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2005.06.03

Google AdSense顛末記(五)

 Google AdSenseの問題を続ける。アカウント非承認の件については、5月15日に再度の確認とアカウント復活を願うメールをGoogle宛に出していたのだが、それに対して返事のメールが来たのは18日の朝だった。タイムスタンプは「2005年5月18日 7:40」になっている。これが前日に電話をしたことを受けてのものなのか、それとも15日に送ったメールに対する機械的な返答なのかは不明。しかし文面は以下のようなものだった。

件名:Re: [#26283346] Google AdSense アカウントの非承認

Kouichirou 様

Google では、お客様のアカウントを無効にさせていただく措置は、お客様のサイトでこれ以上無効なクリックが発生しないために必要な措置であると考えております。

お客様は、Google で確認された無効なクリックに関する具体的な情報をご覧になりたいとのことですが、監視システムは Google 専有のシステムですので、申し訳ございませんが、無効なクリックに関する詳細を公開することはできません。お客様からのお問い合わせに基づいて、アカウントを慎重に審査いたしましたが、お客様のサイトの広告で無効なクリックが発生していることが再度確認されました。Google のプログラム ポリシーに従い、Google ではお客様のサイトでの無効なクリックから広告主を保護する必要がありますので、お客様のアカウントを無効とさせていただきました。

Google のプログラム利用規約に記載されているとおり、Google では、どのような場合でもサイト運営者様のご利用を停止させていただく権限があります。

Google AdSense チーム

 このメールを読んで、僕は非常に不快な印象を受けた。まずは初めてメールをやりとりする僕に対して、いきなり「Kouichirou 様」とファーストネームで呼びかけてくる馴れ馴れしさが気になった。アメリカの会社というのは、顧客に対してこういきなりフランクな態度で対応するものなのか? (僕はGoogleに一銭も支払っていないが、先方が「お客様」と呼びかけているのだから、Googleから見た場合こちらは顧客なのだろう。)これがアメリカの会社であるGoogleの企業風土かもしれないが、日本人の僕にはちょっと馴染めないな~、というのが正直な気持ち。

 まあそれはともかく、実際の問題は別にある。それはこのメールの2段落目の内容だ。そこには『お客様は、Google で確認された無効なクリックに関する具体的な情報をご覧になりたいとのことですが』とある。僕はそんなことを要望した覚えはない。僕はただ「アカウント再開の手続きをお願いします」と申し出て、「不正や違反の有無について再度調査していただきたいと思います」とメールしただけだ。要は「調べれば不正がないことはわかるはずだから、その上でアカウントを復活させてくださいよ」と述べているに過ぎない。調査した結果を提示しろなどとは、ただの一言も言っていないのだ。

 僕はこの返信メールを見て、先方はこちらが送ったメールを読んでいないと判断した。おそらく同じようにアカウントを剥奪され、問い合わせのメールを出している人たちが大勢いるのだろう。そうした人たちが、「心当たりがないので、具体的に何が不正なのか教えてほしい」とGoogle側の言う無効クリックの情報開示を求めることは十分に考えられる。この返信メールは、そうした問い合わせやリクエストに対して、自動的に送りつける定型文書なのかもしれない。

 こっちのメールを読んでいないくらいだから、こちらが求めた再調査も当然行っていないに違いない。ここでわかるのは、一度Googleが決めた決定はもとに戻らないということだ。少なくとも、Google側にはそんなことをする義務も義理もない。『Google のプログラム利用規約に記載されているとおり、Google では、どのような場合でもサイト運営者様のご利用を停止させていただく権限』があるからだ。

 サイト運営者に不正行為があろうとなかろうと、無効クリックがあろうとなかろうと関係ない。Googleはどのような場合でも、自由自在に利用者のアカウントを剥奪できる。そしてその理由を、利用者に開示する必要はない。ひょっとしたら「無効クリック」というのは先方の勘違いだったのかもしれないが、もしそうだったとしてもそれを認めることはない。Googleの権限は絶対であり、アカウント非承認は問答無用の斬り捨て御免なのだ。

 この時点で、僕はもうGoogleはダメだなと判断した。少なくともAdSenseはダメだ。しかし僕はこうしたことについて、一応は筋を通さねば気が済まない性分だ。ダメならダメで結構。それならそれで、こちらが問い合わせた内容に沿ったメールの返事を頂きたい。定型文のメールからこちらが要求してもいない内容を削除し、形だけでもきちんとした返答をしてもらいたいものだ。

 しかしその旨メールしたところで、先方はまたこちらのメールを読まないかもしれない。そこで前日に引き続き、Googleの日本窓口に電話することにした……。

 * * * * *

 ところで今回の記事を書きながら、僕は自分の送ったメールにそもそも人間が目を通していない可能性すら考えるようになった。それはAdSenseから送られてきたメールの冒頭、いきなりファーストネームで呼びかけられたことと関係している。僕は自分の名前をローマ字で表記する際、日本語と同じように「姓・名」の順で書いている。「Hattori Kouichirou」が僕のフルネームのローマ字表記だ。これを見て、日本人ならどちらが姓でどちらが名かはすぐわかるだろう。

 僕はAdSenseへの問い合わせメールで『Google AdSenseを利用している服部です』と名乗り、メールの文末には『服部弘一郎』と記名している。しかし送られてきたメールの宛名は「Kouichirou 様」だった。ひょっとしたらこのメールは、ローマ字表記の日本人の姓名は「名・姓」の順序であるとするコンピュータ・プログラムが、自動的に文面を作成して送り返しているのではないだろうか?

 もしそうだとすると、Googleのやっているのは人間による「機械的対応」ではなく、文字通りの「機械による対応」だということになる。アカウント非承認の連絡メールも、その後の諸手続きも、問い合わせへの対応も、一切人間の手を煩わせることなく自動処理されているのかもしれないぞ!

 もっともこれは乏しい手がかりからの想像であって、実際はアメリカにいるというAdSense担当者が単に非常識なだけかもしれないけどね。実際このあと、僕はGoogleからきわめて非常識な対応を受けることになるわけですが、そのお話はいずれすることになります。

というわけで、この話はまだ続きます。

03:35 午後 | 固定リンク

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抹消されました。 続きを読む

受信 2005/06/04 21:08:11

コメント

得意げにもったいぶってて、もう読む気がない人>1000人

投稿者: gfで (2005/06/03 23:00:27)

欧文表記であえて姓を前に書く場合は、カンマなどで区切ることが常識かと思いますが? 日本名を欧文表記する際には名→姓の順で記載するのが一般的ということはご存知かと思いますが、あえて一般的ではない書き方をしておいて、しかもその旨(姓→名の順であること)が分かるようにしていないのですから、いくら名のように思える名詞でも、姓(として判断される)の箇所に書かれている以上、姓として扱うのは当然でしょう。

投稿者: (2005/06/09 14:30:49)

参考までに申し上げておくと、『日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓-名」の順(例えば Yamada Haruo)とすることが望ましい。』という国語審議会の答申があります。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/kokugo/toushin/001217d.htm

投稿者: 服部 (2005/06/09 22:46:43)