2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 私は○○童貞である | トップページ | ココログのメンテナンス »

2005.06.13

ヘンな謝罪

 山口県の高校で3年生の生徒が隣の教室に爆弾を投げ込んだ事件で、事件の起きた学校の校長が、犯人の生徒に謝罪したのには驚かされた。犯人の生徒は学校の中でイジメを受けていた可能性があり、それに気づかないまま犯行にまで追い込んだのは申し訳ないということらしい。

 この校長コメントはテレビで見て「ヘンな話だな~」と思ったのだが、新聞などはあまりこれを報じていない。そんな中、地元の中国新聞が校長のコメントを細かく拾っている。(参照元

 光市の山口県立光高で十日午前、授業中の三年生の教室で起きた爆発事件で、同高の弘中幸雄校長(51)は十三日夜、会見し、傷害容疑で現行犯逮捕された三年の男子生徒(18)に対して「広い意味でいじめがあったかもしれない」と述べ、初めていじめの可能性に言及した。この日までの教諭らの聞き取りで「総合的に判断」したという。事件の背景の一つと考えられるものの「原因は何か分からない」と繰り返した。(中略)その上で「関係者はもとより本人に対しても、大変申し訳ない気持ちでいっぱいだ」「本人にこのような行動をとらせてしまったことは痛恨の極みだ」と、男子生徒に対しても謝罪した

 そもそもイジメがあったか否かすら、『広い意味でいじめがあったかもしれない』という可能性や推測のレベルとして語られているわけで、それが犯行動機なのかどうか『原因は何か分からない』という段階だ。それなのになぜ、爆弾で傷ついた生徒ではなく、爆弾を投げ込んだ生徒に対して『大変申し訳ない』と思ってしまうんだろうか?

 犯人の生徒は18歳だ。車の免許も取れれば、結婚して家庭を持つこともできる年齢ではないか。未成年ではあっても、もはや「子供」ではないだろう。なぜそうした生徒の犯行に対して、学校が『このような行動をとらせてしまった』と考えるのだろう。この校長は18歳の高校生を、ずいぶんと見くびっちゃいませんか?

 そこにイジメがあろうとなかろうと、爆弾を投げて他人に怪我をさせるのは悪いことだという「常識」が、この学校では通用しないらしい。犯人の生徒は警察での取り調べに対して、反省の言葉や態度を見せていないとも伝えられている。犯人が反省と謝罪の思いを口にする前に、本来なら被害者であるはずる高校の代表が犯人に謝ってしまうというのは理解に苦しむし、物ごとがなにかあべこべになってしまった異常さを感じる。

 それにマスコミもマスコミだ。イジメという原因さえみつかれば、犯人の高校生の異常な行動はすべて合理的に説明できるとでも思っているのだろうか。他の生徒からのイジメとされるものは、ちょっとしたからかいや嘲笑といった、どこにでもある日常茶飯の出来事ではないのか。もちろん犯人の生徒には、まだ報じられていない重大なイジメが加えられていたのかもしれない。しかし現時点でマスコミがイジメと報じ、校長が『広い意味でいじめ』と語っていることと、手製の爆弾を教室に投げ込むという過激な行動と結びつけるのは無理がある。

« 私は○○童貞である | トップページ | ココログのメンテナンス »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヘンな謝罪:

« 私は○○童貞である | トップページ | ココログのメンテナンス »