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2005.06.05

Google AdSense顛末記(七)

 Google AdSenseからアカウント不承認のメールが来た5月15日は、GWの連休からちょうど1週間後にあたる。僕のサイトは会社や学校からのアクセスが多いのか、平日に比べると週末はアクセス数が落ち込む。(月曜日になるとアクセスが増えるし、昼休み時間のアクセスも多い。)連休や年末年始には目に見えてアクセスが減るのだ。今年のGWも目立ってアクセスが減って、連休明けには復活した。書き残していた映画評を連休中に書いてサイトを更新したこともあって、アクセス数は連休前以上に伸びており、それに合わせて広告クリックもかなり増えた。

 ひょっとしたら連休明けに急に広告クリックが増えたことが、無効クリックとみなされたのではないか……。これが僕の印象だ。まさかGoogleともあろうものが、広告クリック数の著しい増減だけを理由に無効クリックと判断するとも思えないのだが、しかしそうではないという保証もない。アメリカにはGWなんてないから、5月9日から急に広告クリック数が増えた理由がよくわからず、「これは不正だ」と直感で判断されてしまった恐れは十分にある。

 そもそも「無効なクリック」を1件ずつ正確に把握する方法を、Googleが持っている様子はない。もしそうした技術があるなら、サイト管理者による自己クリック(うっかりミスによる事故クリックもある)にせよ、外部からの悪意や善意による無効なクリックにせよ、きちんと計測して「無効なクリック」に該当する分を広告料からさっ引けばいいのだ。そうすれば広告主は無駄な広告費支払いがなくてハッピーだし、不正クリックをしない真面目なサイトを運営者もハッピーだ。もちろんGoogleもハッピーだろう。しかしGoogleは、そうやってみんながハッピーになれる方法を提供していない。

 Googleは彼らの言う「無効なクリック」を1件ずつ個別にカウントするのではなく、何らかのアルゴリズムで統計的に処理した結果から、「このサイトには無効なクリックが発生している」と判断しているのだろう。しかしそれがどんな根拠に基づいているのかは明かさないはずだ。それを明らかにすれば、Google側が把握できない不正行為が容易になってしまう。『無効なクリックに関する詳細を公開することはできません』とういのは、クリック保証型の広告配信ビジネスをしている企業として、当然のことなのだ。

 アクセス数の著しい増減だけでサイトの無効なクリックを判断しているとは思わないが、検出プログラムはアクセス数の増減も当然モニターしているだろう。僕のサイトではGW中に1日数件から十数件だった広告クリックが、いきなり数十件にまで跳ね上がったのは事実。それがGoogleの警報システムに、何らかのアラームを灯した可能性はある。

 しかしそれが原因かどうかを、先方に問い合わせることはできない。仮にこの推測が当たっていた場合、「なるほどGWを失念していました」とアカウントが再開することはあり得ないのだ。それは「いかにして無効クリックを検出しているか」という企業のトップシークレットの一端を、外部にさらけ出してしまうに等しい。アカウントを剥奪されたユーザーが、Googleに「これが原因だと思いますが、もしそうなら誤解です」などと申し出るのはマズイと思う。その推測が正解に近ければ近いほど、Googleは手の内がばれるのを恐れてアカウントを復活させなくなるだろう。ユーザーができるのは「自分は不正をしていないので調べ直してみてくれ」とお願いすることだけだ。

 (もっともGoogleはユーザー自身による不正ではなく、サイトで発生している「無効なクリック」をやり玉に挙げているわけだから、『お客様のサイトの広告で無効なクリックが発生していることが再度確認されました』で終わってしまうわけだけれど……。)

 まあそんなわけで、僕はGW云々という推測についてAdSenseの担当者にメールで伝えるのを避け、電話のオペレーター経由で非公式に伝えてもらいたいとお願いした。こちらからは直接何も言えないけれど、電話で応対したオペレーターの私見として、「そういえばこれはGW明けですよね~」とそれとなくアメリカの担当者に伝えてみてはくれまいか……。また既に報酬額が確定している4月分の報酬が支払われるのかもたずねた。(金額は百数十ドルぐらいだろうか。)オペレーターは「担当者にその件も問い合わせがあったと伝えます」と答えたが、返事がいつ頃になるかはわからないと繰り返すばかり。

 僕は「とりあえず1週間ぐらい様子を見てみます」と告げて電話を切った。

 まだ続きます。

10:54 午後 | 固定リンク

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コメント

案外GoogleがAdSenseを受ける場合そこのページのカウンターのレンタルもして、広告クリック/アクセスをすれば直ぐに解決しそうですね

投稿者: 名無し (2005/06/05 23:48:28)

ワタシの場合を書きます。
ブログで同じくAdsenseを利用していましたが、ある朝にMTアタックを受けました。宣伝目的のバカ野郎がMovableTypeを利用しているブログに対して無造作にコメントやトラックバックを投げまくるアタックです。
そのおかげかどうか、アタックを受けた同日のうちにAdsenseアカウントのキャンセルを喰らってしまいました。
やましいことをした覚えはないし、当然Googleに対して問い合わせましたが、「お客様のアカウントは、過去に無効にされたアカウントに関連しています」とトンチンカンな答えが返って来ました。
MTアタックが原因では無いにしても、まったく訳の分からないキャンセル理由です。

投稿者: しょうや (2005/06/06 13:35:43)

この記事を書き始めていろんな方からコメントをもらったり、トラックバックのつけて下さった記事を読んだりして思ったことなんですが、どうもGoogleの言う「アカウント非承認」の理由には根拠がないのではないか……というのが最近の印象です。

僕は最初「アカウントが非承認とされるには何か理由があるはずだ」「しかし自分には不正がないのだから、おそらくは外部からのアクセスにその理由があるのだろう」と思っていました。おそらく「無効なクリック」によるアカウント非承認の通知をもらった人は、ほとんどがそう考えるでしょう。(例外は確信犯的に不正をしていた人だけです。)僕は連休明けによるアクセス増が原因だと考え、ある人はGoogle AdSense狩りを疑い、ある人はコメントスパムやトラックバックスパムが原因ではないかと考える……。しかし本当にそれらが原因なのか。

僕はGoogle AdSenseの側に、広告掲載サイトをこれまでの個人サイトや個人のブログから、大手の商用サイトや法人サイトに移していきたいという方針があるように思えてなりません。

投稿者: 服部 (2005/06/06 16:18:13)