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2004.04.06

がんばって試写4本

亀井橋公園の桜

 少し早起きしてメルマガの編集と発行手続きを終え、久しぶりに午前中から試写を観に出る。最初は松竹で篠原哲雄監督の『天国の本屋~恋火』。先日観た同じ監督の『深呼吸の必要』が物足りないできだったので、あまり期待せずに観始める。ところがこれが、いい意味で予想を裏切ってくれた。何カ所かホロリとさせられる感動作。最後のハッピーエンドもいい。最初の段階で既に気づいていたことだけれど、この映画は篠原監督の出世作『月とキャベツ』と同じような話なのだ。歌を忘れたミュージシャンが、ピアノを弾けなくなったピアニストになっている。『月とキャベツ』の主人公の名前は花火。『天国の本屋~恋火』でも花火が重要なモチーフになっているけど、これはたまたまかな。

 映画の後食事しようとしたのだが、ちょうど会社の昼休みとぶつかってどこも満員。天気もいいし、コンビニでおにぎりかお弁当でも買って公園で……と思ったら、ここも人でギッシリ。この近辺の公園は、ホームレスっぽいおじさんたちとサラリーマンで埋まります。しょうがないからちょっと時間をずらして、12時半過ぎに簡単な食事。

 1時からは東映で犬童一心の『死に花』。これも設定はバカバカしいのだけれど、憎めない面白い映画になっている。物語の舞台になっている老人ホームは、どうやら銀座あたりにあるらしい。主人公たちが襲撃する「さくらんぼ銀行」は、新川の隅田川沿いにある。どうもロケ地が僕の以前住んでいた近所ばかり。馴染みの風景の中で主人公たちが大騒ぎする様子に、ついニヤニヤしてしまう。ご近所ムービーの楽しさだ。

 六本木に移動してFOXでジェームズ・アイヴォリー監督の『ル・ディヴォース/パリに恋して』。豪華キャストは見応えがあるが、パリを舞台におしゃれな映画を作ろうとして、結局は泥臭い映画になってしまっている。ヒロインがケイト・ハドソンとナオミ・ワッツじゃねぇ……。それにしても出演者は本当に豪華。

 時間はあまりなかったが、簡単に食事をしてから松竹に戻り、黒木和雄監督の『父と暮らせば』。これはすごくよかった。井上ひさしの舞台劇を映画化したもので、映画の中にも舞台劇風の演出が随所に残されている。でもいいのだ。これは原爆で生き残った娘と、原爆で死んだ父親がつかの間の交流を持つというファンタジーなのだから。父を演じた原田芳雄の芝居が、圧倒的なボリューム感でこちらに迫ってくる。感情表現の瞬発力と馬力はすごい。宮沢りえも悪くはないのだが、原田芳雄の芝居に肩を並べるだけの力強さが感じられないのは残念。宮沢りえの芝居は小さく積み上げていって、感情のピークを作るタイプ。原田芳雄はそうではなく、ゼロからいきなりトップスピードの芝居に持って行けるのだ。これが役者としての貫禄の違いなのかなぁ。

09:58 午後 | 固定リンク

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