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2004.06.30

朝は雷雨だったが

Photo Diary

 朝からかなり強い雨。ゴロゴロピカピカ。まるで夕立のような雷雨。それでも用事で外出する際は、雨も小振りになって、遠くの空は明るくなりかけていた。

 その用事とは、郵便局からロリポップのレンタルサーバー代を振り込むことだった。とりあえず半年分のレンタル。やっていることは、映画瓦版のXOOPSバージョンだ。まだ試運転中なので正式なメニューに入れないが、こうして情報を小出しにしているのは、試運転に参加してくれるユーザーを募るという目的があるためだ。試運転と言えども、50人や60人の参加がないと、うまくコメントなどがつながらず、開店休業中みたいで都合が悪いしね。

 午後は久しぶりに試写。まずは渋谷の東芝試写室で『天国の青い蝶』。実話が元になっているらしいが、映画はそれをかなり大胆にアレンジしている。映画『コンクリート』で「事実と違うからダメだ」などと言っている連中は、こういう「実話映画」をどう考えるんだろうね。まぁハリウッドでは伝記映画でも、実話とまったく別のことを平気でやっているしね。ウィリアム・ハートは以前『ドクター』という映画にも出演しているけれど、それも実話がもとでした。そして当然、実話とはぜんぜん違うのです。

 試写室を出たら外は青空。2本目はTCCで『怪談新耳袋[劇場版]』。これは面白かった。怪奇譚のオムニバスで、恐怖映画というより「不思議な話」「奇妙な話」「ぞっとする話」というコンセプトなのだろう。もちろん恐い話もあるけれど、思わずクスクス笑ってしまうようなものも多い。これは楽しめました。

 食事をしてから3本目はメディアボックスで『歌え!ジャニス・ジョプリンのように』(配給:GAGA)。原題は『ジャニスとジョン』とシンプルだが、邦題は『歌え!ロレッタ愛のために』のもじりみたい。映画の後はバスで帰宅。近所のスーパーでコーヒーなどを買う。

 朝のニュースでライブドアが近鉄を買収する意思を持っているとの報道。近鉄はこの提案を断り、あくまでも合併にこだわる方針のようだ。「買収する企業がないから合併」というのがこれまでの近鉄側の言い分だったわけだが、こうして買い手が現れているのに「それでも合併」というのは、チーム存続を望むファンや選手たちを無視した話じゃないのかな。

 企業合併によって経営が効率化され、赤字会社の経営が健全化することはあるかもしれない。でもプロ野球の球団というのは所属選手の数が限られているし、1年間に行う試合数も同じなのだ。合併しても規模が拡大する効果は生じないのだから、赤字球団同士が合併しても、そのチームは赤字のままなんじゃないの?

 パリーグというのは「テレビ放送がない」というのが、セリーグに比べて人気が低迷している最大の理由だった。ライブドアはインターネット企業だし、経営者としてはブロードバンド時代のコンテンツとして大きな魅力を感じていることは間違いないだろう。インターネットのブロードバンド回線を通じて、パリーグの全試合が生中継されるようになったら、パリーグ全体の人気底上げになるかもしれない。もちろんインターネット放送で地上波テレビ並みの「放送権料」は期待できない。でも「放送で儲ける」と考えずに、「インターネット放送はPR媒体」と考えれば、これは面白いことになるんじゃないだろうか。

 インターネットのブロードバンド回線は、回線容量ばかりが増えてもこれといったキラーコンテンツがないのが実態だと思う。最終的には「映画」という強力コンテンツが控えているのだけれど、これは権利問題などがあって、すぐにインターネットに流すわけにはいかない。だったらどうせテレビ中継のないパリーグの試合を、まったく無料で全試合放送してしまうというのはアリなんじゃないかな。

 まぁ数年後には地上波テレビもデジタル化されるわけで、そうなると現在放送されているBSデジタルやCS放送などはコンテンツ不足が深刻になってくる。そこにパリーグの試合が食い込んでいくということも考えられるけどね。でもBSやCSは相手が「放送局」だから、球団側は地上波に準じた「放映権料」を期待するでしょう。こうなると、野球中継はそれほど魅力のあるコンテンツではなくなってしまう。インターネットのよさは「テレビではない」ということ。そこには「放映権料」という概念が存在しないから、「PR目的だし無料でいいよね」という言い分がまかり通る可能性がある。

 そんなことを考えると、近鉄をライブドアに売却するのは面白い。オーナー会議にIT企業のトップを入れることで、球団経営の世界に新しい血が入るのではないだろうか。読売の渡辺オーナーがライブドアを嫌うのは当然。読売はメディアとスポーツの相乗効果を知り尽くしている。ただし新聞は活字という旧メディアの最たるもの。インターネットという新しいメディアが入ってくることには、危機感もあるだろうね。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

服部さん、現在のパリーグのテレビ放送について誤解しているようですので一言。
巨人戦をのぞくセリーグの試合とパリーグのほとんどの試合はすでにNHKBSとスカパーで全国中継されています。現在のパリーグの経営危機の問題は、「テレビ放送がない」ということではありません。すでに全ての試合がテレビ放送されていますが、人気がないからパリーグの試合はスカパーしか放送してくれず、セリーグの巨人戦のような1試合1億円(除く巨人主催試合)なんて高額の放送権収入がもらえないからです。
スポーツ中継についてはすでに放送されているの試合を放送の価値を下げるためにインターネットで生中継することはありえません。オリンピック、ワールドカップサッカーについては巨額の放送権料を支払う放送局がインターネットでの動画配信に厳しい規制をIOC,FIFAと同意しています。
プロ野球の放送権料については、放送媒体毎、視聴者数が違うので金額が全く異なります。4000万世帯が見られる民放全国ネットとたかか300万世帯のスカパー!で放送権料が10倍以上違うのは当然のことでしょう。
さて、話はパリーグの球団買収話に戻しますが、今回の近鉄、オリックス合併でも問題は各球団が大幅な赤字で経営していることにあります。それを解消するのには、チームの人気を上がることと選手の年俸総額を押さえることです。人気が上がれば有料入場者が増えるし、CSより放送権料が高いBS、さらに地上波と放送権収入が増えます。ただ、巨人への人気集中がここまで進むと今更、地道に人気を上げようと無理でしょう。

米国のメジャーリー気のように全国放送権は主催球団ではなくリーグが受け取り平等に分配するとか、巨人中心を改めないとプロ野球全体としての繁栄はむずかしいのが現状です。
なお、ライブドアの近鉄買収については、私は賛成です。年間40億円宣伝費として払えるスポンサーであればベンチャーでも一時期話題になったサラ金でも結構です。ただ、スポンサーを見つけても一時しのぎです。最後は巨人がどれだけ他の球団のために犠牲になるかでリーグの存亡がかかっています。

 パリーグを含むプロ野球の放送状況については、記事を書いた翌日には自分の認識不足に気づいていました。申し訳ない。だからといって、あえて訂正はしませんでしたが……。

 CS放送は基本的に有料なので、スカパーと契約してもパリーグ中継を見たいという人は、無料で巨人戦を見ている人とまったく異なる種類の野球ファンなんだと思います。巨人戦はなんと言っても、タダでほぼ全試合見られるというのが強みです。普通のテレビでテレビ観戦している人は、自動的に巨人ファンかアンチ巨人になるしかないのです。だってそれしか放送していないんですから……。

 さて数年後に本格化する地上波デジタル放送によって、日本の地上波放送はほとんどがハイビジョンになります。デジタル化で多チャンネル化が進めば地上波でも巨人戦以外の野球中継が増えてもいいはずなのですが、テレビ局はチャンネルを3倍に増やしても、スポンサーは3倍にならないのですね。ですからチャンネル数は現行のまま変わりません。

 つまり地上波デジタル放送が本格化しても、今後民放地上波で巨人戦以外の放送が増える可能性は少ないです。対巨人戦が存在しないパリーグのファンは、巨人ファンがハイビジョン、デジタルサラウンドの高品位な野球中継を見ているあいだも、このまま有料のCS放送を見続けるしかないのです。これではますます、巨人のいるセリーグと、巨人戦の放送がないパリーグの格差が広がります。

 まぁそういったこともあって、パリーグ各球団は巨人に相乗りできる1リーグ化になびいているのでしょう。2リーグ制が続けば、パリーグはますますセリーグに水をあけられてしまいます。時期的にはいいタイミングなのかもしれませんね。

 逆に言うと、現行のまま2リーグ制を維持してパリーグ独自の経営を模索するのなら、それこそインターネット生中継など、独自の露出メディアを開拓していく必要もあるだろうと思いますよ。

 インターネット放送については放送法の縛りがあって、既存の放送局が本格的にインターネットにコンテンツを配信できないという事情があるみたいですね。これが緩和されれば、テレビ・ラジオ各局が、インターネット放送にどっと流れ込んでくる可能性もあります。

今晩のプロ野球はフジテレビが巨人—広島、NHK BS-1が西武—日本ハム、神奈川県だとTVKで横浜−中日が無料で見られます。有料のスカパーでなくてもプロ野球の試合はNHK BSを中心に見ることができます。放送局関係者として一番強調したいことは、巨人戦なら視聴率15%ねらえるので全国地上波放送できますが、他の試合を地上波で放送しても数%しか視聴率が取れないということです。そこで、期待視聴率に従って巨人戦は全国地上波、NHK BS-1でもう1試合。残りは、ローカルUHFとスカパーにきれいにわかれます。巨人が新聞、テレビを利用して人気を上げたことは事実ですが、これから全国的に人気のない阪神戦をテレビで全国中継しても阪神の人気が上がるわけではありません。テレビ局はあくまで人気のある球団を放送するだけで、テレビ放送がないからパリーグの人気が下がったわけではありません。

さて、放送局側の事情をよく説明するとそれではインターネット放送でどうにかなるのではとよく言われます。これについてはいくつか問題点を整理します。

試合の映像をインターネットで送信する権利は放送権ではなく著作権上の有線送信権となり主催球団が持っています。放送局は放送法のしばりではなく著作権法上有線送信権まで契約で取得していないのでインターネット送信できないだけです。

球団がインターネットでライブ送信することはできます。しかし、球団は試合中継の映像を作るだけでも制作費がかかりますが、インターネットでライブ送信してどうやって収入を得るのでしょうか?個別課金するのか、バーナー広告でまかなうのかインターネット送信して収入を得る方法がなければ無料でインターネット送信などだれもしません。

また、問題として仮に試合の生中継をインターネット送信した場合、100万件近くブロードバンドでアクセスが集中しサーバーが処理しきれるのか、ADSL、光ファイバーだといえ自宅のパソコンが動きの多いスポーツ映像を鮮明に映し出すか、まだ技術的にむずかしい問題が残っていると思います。

放送界にインターネット進出へのしばりはNHKのみ一部ありますが、民放にはほとんどありません。それなのに放送界がインターネット進出に積極的でないのは、放送界は所詮百万、千万世帯を相手に大量発信する商売をしており、数万単位のユーザーのインターネット送信について全く不慣れ、個別課金するのかどのようなコンテンツだとどう儲けられるのかビジネスモデルを模索中です。

動画をインターネット送信して儲かるようなコンテンツがなかなか見つからないのし、インターネット動画配信に儲かるビジネスモデルがないというのが、放送、IT業界通じて共通の認識ではないでしょうか。

 巨人が優勝戦線から離脱した後でも、優勝にからむ上位チームの試合を中継せず、消化試合に近い巨人戦を律儀に放送し続けているのが現在の地上波テレビの現状です。「巨人戦は人気があるから放送している」というのは、商業放送としては正しい意見。しかしこれはどうも嘘っぽい。現状としては、何の考えもなしにただ巨人戦を垂れ流しているだけだと思います。

 昨年の阪神フィーバーで、地上波テレビがどれだけ阪神の試合を中継しましたか? 明らかに巨人戦より視聴者ニーズは高かったと思いますが、そんなこと無視して、シーズン後半になってもずっと巨人戦を中継していましたよ。

 頻繁に目や耳にするものに人間が親しみを感じるのは、社会心理学の常識。ほぼ全試合が地上波放送されている巨人に対して、日本人なら誰でも親しみを感じているのです。(好きか嫌いかはまた別ですが。)巨人と対戦のあるセリーグ球団も、まあ何となく様子がわかる。でもパリーグ6球団の名前を、正確に言える日本人が、はたして国民の何パーセントいるでしょう。パリーグの人気のなさは、テレビ中継がないからです。そして商業放送は、人気のない球団の試合は中継しない。パリーグ不振のデフレ・スパイラルです。

 インターネット放送を本格的に行うには、それなりの設備も環境も必要でしょう。でもテレビ中継がないからいつも不人気で、毎年の赤字が数十億円という球団が多いんなら、きちんと設備投資してインターネット中継に打って出る価値はあるんじゃないでしょうか。球団経営そのものが「企業の広告塔」としての役割を期待してのものなんですから、インターネット中継で個別課金できないとしても、それは「広告費」だと思えばいい。

 テレビ中継が難しいなら、ラジオから始めたっていい。インターネットラジオならADSLレベルでもきれいに受信できるし、中継そのものは各地域で行っているのですから、あとはインターネットにそれを送り出す設備さえあれば明日からでも放送開始できます。

 「テレビやラジオのスポンサー料とは別に、インターネットで別口の収入を得よう」と思うから、課金などがネックになるんじゃないでしょうか。どうせ人気のないパリーグの試合ぐらいは、無料でインターネット配信したってバチは当たらないですよ。まず媒体での露出を増やしていかないと、パリーグはいつまでたってもマイナーな存在のままです。1リーグ制になっても、放送媒体が巨人偏重のままなら同じことでしょうね。

>しかしこれはどうも嘘っぽい。現状としては、何の考えもなしにた>だ巨人戦を垂れ流しているだけだと思います。
相手の事情も知らずに「嘘っぽい」とか「何の考えもなしに」と書かれてまじめに議論を続ける気がしなくなりました。

なお、プロ野球試合のインターネット生中継は8年前にTVKが横浜主催ゲームで中継していましたが、今はありません。当時は、TVKの放送地域、神奈川県でしか見られない試合をインターネットで中継することを横浜球団も認めたのですが、スカパーで放送するようになったら、なくなったようです。

>相手の事情も知らずに「嘘っぽい」とか「何の考えもなしに」と書かれてまじめに議論を続ける気がしなくなりました。

 現に昨年の阪神快進撃を、東京ではほとんど地上波放送していなかったではありませんか。巨人に優勝の目がなくなった後も、民放地上波は律儀に巨人戦を放送し続けていましたよ。スポーツ紙もワイドショーもスポーツニュースも、すべてトップニュースは阪神だったのに、テレビ中継だけは十年一日のごとく巨人戦だけ。まったくナンセンスです。

 これは本当に「巨人戦の方が視聴率が期待できる」からなんでしょうか? どう考えたって、それは違うでしょうに。昨年のシーズン後半、阪神にマジックが点灯していた時でも、「巨人戦しか視聴率が取れない」と言うならそれは嘘ですよ。

 パリーグだって終盤の何ゲームかは、地上波で放送してもちゃんと視聴率が取れると思いますけどね。セリーグの巨人戦の合間に、優勝胴上げの瞬間だけ中継を切り替えるというのは、なんとかならないもんですかね。その巨人戦が優勝にからむ試合ならともかく、そうでなくても巨人戦優先なのはなぁ……。

プロ野球ファンの8割が巨人であるそうです。したがって、巨人の順位が多少下がっても
消化試合の巨人戦を放送して視聴率10%を取れる時代が続きました。最近は巨人戦が視聴率が下がっているのでそうともいえません。

しかし、では巨人が引き離されたからといって阪神―ヤクルトを地上波で放送する勇気はない。巨人支持率2をのぞく2割のなかでマニアックな視聴者向けの視聴率10%目標に放送する冒険的編成マンはいないでしょう。

広告費の高い地上波でプロ野球でプライムタイムに15%を狙える試合は、巨人戦とオールスター、日本シリーズだけです。これは土日とかプライムに西武戦放送して5%しか取れなかったという。放送局側の教訓です。

去年暮れから巨人戦の視聴率が下がってきています。そうなると変わりに優勝にかかわっているチームの試合が全国中継されることはないでしょう。巨人戦視聴率が落ちれば日本でも、アメリカのようにペナントレースはローカル局で放送。オールスター、プレイオフとワールドシリーズのみ全国中継ってことにもなりかねません。

服部さんが望むことはテレビ局ではなく、テレビ局が中継する試合の視聴率10%を超えるよう球団が魅力的な試合をすることですね。

最後にサッカーの放送がJリーグはDividion1がNHKBS中心、Division2がCSで放送日本代表試合は民放地上波と視聴率にあったすみわけができています。され、こういった例もご参考にしてください。

服部さん、一視聴者としての不満として多くの意見が放送局に届いています。そこで限られた地上波で何でも見せろとごねるよりBSさらにマニアにまめなCSを含めてスポーツ放送権をごらんになっていかがでしょうか。放送側では、ビジネスとしてそういうすみわけが進んでいます。

>しかし、では巨人が引き離されたからといって阪神―ヤクルトを地上波で放送する勇気はない。巨人支持率2をのぞく2割のなかでマニアックな視聴者向けの視聴率10%目標に放送する冒険的編成マンはいないでしょう。

 昨年の阪神大フィーバーは、巨人支持層を除くごく一部のマニアックな阪神ファンだけが盛り上がっていたんでしょうか? もしそう考えて阪神戦を放送しなかったのだとすれば、それは大きな間違いだと断言できます。こんなことは素人でもわかりますよ。

 阪神の優勝が目前に迫って日本中が大騒ぎしている時に、それでも「巨人戦の方がいい」と判断するのは、テレビ局の思考が硬直化してしまっているからです。世の中の流れを見誤っているのです。

 「8割の巨人ファン」なんてものは、勝ち馬に乗りたいだけの無党派層みたいなものです。巨人が強ければ巨人を応援しますけど、阪神がぶっちぎりの強さを見せれば阪神を、ヤクルトが破竹の勢いを見せればヤクルトを応援しますよ。少なくとも「8割」のうちの半分ぐらいは、容易に動きます。昨年の阪神フィーバーがその証拠。東京でも普段なら巨人を応援している人たちの多くが、にわか阪神ファンになりました。

>巨人戦視聴率が落ちれば日本でも、アメリカのようにペナントレースはローカル局で放送。オールスター、プレイオフとワールドシリーズのみ全国中継ってことにもなりかねません。

 そうなっても構いませんよ。でも残念なことに、日本には純然たるローカル局なんて存在しないじゃないですか。特に在京テレビ局がすべて全国ネットのキー局になってしまっている東京には、実質的にローカル局が存在しないと言っても過言ではない。この点では、地方の方がまだ柔軟に番組を作れるでしょうね。東京のテレビ局はどこも「全国で通用する番組」を作ろうとして、結局のところ金太郎飴になっている。

 シーズンの最初のうちは巨人戦中心でも仕方ないかもしれませんが、オールスター以後、首位争いのチームが鮮明になってきたら、もう少し柔軟に試合中継を組めないものなんでしょうかね。これが巨人戦べったりになっているのは、テレビ局が「巨人戦さえ放送していれば大丈夫」という前例にとらわれて、思考停止状態になっているからだと思います。

 パリーグは今年からプレイオフが始まりますよね。優勝争いが激しくなるプレイオフぐらいは、地上波でテレビ放送してくれてもいいと思うけどな。視聴率云々という問題は当然ありますけど、「プロ野球というコンテンツの商品価値をいかに高めるか」という戦略は、球団側だけでなくテレビ局にも必要でしょう。

>そこで限られた地上波で何でも見せろとごねるより

 地上波はデジタルになって、チャンネル数が3倍に増えるんですよ。ケーブル加入率が諸外国に比べて低い日本では、これでようやく本格的な多チャンネル時代になるのです。ただし地上波テレビ局のほとんどは、デジタル化してもチャンネル分割はしない。「限られた地上波」という商品価値を守りたいからです。

 パリーグの中継より、再放送の旅番組の方が視聴率が高いという現実は十分承知しています。巨人戦以外のプロ野球中継は、ほとんどの場合、放送用コンテンツとしての魅力に欠けているのです。巨人戦に偏っているテレビ局も問題ですが、球団側もいろいろと問題があるのは確かです。

 例えばパリーグのプレイオフなんて、何年間かは放映権料をタダにしてでも地上波で放送させるのだ!という意気込みがほしいです。視聴率が多少悪くても、タダなら放送するでしょ? テレビ局はスポンサー料丸儲けになるんですから。プロ野球機構なり、オーナー会議なりで、思い切ったことが考えられないものなんでしょうかね。

 このままではパリーグは消滅。1リーグ制に移行しても、いずれプロ野球はジリ貧です。巨人戦一辺倒の時代が終わると同時に、プロ野球中継そのものが終わるということだって考えられる。例えばかつてプロレスは国民的な人気スポーツでしたが、今ではぜんぜんダメですもんね。格闘技ブームだと言っても、それは一部マニアのものでしかない。プロレス中継をゴールデンタイムに毎週レギュラーで放送するような時代はもう来ない。野球で同じことが起きないと、誰が言い切れるのか。

 まぁ僕はプロ野球ファンではないので、野球がなくなろうと、プロレスが衰退しようと、それを野次馬として見ているだけですけどね。今回の近鉄・オリックス合併話と、その後のライブドアの近鉄買収案、それに対する球団側の猛反発と、なし崩しに進む1リーグ化構想などを見ていると、これはもう本格的に、日本のプロ野球は終わりつつあるという気がします。

 最後に僕なりのパリーグ改革案。パリーグはもう少し球団数を減らした後、台湾か韓国の野球リーグと合併すればいい。日本の球団が韓国に乗り込んで試合をすると、現地はメチャクチャに盛り上がりますよ。日本が負ければ大喝采。日本が勝てば敵愾心が盛り上がって大騒ぎになること請け合いです。

近鉄球団は年間40億円の赤字を抱えているわけですから、たしかに「パ・リーグは人気がない」と言えますよね。ただニュースによれば、近鉄の主催試合では一試合平均2万の観客が入っているそうです。これは主催側が水増しした数字かもしれませんが、だとしても実際に1万5千人前後は入っているのかもしれません。

これって僕からみればすごい数字のように思います。J・リーグでは浦和や鹿島のようなわずかな人気球団をのぞけば、毎試合1万人前後しか入りません。しかもサッカーは週1、2試合しかないのです。それに対して野球は週4、5試合はします。それで毎回1万人以上入るということは、パ・リーグの試合に積極的なファンは「たくさん」いると考えてもいいような気がします。

たしかにそれでも収益が上がらない以上、対策は必要だと思います。しかし球団消滅・合併というのは、毎試合1万人以上を集める「人気球団」が考えるのはおかしいように感じます。あらゆる手を尽くしてそうなるならまだしも、それだけ沢山のファンがいるにもかかわらずそんなことをするのは、道義的に問題だし、またそれだけのファンを見捨てるオーナー会議も反社会的な存在だと思われても仕方がないでしょう。

経営が成立しなければ仕方がないのは事実ですが、総年俸を抑える、放映権料をコミッショナーが一括して管理して分配するなど、よく言われている方策を考えずに、この1カ月ほどでいきなり球団を消滅させてたくさんいるファンを見捨てるのは、非常識も甚だしいと思わざるをえません。

「パ・リーグは人気がない」と私たちは思わされていますが、伝えられる数字だけを見ればとても人気があるように思います。J・リーグの新潟はリーグの中で最高の観客動員だそうですが、それでも新潟を中継しても視聴率は少ないでしょう。テレビのコンテンツとしての魅力がない=人気がないと私は考えていましたが、それは違うのではないかと思い始めました。

サッカーにしても野球にしても、堪能しようとすればとても奥が深く、ある程度知識がなければ楽しめるスポーツではないと思います。とくに野球は多くのスポーツの中でもルールが複雑だし、一球一球で局面が変わるとても難しいスポーツです。本来、このスポーツはとてもマニアックなものだと思うのです。
それが一般視聴者にとって魅力のないコンテンツなのは、当然のように思います。点が入ったかどうか、打ったかどうかだけを楽しむには、「巨人」「阪神」「松井」というブランドがなければ無理だと思います。

だとすれば、入場料収入でなんとか経営が成り立つようなシステムをどう構築するべきかを、まず考えて欲しいように思います。

 パリーグは4球団に減らしてセリーグと合流し、来年からは1リーグにするというシナリオができてるっぽいんですが……。パリーグは今年からプレイオフという新しい試みも初めて、それがどんな結果を生むかも楽しみだったんですけど、これじゃすべて意味ないですね。こうなったら今年は「パリーグ最後の年」として、せいぜいパリーグに注目するしかありません。

 プロ野球はもうダメダメというムードが、多くの野球ファンの間に漂ってます。あと数年で、日本のプロ野球は実質的に消滅するんじゃないだろうか。まぁ僕はそれでも構いませんけど、日本に野球が定着するように努力してきた先人たちの苦労は、これですべて水の泡。

 結局球団のオーナーたちは「球団経営」という自分たちの目先のことしか関心がなくて、「野球」には興味がないのかもしれませんね。50年後、100年後のプロ野球をどうするのかというビジョンが、どこにも見えてきません。寂しい話です。

 なおパリーグで入場料収入で黒字になっているのは、ダイエーしかないんじゃないかな。あれは九州のローカル球団を目指して、見事に成功しました。

 巨人戦の放送というのは、球団経営にとって麻薬みたいなものなんでしょうね。赤字球団はそれで一時的に痛覚が麻痺するので、のどから手が出るほどほしくなる。一度手に入れると、二度と手放せなくなる。でも結局はそれが、球団経営の体力を奪っていくようにも思いますが……。

今日もプロ野球中継はやっていますが、なんだか真剣に観る気が起きないですね。どれだけ思い入れをもって応援しようと、オーナーたちの思惑(というか思いつき)で簡単にチームがなくなったりするんですから。一時的な気持ちかもしれませんが…

これからのビジネスは、どれだけ売り手と顧客が感情的な結びつきや価値観を共有できるかがキーになると思います。その点から言えば、まさにプロ野球は顧客の感情を考慮しないことばかりやっているように見えます。

新しいチームができたからファンになってくださいと言われたって、収支が合わなければ簡単になくなったりするようなチームを真剣に応援する気になる人がどれだけいるんでしょうね。

オリンピックに選手を派遣しながら、ペナントレースを続けるということも同じです。夏場の山場の時期に主力選手抜きに戦って、その結果で優勝チームを決めるわけですから、納得できるファンは多くないと思います。おそらく入場者が見込める夏休みの時期に試合をしたいのでしょうが、野球全体の発展ということを考えたら、日本の野球ファン全体の視線をオリンピックに向けさせて、野球熱を盛り上げることのほうが先決のはずです。

それでも60年、70年の歴史があるわけですから、今回のことをきっかけにプロ野球が衰退するかどうかは分かりませんが、大リーグへの関心は益々高まるんじゃないでしょうか。自国の8チームしかないミニ・リーグよりは、海の向こうのペナントレースのほうがはるかに面白いでしょうから。たった8チームのレースでどこまで盛りあがるか疑問です。

 大リーグ人気もどうなるかはわかりませんよ。現在の大リーグ人気は「日本人大リーガー人気」であって、アメリカの野球そのものに日本人が親しみを持っているわけではないと思います。「日本人大リーガー」の供給元である日本のプロ野球が衰退すれば、日本での大リーグ人気が衰退していく可能性もあります。野茂やイチローがアメリカに行くまで、日本人のほとんどは大リーグなんて見なかったわけですしね。

 日本のプロ野球が衰退してテレビ中継がなくなったとしても、大リーグ中継がその後釜に座ることはあり得ません。野球そのものが、有料放送向けのマイナーなコンテンツになっていくんじゃないでしょうか。アメリカプロレスのWWEみたいなものかな。

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