台になっている老人ホームは、どうやら銀座あたりにあるらしい。主人公たちが襲撃する「さくらんぼ銀行」は、新川の隅田川沿いにある。どうもロケ地が僕の以前住んでいた近所ばかり。馴染みの風景の中で主人公たちが大騒ぎする様子に、ついニヤニヤしてしまう。ご近所ムービーの楽しさだ。

 六本木に移動してFOXでジェームズ・アイヴォリー監督の『ル・ディヴォース/パリに恋して』。豪華キャストは見応えがあるが、パリを舞台におしゃれな映画を作ろうとして、結局は泥臭い映画になってしまっている。ヒロインがケイト・ハドソンとナオミ・ワッツじゃねぇ……。それにしても出演者は本当に豪華。

 時間はあまりなかったが、簡単に食事をしてから松竹に戻り、黒木和雄監督の『父と暮らせば』。これはすごくよかった。井上ひさしの舞台劇を映画化したもので、映画の中にも舞台劇風の演出が随所に残されている。でもいいのだ。これは原爆で生き残った娘と、原爆で死んだ父親がつかの間の交流を持つというファンタジーなのだから。父を演じた原田芳雄の芝居が、圧倒的なボリューム感でこちらに迫ってくる。感情表現の瞬発力と馬力はすごい。宮沢りえも悪くはないのだが、原田芳雄の芝居に肩を並べるだけの力強さが感じられないのは残念。宮沢りえの芝居は小さく積み上げていって、感情のピークを作るタイプ。原田芳雄はそうではなく、ゼロからいきなりトップスピードの芝居に持って行けるのだ。これが役者としての貫禄の違いなのかなぁ。

2004.04.05

新しいデジカメ到着

石川島公園の桜

 仕事の原稿をさっさと入稿し、午後は久しぶりに月曜日から試写に出かけようかと思っていた矢先に玄関のブザーが鳴った。先日インターネットで注文していたデジカメの到着。こうなると箱の封を開けずにいられない。封を開けたら中身に触らずにいられない。触ったら最後、一通りの使い方を覚えるまで止まらない。

PowerShot S1 IS 購入したのはCanon PowerShot S1 ISという光学10倍ズーム機。これに3.2倍のデジタルズームが加わって、最大32倍の大望遠ズームになる。35mmのカメラに換算すると、光学ズームで38mm~380mm、デジタルも合わせると1200mm以上の超望遠だ。デフォルトではデジタルズームがオフになっているので早速これをオンにすると、自宅のベランダから眼下の通行人をぐいぐいズームしてみる。これはすごい。役に立つかどうかは別として、とりあえず面白い。

 昼食の後でこのカメラを手に外に出てみる。隅田川沿いに相生橋から石川島公園をぐるりと歩いてみたが、桜はもうほとんど葉桜になっている。それでも遠距離からズームで撮ると、それなりに木々が密集して見えるので賑やかにはなる。このカメラは構図を縦位置にすると、モニター上の確認画面も縦になるのが偉い。でも液晶が小さいから、画面が小指の先みたいに小さくなってしまう。この液晶はもっと大きなものにした方が、使い勝手はよくなると思う。

 帰宅して撮影した画像をパソコンに取り込んでみたが、デジタルズームの映像はヨレヨレでほとんど役に立たないと思う。これなら最初から光学ズームの最大望遠側で撮影して、あとから画像をトリミングした方がよさそうだ。そんなわけで、デジタルズームの設定はオフに戻した。今日使用した電池は使い差しのニッケル水素電池だったのだが、50枚ほど撮影したところでへばってしまったためフル充電し直す。あと1セット、大容量のニッケル水素電池を購入しておいた方がよさそうだ。

 それにしても、充電式の乾電池はどんどん高容量化していく。僕が最初にゲームボーイ用に購入したのは700Ah.のニカド電池。その後、携帯ワープロ用に購入したのが大容量をうたう1000Ah.のニカド電池だった。その後デジカメ用に購入したのが1500Ah.のニッケル水素電池。今はそれが2300Ah.になっている。電池の容量がアップすると充電器も買い直さねばならなくなる。これが結構大きな出費になるけど、これはしょうがないかぁ……。

株式会社ウェディング問題を考える会

入会するかしないか、カンパすべきかすべきでないかはともかくとして、とりあえずリンクを張っておきます。

株式会社ウェディング問題を考える会

2004.04.04

季節は冬に逆戻り

佃大橋そばの桜

 朝からどんより曇り空。気温はどんどん下がっていく様子で、CS出席のため出かけた朝方より、昼頃の帰り道の方が寒かったような気がする。パラパラと小雨が降っているようでもあったが、昼過ぎまではそれも気にならない程度。しかし夕方になる前に、かなり本格的な雨になった。花見桜は昨日が見納めで、今日はさすがに寒かろう。

 学校が春休み中ということもあって、CSは分級なしで解散。帰りにプランタンに立ち寄ったのだが、開店まで少し時間があるので近くのウェンディーズで時間つぶし。その後築地に立ち寄って昼食を食べてから帰宅。郵便受けにシティバンクからの口座開設申込書が入っていたので、テレビを見ながらそれを作ってしまう。注文していたカメラも発送したとの連絡がメールで入っていた。到着は明日か明後日になるだろうか。築地で電池と充電池を回収してきたので、これで準備万端。もう少し大容量のニッケル水素電池を用意しておいた方がいいかもしれないけれど、それはもう少し様子を見てからにしようと思う。

 寒いせいか口寂しく、3時頃から昼酒を飲んで少し昼寝する。夕方に起き出して日記を付けたり、まぁいろいろと……。夜は「新選組!」を見てから映画の感想などに手を付ける。

2004.04.03

佃公園は花見客だらけ

佃公園の桜

 朝起きたら完全な二日酔い。ただし気分が悪いとか頭が痛いという以前に、昨夜の酔いが薄まった状態で、そのまま残っているという感じだ。5時頃目が覚めてトイレに立った時は、まだ足もとがふらついていたし、口の中にもまだ何となく昨夜飲んでいたレモンサワーの味が残っているような……。その後は二度寝をして、起きたのは8時過ぎ。でもやっぱり、半分酔っぱらったように頭がぼんやりしている。

 叔母から電話があって昼頃東京に出てくるとのこと。1時過ぎに八丁堀で落ち合って近くのそば屋で昼食をとり、野菜類を貰って帰ってくる。自転車のスポークが折れているので、往復はすべて歩き。天気がよくて桜は満開。あちこちの公演で、木の下に陣取ってお弁当を食べる人々の姿。佃公園はそんな花見客と散歩の人でギッシリ。この公園は以前なら近所の住人ばかりが花見をしていたようだが、この日の感じでは、最近は遠くからもわざわざ出かけてくる人たちがいる様子。大河端リバーシティや佃公園ができて10数年たち、ようやく桜の名所として定着してきたということかな。でも近所同士で誘い合って、ささやかな花見の宴を楽しんできた人たちにとっては少し迷惑な話なのかも。

cover 貰ってきた野菜を使ってお好み焼きなどを作る。インターネットでCanonのデジカメ、PowerShot S1 ISを注文する。動画も撮れるデジカメだが、とりあえず写真取材中心に使うだけだと思うので、コンパクトフラッシュは128Mのものを一緒に注文した。10倍ズームで手ぶれ補正機能付き、値段もそこそこ。320万画素というのは最近の「高画質」という基準には遠いかもしれないが、通常のL判プリントやインターネットでの画像仕様ならまったく問題なし。到着は来週になるのかな。

2004.04.02

月島の魚仁で痛飲

 午前中はごろごろ寝て過ごす。午後は新宿のビックカメラでデジカメを見て回ったあと、五反田のイマジカへ。デジカメは現在持っている光学3倍ズーム機の他に、光学10倍程度の高倍率機を買おうと思っているのだ。映画関連の記者会見や舞台挨拶を取材して、映画瓦版で公開していこうかなぁ……という思惑から。映画は誰でも観られるけど、記者会見などはプレス関係者しか招待されないわけで、せっかく案内を貰うなら今後はそうしたものを取材していこうと思っている。で、候補になっているのがPanasonicのFZ10と、CanonのPowerShot S1 IS。どちらも手ぶれ補正が付いている。FZ10はばかでかいので、普段から持って歩くならS1 ISがいいのかなぁとも思う。液晶モニターがバリアングルになっているのも、撮影条件によっては便利なのかも。

 イマジカで観た映画は三枝健起監督の新作『ジェニファ/涙石の恋』。以前の『MISTY』や『あさきゆめみし』よりはマシなのかなぁ……とも思うけれど、やっぱりよくわかんないよ。話がまるでチンプンカンプン。

 月島の駅で「ムービーストア on MONDO21」の担当プロデューサーKさんと落ち合う。いつもはもんじゃ屋に行くことが多いのだが、この日は清澄通り沿いの居酒屋・魚仁へ。今後の仕事の話などをしながら飲む。Kさんがやたらと僕のことを温泉に誘うのが、ちょっと気になったりする。女の子も付いてくるならOKだけど、男ふたりで温泉旅はちょっと抵抗があるなぁ、などと話す。煮込み、ねぎま串焼き、鮪ほっぺ焼き、鮪ぶつ大盛り、竹の子煮、煮穴子、あら汁などを注文。生ビールを2,3倍に、レモンサワーを4,5杯も飲んだだろうか。店を出た時はもうかなりへろへろ状態で千鳥足。Kさんとは昨年末ももんじゃ屋でへろへろになるまで飲んだのだった……。

 アルコール漬けの身体を引きずるように部屋に戻り、メールのチェック等を済ませる。新規の仕事の依頼が1件来ていた。

ムービーストア公式サイト

 いよいよ今日から放送される「ムービーストア on MONDO21」の公式サイトができました。内容はこれからますます充実させていきますので、よろしく!

ムービーストア on MONDO21

2004.04.01

深大寺の桜は満開

神代植物公園の桜

 朝からいい天気。隅田川沿いの桜も満開。午後は試写の予定が入っていたのだが、これは別日に回して急遽お花見に行くことにする。京王線で調布まで出て、バスで神代植物公園へ。平日にもかかわらずかなりの人。4時ごろまで園内をぶらぶらして、深大寺に出る。みやげ物店などを見て回った後、名物の深大寺そばを食べて帰ってくる。大満足。

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