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2005.03.31

親指シフトに再挑戦するぞ!

 ワタクシの商売はモノカキである。肩書きとして「映画批評家」を名乗っちゃいるが、映画の仕事は全体の半分にも満たない。その実体は、頼まれれば犯罪以外は何でも引き受ける「文系の何でも屋」なのだ。で、仕事の大半はパソコンの前で文字を入力している。ご多分に漏れずローマ字入力かな変換だ。特別な訓練をしたわけでもないが、年季が入っているからかなり早い。

 ところがこのワタシ、最初にキーボードを触ったのは英文タイプで、その次が日本語ワープロだった。最初のワープロは富士通のOASYS。当然のように、当時は親指シフトで日本語を入力していた。これはこれで、かなりの速度でがんがん入力していたのだ。しかしそれはもう、20年近くも前の話。その後はワープロ専門機からMacintoshに移り、さらにWindowsマシンに乗り換えて現在に至っている。Mac時代からはローマ字かな入力にチェンジしたから、もう10年以上もローマ字入力一辺倒。それが最近急に、親指シフトが懐かしくなりはじめている……。

 映画評を書くときなど、頭で文章を考えながらちょぼちょぼ文字を入力している分には、ローマ字かな変換でも一向に構わない。その時は考える速度と入力速度に、さして差がないような気がする。もちろん手で入力する速度の方が頭の回転よりは遅いわけだが、その間に次の文章を考えるなど、まあ考えては打ち込み、打ち込んでは考えるというペース配分がそれなりにできるわけだ。

 ところが最近になって、「文系の何でも屋」であるワタクシは一度に大量の文章を入力するという仕事を引き受けることが時々あるわけだ。そうするともう、ローマ字かな変換はかったるくてしょうがない。見本のテキストを見ながら、ひたすら文字をどんどん入力していくという作業では、ローマ字かな変換の非効率性にイライラさせられっぱなしになってしまう。だいたい指が疲れるんだよね。で、親指シフトがいいな~とか、また思い出したわけだ。

 最近はWindowsパソコンの普通のキーボードでも、親指シフト入力を擬似的に再現できるエミュレーターソフトが存在する。ワタクシはそのひとつ「親指ひゅんQ」をインストールして、早速パソコンを親指シフトモデルに変身させた。そして富士通のホームページから親指シフトの練習ソフトをダウンロードして、ほぼ20年ぶりに親指シフトに再チャレンジしたのだ。

 いや~、キーボード操作は自転車と同じで1度覚えたら忘れないなどと申しますが、これはさすがにすっかり忘れている。もうぜんぜん駄目。キーボード操作の概略すら忘れてしまっている。とりあえず入門編でホームポジションのキーだけは一通り覚えたけれど、これは先々が思いやられるな~。キートップに親指シフト配列の「かな」をシールで貼り付けておきたいのだけれど、どこかに売ってないかな……。一通り練習が終わったところで、Japanist 2003を買えばいいのかも。

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2005.03.30

日本サッカー「快勝」?

 ワールドカップサッカーの予選で、日本チームがバーレーンの自殺点(10年ほど前からオウンゴールと呼ぶ)で何とか勝ちを拾った。テレビを見ていたら、これを「快勝」と報じているところがあって苦笑させられた。チャンネルを切り替えながらあちこち見ていたので、どこのテレビ局かはよくわからないけれど、自分じゃ1点も入れてないのに「快勝」はないだろう……。

 僕はもともとそれほどサッカーを観るわけではないが、こうまでして無理やりにサッカー熱を盛り上げようとするテレビ局の浅ましさには、なんだかウンザリさせられてしまう。別にいいじゃん「辛勝」でも「薄氷の勝利」でもさ。何が何でも日本サッカーを強くみせようというのは、戦争中の大本営発表と変わらない。相手チーム自殺点での1勝を「快勝」と呼ぶ白々しさは、「退却」を「転進」、「全滅」を「玉砕」と言い換えるのと同じ精神構造だろう。

 サッカーの国際試合はそもそもがナショナリズムの高揚する代理戦争みたいなところがあるから、別に自分たちのチームの身びいきをするなとは言わない。自国のチームがホームで試合をしているときに、第三者のような客観性で報じる方が、かえってバランスを欠いたものだとも思う。でもものには限度ってものがある。自殺点での勝利を「快勝」と報じるのは、どう考えたって許される範囲を逸脱しているんじゃないかな~。

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2005.03.29

日本人は韓国人が嫌い

 月曜日の「TVタックル」で、民主党の西村真悟議員が「日本人は韓国人が嫌い」と発言してスタジオ中をずっこけさせた。慌てふためいて発言を打ち消す周囲の周章狼狽ぶりを見ると、この西村発言は現在の日本でタブーとされていることに触れてしまったのだな~と思わざるを得ない。要するに、この発言には一面の真実があるのだろう。

 本当のタブーというのは、それを考えることすらタブーなのだ。「韓国人は日本人が嫌い」というのは日本人なら誰もが知っていていい韓国社会の常識だが、逆に「日本人は韓国人が嫌い」という事実は、それを口に出すことがはばかられるどころか、そう考えることすら避けなければならない現代日本の禁忌になっているようだ。

 西村議員が「日本人は韓国人が嫌い」と言ったとき、「まあそういう人もいるだろう」「でもそれを日本人全体に広げて一般化するのは問題だよ」と言うならわかる。でも西村発言に対して起きた反応は、「そんなことありませんって!」「あなたは何を言ってるんですか!」という全面的な反発だった。まあ一部の人たちは、「そんなわかりきったことを、今さら言いっこなしでしょうに」と呆れていたのかもしれないけれど、少なくとも表面上出てきた反応としては、西村発言の全否定に終始していたように思う。

 これって臭いものにはフタということなんだろうな~と思う。韓国人が日本人を嫌いなのは、韓国の事情に多少なりとも通じている人なら誰もが知る事実だろう。「お前は嫌いだ!」と面と向かって言われたとき、それでも相手に好感や好意を持ち続けられる人はそうそういない。日本はこれまで相手に嫌われても、ニヤニヤ笑って手を差し伸べ続けるオトナの対応をしてきたわけだが、それは日本が東アジアの中で唯一欧米先進国並みの経済発展を遂げたという自信に裏打ちされてのこと。しかし最近はどうだろう。今の日本に、目の前で罵声を浴びせられても「まあ仲良くしましょうよ」と微笑み続けるだけの経済的な優位性があるんだろうか?

 数字で比較すれば、韓国や中国より日本の方が豊かに決まっている。でもこういうのは「気持ち」の問題だろう。日本人が自分たちの豊かさを実感できなくなったとき、周辺国からの敵意に対して「俺たちだって嫌いだよ」と言い返すようになる日が来ないとは誰にも言えないと思う。

 西村発言に心穏やかでいられない人たちというのは、そうした時代の空気をなんとなく感じているのではないだろうか。だから「日本人は韓国人が嫌いだ」という発言をやっきになって否定する。ここで否定しておかないと、そうした空気が雪崩を打って国民的な反韓感情に結びついてしまうのではないかという危惧を抱いているのかもしれない。

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2005.03.28

米産牛肉輸入再開へ

 内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会が、生後20カ月以下の若齢牛を全頭検査の対象外とすることを容認したという。これで夏ごろには米国産牛肉の輸入再開に向けためどが付きそうだ……とのこと。僕は「米国産牛肉の危険度などたいしたことはない」と考えているので、輸入再開に向けて着実に進んでいることは、とりあえずいいことだと思う。

 ただしこれによって、「米国産牛肉はやっぱり危険だ」というネガティブ・キャンペーンが始まることが考えられる。食肉解体処理をする際、危険部位が混ざってしまうのではないかとか、まあそういったレベルの話だ。しかしそもそもこれは、「BSEに感染している牛」の危険部位が問題なのであって、健康な牛なら「危険部位」をどれだけ食べようがそもそも危険はない。その証拠に我々はBSEが大騒ぎになる前、平気で牛タンも脊髄も脳みそも食べていたではないか。「危険部位」の除去は万が一食肉の解体処理過程に感染牛が紛れ込んでしまった場合に備えて、念のために行っていること。あまりそればかりを取り上げて危険だ危険だと言うのは、物事の本質的な部分を見誤らせることになるんじゃないのかな。

 僕はアメリカの牛肉が危険だとはまったく考えていない。もちろん「危険がゼロ」なんてことは世の中にありえないわけで、問題になるのはその「危険」の可能性がどの程度なのかということだ。そして僕は牛肉をいくら食べようとも、それによって新型ヤコブ病にかかる可能性は交通事故で死亡する可能性よりも常に小さいと断言できるのだ。これは日常生活においては、無視できる範囲だろう。毎日朝起きて顔を洗うたびに、「自分は今日交通事故で死ぬかもしれない」と考える人が、いったい世の中にどれだけいるのかな。

 世の中には治療法が確立していない難病や奇病というものがいろいろあるけれど、その中で新型ヤコブ病がどういった位置づけになっているのかはよく考えた方がいいと思う。治療法が確立していない病気の代表として、例えばエイズ(HIVウィルスへの感染症)というものがある。去年1年間に東京都内で報告されたHIVウィルス感染者は300人を超えている。これは過去最高で、増加傾向にあるという。HIV感染と新型ヤコブ病と、どっちがより身近な病気なんでしょう。

 そこで今日の結論。アメリカ産牛肉は安心して食べてよい。しかし見ず知らずの相手とセックスするときはコンドームをしろ!

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2005.03.27

デジカメへの不満

 そろそろ桜の時期。Canonの高倍率ズーム機Power Shot S1 ISは、こういう時に枝の上の桜の花をクローズアップで撮影できるのがいい。だが実際に撮影しているといろいろと不満もある。最大の不満は、結構ピントが合いにくいこと。細い枝の先の花などを撮影しようとすると、ピントがうまく合わずにイライラさせられることが多い。フォーカスゾーンが中央1点のみというのも、IXY DIGITAL L2で9点フォーカスに慣れてしまうとトロくさいのだ。いちいち画面中央でピントを合わせて、その後画面構成を考えるという作業は、以前フィルムカメラで普通にやっていたことなんですが……。人間は便利なことに慣れると、それが普通になってしまうのだなぁ~。

 でもL2だとカメラを構えてレリーズボタンをちょっと押しただけで、だいたい狙ったとおりにピントが合うのは気持ちいい。花などにぎりぎりまで寄って撮影するマクロ撮影では、中央1点フォーカスになるので一緒なんだけど、マクロ撮影ではフォーカシング位置を細かくコントロールできた方がいいのでこれはこれでOK。S1 ISとL2は同じキヤノンのカメラ。発売時期がちょっと違うだけで、こうも使い勝手が違ってくるのだ。デジカメの技術発達は早いのだ。

 S1 ISはレンズカバーが組み込み式ではなく、脱着式のレンズキャップになっている。これはどうも不細工だ。ひもで本体に結び付けてあるのだけれど、風が強いときなどはこれがひらひら舞ってまことにぶざま。かといってレンズにただかぶせてあるだけのこのカバーは、ひもなしだと落として紛失しそう。レンズフードをつけるようにも出来ていないので(それはそれでコンパクトにまとまっていいのだけれど)、キャップなしだとレンズを傷つけてしまいそうだし、保護用のフィルターも付けられないしな~。

 もうひとつの不満は、液晶モニター画面が1.5インチと小さいこと。これはボディの大きさがまるで違うL2と同じサイズの液晶なのだ。これはバランスが悪い。バリアングル液晶はハイポジションやローポジションの写真を撮る時に便利なんだけど、サイズがもう少し大きいとより便利になると思う。

 そろそろ次世代機が出てきてもいい時期なのだが、そうこうしているうちにPanasonicやコニカミノルタの12倍ズーム機が新しく出ている。まあS1 ISもおそらく似たような方向性で進化すると思うんだけど……。

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2005.03.26

医者に行く

 今年は花粉症がひどいので、とうとう医者に行くことにした。近所の耳鼻咽喉科に出かけたら、待合室が満員。その混雑具合は、ピークを少し過ぎた通勤電車と同じぐらいだった。吊り革がほしい感じ。

 診察を受けてチューブで鼻から薬を吸引し、診察料を千円ちょっと払い、薬局に行って薬を処方してもらう。ここでもまた千円ちょっと。結局2千円を超えるお金を払ったわけですが、薬を飲んだらさすがに効いた! 鼻水はピタリと止まったよ。こんなことなら、もっと早くに医者に行くんだった。

 今年は花粉が多いという話なのだが、自分の花粉症のひどさは花粉の量によるものなのか、それとも花粉に対するアレルギー反応が大きくなっている(症状が悪化している)からなのかがよくわからない。花粉症というのは不思議な病気だな~と思う。例年は1週間か10日で症状が治まるのだが、今年はそれでは治まりそうにないことだけは確実だろう。

ここまで進んだ花粉症治療法
佐橋 紀男 花粉情報協会


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2005.03.25

ニッポン放送への出演拒否

 ニッポン放送の経営権がライブドアに移るなら、今後はニッポン放送への出演を取りやめると言うタレントが何人かいるようだ。まあタレントがどの番組に出ようと出まいと本人の勝手だとは思うけれど、このタイミングでこういう話が出てくる意味があまり報道されていないのは奇妙な話だと思う。

 要するにこれは、ニッポン放送が堀江体制になって、制作現場の環境が大きく変わってしまうことに対する危機感の表明なのだ。タレントはそもそも、ニッポン放送の経営哲学に共鳴して出演を決めているわけではないだろうし、現在の社長や経営者と懇意だから出演しているわけでもないはず。タレントと接点を持っているのは現場の制作スタッフであり、タレントたちが今回一番気にしているのは、経営者が変わることでその制作スタッフの人員配置や制作体制が、大きく変わってしまう可能性だろう。

 ラジオ番組の出演者たちは、ニッポン放送の出演者が誰であれ、役員会の人員がどういった顔ぶれになっているのであれ、本来はまったく関係のないことなのだ。彼らが向き合うのはラジオの向こう側にいるリスナーであり、そのリスナーに向けて、出演者とスタッフは一緒に番組を作っている。そのスタッフたちが今回の買収騒ぎで大きく動揺していることが、タレントたちに「経営体制が変わったら出演拒否」と言わせているのだろう。タレントはこうした形で自らの意思を表明することしか出来ないのだ。

 とりあえずライブドアはラジオに限らず放送事業の経験がないわけで、巷間言われている「ニッポン放送の役員総入れ替え」のようなドラスティックな経営刷新はまずできないだろう。そうなったらそれこそ、スタッフが付いてこない。退社する人はそれほど出ないかもしれないが、現場の勤労意欲は著しく低下することは間違いない。現行の同放送の給与体系をライブドアグループ並に引き下げるというのも同じだ。そんなことをすれば、現場スタッフはあっという間に働く気をなくしてしまう。

 今後ライブドアは現行のニッポン放送の体制には原則として手を付けないまま、インターネットとの関連事業のために専用の役員を何名か送り込むぐらいのことしかできないのではないだろうか。

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2005.03.24

ブログに新しい広告を挿入

 Google AdSenseから新しいタイプの広告が発表されたので、早速このページにも貼り付けてみた。左サイドバーの一番下にある「Ad links」というのがそれだ。ついでに読書日記のページにも貼り付けるため、読書日記ページのスタイルシートを上級者向けに変更して編集。ついでにDrk7.jpのAmazon Searchで検索した書籍を、各ページに貼り付けてみた。必然的に全体が重くなっているので、場合によってはAmazon Searchを外してしまうかもしれない。でもまあ、なんだか面白いものですな~。

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2005.03.23

IP電話のつぎはIPテレビ

 ライブドアによるニッポン放送買収が事実上決まった。しかし今後の課題は、フジテレビとライブドアの事業提携がはたして実現するのかという問題になっていくだろう。

 昨日の日記でも書いたとおり、僕はいずれ遠くない未来に、インターネットが社会の主要メディアになっていくだろうと考えている。しかしインターネットというメディアは、あくまでもコンテンツを運ぶ「媒介」でしかない。水道管だけ世の中にくまなく敷設しても、そこに水を流さなければ意味がないのと同じで、インターネットというメディアにも、そのメディアの特性に適合する良質なコンテンツが不可欠だろう。そう考えたとき、今のところ最もコンテンツ制作能力が高いのは、やはりテレビ局に違いないと考えている。

 電波をメディア(伝達媒介)とする放送事業は、施設の設置と維持に膨大なコストがかかる。しかしこれはいずれ、インターネット技術に置き換わってしまうのではないだろうか。現在一般電話が少しずつIP電話に置き換わりつつあるが、それと同じことがラジオやテレビという「放送」の世界で起きないはずがない。将来は自宅に入ってくる光ケーブルを使って、テレビもラジオもインターネットも利用するという環境になるだろう。

 テレビは「放送」であることが重要なのであって、放送をするための手段は、電波であろうと、有線(CATV)であろうと、インターネットであろうと本質的には関係がない。しかし現在の放送は「公共の電波を使用している」という建前が強するため、コンテンツ制作というテレビ本来の持ち味を生かしきれていないのかもしれない。

 日本ではあまり普及していないが、アメリカではCATVがかなり広く普及していて、既存の放送ネットワークと同等のCATVネットワークを作っている。しかし日本ではCATVが本格普及する前に、インターネットを使ったテレビ放映が浸透していくと思う。仮にそれをIPテレビと呼ぶとする。

 IPテレビは、パソコン画面でテレビを見るようなものではなく、最初は現在のテレビと同じような専用機になると思う。インターネット回線から専用のチューナーを使って、テレビ放送を受信するような形になるだろう。IP電話がパソコンと共有ではなく電話機を使ったサービスであるのと同じで、IPテレビもテレビ受像機を使ったサービスになる。テレビ受像機自体は、地上波アナログ放送が終了する2011年以降はすべてデジタル化されてしまう。IPテレビ用の受信チューナーなんてものは簡単に作れるはずだ。

 IPテレビの放送は免許が不要だから、金さえあれば誰でも放送局を作ることができる。ライブドアもニッポン放送を買収するような金があるなら、自前でIP型のテレビ放送局が作れたはずなのだ。ただしそこにはコンテンツがない。IPテレビができても、そこにコンテンツを流そうと思えば既存のテレビ局のノウハウが必要になってくるだろう。番組の企画、制作、編成、スポンサー集め、制作プロダクションとの連携、映画など外部コンテンツの買付など、テレビ局には「映像コンテンツ」に関わるノウハウがぎっしりと詰まっている。そういう意味では、仮にテレビ放送がインターネット経由で流れる時代になったとしても、そこで主役になるのはやはりテレビ局になると思う。

 で、話は戻ってライブドアとフジテレビの提携話。一番いいのはライブドア傘下になったニッポン放送あたりを拠点にして(あるいは別に子会社を作ってもいいけれど)、フジテレビとライブドアが共同でIPテレビ時代を見据えたコンテンツ制作と放送事業に乗り出すことではないだろうか。そこで放送に対する視聴者からの課金や、ネット通販と結びつけた顧客の囲い込みなど、新しいビジネスモデルを作っていくのが双方のためになると思うけどな。

テレビ制作入門―企画・取材・編集
山登 義明


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2005.03.22

ライブドアに対する不信感

 ニッポン放送株を巡るライブドアとフジテレビの争いは、ライブドアとフジテレビ本体の争いにシフトしつつあるような気配だが、そうしたことに僕はあまり興味がない。興味を持つのは、一連の騒動の中で出てきた「将来的にネットがテレビを飲み込む」という見通し(ライブドアの堀江社長)と、「テレビはメディアの王者であり続けながらネットと融合していく」という反論(フジテレビの日枝会長)のどちらが正しそうなのかということ。しかしこれはそもそも、「ネット」とか「メディア」とか「テレビ」という言葉の使い方に混乱があるんじゃないだろうか……。

 メディアとはもともと何かの情報を載せる「媒体」のこと。ニュースを載せる媒体(メディア)として、新聞やラジオやテレビがあり、最近はここにインターネットが加わっている。(かつては映画もニュース媒体として使われていたのだが、最近は映画館でニュースを観ることもなくなったな~。)つまり情報の伝達手段がメディアなのだ。(mediaには媒体や媒介のほかに手段という意味もある。)

 一度に多くの人に情報を伝達できメディアがマスメディアだが、その中でもっとも古いのは印刷メディア。グーテンベルク以来500年以上の歴史がある。新聞の登場は17世紀初頭だから、かれこれ400年。それに対してラジオ放送の開始は1920年、テレビはそれよりさらに20年ほど遅れての商業放送開始なので、メディアとしては駆け出しの新参者なのだ。しかしインターネットはそれよりさらに若い。ブロードバンドが普及し始めて、まだ5年やそこらではないのかな。

 メディアとしての自由度は、印刷メディアや放送メディアに比べてインターネットの方が格段に高い。インターネットは双方向マルチメディアなのに加え、情報配信コストが格段に低いのだ。印刷メディアのように製版・印刷・輸送といったコストがかかるわけではないし、放送メディアのように大型の放送設備や中継局が必要なわけでもなく、電波の割り当てという縛りもない。放送は近々地上波テレビのデジタル化で載せられる情報量が飛躍的に増えるのだが、それでも有限な資産を割り当てて使っていることは変わりなく、インターネットのように際限なく情報量を増やしていくということはできないだろう。情報を載せるメディアとしては、どう考えてもインターネットの方が有利なのだ。将来的には、インターネットが他のメディアを凌駕する主流媒体になっていくことは間違いないと思う。

 ただインターネットと既存メディアとの違いは、コンテンツの作成能力にある。新聞社はただの印刷所ではなく、掲載する記事の多くを自前で作成している。ラジオやテレビも、番組制作能力を持っている。彼らはメディアであると同時にコンテンツメーカーでもあるのだ。だがインターネットはそうではない。ライブドアの独自コンテンツって何だ? ライブドアはニッポン放送やフジテレビに匹敵するコンテンツ制作能力を持っているとは言えないだろう。僕はライブドアが既存メディアの「コンテンツ制作能力」に期待して今回のニッポン放送買収を行うのなら、それはそれで理解できるのだ。でも実際はそうじゃないんだよな~。

 例えば現在ライブドアのホームページで配信している社長談話の動画配信など、ライブドアのロゴをバックにしてただダラダラ話しているだけで、まるで一昔前の選挙の政見放送みたいなものではないか。はっきり言ってダサすぎる。こんなものは外部の制作プロダクションに制作を委託すれば、もっとずっと垢抜けたものが作れるだろうに。なぜそうしないんだ? こうしたものを配信しているライブドアは、コンテンツのクオリティに無頓着な会社だと思われるはず。こんなダサダサのビデオを無邪気に垂れ流している会社に買収されるニッポン放送の社員が、「自分たちの仕事は正しく評価されるのか?」「あの社長の下でリスナーを満足させる番組が作れるのか?」という危機感を抱いたとしても、それは当然かもしれない。

テレビの教科書―ビジネス構造から制作現場まで
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2005.03.21

もう桜が咲いている

 先日上野公園を歩いていたら、もう桜が満開になっていた。といっても咲いているのは大寒桜や寒緋桜といった寒桜系のもの。桜を見ると「ああ、もう春だなぁ」と思うけれど、寒桜は俳句では冬の季語だという。その後、赤坂の豊川稲荷でも立派な桜を見た。これも寒桜だろう。

桜 ~SAKURA~
オムニバス


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2005.03.20

牛肉の安全性ですって?

 アメリカの議会や政府が、日本に対して牛肉輸入再開の時期を決めるよう、強く圧力をかけてきている。これに対して日本政府はあれこれ理由を付けて輸入再開時期を明確化しようとしないのだが、そこで「食の安全を守る」とか「消費者の不安が払拭できない」といった理由が出てくることに僕は違和感を持っている。

 はっきり言うが、日本の一般消費者はアメリカの牛肉になんら不安を持っていない。それはアメリカからの牛肉が輸入停止になった後も、街のスーパーで在庫のアメリカ牛が平気で売られていたことでもわかるし、つい先日1日だけの牛丼復活をイベント的に行った吉野家に、人々が長蛇の列を成したことでもわかるではないか。これらの肉は、アメリカで狂牛病が発見されて禁輸が決まる前の肉だ。つまり何の検査もしていない、安全性がまったく保証されていない肉なのだ。それでも消費者は、まったくそれを気にしない。アメリカ産牛肉の輸入が再開されれば、消費者は禁輸前と同じようにアメリカ産牛肉を購入するに決まっている。

 現在日本がアメリカの牛肉を輸入できない理由は、国内の畜産農家に「全頭検査」というコストのかかる手間を強いているからだ。アメリカは全頭検査を拒んでいるので(拒否する理由には科学的な合理性がある)、このままの状態でアメリカから肉が入ってくれば、結果としては国内の畜産農家がかけた全頭検査のコストはすべて無駄だったということになる。アメリカから肉が入ってくるようになったら、日本はどうするのか? これまでどおり全頭検査を続けるのか? アメリカから未検査の牛がどんどん入ってくるのに、日本だけが全頭検査をする理由はどこにあるのか?

 「アメリカの肉は安全ですよ」「では輸入しましょう」では、日本の畜産農家が黙っていない。現在日本にアメリカの肉が入ってこない理由は、日本の畜産農家に向けた説明がまだ付いていないからだろう。

 吉野家の牛丼復活日に行列してしまった僕としては、政府が「消費者に対する食の安全性」を言い訳にしてアメリカの牛肉を止めている状態がどうにもウソくさく感じられて仕方がない。言い訳はよせ。農家対策なら農家対策だと、素直にそう言えばいいではないか。

何を「食」べれば安全か!―肉・魚・野菜 消費者に隠されてきたタブーとは
武田 邦彦


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2005.03.19

携帯脳力トレーナー

 機能そのものは「脳力トレーナー」とほぼ同じで、その携帯版というふれこみの商品。早速手元に届いたので、そのファーストインプレッション。

 キー配列には注意が必要だ。「脳力トレーナー」は電卓などと同じで、テンキーの左下に数字の「1」があり、右上に「9」があるボタン配置だったが、この携帯版は商品名の通り携帯電話風のキー配列になっている。つまりテンキーの左上に「1」があり右下に「9」がある形。これは携帯電話を使い慣れている人には便利だと思うが、少々慣れが必要だと思う。

 キータッチは携帯電話ではなく、ポケット電卓風のラバーになっている。キーの高さは携帯電話よりかなり高く、しかもストロークも長い。しかもそれを、一番奥まで押し込まないと数字は入力されない。誤入力を避けるという意味ではこの方がいいかもしれないが、長時間キーを押していると指がくたびれる。また背の高いボタンに指がひっかかる感じもして、特に片手での操作ではあまり素早く入力していくことはできないと思う。

 E(エンター)キーがキーパットの一番右下に配置されている。これはトレーニング中に数字キー以上に頻繁に使うキーだと思うが、右手で本体を握りこんで右手親指でキーを押すような形で操作する場合、この位置は非常に押しにくい。片手で握って親指で操作するなら、左手で持った方がずっと使いやすいと思う。一番いいのは本体を左手でがっちりホールドして、もう片方の手で入力するか、テーブルの上などに本体を載せてから滑らないように一方の手で押さえ、もう一方の手の指でキーを押していくことだろう。(ただしこうした使い方では、キー配列を携帯電話風にした意味がまったくなくなるが……。)

 いずれにせよ、スピードを競うなら大型の「脳力トレーナー」の方が素早くキーを押せる。しかし携帯脳力トレーナーのぎこちなさと格闘するのも、それはそれで脳のトレーニングになるのかもしれない。

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んーー、小さすぎないか?
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2005.03.18

わいせつ教師って本当?

 岩手県の教育委員会が、担任していた女子生徒にわいせつ行為をした県立高校教諭を懲戒免職にしたという。毎日新聞の記事によれば、55歳のこの教諭は2年生の女子生徒と個人面談をした際に「カラオケに行こう」などと誘い、休日に宮城県内のホテルに連れて行き胸を触るなどのわいせつな行為をしたという。その後約1年間で2~4回ほど繰り返したらしい。教育委員会に事情を聞かれた教諭は、「拒否されているとは思わなかった。申し訳ない」と行為を認めたそうだ。

 この記事を読んで「拒否されなければ受け持ちの女子高生とホテルに行っていいのかよ!」と、僕はまず呆れたのだけれど、記事をよく読むとよくわからないことがいろいろある。この教師は現在55歳なのだが、事件があったのは95年だというからもう10年も前の話なのだ。じゃあ10年前の行為がなぜ今頃になって表ざたになったのかというと、今年になって問題の女子生徒の友人が県教育委員会にこの話を持ち込んだからだという。

 気になって他の記事を探すと、岩手日報には『今年1月、女性の知人と名乗る男性から県教委に電話があり』と書かれている。ところが朝日新聞は『今年2月になって、この女子生徒が県教委に「ずっと悩んでいた」と相談したことから発覚した』と別のことを書いている。毎日新聞は『今年1月、友人を通じて相談を受けた県教委が事情を聴いた』となっているから、最初は友人の男性から電話があり、次に本人とも連絡が付いて県教委が動いたということなのだろうか。よくわからない。

 しかし一番よく分からないのは、本当のところ10年前に何が起きたのかということではないだろうか。受け持ちの女子生徒とホテルに行ってみだらな行為をする教師というのは、一般的には倫理的に許されざる教師ということになるだろう。しかし誰でも知っていることだけれど、女子高生と教師の恋愛というのはよくあることだし、女子生徒が卒業した途端に結婚してしまう例があることから誰でも推測できるように、在学中の生徒と教師が深い関係になることだってあり得る話なのだ。10年前にこの教師と生徒の間に起きた出来事が、互いに好意を持った結果なのであれば、それは教員側が懲戒免職になるような話ではないだろう。ほめられた話ではないけれど、よくある話なんだからさ。

 今回の事例で言えば、教員の側は生徒との関係を、そうしたよくある「自由恋愛」だと思っていたらしい。「拒否されているとは思わなかった」というのはそういう意味だろう。教員が生徒と付き合うのは倫理的にどうかと思うし、「拒否されなきゃホテルに行くのかよ、おい!」と僕自身思うわけだけれど、そうそう割り切って「これはいい」「これはだめ」と交通整理できないのが男女の仲だろう。双方が合意の上でそれなりの関係を持ったとしても、それが懲戒免職にあたる行為だとは言えないのだ。まあこれは、教員側の言い分が正しいとした上での話しだけれど。

 ところが10年たってこの昔話を蒸し返した今や20代後半になっているはずの女性というのは、この担任教師との関係は自分の意思に反したことだったと言っているわけだ。そうでなければ、教師は懲戒免職になるまい。でもそれは、本当にそうだったのか? もう10年前のことで、しかも男と女のことだよ。しかも相手は多感な10代の女子高生だった。自分自身のことを振り返ってみてもそうだけど、10年たって高校時代の恋愛関係なり恋愛感情なりを思い出したとき、それがいかなる精神状態によるものだったかなんてことを、きちんと明確にできるものなんだろうか?

 例えば今回の話では、こんなことが考えられないだろうか。問題の元女子高生が、現在付き合っている彼氏に「わたし高校生のときに担任の先生とつきあってたんだ」とポロリともらした。相手の男がそんな過去に焼きもちを焼いて、「そんな教師は許せん!」と教育委員会に電話する。教育委員会は本人からも事情を聞きたいと女性からも話を聞く。女性の側は彼氏の手前もあって、自分の意思で教師と関係を持ったとは言いにくい。かくして10年たって55歳の教諭は教育委員会に呼び出されて事情聴取される。呼び出された本人だって、10年前のことなんて細かく覚えちゃいない。「同意の上だと思っていたが、そうでなかったのなら申し訳ない」ぐらいのことは言うだろう。で、この教員はクビになる。

 もちろん報道に出ていないだけで、この教員がこの女子生徒以外にも何人かの女子生徒に手を出す、正真正銘のロリコンわいせつ教師だった可能性もある。他の被害者はプライバシーのこともあって、表立って事実を口外できない。でも10年前の被害について勇気を出して告白した人が現れたことで、ようやくこの問題教員が処分されたとか……。まあそういったケースだ。でも現在ネットで読める報道を見る限り、そうした印象は受けないのだ。あくまでもこの教師は、10年前の事例を根拠に処分されただけのような気がするんだよな~。

 仮にこの教師が本当に女子生徒の意思に反してホテルに連れ込んでわいせつな行為をしていたとしても、それは10年前のその時だけで、その後は真面目に教員として働いてきたのかもしれない。それでもやっぱり10年後に過去の行為が発覚すれば、懲戒免職という処分を甘んじて受けなければならないんだろうか。はたして人間は、自分の行為について何年先まで責任を負わなければならないのだろうか。新聞の記事を見ても、こうした問いに対して明確な回答は得られない。よくわからないよな~。

スクール・セクハラ防止マニュアル
田中 早苗


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2005.03.17

竹島問題で韓国が逆切れ

 島根県議会が「竹島の日」を制定したら、それに対して韓国政府が猛抗議。一地方自治体の条例制定に、韓国政府がなぜここまでいきり立つのか、ほとんどの日本人には理解不能だと思う。なぜ韓国はこの問題を放置しておけないのか。竹島が疑う余地のない韓国領だと本当に信じているなら、島根県が条例で何を決めようが「バカバカしくてお話にならない」とコメントすればそれで済む問題だろう。

 例えばどこか外国の都市が条例で「京都の日」とか「横浜の日」を制定したとしても、それに対して日本人が激怒するだろうか? 京都も横浜も明らかに日本だと日本人なら誰もが思っているから、それについて「わが国の領土だ」と海外の一地方自治体が主張して記念日を作ったとしても、日本人は「変わった人たちがいるものだ」「バカバカしい」と思うぐらいで放っておくと思うぞ。

 しかし韓国はそうではなかった。島根県が「竹島の日」を制定したことを、「バカバカしいことだ」と一蹴できなかった。それは韓国側も心のうちで、竹島の帰属問題について自信がないからだろう。韓国は竹島を不法に占拠している。歴史的に見て、竹島はどうやら日本の領土らしい。でも韓国が現在は実効支配しているし、日本が軍事力を使ってそれを取り戻すことはありえないから、このまま支配し続ければいずれは国際的にも韓国領として認められるに違いない。歴代韓国政府のそんな思惑については、韓国人も薄々ながら気づいているのだ。だからこそ、こうして改めて「竹島は日本領である」という正論を突きつけられると逆上する。これまで済し崩しに既成事実を作ってきた成果が、正論の前に木っ端微塵に打ち砕かれてしまうという危機感が、韓国人を逆ギレさせるのだ。

 そう、これは韓国の逆ギレである。「あんたのやってることは間違いですよ」と注意されたとき、逆に大声を上げて注意した側に食って掛かっているに過ぎない。竹島の帰属問題と歴史教科書問題をリンクさせて騒ぐあたりも、韓国側の感情的な反発が、相手に正論を言われたことによる逆ギレに過ぎないことを示している。

 それにしても島根県は天晴れである。日本政府はこれまで竹島問題について韓国にまるで何も主張してこなかった。韓国が「独島(竹島)切手」を発行したことに対抗して日本で個人が竹島の写真付き切手を作ろうとしたことに対し、郵政公社がその印刷発行を受け付けないという事件もあった。この切手事件についてはなぜそんなことが生じたのかもよくわからないのだが、相手を刺激して問題が表面化さえしなければ、問題そのものがなかったことになるかのような態度はどうかと思う。島根県は「竹島は島根県に属する」と条例で宣言することで、この問題に一石を投じた。

竹島は日韓どちらのものか
下條 正男


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2005.03.16

PHSの時代が来る?

 僕は電話番号が「070」で始まるPHSのユーザーだ。かれこれだいぶ長い間、PHSを使い続けている。最初は(今はなき)NTTパーソナルと契約してパルディオを使っていたが、その後DDIポケットに乗り換えて現在に至る。携帯電話に買い換えようとしたことはない。仕事柄外出中は電源を切っていることも多く(試写室の中で携帯電話は御法度です)、PHSでまったく不便を感じないからだ。東京の都心部なら、PHSが繋がりにくい場所というのもほとんどないしね。まあ時々「あれ?」と思うこともあるけれど、僕は携帯電波がいつでも届いていないと落ち着かないという携帯依存症はないので、そんなことはぜんぜん気にしないのだ。

 京セラのAH-K3001V(通称:京ぽん)で少し注目されたDDIポケットのPHSだが、その後KDDIグループから外資のカーライル・グループに買収されてウィルコムという会社になった。PHS専業にしてどんな巻き返しを図るのかと注目していたのだが、いよいよ本腰を入れてPHSの逆襲が始まりそうな気配。

 先日ウィルコムから「音声通話の定額サービス」が発表された。月額2,900円の基本料金で、電話もメールもすべて使い放題になる。電話はもちろんウィルコムへの通話に限っての話だが、携帯や一般電話への通話もそこそこリーズナブルなお値段。同一契約者による2台目以降の契約は、月額基本料金が2,200円になるというから、家族がごっそりPHSに乗り換えるとだいぶことを期待してのことだろう。7月からはリアルインターネットプラス[1x]という月額2,100円のサービスも始まって、パケット通信もすべてこの範囲で定額になるんだと!

 PHSの通信速度は無線LAN時代には多少の物足りなさもあるけれど、月額5,000円で通話もWEBも使い放題というのはやはりすごく安いんじゃないだろうか。これで京ぽんがまたバカ売れしてウィルコムユーザーが増えれば、Skypeの携帯版を待つまでもなく実質的に通話料無料の携帯電話の登場だ。

逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
鈴木 貴博

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逆転の予感(ドコモ撤退のニュースを見て)
希望を感じます
うーん楽しみ!

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2005.03.15

ビデオカメラがほしい

 最近なんとなく「ビデオカメラがほしいな~」という気持ちになっている。何に使うかという明確な目的はない。旅行に行くわけでもないし、子供が生まれて成長記録を残したいというわけでもない。だからただ「なんとなく」なのだ。映画のマネゴトがしたいのかもしれないけれど、だからと言って「自主映画を作りたい!」とか、そういう大それた思いは持っていない。最近はパソコンで動画の編集もできることだし、身の回りのものを撮影して1分2分のビデオクリップを作るぐらいが関の山だろう。でもほしい。要するに高価なオモチャとして、ビデオカメラがほしいのだ。

 ソニーからワイド画面対応のビデオカメラが出ている。これなどは撮った画面がビスタサイズみたいで(必ずしもビスタサイズと同じ画面非ではない)いかにも映画っぽく、映画好きがオモチャにするには最適ではなかろうか。散歩に出てスナップ写真を撮るように、こんなビデオカメラで短い映像クリップを作ったら楽しいかも。

 まあしかし例によっていつものことだが、「ビデオを撮って編集するような時間がどこにあるの?」という話なのだ。それを考えると、ビデオを買っても使わずに埃をかぶるだけのような気もするしね。現にデジカメだって、1台はほとんど使われずに埃をかぶっている。まあビデオカメラを買う程度のお金は十分にあるんだけど、買っても使わないもののためにお金を使うのは無駄なのかな。

 ……というわけで、現在はビデオカメラが本当に必要なのか思案中。まあこれまで持っていなくても困っていないわけだから、「必要か?」と問われれば「必要ない」に決まっているんだけど。う~む。

DCR-HC90 H デジタルビデオカメラ(DV方式)


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2005.03.14

京セラがカメラ事業から撤退

 京セラがカメラ部門からの全面撤退を決めたという。デジカメだけでなくフィルムカメラも含めた全面的な撤退で、今後海外で発売するKYOCERAブランドのカメラについては、他のメーカーからOEM供給を受ける形での販売になるというから、要するに自前ではカメラをまったく作らなくなるということだ。

 僕は京セラが発売していたコンタックス・ブランドの高級コンパクトカメラ、T2とT3を愛用していたことがあるので、この決定にはちょっと寂しい思いもしている。コンタックスのカメラはレンズの描画力に定評があって、独特の深みある映像はT2やT3のようなコンパクト機でも十分に魅力的だった。(個人的にはT3よりT2の方が色ののりが濃厚だったように思うけど、このあたりは趣味の領域かも。)もっともそんなチープ・コンタックス党(といってもT2やT3は十分に高価なカメラだが)の僕も、最近はデジカメ一辺倒になっていて、T3については父親に「貸す」という形で実質的には所有権を譲ってしまっている。

 京セラからは高級デジタルコンパクトのCONTAX Tvs DIGITALという機種が発売されていて、これは外観デザインがT3に酷似していていかにもTシリーズのデジタル版という感じだったのだが、僕はその値段の高さより、大きさと重さに不満を感じて購入する気になれなかった。そもそも僕はフィルムカメラでもCONTAX T3より、プラスチックボディのMINOX 35GTを使う機会が多かったので、CONTAX Tvs DIGITALなんて論外だと思ったのだ。その後MINOXはオークションで売り払い、デジカメオンリーの生活になった。その頃使っていたのはFUJIFILM FinePix F410。これが故障したので富士フィルムに返品し、代替機として買ったのが現在愛用しているCanon IXY DIGITAL L2というわけ。

 じつはこの時、京セラがコンタックスのブランドで発売する小型デジカメCONTAX i4Rとどちらを買おうか悩んだのだ。でも僕がデジカメを必要とするタイミングと、このカメラの発売タイミングが合わず、結局は発売済みのL2を買うことになった。結果としてはこれが大成功で、僕は今の選択にとても満足しているわけだけれど……。

 ところで今回の京セラのカメラ部門撤退のニュースを見て価格.comなどを見て回ったところ、かつてあれほど値段の高かったCONTAX Tvs DIGITALが、今はだいぶ値段を下げているらしいということを知った。定価の半値どころか、3分の1以下の値段になっている! 僕は思わず、衝動買いしそうになった。(参考までにココが最安値!)CONTAX T2やT3で味わった描画力の素晴らしさをデジタルでも味わいたいという思いが大きいのだ。それでも注文せずに踏みとどまったのは、買っても多分僕は使わないだろうという気持ちがあったからだ。T3でさえ大きく重く感じて、MINOX 35GTを多用していた僕だもの。ここでCONTAX Tvs DIGITALなどという大振りで重いコンパクトデジカメを買っても、結局は今使っているL2を使い続けるに決まっている。

 しかしCONTAXは趣味性の強いカメラなので、今後も好きな人は使い続けるだろうし、ひょっとしたら市場から消える前に2台目3台目を買っておこうという人もいるかもしれない。現在は値段が下がっているけれど、市場から消えた後は名機としてプレミアが付く可能性がなきにしもあらず。あわよくばと思う人はこの機会に買っておいて、値段が上がってからオークションやAmazonのマーケットプレイスで売り払うというのもいいかもしれません。ただしデジタルカメラのスペックというものは年々陳腐化していくし、バッテリーなどの周辺部品もすぐ手に入らなくなってしまうはず。そういう意味では、急速に値崩れして今よりさらに安くなることも考えられなくはないけどね。

 それにしても、CONTAX Tvs DIGITALはもっと小型の後継機を出してほしかった。僕はCONTAX Tixと同じサイズのデジカメが出たら、間違いなく買ってしまったと思うんだけどな~。

CONTAX Tvs DIGITAL シルバー

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デジカメでゴー
逆光時に違いがわかる!!

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2005.03.13

Amazonのレポートが仕様変更

 Amazonのアソシエイトプログラムで、リンク作成やレポート画面の仕様が変更になった。リンク作成で大きく機能拡張されたのは、個別商品リンクに「拡張型」が追加されたこと。具体的にはこのブログの左側にある「これが売れてます」にあるような、商品写真と値段と購入ボタンが付いたリンクを簡単に作れる。画像はAmazonのサーバーからの直リンクで、今までのようにいちいち画像をダウンロードする必要がない。(まあ僕はそれ以前から直リンクしてましたけどね。G-Toolsでリンクを作るとそれは直リンクだし。)ただし現時点では「ロープライス」の表示が必ずしもうまく動作していない様子。

 レポート画面もかなり細かく情報が出るようになって、レポートをHP運営のための重要なマーケティングツールとして活用している僕にはありがたいものだ。ただしレポートの書式が変わったことと、以前から重宝していた「商品別トラフィック- クリックスルー」のレポートがなくなってしまったのは不便。それとも僕の見方が悪いだけで、何らかの操作をすれば同じが面が呼び出せるのかな~。

 今のところは以前のレポート画面も呼び出せるので、当面は旧レポート画面から「商品別トラフィック- クリックスルー」を呼び出してメルマガ作成などに利用すると思う。いずれにせよ、慣れるには少し時間がかかりそうだ。

アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか
松本 晃一

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情報産業の先端をスピード感溢れる文章で活写
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2005.03.12

木下恵介DVD BOXが欲しい

 松竹から木下恵介監督作品のDVD BOX第1集が発売されている。今年いっぱいかけて全部で6シリーズに分けて発売し、監督作全49作品を収録の全集になるという。木下作品はかつて傑作選がLDで発売されたことがあったと記憶するが、全集はDVDで初めて実現するものだ。こういうものはまとめて買わないことには、なかなか全部揃えようという気になれない。で、これを買おうか買うまいか迷っている。欲しいのだけれど、全部そろえると17万円……。

 小津安二郎全集も同じ松竹から出ていて、僕はこれにはあまり食指を動かさなかった。小津が偉大な監督であることは認めるにせよ、僕はもういいよ……という感じ。でも木下恵介は欲しい。代表作の大半はかつて並木座で観ているのだが、他の作品もぜひ観てみたい。そう、観てみたいのだ。これが黒澤明のDVD BOX購入とは違うところだ。僕は映画館で黒澤明の全作品を観てしまった後でDVDを全部買い揃えた。買い揃えたものの、特典以外はまったく観ていない。観る必要がないのだ。既に映画館で観ているのだから。しかも代表作は何度も観ている。

 でも木下恵介は違う。代表作の一部を観ているとはいえ、それぞれ1度ぐらいしか観ていない。(『陸軍』だけは例外で2度観た。最初と2度目とではまるで印象の違う映画だった。驚いた。『永遠の人』も2度観たかも。いや、1度かもしれない。すべて並木座でのこと。)だから僕が木下恵介のDVDを買うとしたら、それは観るために買うDVDということになる。

 しかし「観るために買うDVD」も、買った後は観ないというのが僕のパターンなのだ。ヒッチコックも買ったまま観ていないし、マリリン・モンローBOXも同じこと。買ったらそのままになってしまう。だからきっと、木下恵介BOXを買っても、そのまま観ないで放り出してしまうだろう。そう考えると、買うことに躊躇する。躊躇しながらも、やはり欲しい。う~む。非常に悩んでいる。『二十四の瞳』のワイド版というのも、なんだか観てみたいぞ!

木下恵介 DVD-BOX 1
木下惠介 高峰秀子 上原謙 東野英治郎


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2005.03.11

海外DVDを買おうかな?

 「映画ライター」と総称される僕のような人種が一般映画ファンと違うのは、マスコミ試写で一足早く新作映画を観られることだ。雑誌や新聞に新作映画の紹介記事を書こうと思えば、どうしたって公開前に試写で映画を観ておかなければならない。

 ただし観ている映画そのものは、試写で上映されるものも劇場で上映されるものも基本的には変わらない。(時々変わるときがあるけれどきわめて例外的なものだ。)きちんとした映画鑑賞眼と文章表現力を持っている人なら、マスコミ試写で映画を観ているプロ以上に的確な映画紹介記事や映画批評記事を書けるはずだ。実際個人HPやブログなどで、鋭い映画評を書き続けている映画ファンも多い。(まあ映画瓦版もそういうところから出発しているわけだけれど……。)こうなるとプロとアマチュアの違いは、映画をいつ観るかという時間の差に過ぎない。

 ところがマスコミ試写よりも早く、ハリウッドの新作映画を日本で観る方法がある。それはアメリカで発売されるDVDを購入すること。最近は大作映画で「世界同時公開」とか「日米同時公開」ということもあるけれど、ほとんどの映画はまずアメリカで公開され、それから日本で公開される。タイムラグは半年から1年、場合によってはもっと間が開く。その間にアメリカではDVDが発売されているのだ。ほとんどの場合、それはマスコミ試写開始より早い。

 もしこれから「映画ライター」になりたいと思っている人がいるなら、アメリカから新作映画のDVDを個人輸入して、日本国内の映画ライターより早いタイミングで新作映画評を書くというのもひとつの方法だと思う。DVDにはメイキングやコメンタリーが付いているので、映画ライターが映画とプレス資料で得る以上の情報を、DVDから得られるかもしれない。(実際にオーディオ誌や映画雑誌などにそうした記事を書いているライターもいるようですが、まだまだ数は少ないはず。ねらい目です。)

 アメリカから輸入したDVDはそのままでは日本のDVDプレイヤーで再生できない。DVDには地域コードがあって、アメリカのDVDは日本で再生できない仕組みになっているからだ。しかしこの地域コード(リージョンコード)をまたいで再生できるプレイヤーは日本でも簡単に買えるし、値段もずいぶん安価なものになっている。以前は数万円したんだけど、今は5~6千円でリージョンフリーのプレイヤーが買えるしな~。

 僕自身はDVD映画評を商売にするつもりはないのだけれど、海外で発売されるDVDの方が特典などが充実していることも多いし、海外でしか発売されていないDVDもあるので、どこかのタイミングでリージョンフリーのプレイヤーを買いたいと思っている。リーフェンシュタールが撮ったナチス党大会の記録映画『意思の勝利』とか、アメリカの古いサイレント映画とか、日本ではきちんとしたDVDが出そうにないしなぁ……。

DMTECH DMP-305 DVDプレーヤー


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2005.03.10

東京大空襲60年

 昭和20年(1945年)3月10日未明の東京大空襲から、今年でちょうど60年になる。日本では広島長崎の原爆についてはあれこれ語られることが多いが、東京大空襲についてはあまり語られることがなかったように思う。戦時中は日本の大都市ならどこもたいてい空襲にあっていたから、東京に空襲があったからといっても特別なこととは考えなかったのかもしれない。しかし数ヶ月かかった沖縄戦の死者が18万8000人、広島長崎の原爆も被爆当日の死者は合わせて4万人に満たない。しかし東京大空襲ではわずか一晩に10万人が殺されたのだから、これはある意味、広島長崎の原爆以上の被害を出した、人類史上まれに見る戦時虐殺とも言えるのだ。

 僕が現在住んでいる本所深川地区は、東京大空襲でもっとも被害が大きかった場所だ。そういう意味で僕自身は広島長崎の原爆以上に東京大空襲を身近に感じるのだが、3月10日は8月6日や8月9日ほどには、日本人に広く知られていると言いがたい。ましてや外国人はほとんど知らないだろう。

 広島長崎の原爆ですら、日本人の記憶からはどんどん遠ざかっているのが現実だろう。それが東京大空襲に至っては、そもそも知っている人すら少ないのだからお話にならない。かく言う僕が東京大空襲を知っているのは、岩波新書から出ていた早乙女勝元の「東京大空襲―昭和20年3月10日の記録」によるところが大きいのだが、このロングセラーも現在は版元品切れ状態らしい。東京大空襲60周年に大増刷してくれればいいのに……。

 東京大空襲を扱った文学作品は多いはずだが、中でも有名なのは高木敏子の自伝的な児童文学「ガラスのうさぎ」だろうか。これは今年アニメ映画になるが、独立プロの自主上映運動でどこまで一般まで浸透するかどうかは疑問。これは海老名香葉子原作のアニメ映画「あした天気にな~れ!/半分のさつまいも」でも同じことだけれど……。

 「ガラスのうさぎ」はずっと以前(1979年)に一度劇映画になっている。海老名香葉子さんが東京大空襲で家族を失った話も、以前に「うしろの正面だあれ」というアニメ映画になっている(1991年)。でもこうした映画を観た人たちって、いったいどれぐらいいるんだろうか。上映組織はあるからホール上映や学校上映のためにプリントを借りようとすれば借りられるし、図書館や公民館などでも上映会が行われているのかもしれない。でもこういう独立プロの良心的な作品というのは、なかなかビデオやDVDにならないんだよな~。

 もっともこうした作品がビデオやDVDにならないのは、パッケージ化した途端に市民団体のみなさんがせっせと海賊版コピーを作ってあちこちに配布してしまうからかもしれない。「こんな素晴らしい作品を世に広めたい」とか、「作品が訴えかける平和のメッセージを多くの人に伝えたい」というきわめて真面目で誠実で良心的な目的で行われるコピーも、やっぱり海賊版には違いないから、作品の製作者にとっては大打撃。でも製作者側も「作品を広めたい」という気持ちは同じだから、「違法コピーをするな」となかなか言い出せない。で、そういうことを言いたくないから最初からビデオもDVDも作らないに違いない……と、僕は勝手に勘ぐっている。

ガラスのうさぎ
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2005.03.09

団塊世代が堀江支持?

 ライブドアの堀江社長を支持するかしないかで世代別にアンケート調査をすると、インターネット世代と言われる10代~30代の若者層より、50代の団塊世代のほうが受けがいいのだそうだ。先日テレビでその理由を、あれこれ世代論で分析しようとしているのを見かけたが、これはそんなに難しい話ではないだろう。

 団塊の世代と言われる人たちは高度経済成長期に社会に出て、ほとんどがサラリーマンになっている。(日本の高度経済成長はサラリーマンによって成し遂げられたのだ。)団塊世代は現在まさに定年の年齢に差し掛かりつつあるわけだが、定年後も会社に残れる経営者クラスまで出世した連中は全体のごく一握り。ほとんどは部長クラスで定年を迎えられればいいほうだろう。しかもバブル崩壊後は「成果主義」や「実力主義」という名のリストラの嵐が吹き荒れて、定年までの残り数年だって無事に大過なく過ごせるとは限らない。

 こうした人たちの目には、大テレビ局の経営者を向こうに回して一歩も引かない堀江社長の行動が痛快に見えるに違いない。堀江社長は政財界のお偉方からは受けが悪いのだが、そうした「お偉方」を目指しつつもついに手が届かなかった団塊世代の大多数にとっては、業界の幹部連中に一泡吹かせた堀江社長こそがヒーローに見えるという仕組みではないのかな。要するに堀江社長は団塊世代の鬱憤を晴らす、代理戦争を戦っているようなものなのでしょう。

 団塊世代のサラリーマンだけが、他の世代に比べて堀江社長の経営手法やメディア戦略に理解を示す理由なんてないだろう。堀江社長が日本野球機構に噛み付いたり、フジテレビのお偉方に喧嘩を打ったりしている姿が(堀江社長は喧嘩だと思っていないかもしれないけれど)、団塊世代に受けているだけとしか思えないけどなぁ……。

 団塊世代は若い時代に社会に対して喧嘩を売って、そのまま挫折した世代。社会を変えようとして、結局は何も帰られなかった人たち。そんな人たちは業界の慣行を堂々と破り、わが道を突っ走る堀江社長に、自分たちが果たせなかった「体制破壊」の夢を託しているのかもしれない。

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率直なひとつの見方を味わえました
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2005.03.08

ニッポン放送経営は千日手

 フジテレビがTOBでニッポン放送株の36%強を獲得した。これでフジテレビはニッポン放送からフジテレビへの影響力を排除できるだけでなく、ニッポン放送の経営において今後も強い影響力を持ち続けることができる。筆頭株主はライブドアだが、ライブドア側が出してきた提案をことごとく拒否できるわけだ。しかし大株主同士が互いに相手の提案を拒否しあっていたら、会社経営はまったく手詰まりになってしまうはず。会社経営上互いのメリットになることがあれば、そこでは協力することになるのかな。しかし現状ではとても、フジテレビとライブドアが一致協力してニッポン放送を経営していくという雰囲気にはないだろう。

 これは将棋で言うところの千日手ではないのか。将棋なら勝負無効で指し直しにすればいいけれど、これは既に何百億というお金が動いている話。このまま双方手詰まりなまま局面を打開できなければ、ニッポン放送自体が一番気の毒なことになるのではないだろうか。一番いいのはフジテレビとライブドアがこれまでのいきさつをとりあえず水に流し、放送と通信の融合という新分野に乗り出していくことだろう。ライブドアとフジテレビが互いの長所を持ち寄って本気で放送・通信の相乗りを目指せば、そこで日本のメディアに革命が起きるかもしれない。

 6年後には現在のアナログ放送が終わって、テレビ放送はすべてデジタルに切り替わる。その時デジタルの利点をどれだけ生かせるかというノウハウを、おそらく現在のテレビ業界は持っていないだろう。最初からデジタル通信の世界で成長してきたライブドアのような会社のスキルをフジテレビが取り入れられれば、フジテレビはテレビ・ラジオ・インターネットを支配する日本最大のメディア企業になるだろう。

 会社を乗っ取られるかもしれないというフジテレビの危機意識が、ライブドアに対する敵対心をことさら強めたことは否めない。でもこれを機会に、フジテレビは堀江社長と同じテーブルに着いて放送の未来について語り合ってもいいのではないだろうか。

放送業界大再編―デジタル放送が巻き起こす地殻変動
西 正


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2005.03.07

あれはテロだったのか?

 イラクで武装勢力に拘束されていたイタリアの女性記者が解放され空港に向かう途中、道路を検問中のアメリカ軍に撃たれて交渉役だったイタリアの情報局員が殺された事件。アメリカ軍側はあれこれ理由を付けて銃撃を正当化しているが、撃たれた側の言い分とはずいぶんと証言が食い違っているようだ。民間人を誘拐する武装勢力相手に慎重な交渉をするベテランの情報局員が、銃を構えた米軍の検問を強引に突破するという意味のない冒険をするとも思えず、これはおそらく米軍側が決められた手順を踏まずに車を撃ったということなのだろう。

 テレ朝の報道ステーションは「本当に誤射なのか?」などと意味不明の陰謀論を無責任に垂れ流してニヤニヤしているが、同盟国の民間人、しかも武装勢力に解放されたばかりで母国が歓びに沸き立っているその張本人を、わざわざ銃撃して殺すことに何の意味もないことなど、ちょっと考えればわかりそうなものだろう。これは誤射に違いない。しかし今回の誤射騒ぎは、相手がイタリア人だったから世界的なニュースになっただけの話。同じような誤射はおそらく日常茶飯に起きていて、多くのイラクの民間人が「テロリスト」として、あるいは「正当な手続きに則った検問業務の中のアクシデント」として射殺されていると想像できるのだ。

 今回イタリアの車を銃撃してしまった米兵は運が悪かった。事件が起きた道路を普段どの程度の車が走っているのかは知らないが、たまたま狙いを付けて気まぐれに銃をぶっ放した相手に、同盟国の女性記者と情報局員が乗っていたなんて思いもよらなかっただろう。いつものように相手がイラク人なら、よくて「テロリストをやっつけた」と自慢話の種になり、悪くとも「検問中の不幸なアクシデント」として処理できた話なのに……。

 2003年11月に日本の外交官がイラクで武装勢力に射殺されたとき、一部のマスコミが「米軍による誤射説」を紹介した。僕はそれを反米サヨク系の平和勢力が流した与太話だと思って以上は真面目に考えなかった。しかし今回の事件から振り返ってみると、米軍誤射説もあながち的外れな推測ではなかったのかもしれないと思う。今回イタリア人の乗った車を米軍が撃った事件が米軍による「誤射」だとしたら、あの時日本の外交官が乗った車が撃たれた事件だって米軍の「誤射」だった可能性は十分にある。少なくとも「そんなバカな」で済ませてしまっていい問題ではなかったのかもしれない。

イラク便り
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彼の遺したものを無駄にしてはならない
現実主義と人文主義は両立する
勇者の足跡

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2005.03.06

とんかつ和幸の秘密

 食べた牛丼をひたすら記録していく「21世紀の牛丼」というサイトを運営しているのだが、昨年牛丼が街から消えたのを機会に、記録対象を外食全般に広げている。記録するのは店名、住所と電話番号(これらはインターネットタウンページで調べる)、公式サイトがあればそこへのリンク、食べたものと値段、いつ食べたか、簡単な感想だ。先日「とんかついなば和幸」で食事をして記録を付けたのだが、その際「とんかついなば和幸」と「とんかつ和幸」が別会社であることをはじめて知った。僕はこれまでこれらの店は、すべて「和幸」という同一企業の別ブランドだと思ってました。じつはそうじゃない。これらはすべて、別の会社が経営する別の会社だったのです。

 「とんかついなば和幸」を経営しているのは和幸株式会社で、とんかつチェーンの他に「飛騨の高山らーめん」などいくつかの外食チェーンを運営している。「とんかつ和幸」は和幸商事株式会社が経営している別会社。このほかにも協和株式会社が経営する「とんかつ和幸」という店がある。

 そもそも「和幸」という屋号の由来は何なのか。なぜ3つの会社が別々に「和幸」というとんかつチェーン店を営むに至っているのかについては、和幸商事(株)のホームページにある「とんかつ和幸の不思議」というページを見るとわかる。

 日本で最初に「とんかつ和幸」の屋号でとんかつ店を開いたのは和幸商事(株)で、第1号店は昭和33年10月に川崎駅ビル内B1にオープンした。和幸商事の創業者・日比生信一氏は、数寄屋橋ショッピングセンターにあった「ステーションパーラー」の共同経営者で協和株式会社の社長・名和幸夫氏と親しい間柄で、「和幸」という社名と屋号は、執筆業もしていた日比生氏のペンネーム日比生和夫の「和」と、協和社長・名和幸夫の「幸」を合わせたもの。同年11月には「ステーションパーラー」も「キッチン喫茶和幸」に店名変更しているくらいだから、社長同士が親しかったということでしょう。この2年後には「キッチン喫茶和幸」が、協和株式会社経営の「とんかつ和幸」1号店になっている。

 ところが昭和51年、協和株式会社の役員だった稲葉武氏が独立して和幸株式会社を設立し、小田急百貨店町田店のレストラン街に「とんかつ和幸町田小田急店」を開店する。これが和幸(株)による「とんかつ和幸」の1号店。しかし平成7年以降は新規出店や既存店も含めて「とんかついなば和幸」や「とんかついな葉」に屋号を変えているようです。同社のホームページを見ると系列のとんかつ店は「とんかついなば和幸」「とんかついな葉」「熱れつ亭」になっており、「とんかつ和幸」は既に使われていないようです。しかし「和幸」と入っている限り、やはり他の「とんかつ和幸」と紛らわしい。いずれは「とんかついな葉」に統一されて、社名からも和幸が外れるのかもしれません。

 問題は2系列の「とんかつ和幸」。これはそもそも創業者同士が親しかったことから、創業時から義兄弟のように同じ名前で発展しているややっこしい間柄。電話帳(インターネットタウンページ)で調べても、「とんかつ和幸」だけではどちらの系列店だかまったく区別が付かない。和幸商事にはホームページがあるので、そこの店舗案内に載っていない「とんかつ和幸」は協和株式会社の経営店ということだろうか。

とんかつ奇々怪々
東海林 さだお


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2005.03.05

コミュニケーション・ネクタイ

 「映画批評家」などという実態のよくわからない看板を上げて仕事をしている僕に対し、弟は海外からプリンタ用のインクを輸入して販売する仕事、妹は子供服の小売業をしている。どちらも事業は好調らしい。その弟が最近、専用のインクとプリンタを使って、オリジナルデザインのネクタイを制作するという仕事を始めてドル箱事業になりそうだという。「コミュニケーション・ネクタイ」という専用サイトも作られているが、要するにデジカメで撮影した写真やオリジナルのイラスト、ロゴマークなどを、プリンタで布に印刷し、ネクタイの形に縫製するものだ。インクと布に秘密があって、退色もしないし、濡れても色落ちしないらしい。(商店の入口にあるのぼりに使ったりするのと同じ素材だというから、かなりタフなものだ。)もちろん洗濯もできる。

 オンデマンド印刷と同じ理屈なので、オリジナルのデザインでネクタイが1本から作れる。1本目は5,800円、2本目からは何本作っても4,800円という値段がネクタイとして高いのか安いのか、日ごろネクタイなど締めない僕はさっぱりわからない。でも自分で撮った写真や趣味で書いたイラストや絵が、そのままネクタイになるというのは面白いのではないかな~と思ったりもする。サンプルを見せてもらったけれど、しっかりした普通のネクタイだった。

 海外ではオリジナル柄のネクタイをプレゼントやノベルティなどのギフト商品として作ることがよくあり、コミュニケーションのためのツールとして活用されているらしい。「コミュニケーション・ネクタイ」というサイトのネーミングは、そうした海外の習慣にあやかってのものだろう。新商品のセールスをしている営業マンなどが、商品ロゴをプリントしたネクタイでお得意さん回りをしたりすると、そこから話をする糸口が生まれるなど、コミュニケーションのきっかけになるわけだ。サークルのメンバーが同じデザインのネクタイをするとか、イベントや展示会に出品している企業のセールスマンがメーカーロゴの入ったネクタイを締めるとか、用途はいろいろ考えられる。

 僕自身は(もとデザイナーという肩書きにも関わらず)絵心があまりないのだけれど、趣味で絵やイラストを描く人なら、自分のデザインしたネクタイを1本から作れるというのは楽しいことかもしれない。プロの画家やイラストレーター、コミック作家、デザイナーなどが、自分の作品をプリントしたネクタイを作って販売すると、ファンから喜ばれるかもしれない。今までならこうした商品を作るのにかなりのお金がかかったけれど、オンデマンドプリントなら1本ずつ注文できるから、試しに何本か作ってテスト販売するようなことが、個人レベルで可能になっているわけだ。

com-tie_banner この「コミュニケーション・ネクタイ」ですが、特に大きな宣伝はせずに現在は口コミや業界紙の紹介などからお客さんを広げている最中だとのこと。せっかくなので映画瓦版でも紹介しようと思っていますが、注文時に「映画瓦版を見て注文した」と言えば(注文フォームに書き添えれば)値段を10%引きにしてくれるそうです。興味のある方は一度、「コミュニケーション・ネクタイ」のサイトをご覧になってみてください。

 じつは僕も、映画瓦版のロゴが入ったネクタイを作ってもらおうと思っています。普段ネクタイなどしない僕がネクタイをしている日があれば、それがたぶんオリジナルの映画瓦版ネクタイだと思って間違いありませんよ。>友人・知人諸君

2005.03.04

Windows 2000の共有フォルダ

 Windows 2000をインストールしてある少し前のノートパソコンを、ネットラジオとiTunes専用マシン(ならびに緊急時の作業バックアップ用)にするためステレオに接続しているのだが、これに音楽ファイルをしこたまインストールしてある外付けハードディスクを接続することにした。この外付けハードディスクは、もともと執筆作業用のパソコンに接続してあったもので、主たる用途は音楽ファイルや写真データの収納場所だ。(あとは緊急時のバックアップ用。)

 今までは執筆用パソコンにこのハードディスクを接続して丸ごと共有ディスクにしてしまい、ネットラジオ機から音楽データを共有していた。ちなみに執筆用パソコンのOSはWinsows XP SP2だ。ところが外付けディスクをネットラジオ機に接続して共有に設定しても、そこに執筆用のXP機からアクセスできない。音楽ファイルはともかく、写真のデータにアクセスできないのは不便でしょうがない。

 Windows XPのファイルはWindows 2000から読み書きできても、2000のファイルにはXPからアクセスできないのはなぜでしょう? Windows FAQを見ながらチェックすべきことはした結果、Windows 2000側のプリンタとFAXだけは見えるようになった。(といっても実際は何もつながっていないのだけれど。)いったい全体、ドライブにアクセスするにはどうすりゃいいんでしょう。知っている人がいたら誰か教えてください。

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2005.03.03

テレビ事業の斜陽化

 ニッポン放送の社員が集会を開き、「フジサンケイグループに残るという現経営陣の意思に賛同し、ライブドアの経営参画に反対する」という声明文を発表したそうだ。なんだかみっともない話だなと思う。この声明を発表した人たちは、ライブドアが実際にニッポン放送の買収に成功したら会社を辞めるのか? おそらく辞めないだろうし、辞めればそれこそ「リスナー無視」という批判を浴びるだろう。仮にライブドアを経営者の一角に招いたとして、その上でライブドア側が放送事業者にあるまじきことを言えば、そのときは堂々と「リスナー無視だ」と非難すればいい。でも株を買うことで、なぜ「『リスナーに対する愛情』が全く感じられない』と非難されなければならないのだろう。

 放送関係者の中には「放送と通信は違う」と主張している人がいるようだが、そもそも放送は1対1の無線通信から派生したものだ。放送がデジタル化して双方向性を目指すということは、放送が再び1対1の通信の世界に戻っていくことを意味している。そこで放送業界はそれぞれ独自にデジタルの利用法を模索しているようだが、「放送と通信は違う」というような人たちが開発するサービスなんて、最初からピントのずれたものになるだけなんじゃないの?

 ニッポン放送はライブドアの買収を阻止するため、新株予約権の発行という奇手を思いついた。しかし新株発行の名目が、新しいスタジオの建設というのがそもそも駄目だと思う。ライブドアがニッポン放送買収で「インターネット業界からの放送への本格参入」を目指すのであれば、それに対抗してニッポン放送も中堅どころの通信事業者を買収するぐらいのことをしてみせればいいのに。

 今から50年前の日本では、娯楽の王様は映画だった(日本の映画人口のピークは1958年)。それがテレビに駆逐されてあっという間に斜陽産業になり、今ではテレビ局が映画を作る時代になっている。現在の日本では娯楽の中心は間違いなくテレビだろう。しかしそれをインターネットが脅かしているのは事実。テレビに追われた映画がどん底になるには10数年かったが(象徴的な大映の倒産は1971年)、テレビの凋落もあっという間かもしれない。

 映画が斜陽になりはじめたとき、映画会社は画面を大型化して生き残りを図った。テレビは今後デジタル化してハイビジョン放送になるという。(本当ならデジタルを使って多チャンネル化する道もあるはずだが、今はそのチャンネルを埋めるだけのスポンサーが存在しないため、ハイビジョンに向かわざるを得ないのが現状だ。)なんだかこれって、映画が大型化していった歴史と符合しているよな~。映画の大型化はワイドスクリーンを生み出したわけだけれど、ハイビジョンのテレビ放送もワイドスクリーンじゃないか。歴史は繰り返す。

 一般視聴者の目から見えないところで、放送事業というのは既にピークを過ぎて斜陽化しているのではないだろうか。そもそも新参のライブドア程度の企業に株を買収され、あたふたとなりふり構わぬ対抗策を出さざるを得ないこと事態が斜陽を物語っているように思えてならない。

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2005.03.02

アフィリエイトあれこれ

 映画瓦版で始めて導入したアフィリエイト広告のひとつがバリュークリックだった。Amazonのアソシエイトとも同時期に契約したはずだが、実際の導入でどちらが先行したかはもう覚えていない。バリュークリックは一時期、月3万円ほどの収入があったのだが、その後はじりじりとクリック単価が低下したこともあり、トップページからは広告をはずしてしまった。ただし映画評の個別ページに貼ってあるのはそのまま残してある。わざわざ残そうとしてのことではない。他の広告と差し替えるのが、ひどく面倒くさいという消極的な理由からだ。

 バリュークリックは数ヶ月前から管理者ページに入れなくなったため、契約は先方から解約されたものだとばかり思っていたが、先月末に広告掲載料の振込みがあったから、まだ契約は生きているのかもしれない。ならなぜ管理ページに入れないのかは謎。サポート体制がどうなっているのかよくわからないが、メールしても返事がないので現状のまま放置状態しておくしかない。久しぶりにトップページに広告を復活させようとしたのに残念。

 広告としてはその後Google AdSenseと契約し、さらにA8ネットやリンクシェアなどとも契約した。AdSenseは重宝しているが、A8やリンクシェアは今ひとつ実績が上がらない。これらをどう使うかは今も思案中だ。他にも一旦契約したものの、実績がないので放り出してしまったものがいくつかある。

 現在映画瓦版の広告では、トップページに貼ってあるDMMが独自契約、その他はアフィリエイトサービスからの広告提供。一時はAmazonだけでかなりの広告収入(紹介料収入)だったが、これは瞬間風速みたいなものだったらしく、最近はがだいぶ下がってきている。これはAdSenseも同じ。始めた頃は「これだけで食ってけるかも!」とぬか喜びさせられたが、これはまあ文字通りのぬか喜びだった。捕らぬ狸の皮算用。

 僕の場合はアフィリエイト収入そのものを目的としてサイト運営をしているわけではないので、広告収入はこの程度で御の字と考えるべきなのかもしれない。でも映画瓦版程度でこれなんだから、販売に特化したサイトで月収30万と言う話もわかるよな~。アフィリエイト関係の入門書はたくさん出ているので、HPを持っている人は挑戦してみればどうでしょう。元手もリスクも不要。手間と時間さえ投じれば、毎月の小遣い銭程度にはなるかもしれません。

2005.03.01

mixiも一段落かな?

 最近mixiの日記を更新していない。僕は翌日や翌々日になってまとめて日記を書くことがあるので、mixiのように書いたそのときのタイムスタンプで記事が更新されてしまうものは不便なのだ。かといってタイトルに日付入れるのも面倒だしね。

 mixiはずいぶん前に入会して、その後はほんの数人でマイミクシィ登録したりしていたのだが、その後MLのオフ会で参加者の多くがmixiユーザーであることを知って、相互紹介用に「映画瓦版」のコミュニティを立ち上げた。これを紹介するついでにMLやメルマガでmixi参加希望者を募った時は一気にマイミクシィが増えて、ML参加者やメルマガ読者用に作った「映画瓦版」コミュニティの人数も膨れ上がったのだが、このコミュニティで何をやるという目的は特にないので、瞬間的に人が入っただけで終わっている。

 コミュニティにもいろいろ登録してみたけれど、どこも開店休業中みたいなものが多いんだよな~。とりあえずコミュニティ作って、直後にトピックがひとつふたつ立ってそれっきりというのが多いように思う。コミュニティは今のところ無制限に作れてしまうので、ジャンルやキーワードで検索をかけても開店休業状態のコミュニティばかりずらずら並んで、いったいどれが本当に活気のあるコミュニティなのかわからない。人数が多ければ活気があるというわけではないので、結局はひとつひとつ開いてトピックに目を通さなけりゃならない。メンドクサイナ~。

 今のところ参加人数と作成日で並べ替えることができるのだが、さらに発言数などを基準にコミュニティの「活性化率」を数値的に導き出して、一覧を並び替えてくれる機能があるといいんだけどな~。あと、新規発言が何ヶ月もないようなコミュニティについては、自動的に閉鎖されるような仕組みを作って、コミュニティを新陳代謝していく仕組みも必要だろうと思う。

 僕はニフティサーブのフォーラムでネットの世界に入ったわけだけれど、mixiのコミュニティというのは「フォーラム」という単位ではなく、その中の「会議室」や、さらにその下の「新規発言」レベルの話題を扱っているものが結構ある。で、それはそれで盛り上がったりしているのだ。これがmixiのコミュニティの面白さでもあるのかな~。

 でも最近ちょっと、mixiにも飽き始めている。「こんなもんか」「こんなもんだろう」という、行き止まりが見えてきてしまった感じ。つまらないわけではないのだけれど、完全にズッポリとはまってしまうほどの熱意が持てないんだよね。

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