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2005.02.28

どうせ無罪になるだろう

 岐阜県中津川市で、市営老人保健施設の事務長をしている57歳の男が、自分の親族5人を殺して自分も自殺を図った事件。一応は無理心中事件ということで語られているが、既に嫁いでいる娘やその夫、まだ幼い孫(女の子は生後1ヶ月に満たなかった)までわざわざ家に呼び出して殺すのは、無理心中事件としてもかなり異様なものだと思う。家族を殺す前に飼っていた犬まで殺していたくせに、自分の妻は外出中で手にかけていないというのも不思議だ。

 殺した本人は死に切れずに生き残っているので、今後は体力の回復を待って本格的な取調べが行われることだろう。でもこれはおそらく、合理的な動機など永久にわからないと思う。家族を殺した男性は神経性の頭痛に苦しんでいたというが、おそらく精神的にもどこかおかしくなっていたのだろう。頭痛が原因で精神を病んだのか、精神的な病が頭痛の原因だったのか、ふたつはまったく無関係なのかはわからないが、どう考えたってこの事件を合理的に説明することはできまい。

 日本では人をひとり殺せば懲役15年から無期懲役。ふたり殺せば無期懲役か死刑。しかし3人以上になると、より多く殺せば殺すほど無罪に近づいていく。誰もが「それは殺意を持っても仕方がない」「普通の人なら当然相手を殺したくなって当然だ」という合理的な動機がある場合は善悪の判断能力もあったとみなされて罪が重くなり、「なぜ殺すのか理解できない」「こんな殺人はとうてい正当化できない」という不合理で理不尽な殺人の場合は無罪になりやすい。大量殺人は後者の代表例だ。

 2歳の男の子と生後1ヶ月に満たない女の子まで絞め殺した加害者の行為を、誰もが「常軌を逸している!」「狂っている!」「まともじゃない!」と思ったはず。新聞やテレビはこの加害男性の名前を大々的に報じているが、おそらく取り調べ段階で精神鑑定されて、場合によっては不起訴、もしくは裁判の結果無罪ということになるだろう。どう考えても、この人が死刑になるとは思えない。無罪にならないとしても、せいぜい10数年の有期刑止まりだと思う。

 それがいいとか悪いとか言うつもりはない。我々はそういう国に住んでいるというだけの話だ。

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2005.02.27

ネットラジオの可能性

 ライブドアがニッポン放送の株を大量に取得した件について、堀江社長がテレ朝のサンデープロジェクトに出演して話をしていた。そこで出てきたのが、ラジオ放送とインターネットの事業統合という話。僕はつい最近になってネットラジオにずっぽりはまっているので、この話はとても面白いと思った。

 インターネットラジオはラジオにつきものの「受信可能範囲」という概念がなくなる。ニッポン放送は東京ローカルの放送局で、受信可能範囲は東京とその周辺部に限られているはずだが、インターネットで放送をすれば日本全国どころか、世界のどこでもニッポン放送が聴けることになる。要するに地球の裏側で、真昼間に「オールナイトニッポン」を聴いたりする環境が出来上がるわけね。

 例えばイギリスの公共放送BBCはラジオ番組をストリーミング放送していて(電波の放送と一致しているのかどうかはよくわからないけれど)、日本でもパソコンでニュースやラジオドラマを聴くことができる。でも同じことをやっている日本の放送局はない様子。じつは日本の放送局も、インターネットでのストリーミング放送を試みようとはしているのだ。しかしさまざまな権利問題をクリアできないことから、電波の放送と同じように放送をストリーミングで流し続けるということができないらしい。番組やコーナーごとに番組を放送したりしなかったり、あるいは一部のコーナーの音声ファイルをダウンロードできるようになっているだけだ。

 もちろん音楽著作権の問題や出演者のギャラの問題など、本格的なインターネット放送を実現するにはクリアしなければならない問題が多いのだろうとは思う。これはラジオ局の一部のプロデューサーが「俺の担当番組をインターネットで配信するぞ!」と決意しただけでは解決できないことで、やはり堀江社長の言うように、放送局全体でインターネットという新しい配信媒体に立ち向かっていく体制作りが必要になるのだと思う。(少なくともBBCはそれをやっているということだろう。)でもインターネット放送をすればオンライン通販と連動させるなど、これまでにないビジネス展開が目の前に開けてくる。これはラジオ事業者にとって、新しいビジネスチャンスになるだろう。

 ただしマイナスの問題もある。民放ラジオも番組ごとに全国ネットになっているわけだし、番組を買った地方の局はそこに自局で獲得したスポンサーの広告を挿入して広告収入を得ているはず。例えばニッポン放送が全番組をインターネットでストリーミング配信した場合、「オールナイトニッポン」を購入している地方のローカル局は、本家ニッポン放送のインターネット放送と自分たちとの放送が競合してしまうという問題が生じるはずだ。これは「オールナイトニッポン」に限らず、音楽番組でもスポーツ中継でも同じ事が言える。全国ネットのキー局だからこそ、インターネット配信によってこれまでのビジネスモデルを破壊しかねない影響が生じてしまうのだ。

 (ラジオNIKKEIがかなり本格的なストリーミング放送を行っているのは、もともと単独の短波局でネットという概念がなかったからだろう。また競馬や株価中継など独自コンテンツが多い。短波ラジオの普及もそれほど多くないので、ネット放送をしても既存の受信環境と競合することが少ない。)

 まあ僕は堀江社長がインターネットラジオを本当に考えているとは思っていなくて、これはフジテレビとの業務提携が難しくなったことから言い出した大義名分に過ぎないと思っている。彼が本当にやりたいのは、やはり地上波テレビ(フジテレビ)だったのだろう。堀江社長が本当にインターネットラジオをやりたいのなら、ニッポン放送を買うまでもなく自前でスタジオを作り、スタッフを雇って、日本初の本格的なネットラジオ局を作ればいいのだ。これはテレビも同じ。何百億もかけて既存の放送局を買うより、インターネット専業の放送局を新規に立ち上げたほうが手っ取り早いし、面白いことができると思う。

 ライブドアで日本版AccuRadioみたいなものを立ち上げればいいじゃないか。デジタル配信だから、有料チャンネルを作ってデコーダーを安価で販売するような形にすれば、現在日本中に普及している有線放送を完全に置き換えるようなビジネスができると思う。(逆に有線放送の事業者が、インターネットラジオに参入する方法もあるけどね。専用線を引かなくても電話線で共有できるわけだから、これまでの設備投資コストを大幅に圧縮することができるし。)

 ライブドアがどうしてもテレビ局を経営したいのなら、まずは地方の小さなローカル局と業務提携するという手だってあったはず。あのCNNだって、最初はアトランタの小さなケーブルテレビ局だよ。地元密着型の小さなローカル局の中には、在京キー局からほとんど番組提供を受けていないようなところもある。そういう局に提携を持ち込んで経営に参加し、放送事業のノウハウやスキルを身に付けてから、フジテレビなりニッポン放送の株に手を出しても遅くはなかったような気がするんだけどな~。

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2005.02.26

確定申告書の作り方

 やっとのことで確定申告の申請書を作った。といっても1時間ぐらいでちょちょいのちょいだ。日々の入出金は以前からMicrosoft Moneyで項目ごとに仕分けして管理しているので、ここから税金に関わるレポートをペロンと1枚だけプリントアウトしておく。次に各クライアントから届いている源泉徴収表と保険関係の領収書を手元に並べて、国税庁のホームページにアクセスする。あとは源泉徴収表の内容を所得の内訳書にせっせと入力し(これに一番時間がかかった)、次に収支内訳書に必要経費を入力し(Moneyのレポートがここで役に立つ)、保険や年金の金額をパパッと入力すれば出来上がり。面倒な計算はすべて自動的にやってくれるので、以前のように手引きと首っ引きで金額を出したり、電卓を叩きながら合計金額を出す必要はまったくない。(ただしプリントアウトには少し苦労した。全部入力が終わったら、一度データを保存しておくことをお忘れなく。画面が真っ白になったりブラウザーがエラーを起こして勝手に閉じたりしたとき、データのバックアップがないと頭の中も真っ白になりますぞ。)

 僕が自分で確定申告をするのはこれが何度目になるのか。最初に勤めていた会社を2年で退社し、その後は契約社員になったので、その頃からずっと確定申告をしていると思う。ずっと白色申告なんだけど、伝票を作るのが苦にならないという自分の性格からすれば、本当は青色にしたほうがいいんだろうな~、とも思う。ただうちには専業主婦がいるわけでなし、白色で申告してもどのみち税金をほとんど払っていないので、もっと収入が増えてからでもいいような気がしないわけでもない。

 例えば今回作った申告書では、「課税される所得金額」が27,000円。これに対する税金は10%だから2,700円。ここからさらに定率減税が540円引かれることになるので、僕の昨年の所得税額は2,160円になる。桁を間違えているわけではなく、本当にこれが僕の払う税金なのだ。

 念のために言っておきますが、「課税される所得金額」というのは「収入」のことではありません。いくら僕でも、年収27,000円では生活できない。まずは原稿料などの所得があって、そこから必要経費を引き、さらに国民年金や国民健康保険などの支払い分を引き、損害保険や生命保険の控除を引き、さらに基礎控除(今年は38万円)を引いた残りが、僕にとっての「課税される所得金額」になる。僕は控除がないけれど、人によっては医療費や住宅購入、災害、盗難などによって、さらに控除を受けられるようです。(サラリーマンに身近なのは住宅購入でしょう。)

 僕のようなフリーランスの場合、一番簡単な節税方法は収入(僕の場合は原稿料や出演料など)からより多くの必要経費を引いて「所得」を圧縮すること。僕は自宅で仕事をしているので、家賃や光熱費の一部(半額以下程度)を必要経費にすることができる。僕の経費の中で、単独でもっとも大きな割合を占めているのは家賃だ。さらに電話代(固定・携帯の両方)、外出時の交通費、郵送の切手代、インターネットの接続料、デジカメなどパソコン周辺機器の購入費、書籍や雑誌の購入費、映画の入場料、仕事関係の相手との飲食費(接待交際費)など、かなりの部分が必要経費として認められる。

 僕は「趣味がそのまま仕事になった」という人間なので、趣味に費やすお金の大部分が「必要経費」になってしまう。そのためなんだかんだで経費を差っぴいて計算すると、「課税される所得金額」が27,000円でも、ちゃ~んと暮らしていけるわけだ。(まあしかし、決して豊かな生活ではないけどね。)

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2005.02.25

ノートPCを音楽専用機にする

 仕事のパソコンのバックアップに使っていたサブノートパソコンを、ステレオの外部入力端子に接続した。これでネットラジオやiTunesでHDに取り込んだCDが、ステレオ大きなスピーカーで聴ける。これがすごく快適。これまでiTunesで取り込んだCDデータはすべて外付けHDに保存してあるので、いずれはこれをサブノートに付け替えてしまうつもり。

 パソコンの処理速度がある程度あるので、作業をしながら同じパソコンでネットラジオやiTunesの音楽をBGMにしていることも可能だったのだけれど、他の作業とのタイミングで音飛びや雑音が入ることがよくあった。でもパソコンを1台音楽専用気にしてしまえば、そうしたことは皆無だ。

 音楽用に新規にパソコンを買うのは大げさだけれど、パソコンを長年使っている人なら、上位機種に買い換えて使わなくなったパソコンが1台や2台は部屋の隅でほこりをかぶっていたりするはず。それをステレオにつないで、音楽専用機にすることを検討してみる価値は大いにあると思う。

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2005.02.24

もうCDなんていらない

 ネットラジオのAccuRadio.comは楽曲を再生中にCDジャケットや楽曲データを表示し、それをクリックするとAmazon.comのサイトにつながってCDが購入できるようになっている。これはとても便利な機能なのだが、CDそのものが品切れになっているケースがあるという話は昨日も書いた。でもその品切れCDをAppleのiTunesで検索すると、ダウンロード販売されているケースがある。これは面白い発見だった。

 CDも永久に市場に流通しているわけではなく、どこかで姿を消す。でもその楽曲そのものは、ダウンロード販売という形でいつまでも売られ続ける。(未来永劫かどうかはわからないが。)実際のところユーザーが必要としているのはCDというパッケージではなく中身の楽曲そのものなのだから、僕などはダウンロード販売が可能ならCDなんてなくたって構わない。むしろCDのように部屋の場所ふさぎにならない分、ダウンロード販売のほうが優れているとさえ思う。

 たぶんほとんどの音楽ユーザーにとって、CDを買って所有していなければならない必然性はない。どうしてもCDを買って持っていたい人というのは、その楽曲やアーティストの熱烈なファン、もしくは他の媒体にコピーすることで音質が劣化することを嫌うオーディオマニアぐらいだろう。

 音楽業界ではCDの売り上げが年々落ちていることに危機感を感じているようだが、CDを買うのは一部のファンとマニアだけだと割り切ってしまえば、もっと別のビジネスの組み立て方があるんじゃないだろうか。例えば音楽販売ビジネスの主体をダウンロード販売に完全にシフトして、CDは楽曲発売時の「初回特典」にしてしまえばいい。人気アーティストの新譜でも、最初に一定数をプレスして、あとはダウンロード販売だけにする。どうしてもCDがほしい人は「マニア」なのだから、販売単価を上げて豪華なものを作るなどすればいい。

 CDの規格ができたのは1980年だから、もうかれこれ四半世紀もこの規格が使われているわけだ。いっそのこと「初回特典」として発売するのは次世代規格の「スーパーオーディオCD(Super Audio Compact Disc:SACD)」にして、あとは全部ダウンロード販売にしてもいいかもね。値段が高くてもオーディオマニアは買うし、アーティストのファンは、プレイヤーを持っていなくてもディスクだけ買うだろう。

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2005.02.23

ネットラジオにはまる

 ふとした気まぐれでネットラジオを使い始めた。これも常時接続のブロードバンド環境ならではのコンテンツだろう。すぐに見つけて大喜びしているのは、AccuRadio.comというサイト。これはラジオというより、ジャンルごとに次々曲が流れてくる一種のジュークボックス。各ジャンルごとにさらに小さなサブカテゴリーも持っていて、これによって自分の好きな音楽を絞り込んでいくこともできる。

 僕はブロードウェイ・ミュージカル、そしてガーシュイン兄弟、コール・ポーターなどのチャンネルをみつけて狂喜しているのだが、ポップス関係もいろいろあるみたい。ただしサントラのジャンルやチャンネルがないようで(探し方が悪いのかな?)、このサービスも音楽という音楽すべてを網羅しているわけではないらしい。

 Amazonと連動していて、演奏中の曲のジャケット写真をクリックすると、そのままAmazonでCDが購入できるというのも便利。でもこれは楽曲のダウンロード販売の方がいいような気がするけどね。「お、いい曲だ!」と思ってジャケ写をクリックしたら、既にアルバムが品切れになっているケースがいくつかあった。

 あまり自分ではCDを買うことがないようなジャンルの音楽も、こうしたサービスをきっかけに聴くようになる可能性もあるだろう。僕は面白がってあちこちクリックし、ケルト音楽なんぞを聴き始めている。

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2005.02.22

Spam Mail Killerは快調

 MSN 9が不安定でOutlook Expressを使い始めたこともあり、Spamメール対策のためにSpam Mail Killerを再導入して数日。じつはこのソフトは何年か前に一度使っていたのだが、その時よりも使い勝手は格段によくなっている。でもその最大の理由は、ADSLの回線が太くなっていることだろうなあ、とも思う。

 Spamメールの大半は海外からのものなのだが、それはSpam Mail Killerの「件名&本文に2バイト文字が含まれない」をチェックしておくことでサーバーから削除できる。ただしこれは本文をチェックしているので時間がかかる。以前は回線が細かったのでこの作業にものすごく時間がかかったのだが、今はわりとすんなり作業が終わるようになっている。いや~、快適快適。Spam Mail Killerのこの機能が快適なので、英文メール削除ソフトはアンインストールしてしまった。

 Spam Mail Killerはメール削除のルールを記したリストをテキストファイルで保存しているので、これを複数のパソコンで共有する方法を検討中。とりあえずリストをブリーフケースに突っ込んで定期的に同期させ、InternetDiskを使ってもう1台のパソコンと同期させようかなと考えてるけど……。

 ウィルスチェックについては@niftyのウィルスバスターを使用しているのだが、無防備なアカウントもあるので、PC側でのウィルスチェックも必須。以前はノートンを使っていたのだが、MSN 9導入にあわせてマカフィーのアンチウィルスソフトとファイアーウォールを導入した。これがかなり優秀。動作も軽くて、使い勝手もいい。ウィルスデータの更新もかなり頻繁にやっているようで安心できる。

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2005.02.21

花粉症とマスコミ試写

 映画がテレビと違うのは、見ず知らずの他人同士が大勢で同じ画面を見ながら、同じタイミングで笑ったり涙ぐんだりできることだろう。コメディ映画はビデオやDVDでひとりきりで見るより、映画館の中で大勢で観たほうが絶対に楽しい。ホラー映画もサスペンスの山場で劇場内が水を打ったように静かになったり、ショックシーンで大勢の観客が椅子から飛び上がったように驚く様子が伝わってくる。感動的な映画では、客席のあちこちから鼻をすすり上げる音が聞こえるし、近くの席にいる人たちがハンカチで目頭をぬぐっている様子が見えたりする。

 こうして映画を観た他人同士が同じ想いを共感できるところが、映画の醍醐味のひとつであることは間違いないだろう。これは映画館でも試写室でも基本的には同じだ。僕がビデオやDVDで映画をあまり見ないのは、映画特有の「全員一致の共感」が得られないからかもしれない。

 ところがこうした「全員一致の共感」が崩れるのが、春先のこのシーズンだ。マスコミ試写を観ていると、客席のあちこちに、さして感動的なシーンでもないのに鼻をすすり上げる人がいたり、ハンカチで目頭を押さえる人が現れたりする。言うまでもなく、これは花粉症の影響だ。アレルギー性鼻炎は、映画が感動的か否かに関係なく、人に鼻水を啜り上げさせる。そのため映画の何でもないシーンで、客席のあちこちから「ズズッ」「グスグス」「ハ~」などという音が聞こえるようになってしまうのだ。これがどうも、しらけるんだよな~。

 先日映画を観ていたら、隣の席に座っていた女性がやはりアレルギー性鼻炎だったらしく、映画の何でもないところで鼻をすすり上げ始めた。それだけならまだしも、この女性は映画のBGMにあわせてリズミカルに鼻呼吸を始めたからうっとうしくてしょうがない。「ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズズズズズッ、ハ~」とか「スン、スン、スン、スン、ズズッ、ズ、ズ~、フン、フン!」とか、ユニークであると同時にものすごくにぎやか。こんなことを隣の席でやられたら、とても画面に集中なんてできない。

 今年は花粉がひどいという話なので、こういう目に遭うことも今後たびたびあるかもしれない。困ったな~。

知っておきたい花粉症の予防と治療―くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどに……
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2005.02.20

報道の不均衡

 NHKも含めて各テレビ局で連日のようにトップニュースで報じているのが、ライブドアによるニッポン放送の株取得と、そこから発生したフジテレビとの確執。ニュースだけでなく、民放各局のワイドショーでも伝えているし、新聞や週刊誌でも毎日報じられている国民の最大関心事だ。

 ところがこれを、フジテレビだけはまったく報じない。まあフジテレビは当事者だから、それをニュースで報じるとどうしたって客観報道にはならなくなってしまうだろう。でも他局が連日トップ項目で伝えていることを、フジテレビだけは完全に無視というのは不自然だ。フジテレビの社長が他局にばんばん出ているのに、自分のところではまったくそれを伝えないのもへん。

 先日のNHKと朝日新聞のゴチャゴチャもヘンだったけれど、今回のはそれ以上に異様だ。まあ「報道機関は公正中立ではない」ということが明らかになったという意味で、NHKと朝日新聞とフジテレビは、国民のメディアリテラシー向上に役立っているのかもしれないけどね。

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2005.02.19

ココログ・ブックスの勘違い

 この日記サイトでも利用している@niftyのブログサービス「ココログ」で、優秀なブログから本を作るココログ・ブックス・コンテストというのを開催したらしい。まあその顛末については、あちこちのブログでさんざんこき下ろされているので僕が今さら何かを言う必要もないだろう。僕の感想を一言であらわすなら、ま、ひで~話である。ひで~話という以前に、お粗末な話だ。

 でも僕は思うのだ。そもそもなんで「本」なの? インターネットの中にあるブログという動的な双方向コンテンツを、なぜ紙に印刷した「本」というコンテンツに作り変える必要があるんだろう。ブログはブログのままで、その表現性や特性を生かしたコンテンツとして発展していけばいいし、@niftyがそうした優れたブログを作っている人を表彰したいというのなら、「本にします」などというけち臭いことを言わずに、ブログという形のままで支援することを考えればいいではないか。

 ココログに限らずブログサービスを提供している会社では、どこも各界の有名人やタレントを招いて公式コンテンツとしてブログを作らせている。おそらくそこには専任のスタッフをあてがって技術的なサポートを行い、金銭的な対価も支払っているに違いない。それが会社にとって、サービスの格好のPRになるからだ。

 ならばなぜ、同じことをココログ・コンテストとして行わないの? 相手が一般人であろうと有名人であろうと、優秀なブログを作っている人には賞金を出して、その上で@niftyの準公式コンテンツとして契約し、契約期間中はそれなりの対価を支払うなり、対外的なPR活動を熱心に行うなどして、「ココログ作家」として後押ししていけばいいではないか。その結果として、出版社が「本を出しましょうよ」と打診してくることがあるかもしれない。でもそれはそのときの話です。

 @niftyは「ココログを作れば作家への道が開ける」より、「ココログでこんなに面白いことができる」ということをアピールすべきなのだ。「ココログ・ブック・コンテスト」は、そのあたりを最初から勘違いしていたと思うけどな。

 僕は映画瓦版というWEBコンテンツを作っているので、その運営と活動を経済的にバックアップしてくれるスポンサーが現れたら、それに丸乗りしてもいいと前々から思っている。(プロ野球の球団命名権や球場の命名権みたいなものをイメージしている。)例えば@niftyが映画瓦版を公式コンテンツとして買い上げて、毎月何がしかのお金を支払ってくれるのなら、現在のサーバーから@niftyの提供するサーバーに引っ越したって構わない。トップページに@niftyのロゴだって入れちゃうし、MLなどの関連サービスも@nifty提供のものに乗り換えるよ。その程度のことはしたっていい。

 こうしてコンテンツを丸ごと買い上げてくれたほうが、「映画瓦版を本にしませんか?」という申し出よりは、僕にとってもずっと魅力的なのだよ。これまでの読者にとっても、そのほうがいいんじゃないの? まあスポンサーは@niftyでなくてもいいんで、どこかの会社で映画瓦版を買いたいならご相談しましょ。

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2005.02.18

メール環境が不安定

 MSN 9 Premiumを使用しているのだが、数日前からMSNメールの調子が悪い。メーラーを起動するとエラーを起こして再起動したり、追加したPOPアカウントの設定が現れたり消えたりと不安定。MSNは迷惑メールの振り分け機能が優秀なので、これまで利用していたメールアカウントについてもMSNでアクセスするようにしていたのだが、これだけ不安定になるとちょっと……。

 マイクロソフトのサポートに電話したところ、他にも同様の症状が出ているユーザーが複数いるという。サーバー側の問題なのか、それとも操作環境固有の問題なのかはいまいち不透明だが、XPと2000の両方で同じ症状が出ているので、少なくともOSレベルでの問題ではなさそうだ。だとすればサーバー側の問題かな。何にせよ困った話。

 とりあえずMSNからはじかれてしまうアカウントについては、Outlook Expressを利用することにした。「英文メール削除ソフト」と「Spam Mail Killer」を使えば、迷惑メールの大半は削除できるのだけれど……。

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2005.02.17

クアトロ・ディアス

 『ベルリン,僕らの革命』というドイツ映画を観た。社会の不正と不平等に怒りを感じる若者たちが、ひょんなことから資産家の男を誘拐するが、その男は30年前に学生運動の闘士として革命運動をしていた。世代を越えた共感と対話がそこに生まれたかに見えたのだが……というお話。この映画を観ながら、僕は6年前に観た『クアトロ・ディアス』という映画を思い出していた。

 『ベルリン,僕らの革命』はフィクションだが、『クアトロ・ディアス』は1969年にブラジルで起きたアメリカ大使誘拐という実際の事件の映画化だ。若者たちの反政府抗議運動が徹底的な報道管制によって封殺され、自分たちの声がどこにも届かないことに行き詰まりを感じた若者たちが、報道管制を突破することを目的に海外の要人を誘拐する。テロリストになった若者たちと、彼らを弾圧する側の軍関係者、人質となったアメリカ大使など、それぞれの立場や言い分に目を配りながら、事件の顛末を描ききった骨太の作品だ。

 当時僕が書いた映画評からも、その感動が少しはわかってもらえるだろうか。ポリティカル・サスペンス、青春映画、人間ドラマとしても一流のできに唸らされたこの映画、じつはしばらくビデオやDVDが発売されずにいたのだが、昨年になってようやくDVDが出た。まだ観ていない人は、ぜひご覧あれ!

クアトロ・ディアス
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2005.02.16

洋画のタイトル

 『アビエイター』『ロング・エンゲージメント』の試写を観てきた。映画の内容については映画瓦版のHPに書くことにして、今回は洋画のタイトルを原題に添った形でカタカナにしてしまうことについて。

 まず日本人にはまったく馴染みのない英単語を、そのままカタカナにしてしまうこと。今回観た映画で言えば、『アビエイター』がその例にあたる。「Aviator」は少し古風な言い回しで、「飛行機の操縦士=パイロット」のことだという。でも日本語タイトルは『アビエイター』。これじゃ意味がわからない。タイトルの意味がすぐにわかる、うまい日本語タイトルがあったほうがよかっただろうに。あるいは原題そのままのカタカナ表記に、サブタイトルを添えて意味がなんとなくわかるようにするとか。ただこれは、あまりスマートな方法ではないけれど。

 『ロング・エンゲージメント』は原題そのままのカタカナではない。これはフランス映画なので、原題は『Un long dimanche de fiancailles』。ただし英語のタイトルは『A Very Long Engagement』になっている。日本語のタイトルはそこから「Very」を取ってしまった。

 こうやって長い英語タイトルから一部を省略することはよくあって、例えば『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』の原題は『My Big Fat Greek Wedding』なので、邦題は原題から「Greek」を省略。『ベスト・フレンズ・ウェディング』は『My Best Friend's Wedding』から「My」を省略。『フォー・ウェディング』は原題『Four Weddings and a Funeral』から「and a Funeral」を省略。タイトルの中に「ウェディング」のような長い表記の単語が入ると、そのあおりを食って他の部分が省略されてしまうのかも。「エンゲージメント」も長いもんな……。

 でも『ロング・エンゲージメント』は原作小説が「長い日曜日」というタイトルで邦訳出版されているので、そのまま映画も『長い日曜日』にしてもよかったかもしれない。ただ「原作が既に邦訳出版されている場合はそれを踏襲」という方式だと『マイ・ボディガード』は『燃える男』になってしまうので、デンゼル・ワシントンの顔が長嶋茂雄みたいになってしまう。(『燃える男長島茂雄/栄光の背番号3』という映画がある。)『ロード・オブ・ザ・リング』も『指輪物語』にしてしまうと、ラルフ・バクシのアニメと区別が付かないしね。『ロング・エンゲージメント』も「長い日曜日」だと、『暗い日曜日』という映画と紛らわしいし……。

 まあ映画はタイトル次第で客の入りがだいぶ違うので、『ロング・エンゲージメント』はこのタイトルでよかったのかも。なんだかロマンティックな恋愛映画だと誤解されそうでしょ? 実際はフランス版『軍旗はためく下に』なんですけどね。

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2005.02.15

我家の玄米食

 玄米食を始めてもう1年ぐらいはたっているのだろうか。最近では白いご飯を食べるとするする喉を通り抜けてしまって、あまり食べた気がしない。それでも玄米に合うおかず、白米に合うおかずというのはあって、例えば刺身のときは白いご飯でないと都合が悪い。イカの塩辛も白いご飯がいい。逆に白いご飯ではまったくおかずにならないであろうものが、玄米だとおかずになりえるという発見もあった。例えば冷奴。これと玄米ご飯の相性は抜群だ。

 玄米ご飯の場合は白米に比べると、少ない量で満腹になる。口の中で噛む回数が多いので、満腹中枢が刺激されるのかもしれない。冷奴がおかずになることでもわかるとおり、おかずが簡単なもので済むというメリットもある。玄米ご飯と味噌汁だけで食事ができる。ぜんぜん物足りないことはない。これに納豆とか漬物が1品つけば、もう大御馳走という感じ。こうした食事をずっと続けていれば痩せること間違いなし。僕は玄米食にして半年ぐらいで10キロ近く痩せた。(ただしその後は生活が不規則になって外食も増えたので、今はもとに戻ってしまったけど……。)

 玄米食は「自然食」とか「マクロビオテック」という文脈で語られることが多いので、やれ自然農法だの、無農薬有機栽培だの、アルミの鍋はダメだの、ごちゃごちゃとうるさいことを言う人がいる。僕自身はこうしたことにまったく興味がなくて、単に自分にとって美味しいと思うものを食べているだけだ。でないと玄米食はひどく割高に付く。まあ自然食やマクロビオテックを否定する気もないので、やりたい方はご勝手にどうぞ。

 うちの玄米食の炊き方は、玄米4合を軽く洗ってゴミやモミを取り(もみ付きのままの米もチェック)、大豆、黒大豆、小豆などを合わせて1/2カップほど混ぜ水に浸けておく。玄米が水を十分に吸ったら(今なら丸1日ぐらい。夏は半日ほどで大丈夫。これは豆がどの程度膨らんだかが目安になる)、ざるにあけて水を切って圧力鍋に入れる。ここに押麦1合、水5と3/4合、海水塩小さじ1、みりん大さじ1を入れて混ぜ合わせ、高圧で加圧18分、余熱20分蒸らして炊き上がり。みりんを入れる理由は、麦がこれだけ入るとパサパサした感じになるため。みりんを入れると全体がしっとりツヤツヤになる。(このテクニックは白米でも使えるよ。)

 炊き上がった玄米ご飯はざっくり混ぜて余計な蒸気を逃がした後(これをしないと部分的に水っぽくなる)、1食分ずつ冷凍容器に分けてすぐ冷凍してしまう。上記の分量だと、茶碗1杯分の容器に11~12個ぐらい。

 僕は玄米を毎回炊くのが面倒くさくて、一度に大量に炊いて冷凍することにしたのだが、これは家族と一緒に暮らしている人も使える方法。家族は白米を食べていても、自分だけは玄米にすることができる。僕は玄米だけでなく白米もまとめて炊いて冷凍している。これでおかずの種類によって、ご飯を玄米にしたり白米にしたり自由に切り替えられるのだ。ちなみに白米は文化鍋で4号ぐらいまとめて炊いている。これも炊き立てを一膳か二膳食べた後は、すべて冷凍してしまう。

 我家にも一応電気炊飯器といものはあるのだが、最近は使ったことないな~。圧力鍋や文化鍋は他の料理にも使えるし、一度使い始めるともう手放せませんな~。

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2005.02.14

学校をどやって守るか?

 またしても学校侵入事件。テレビのニュースはすべてこの事件をトップ扱いにしている。あらましは以下のとおり。

 14日午後3時過ぎ、大阪府寝屋川市初町、市立中央小学校(坂根博一校長、児童601人)の管理・普通教室棟(4階建て)に市内の無職少年(17)が侵入、刺し身包丁(刃渡り約21センチ)で教職員3人に切りつけた。5年生の学年主任教師、鴨崎満明さん(52)=同市池田1=が背中を刺され死亡、教職員の女性2人は腹や背中を刺され重傷。府警寝屋川署は2階職員室にいた少年を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。少年は同校の卒業生で、昼過ぎに男性教師を訪ねてきたが、不在のためいったん立ち去っていた。府警捜査1課と少年課は捜査本部を設置、殺人容疑に切り替え捜査している。(毎日新聞 2005年2月15日 3時00分)

 逮捕されたとき少年は血まみれの包丁を片手に持ったまま、職員室で悠然とタバコを吸っていたという。動機は不明。取調べに対しても意味不明のことを言っているという。警察は精神鑑定を検討中だというが、まあ当然だろう。

 こうした事件が起きると事件の詳細や犯行の動機にまず関心が向くのだろうが、僕自身は今回の事件に関して、それはあまり考えなかった。犯人が17歳の少年であることや、おそらく精神に何らかの障害を持っているであろうことから、この事件の詳細や犯行動機については公表されない部分が大きくなることが考えられるからだ。

 むしろ興味を持つのは、こうした事件を教訓にして今後同様の事件をどう防ぐかという点だろう。じつは学校への不審者侵入事件は、件数として増えているらしいのだ。

学校への不審者侵入は、夜間に無人の学校に侵入したケースも含めると、99年に1042件だったのが03年は約2.5倍の2660件と増加傾向にある。(毎日新聞 2005年2月14日 22時00分)

 01年の池田小学校事件はよく知られているが、それも含めて主な学校侵入事件のリストというのが毎日新聞のサイトに載っていた。

88年7月 神奈川県平塚市の市立中で、かまなどを持った男が生徒に切りつける。8人が重軽傷
94年4月 愛知県稲沢市の市立小で、包丁を持った男が侵入。3年男児が逃げようとして、軽傷
99年12月 京都市伏見区の市立日野小で、グラウンドにいた2年男児が男に包丁で切りつけられ、死亡
00年1月 和歌山県かつらぎ町の町立中で、教室にいた1年男児が男に包丁で切りつけられ、けが
01年6月 大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で、刃物を持った男が侵入。児童8人が死亡、教職員を含めた15人が重軽傷
03年9月 岐阜市の中学校で、包丁を持った卒業生の少年が2時間半居座る
03年10月 横浜市栄区の市立小で、刃物を持った男が教師に取り押さえられる。けが人なし

 池田小学校事件の後、全国の学校では外部からの人の出入りをチェックするなどそれぞれの防犯対策を実施しているはずだが、それでも明確な犯意を持って侵入してくる不審者を完全に排除することはできないだろう。しかしそもそも、不審者対策がきちんと行われているかも再検討したほうがいいのかもしれない。

 僕の知っている都内のある小学校では保護者に名札を配布し、学校を訪ねるときはその名札を着用するよう求めている。しかし名札がなければ受付で名乗るだけで入れてもらえるのだから、これはあまり意味がないような気がする。「○年○組の○○の保護者です」と名乗ったぐらいで、すんなりと校内に通してしまうというのは大問題。どのクラスにどんな名前の生徒がいるかは、校舎入口にある下駄箱を見れば誰にでも一目瞭然なのだ。この小学校の不審者対策は、形ばかりでまるで意味がないものだと言わざるを得ない。

 80年代から90年代に校内暴力、管理教育、イジメが社会問題とされた頃は、学校の閉鎖性が指摘され、学校をなるべく外部に開放していくことが推奨された。学校の校門を常に開放しておいたり、校門を締めたとしても施錠しなかったり、学校によっては校庭と周囲を区切るフェンスや壁がないところもある。こうしたことが悪いとは思わないが、それと校内の安全をどう両立させるかは問題だろう。

 学校を開放するとしても、それによって生徒や教職員が危険にさらされるのでは意味がない。なんだか「ゆとり教育」と「学力低下」の関係にも似ていて、教育現場の「じゃあどうすりゃいいのよ!」という声が聞こえてきそうではあるけれど……。

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2005.02.13

定額制の携帯電話

 アステル東京ブランドでPHS事業を運営するYOZANという会社が、高速無線通信規格「WiMAX」を利用した定額携帯電話サービスを今年中に立ち上げるそうだ。音声通話とデータ通信が月額3000円程度で使い放題になるらしい。とりあえず6月から都内の一部(千代田区、豊島区、中央区、品川区、世田谷区など)でテスト運用。その後、東京23区内で本格運用というスケジュールらしい。僕はもともと都内から外に出ることがほとんどないので、このサービスにはかなり魅力を感じている。

 通信速度は最大で75Mbps、移動中でも20Mbpsだというから、これは家庭用のADSL接続と差がない。場合によってはADSLに使用している家庭用の回線を、この定額携帯に置き換えてしまうことを検討すべきかもしれない。まあアステルのPHS事業そのものはどん詰まりになっているので、これが起死回生の最後のチャンスということかもしれないけれど……。でも実現したら面白いよな~と思う。これで携帯電話の価格競争が始まるかもしれないし。

 僕は現在WILLCOM(旧DDIポケット)のPSHを使用しているのだが、このまま京ぽんか何かに買い換えるよりは、YOZANの定額サービスが実際にどんなものになるかを見極めたほうがよかったりして……。WILLCOMも競合他社のサービスに対抗して、当然同様のサービスを考えるでしょうしね。Skypeのような技術を使えば携帯電話でも使い放題になることはわかっているわけで、おそらく今後数年以内には携帯電話の使用料金が格段に安くなると思う。

 考えてみればネットワークの接続料も、僕がパソコン通信を始めた頃に比べると格段に安くなっている。以前はNTTもすべて従量制で3分10円。それのほかにニフティにも1分10円の接続料を払っていたのだ。毎月何万円もネットにつぎ込む人はざらにいた。それが今では全部コミコミで毎月数千円だろう。あと何年かすれば「昔は携帯電話代に毎月何万も払ってたよな~」と言う時代が来る。その時、そこまでコストが下がったネットを使って、どんなサービスが行われているだろうか。携帯の有料コンテンツといったこれまでのビジネスモデルはご破算になって、新しいビジネスモデルが生まれているはず。じつは携帯コンテンツの供給業者も、そこは視野に入れて新しいビジネスを模索しているのだ。

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2005.02.12

LAN対応HDDが欲しい

 昨年暮れに使用していたノートPCが動作不良を起こし、HDDをフォーマットして環境を初期状態に戻すことになった。たまたま仕事が一段落していたときだからよかったものの、こうしたトラブルが仕事のピークに起きたらと思うとぞっとする。やはり「仕事で使うパソコン」には何らかのバックアップ体制が必要だろう。というわけで、昨年末から部屋の中で2台のノートPCを使っている。どちらにもほぼ同じ作業環境を整えて、データはJustsystemのInternet Diskを利用して同期させることにした。これならパソコンのHDDがおかしくなっても、Internet Diskに最終的に同期していたファイルが残っているし、そこからもう1台のパソコンに作業をすぐ乗り換えられる。

 ところが問題は、このInternet Diskの自動同期に思った以上の時間がかかることだ。容量もさほど大きくないので、デジカメで撮影した写真のデータやCDから録音した音楽データなどを、複数のパソコンで共有するという用途には向いていない。そこで目が向いたのが、LAN対応のHDDだ。これなら家庭内LANに接続したパソコンから、それぞれの外付けHDDと同様に使えるだろう。

 現在既にUSB接続の外付けHDDを使用しているため、新しく機器を購入するとすればそれごとLAN環境に持ち込めるようにしたい。というわけで、現在購入を考えているのは以下のような商品なんですが……。

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2005.02.11

新聞のない生活

 新聞を取らなくなってもうだいぶたつ。独り暮らしを始めてしばらくは取っていたのだが、その後は新聞を読む読まないという問題よりも、古新聞を処分するのが面倒くさくなって取るのを止めてしまった。新聞にはなるべく目を通すようにはしているが、それでも全部の記事に目を通しているわけではない。毎朝出勤前の限られた時間に読める記事など、全体の1~2割程度ではないだろうか。そもそもあの分厚い新聞を、毎日隅から隅まで読んでいる人なんてどれだけいるんだ? 半分以上は読まれることなく、広告チラシと一緒に古新聞として部屋の隅に積み上げられるのではないのか。だとしたら朝夕宅配されている新聞の実体は、その大半がじつは「紙ごみ」なのだ。

 そう思ったとたんに、僕は新聞を取っているのがばかばかしくなった。あれは「新聞」を買っているのではない。「紙ごみ」を買っているのだ。新聞配達店が各戸から金を取って紙ごみを配って歩き、それを各世帯の人たちがまとめて資源ごみ(あるいは燃えるゴミ)に出す。僕はエコロジストではないので、それが「資源の無駄だ」などと言うつもりはないのだが、紙ごみを配って、それをまた捨てるという日々の作業の繰り返しは「労力の無駄」だと思った。しかし新聞を取らなくなるだけで、この無駄な労力のサイクルから抜け出すことができる。そこで僕は、この無駄なサイクルから抜け出した。

 新聞を取らなくなると、毎朝新聞を読むという生活習慣がなくなったことでしばらくは調子が狂う。しかしそんなものは、数週間もすれば慣れてしまう。そしてその時気がつくのだ。自分は新聞がなくても何も困らないとうことに。世の中の動きの大概のことは、テレビを見ていればわかる。電車の中で見かける週刊誌の中吊り広告を見れば、最近のニュースの中で何が世間の関心事になっているかがわかる。それ以上のことは、コンビニで週刊誌を立ち読みすればたいていわかる。数年前からはインターネットが常時接続になったことで、ますます新聞は不要になってしまった。今後も僕が新聞を取ることはまずないだろう。

 新聞を取らなくなって一番困るのは、じつは折り込み広告が手に入らなくなったことだ。近所のスーパーで何を安売りするかなんて情報は、テレビの情報番組でも、インターネットでも調べられない。新聞販売店で折り込み広告だけ宅配してくれるサービスを始めてくれないかなぁ……。

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そもそも新聞を取らない理由って。。
誰もが信じなくなってきた
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2005.02.10

ニートは高等遊民なのだ

 学校を卒業しても(中退しても)働くことなくブラブラしている人をニート(NEET = Not in Employment, Education or Training = 職に就いていず、学校機関に所属もしていず、そして就労に向けた具体的な動きをしていない)と呼ぶ。で、例によってゴロ合わせなのだが、2月10日は「ニートの日」なんだそうだ。

 ニートは英国で新しい「社会問題」として語られはじめた言葉が日本に輸入されたもので、そこには最初からネガティブな意味合いが込められている。ニートというのは、そもそも否定すべきものなのだ。ニートを「社会に出て行くための準備期間」と積極的に評価しようとする人たちもいるが、それはニートではなく「モラトリアム」と呼ぶべきで、日本では高度成長が一段落した昭和50年代頃から、大学生活が社会的に認知されたモラトリアム期間として機能していたはず。ニートが「社会に出て行くための準備期間」なのだとすれば、それはモラトリアム期間が大学4年間では足りなかったというだけの話じゃないの?

 ところでニートを「由々しき社会問題だ」という人たちと、ニートを社会に出るためのモラトリアム期間だと肯定的にとらえる人は、ニートをまるで正反対に評価しているように見える。しかしこの人たちは、ニートがいずれは社会に出て行かなければならないと考えているる点ではまったく同じだったりする。イソップ寓話の北風と太陽と同じ。旅人の服を脱がせようとする目的は同じで、その方法が違うだけ。「ニートよ社会に出よ!」という点で両者の目的は同じなのだ。

 しかしそもそも、ニートは本当に社会に出て行かなければならないのか? 働かなくても食べていけるというのは、親がそれなりの資産を持っているのでしょう。ニートと呼ばれる人たちがその不労資産を浪費していくことで、結果としては「真面目に働いている人たち」にその富が分配されていくことになる。結構な話ではないか。イギリスのニートはおそらくろくな教育を受けていない社会層だろうが、日本は高校進学率95%以上とうい高学歴社会だ。それなりに高い教育を受け、その上で働かないでも食べていけるのなら、それはそれでいいんじゃないの?

 ニートなんて、最初からネガティブな意味合いが付きまとう言葉を使うからいけない。そこそこちゃんとした教育を受け、その上で仕事に就かずぶらぶらしている人たちを、かつては「高等遊民」と呼んでいたのです。「高等」というのは親が資産家でふんだんにお金が使えるという意味ではない。高等教育を受けている遊民が、高等遊民なのです。高校進学率95%の日本では、ニートのほとんどが高等遊民と言っても差し支えない。

 日本のニート人口は数十万人だという。だとすれば現代の日本は、数十万人の高等遊民を養うほどに豊かだということだ。内田魯庵はこう言っている。

 遊民は如何なる国、何れの時代にもある。何所の国に行っても全国民が朝から晩まで稼いで居るものではない。けれども、国に遊民のあるは決して憂うるに足らぬことだ。即ち、これあるは其の国の余裕を示す所以で、勤勉な国民に富んで居るのは、見ように依ってはその国が貧乏だからである。遊民の多きを亡国の兆(ちょう)だなどゝ苦労するのは大きな間違いだ。
「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」より

 遊民を「ニート」に読み替えれば、これはこのまま現代にも当てはまるのではないだろうか。

 明治大正の「高等遊民」たちはその後どなったのだろうか? それを考えることが、現代の「ニート」について考える手がかりになるような気もするけれど……。

魯庵の明治
内田 魯庵 山口 昌男 坪内 祐三


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2005.02.09

英語嫌いの言い訳

 もうだいぶ前になるけれど、英会話教材の電話セールスを受けたことがある。「英語が喋りたいと思いませんか?」と言われたので「特に思わないですね」と答えたら、「なぜですか?」と本気で不思議がられてしまった。セールスマンとしてはここで「英語が喋りたい」という回答を得て、そこを手がかりに教材を売りつけたいのだろうが、あいにく僕は「英語なんて喋れなくてもいいだろうに」と本気で考えているのだ。

 僕は周囲に外国人の友達がいるわけではないし、外資系の企業で働いているわけでもない。英語を話さなければならない機会としては海外旅行が考えられるけれど、それにしたって海外でも英語が通じるのはきわめて限定された範囲のことだ。ヨーロッパの観光地じゃ、売店や屋台のおじさんは英語なんて喋らないもんね。それに日本で日常の生活を送っている時だって、実際には「日本語の会話」が必要とされることなんてほとんどない。スーパーで買物するとき、店員と「会話」してますか? しないよな。だったら海外のスーパーで買物するときだって同じ。買物かごに商品を入れてレジに並べば、ちゃんと買物はできるのです。

 日本に負けず劣らず韓国でも英語熱が高まっているようだけれど、映画『英語完全征服』を観ても、韓国の英語熱が何に由来するのかはよくわからなかった。主人公たちが苦労しながらも英会話学校に通い続けなければならない理由が、それなりに切実なものだったりするわけです。でも英語学校に通う人の多くは、そうした切実な理由なしに、ただ漠然と「英語が喋れたらいいのに」と思っているだけなんじゃないだろうか。なぜ「英語が喋れたらいい」のか、その理由が僕にはよくわからないけどね。

 英語を勉強する時間があるならば、僕なら同じ時間を使って本を読むとか、映画を観るとかしたほうがいいようにも思うけど……。僕は映画の中でヒロインが叫ぶ「私は中学2年で英語をあきらめた。それでも英語ができなくて困ったことなんて1度もない。英語なんてできなくてもいい!」という台詞に大いに共感するわけですが、この台詞は映画の中で彼女の泣き言として挿入されているだけ。ヒロインは結局、英語の勉強を続けてペラペラになるわけです。

 この映画は英語教育の啓蒙ではなく、英会話熱をモチーフにしたコメディということもあるせいか、「英語ができないと困りますよ」「英語ができるとこんなにいいことがあるよ」というエピソードが皆無。むしろ英語抜きにコミュニケーションが成立してしまうシーンが多いし、それが十分な説得力を持っているのだ。これじゃかえって、「英語なんて喋れなくても困らない」というヒロインの叫びが、きわめて正当なものに思えてきてしまったりして……。

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2005.02.08

脳力トレーナーに興味あり

 先日銀座の博品館の前を歩いていたら、セガトイズから発売されている「脳力トレーナー」のデモンストレーション販売をしていた。単純な計算問題が100問出題され、それをいかに正確に早く解いていくかを競う教育用ゲーム機だ。100マス計算の電子版みたいなもの。これを子供向けの玩具として売らず、大人向けのボケ防止機として売り出しているのがミソ。かく言う僕も最近記事を書いていて、映画のタイトルや俳優の名前がとっさに出てこないことがよくある。じつは100マス計算にも興味があったのだけれど、「脳力トレーナー」のような商品が出てくると、その方に俄然興味を持ってしまう。

 実機を触ってみた印象では、5,250円(税込)という価格の割には作りがずいぶんとチャチだと思った。これじゃいかにもオモチャだよ。基本的に「液晶ディスプレイ+テンキー」というものなので、普通の大型電卓ぐらいの作りにして、大人向けのゲーム電卓(懐かしいね)みたいなものにしてくれればいいのに。またサイズが思った以上に大きい。特に厚みが気になった。これでは普段持ち歩いて、電車の待ち時間にちょっと……というわけにはいかないだろう。せめてもう少し薄くなればいいのに。

 定価は5,250円だが、Amazonで検索したら4,290円だった。これは他の通販サイトと比較してもかなり安い。もちろんAmazonの場合、この値段なら送料は無料だ。1台買っておこうと思って一度注文を入れたのだが、その後さらにネットを検索していたら、「携帯脳力トレーナー」(PDF)という商品が3月中旬に発売されることを知って、Amazonへの注文は一度キャンセルすることにした。機能はほぼ同じで、サイズがずいぶん小さくなり、値段は半分ぐらい。電車の中でちょっとやるには、この方がいいかも。ただしサイズが小さい分、ボタン操作はこれまでの「脳力トレーナー」よりやりにくそうだけど……。

 「携帯脳力トレーナー」はAmazonでも取り扱うようだけれど、発売日や価格についてはまだ未定の様子。(現時点では品切れ表示になっている。まだ未発売なんだけどね。)う~ん、気になる。

脳力トレーナー

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現代社会へのおもちゃ~毎日の積み重ねが意味を成す~

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2005.02.07

ひょっとして花粉症?

 午前中に部屋で仕事をしていると鼻水がタラリ。鼻の奥がむずむずして鼻水が止まらない。これはひょっとして花粉症か? 僕のアレルギー性鼻炎は例年もう少し暖かくなってからなのだが、今年は花粉の飛ぶ量が多いというし、街を歩いていると大きなマスクをしている人も見かける。いよいよ僕のところにも来たのか……。

 と思いつつ、一応部屋に空気清浄機をかけてみる。うちで使っているのはNational エアーリフレ nanoe EH3100-Sというかなり本格的な空気清浄機。水を使ってイオンを放出し、部屋にある臭いやアレルゲンを不活性化してしまうものだ。もともと昼間も留守がちで閉め切っている室内の臭いが気になって昨年秋に購入したものだが、ここにきてアレルギー対策に効果を発揮した。仕事部屋に空気清浄機を入れてスイッチを入れると、30分ほどで嘘のように鼻水が止まってしまいました。すごい。まるで魔法みたい! 鼻水の原因は花粉ではなくハウスダストだったのかな。

 この空気清浄機は価格.comのユーザー掲示板で評判を知り、ちょっとかさばるなぁ~と思いながら購入したもの。でもそれ以前に使っていたカテキンフィルターの空気清浄機とは、明らかに効果に差がある。買ってよかったと本当に思えるものでした。これから本格的な花粉症シーズンになって、アレルギー体質の人には気が狂いそうなほど悩ましい時期。でも部屋の中にちゃんとした空気清浄機があると、症状はだいぶ軽減すると思います。

 ちなみに僕が使っている空気清浄機は本当にオススメ。楽天で検索すれば、2万円台で手に入る商品だと思います。一応、楽天市場へのリンクも作っておきますので、興味のある方は値段を比較してみてください。

National エアーリフレ nanoe 空気清浄機 (26畳) シルバー調 EH3100-S

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アレルギーの鼻すすりが止まりました!!
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2005.02.06

変異型ヤコブ病の影響

 BSE(牛海綿状脳症)が原因とされる変異型(新型)クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)感染が疑われた男性(昨年12月、51歳で死亡)について、厚生労働省は4日、国内初の変異型ヤコブ病と最終確認した。(毎日新聞 2005年2月5日 東京朝刊)

 このニュースの影響で、フジテレビの「EZ!TV」に取材を受けていた牛丼がらみの特集が放送されなくなってしまいました。放送は延期するのかな? でも放送を1週間伸ばすと放送日は2月13日になるわけで、その前々日の11日には吉野家で1日だけの牛丼再開という大イベントがある。もし今回の特集を放送するとなれば、そのあたりを追加取材もしなければならないわけで……。まあ僕のところに取材がくるとは限らないし、心配するようなことでもないけどな。

食のリスクを問いなおす―BSEパニックの真実
池田 正行


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2005.02.05

嫌なニュース

 愛知県安城市住吉町のスーパー、イトーヨーカドー安城店で4日午前、包丁を持った男が2階子供服売り場にある休憩所付近にいた子供らに襲いかかった。同県岡崎市宇頭町東山の会社員青山圭一さん(34)の二男翔馬ちゃん(11カ月)が頭を刺され、搬送先の病院で約2時間半後に死亡。青山さんの長女(3つ)も顔に軽傷を負い、女性(24)も顔や足をけられ負傷した。男は逃走したが、安城署員が店から約1・2キロ離れた安城市内の路上に血が付いた姿でいたところを見つけ、殺人未遂容疑で逮捕した。(デイリー・スポーツ)

 「誰か来て!」「早く救急車呼んでぇ」。女性の悲鳴が店内2階の子供服売り場付近から響き、店員らが駆け寄ると、子供たちが遊ぶスペース「ちびっこ広場」の床は血の海に。幼児を抱いて泣き叫ぶ女性の姿があり、幼児の頭頂部には刃物が深く突き刺さっていた。(サンスポ)

 ナイフが翔馬ちゃんの体から抜けていれば、さらに切りつけていた可能性もあり、被害者が増える恐れもあった。翔馬ちゃんの傷は頭頂部からあごにまで達する深さだった。(産経新聞)

 逮捕されたのは氏家克直(34)という住所不定無職の男で、「いらいらしていて、誰か殺してやろうと思った」と話す一方で、「自殺しろ、人を殺せ、と自分への雑音が聞こえた」「ここ数日、『人を殺せ』『死ね』などというお告げが聞こえていた」などとも話しているという。この男は空き巣目的の住居侵入と窃盗の罪で豊橋市の刑務所に服役し、1月末に出所したばかりだったが、廃車の中で暮らしながら今月2日から安城市にいたという。逮捕時の所持金はゼロ。

 氏家容疑者は「刑務所にいるころに、『殺せ』というお告げが聞こえることがあった」などと供述しているが、五日も言葉遣いや受け答えがしっかりしているといい、捜査本部は精神状態に問題なく、責任能力を問えると判断している。(中日新聞)

 詐病の可能性もあるけれど、精神に障害を持っている可能性も濃厚。精神に障害を持っていることと、言葉遣いや受け答えがしっかりしていることとは関係ないのです。警察は起訴するつもりでしょうが、精神鑑定で精神障害が認定されれば無罪になるでしょう。

そして殺人者は野に放たれる
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酷い
恐ろしい国
著者が怒りまくっている。なにしろ、怒ってる。

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2005.02.04

伝記映画が流行中?

 日比谷映画街で映画のハシゴ。1本目はピーター・セラーズの伝記映画『ライフ・イズ・コメディ/ピーター・セラーズの愛し方』で、もう1本はレイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』だ。どちらも2時間を越える大作で、どちらも面白く観ることができた。

 それにしても、最近は伝記映画がずいぶん多いな~と思う。公開中の映画なら『ネバーランド』はジェームズ・バリがいかにして「ピーター・パン」を書いたかという一種の伝記映画。先日観た『五線譜のラブレター/DE-LOVELY』はコール・ポーターの伝記映画。まもなく公開される『アレキサンダー』はアレキサンダー大王の、『ビヨンドtheシー/夢見るように歌えば』はボビー・ダーリンの伝記映画。韓国で製作された大山倍達や力道山の伝記映画も、まもなく日本で公開されるはずだ。世界的に伝記映画というのが、映画製作のトレンドになっているのだろうか? (中国映画『CEO[最高経営責任者]』なんてものもあったけど、これは実録映画の部類だろうか。)

 その点では日本がちょっと遅れているなぁ~という印象。安藤昇の自伝映画『渋谷物語』とか、実話ものの『火火』などもあるけれど、誰もが知っている有名人の生涯を正面から映画化するという、昨今の伝記映画ブームとはちょっと違うだろう。伝記映画は関係者から映画化の了承を取るのが面倒くさい上に、時代考証に手間がかかるし、美術や衣装にお金がかかるという、映画製作者泣かせの事情を抱えている。でも日本でも映画にしていい有名人というのは、たくさんいると思うんだけどなぁ……。

 伝記映画は関係者が生きているときに作るからこそインパクトがある。『アレキサンダー』がどんな新解釈を打ち出そうと、尻切れトンボの『Ray/レイ』の方が面白いのだ。日本で作るなら、スポーツ界なら王貞治や長嶋茂雄クラスの人物を描くと面白いだろうけど、むしろ音楽もので浜口庫之助や中村八大の伝記映画を作ってくれたりするのもいいかも。昭和歌謡はちょっとしたブームだし、『五線譜のラブレター』と同じように現代の人気歌手や俳優が昭和の歌手に扮して歌えば、サントラCDはそのままトリビュート・アルバムになるしね。

スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイ
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2005.02.03

トラックバック・スパム

 数日前からブログにトラックバック・スパムが付くようになった。ココログはトラックバックを一括削除する仕組みがないので(コメントは一括削除できる)、管理画面でトラックバックをひとつずつ削除していくのだけれど、数十件のトラックバックをいちいち削除していくのは大変。途中でエラーが出たりするしね。しかもこの作業の合間に間違えて、削除すべきでないコメントまで削除してしまいました。

 「私が付けたコメントが消えているのはどうして?」と思った方もいると思いますが、まことに申し訳ない。事故みたいなものですので勘弁してください。(僕は自分で書いたコメントも間違って削除しちゃいました。)それにしてもこうトラックバック・スパムが多いとなると、ココログにもトラックバックの一括削除機能が必要だと思うけどなぁ……。

 今日は午前中に映画の感想を書き、昼頃から夕方までかけて仕事の件で取引先とメールのやり取り。その後に錦糸町シネマ楽天地8で井筒和幸監督の新作『パッチギ』を観た。これはよかった。いささか説教くさいところもあるけれど、それが昭和40年代という時代背景にとけこんで、あまり気にならなくなっている。

パッチギ!
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オダギリジョーが唄う「悲しくてやりきれない」は、やりきれない
あの時代
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2005.02.02

ようやく観た映画

 昼過ぎまでかけて仕事の原稿を仕上げ、午後は近くの映画館で『ターミナル』『ハウルの動く城』を観る。なんだか「やっと観ました!」って感じ。映画を観るのはやっぱり楽しいな~。『ターミナル』は本来スピルバーグのカラーではないものを、背伸びして作っている感じがしないでもない。『ハウル』は「反戦」というメッセージを言い訳にして、監督が好きなことを好きなようにやっているのだろう。宮崎駿の原作ものは、『ルパン三世』や『魔女の宅急便』以来かな?

 空を歩くシーンが印象的。僕はよく空を飛ぶ夢を見るんだけど、それがちょうどあんな感じなのだ。きっと宮崎駿も同じ夢を見る人なんだろうと思う。ちょっと嬉しくなる。

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2005.02.01

「夕凪の街 桜の国」再読

 朝から駅地下の肉屋に行って豚レバーを購入し、圧力鍋で醤油煮を作る。豚レバー400グラムを水に30分以上さらして血抜きしたあと、水気をよく拭いて圧力鍋へ。そこに酒と醤油を1/2カップと蒸発する分の水を少し入れる。この上に薄切りにしたニンニクと生姜を1かけ、長ネギ10センチほどを斜めに薄切りにしたものを載せて、フタをして加圧10分してから自然減圧。安全ピンが下がったらふたを取り、煮上がったレバーがまだ少し熱いうちに食べやすい厚みにスライスする。これを密閉容器に煮汁ごと移して冷蔵庫で保存。食べるときは練りカラシをちょっと添えるといいようです。

 これも美味。ちょっとレバーのくせはあるけれど、臭みはほとんど感じない。レバーが新鮮だからかな。僕はご飯のおかずにしているけれど、お酒のつまみにもなりそう。レバーは低脂肪高蛋白で栄養価が高く、しかも安い。圧力鍋で煮ればあっという間なので、これからもちょくちょく作ろうと思う。

 コンビニで漫画アクションを立ち読みした後、思い立って「夕凪の街 桜の国」を再読。やはりまた泣いてしまった。「夕凪の街」は誰か短編映画にしないかな。「桜の国」と合わせてテレビドラマにしてもいいかも。ただコミック作品としての完成度がものすごく高いので、これを映画やドラマという別の表現に翻案するのは大変かも。アニメならそのままの絵で動かせるから簡単だろうけど、そうすると今度は表現が近すぎてちょっと温度差が出るかも。

 1本の映画にするなら「夕凪の街」から「桜の国(二)」までをひとつにまとめて、回想形式をうまく使いながら大きなドラマを作っていくことも考えられるけれど、そもそも「夕凪の街」でも「桜の国」でも回想形式が巧みに使われているから、それをそのままつなげるだけでは構成が複雑になりすぎる。これを映画やアニメ向けに脚色するなら、一度物語をバラバラにしてから時系列につなげなおし、物語の中の「今」をどこに設定するのかから考え直したほうがいいかもしれない。「桜の国(一)」を「今」にして、そこから回想形式で「夕凪の街」と「桜の国(二)」のエピソードを取り込むというのもひとつの方法かな。……などと思考実験しながら、コミック作品を読むというのも面白いものです。

夕凪の街桜の国
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☆長袖のブラウス☆
いつかもう一度、広島へ
すばらしい作品だと思います
いつまでも・・・

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