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2005.12.03

子供を殺すな

狩人の夜 子供が殺される事件が相次いでいる。なんだかこれが、ひどく嫌な気分。映画の中ではほとんどの場合、大人が殺されることがあっても、子供は殺されずに生き残るものだ。子供殺しは映画にとって最大のタブーです。(そのタブーを守ったのがジェイムズ・キャメロンの『エイリアン2』で、そのタブーを破ったのが『エイリアン3』。僕は『エイリアン3』を観たとき、最初に子供が殺されただけで嫌な気分になった。)しかし現実には、犯罪者は社会の中の弱者をターゲットにするわけだから、大人よりも子供の方が犯罪の被害者になるケースは多いのかもしれない。性犯罪などはそれが顕著になるのだろう。でもこう事件が立て続けに起きると、日本の社会が根本から変質していると感じてしまう。水と安全はただで手に入るという日本の「安全神話」は、もう遠い昔話になってしまった。

 アメリカ映画を観ていると、小学生の子供がスクールバスで通学したり、親が車で学校まで送り迎えをしている様子が描かれることがある。通学の便宜というより、これは防犯対策だろう。こうしたことは遠い国の話だと思っていたけれど、子供が登下校時に犯罪や事故に巻き込まれることが多い昨今の日本でも、スクールバスや車での登下校について、本気で考えた方がいい時代になったのかもしれない。

 少子化の影響で地域の小中学校が統廃合され、ひとつの学校の受け持ち地域が広くなった結果、子供が遠くから学校に通うケースも増えているのではないだろうか。栃木で殺された女の子は、学校まで2キロの道を徒歩で通学していたという。別に2キロを歩くのが大変だとは思わない。僕も小学生の頃はそのくらい歩いたし、それよりもっと前には、3キロや5キロを歩いて学校に通うという子供が大勢いたのだ。でも防犯という視点から考えれば、子供だけが2キロを歩くのはかなり危険なのではないだろうか。

 まあ、集団下校という選択もあるんですけどね……。でも小学校の登校時間は一律でも、下校時間は学年によってまちまち。これを集団下校させるのは、結構大変なんだろうな~。

07:09 午後 | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック

2005.12.02

二十四の瞳

木下惠介 DVD-BOX 第1集
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松竹 (2005/01/28)
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 BSで放送していたのを途中から見始めて、結局最後まで見てしまった。やはり泣ける。何度も泣いた。音楽の使い方がいいのだ。音楽を通じて、映画の中の世界と映画を観る人の心がひとつにつながる。僕は世代的にこの映画に登場する唱歌や軍歌の類の半分にも馴染みはないのだが、それでもここ一番で音楽に泣かされた。メロディだけが流れていても、映画を観ながら心の中で歌っているのだ。

 こんなにいい映画なのに、なぜ松竹はこの映画のDVDを単品で出してくれないのだろうか。レンタル市場にも
「名作選」のような商品を作って供給してほしいものだ。『二十四の瞳』の他に、『野菊の如き君なりき』とか、『喜びも悲しみも幾年月』とか、出せば売れるとわかっている作品がいくらでもあるだろうに……。

天才監督 木下惠介
天才監督 木下惠介
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長部 日出雄
新潮社 (2005/10/28)
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5 日本人は何を捨ててきたか

10:18 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

安物買いの銭失い

4787750011きりえかるた江戸いろは 児童版
滝平 二郎


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 世間を騒がせている欠陥マンション問題だが、この問題ほど「安物買いの銭失い」を地で行く話は近年ないと思う。「安物買いの銭失い」は江戸いろはかるたの一枚だけれど、最近はこんなこと誰も言わなくなってしまったのだろうか。似たようなことわざには「安物は高物」があり、身も蓋もないあけすけな表現には「安かろう悪かろう」がある。それにしても気の毒なのは、昔なら安物を買って銭を失うにしても、せいぜいその場で持っている銭をはたいて一文なしの裸一貫(これも死語)になればそれで済んだのに、今回の問題では、退去勧告が出てマンションは手放さなければならない上に、今後何十年かのローンだけが残ってしまうことだ。裸一貫になるだけでは足りず、まだ稼いでいない銭までむしり取られるのは残酷な話だ。まあこれも「身から出た錆」と切り捨ててしまうことは簡単だけれど、被害者からしてみれば「泣きっ面に蜂」という気分だろう。

 それにしても、いろはかるたには言い得て妙な言い回しが多くて驚かされる。今回の事件に関して言えば、売り主や検査機関の開き直りっぷりは「憎まれっ子世に憚る」だし、彼らの責任逃れの口上は「無理が通れば道理が引っ込む」というもの。逃げ隠れする姉歯建築士の姿は「屁をひって尻窄める」ようなもので、みすみす書類の偽造を見逃していた行政も「月夜に釜を抜かれる」と言われて仕方がないだろう。なんでも専門家に言わせれば、一連の書類の偽造は「頭隠して尻隠さず」という杜撰なものだったそうで……。

 これに懲りて不動産購入には「念には念を入れよ」という世の中になるかというと、実際には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のが世間の常でしょう。以前も書いたけれど、欠陥住宅や欠陥マンションの問題は以前からあったのに、「臭いものに蓋をする」態度でこれを建築業界や建築行政全体の問題として来なかったのが問題の根本にあると思う。他にも建築基準を満たしていない欠陥マンションは山のようにあると思われ、居住者は「知らぬが仏」でそこに安住しているにすぎません。「油断大敵」なのです。

 いずれにせよ、解消しない住宅ローンと新たな住まいの家賃を両方支払う能力がある人は多くないと思われ、いずれはその多くが「背に腹は代えられぬ」とばかり自己破産に追い込まれるケースも出てくると思います。まあこうなってしまうと、速やかに自己破産してしまうのが一番の逃げ道のような気がするんですけれどね。破産というのは聞こえが悪いけれど、「良薬は口に苦し」です。被害者側のそうした決断をうながすためにも、行政や金融機関は早く方針を一本化した方がいいと思うけどな~。

 なお上記で引用したのはすべて「江戸いろは」で、滝平二郎のきりえかるたは僕の実家にもある愛用品。ことわざを遊びながらおぼえられるという意味で、いろはかるたは優秀なゲームだと思います。

江戸いろはかるた(英文解説付)
奥野かるた店
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5 子供のみならず、日本語学習者と遊びたい一品

11:26 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.12.01

リュミエール映画の魅力

レ・フィルム・リュミエール DVD-BOX
ジェネオン エンタテインメント (2005/02/25)
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 某校で行っている映画史の講義教材のため、リュミエール兄弟やメリエスなど、映画創成期の短編映画を集中的に観ていたのだが、そこで感じたのは「リュミエールは素晴らしい!」ということだ。画面のレイアウトが完璧で、映画の中には深い奥行きと立体感がある。まあすべての作品がそうだとは言いきれないけれど、「動く写真」としての魅力を強く感じさせるのがリュミエールの映画なのだ。蓄音機の技術をベースに「動きの記録」を目指したエジソンや、舞台芸の延長で映画の「見世物」としての魅力を拡大したメリエスに対して、写真用品メーカーの経営者だったリュミエール兄弟は発想のベースがまず「写真」だった。彼らは映画を「写真が動くもの」だと考えて素晴らしい作品を数多く作ったが、その発想はいつまでも「写真が動く」という枠から出られなかった。彼らは映画を「将来性のない技術」だと考えてすぐに興味を失い、「写真に色がつく」カラー写真の研究に戻ることになる。

 リュミエール作品の多くは、画面の水平垂直性と平行しては被写体を撮影しない。被写体を真正面や真横からではなく、少し斜めから撮影するのだ。もちろん例外もある。有名な『工場の出口』は工場出口を真正面から撮影している。しかし同じく有名な『列車の到着』は、被写体である列車を、ホームに固定してあるカメラから斜めに撮影している。もちろん真正面から列車を撮影すればキャメラマンはカメラごと列車に轢かれてしまうわけで、そこから少し逃げるためには列車を斜めから撮影するしかないのだ。

 しかし『赤ちゃんの食事』はどうか。これは3人の人物の背後にある建物が、カメラに対して斜めになっている。僕はこれを見て、「斜めの構図」はリュミエール兄弟(あるいはルイ・リュミエール)が好んだ構図なのだろうと感じた。四角い画面の対角線をうまく使って、被写体の奥行きを表現するのだ。その典型が『列車の到着』で、列車は画面の右上から登場し、左下に向かって接近しながら移動する。

 子供たちが海に突き出した飛び込み板を使って水に飛び込む様子を撮影した作品や、手漕ぎボートが沖に出て行く映像では、右下(これが手前)から移動し始めた被写体が、左上(奥)に向かって移動していく。砂浜で子供たちが潮干狩りをする映像も、右下が手前で、左上が奥になる対角線の構図。リュミエールの作品だけを観ていてもあまり気がつかないことかもしれないが、エジソンやメリエスの映画と一緒に観ると、リュミエールの構図の素晴らしさは一目瞭然だ。(メリエスの平面的な画面処理もそれはそれで面白いのだけれど……。)

 なおリュミエールの『列車の到着』と『水をかけられた散水夫』には、少なくとも2バージョンあることを僕は初めて知った。『列車の到着』はホームで待つ客がまるで違うので見分けられる。『水をかけられた散水夫』は、悪戯をする人物がまるで違う。どちらも1895年12月の上映会で披露された作品だと言われているが、2バージョンのうちどちらが上映されたのだろうか……。

 『工場の出口』は演出されたドキュメンタリーだが、『カード仲間』や『雪合戦』も明らかに演出のある一種の「寸劇」だ。そんなことも含めて、リュミエールの映画というのは結構面白いものだな~と思う。

 今回はリュミエール兄弟の作品を『Landmarks of Early Film, Vol. 1』や『The Movies Begin』で観たのだが、彼らの作品ばかりを集めたDVDも何種類か発売されている。日本では4枚組のDVD-BOXが手に入るし、アメリカのAmazonでも主だった作品を集めたDVDを売っている。う~ん、いつか買ってしまいそう……。

The Lumiere Brothers' First Films
B00000F17D
Kino Video 2003-09-02
Sales Rank : 27735

Average Review star
starWonderful glimpse of early cinema.
starThis DVD simplier documents the birth of the motion picture
starGreat, but not perfect

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10:27 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.11.30

AVOX ADS-300V注文

AVOX DVDプレーヤー ADS-300V スモールサイズ プログレッシブ映像
セントレードM.E.
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 DVDプレイヤーのAVOX ADS-300Vを注文しました。楽天で調べて一番安いところに注文しましたが、値段は4,740円+消費税237円から、楽天ポイントを引いて3,851円。安いです。あとはこれをリージョンフリーにしてしまえば、アメリカのAmazonで買ったDVDでも観られるようになります。既に手元には1枚、リージョン1のDVDがあるので、プレイヤーが届けばずぐにでも役に立つはず。それにしても、以前はリージョン1のプレイヤーが5~6万円していたのに、最近は5千円ですか……。

 リージョンコードの変更方法を以下に控えておきます。(情報はここからの転記です。)

1. テレビにつないで、プレイヤー本体の電源を入る
2. トレーをオープンする(オープンしたまま作業を進める)
3. リモコンの「初期設定」ボタン(黄色)を押す
4. 初期設定画面が出るので、その状態のままリモコンの数字ボタンで1369を押す
5. 画面が変わったら、リモコンで3497340を押す
6.地域番号が 2 → 0 に変わる
7. トレーをクローズ(閉める)して設定完了

手順6で 2 → 0 に変わらなかった場合、一度トレーを閉じてから手順1から5まで進んで確認すること。それでも変わらない場合は、電源を一度落とした後に再度1~7の手順を試みる。

09:47 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.11.29

猫も杓子もブログとSNS

488759402X招待状、届きましたか? SNSで始める新しい人脈づくり
原田 和英


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 気がついたらLivedoorが新しいSNSを立ち上げていたので、とりあえず登録だけしてみた。これはSNSによくある招待制ではなく、LivedoorのIDを持っている人なら誰でも登録できるもの。これはユーザーの囲い込みをしようということだろう。しかしデザインがmixiとうりふたつで、あまりオリジナリティは感じない。これならmixでいいよな~。まだ立ち上げたばかりのサービスらしく人も少ないので、まあ今後の様子を見ましょうか……という感じかも。

 一方で楽天市場は、楽天広場を強化してブログにしてしまった。ブログだのSNSだのと忙しいことです。しかし皆さん身軽ですな。僕はパソコン通信の時代からニフティを使っているのだが、ニフティもSNSのサービスを立ち上げて、そこをフォーラムの受け皿にしてくれればいいんだけど……。

人とお金が集まるブログ作りの秘伝書
4903111024石崎 秀穂

シーアンドアール研究所 2005-07
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おすすめ平均star
star珍しいノウハウ本
starタイトルのわりに初心者向け
star実践的ですぐに役に立つ

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03:26 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.11.28

『要心無用』のこと

B000B5XORKThe Harold Lloyd Comedy Collection Vol. 1
M i l d r e d D a v i s , 㠀 ? H a r o l d L l o y d , 㠀 ? S a m T a y l o r


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 1996年4月、浜離宮朝日ホールで淀川長治さんの解説が付いた『ロイドの要心無用』を見た。(当時の感想はこちら。)僕はこれにびっくり仰天し、その後廉価版のビデオを購入したりしたのだが、もはや時代はDVD全盛。DVDで買い直そうかどうしようかと思いつつ、日本で出ているDVDでは画質が悪そうだし(たぶんビデオと同じ原盤でしょう)、かといってアメリカではこの映画がなぜかDVD発売されていないことにも気づいてました。ところが最近(11月15日)、この映画を含むロイド映画の傑作集が、アメリカでDVD発売されたのです。僕は『要心無用(Safety Last!)』を含むBOXを早速注文しました。英語の心配があるけれど、まあ内容はあらかじめ知っているし、サイレント映画だからそれほど会話もなく、たぶん支障はないでしょう。

 このセットは3つのBOXで構成されていて、一度に全部買った方がちょっとお得。でも他のBOXを買うかどうかは、とりあえず最初のBOXを見た上で考えようと思ってます。他にも買いたいDVDはたくさんあるもんで……。今回はまとめていくつもサイレント映画のDVDを注文したので、お正月休みはそれらを観て過ごすことになりそう。

The Harold Lloyd Comedy Collection Vols. 1-3
B000B5XORA
New Line Home Video 2005-11-15
Sales Rank : 286

Average Reviewstar
starGET THIS SET !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
starBest DVD event of the year.
starGreat Collection!!!

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11:14 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.11.27

姉歯物件だけなのか?

失敗しないマンション選び プロが教えるチェックポイント
長嶋 修
日本実業出版社 (2004/09/16)
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 耐震基準を満たさない欠陥マンションやホテルが数多く作られていた事件が世間を騒がせているが、問題となった建物のうちいくつかが近所(墨田区・江東区)にあるので、このニュースはかなり身近に感じている。今朝はいくつかの番組にヒューザーの小嶋社長が出演していたが、仮に彼の言い分がすべてその通りだとしても、マンション販売業者としての責任は免れないだろう。マンション購入者は設計事務所や検査期間から物件を購入するわけではなく、あくまでも販売業者からマンションを買ったのだ。今さら「設計は我々ではない」とか、「我々も騙されていた」と言っても、購入者には「それがどうした!」という話だ。

 構造設計を担当した姉歯事務所は手早く大量の仕事をこなすために、ろくろくきちんとした計算もしないままに構造計算書を作っていたのかもしれない。(案外よく調べてみると、耐震基準に比べて不必要に頑丈な作りの建物も存在するのではないだろうか。)しかし姉歯事務所の書類偽造には、発注者側からの圧力があったという報道もある。姉歯建築士自身の釈明によれば、発注者からコスト切り詰めへの強いプレッシャーをかけられ、それに応えられないと仕事を失うと言われたそうだ。しかしもしこれが本当なら、姉歯事務所と同じように違法な構造設計を請け負う建築士が、他にも存在することになる。問題は姉歯事務所の手がけた物件だけではなく、他の物件にも及ぶ可能性がある。

 今回の事件は書類の偽造が数十件一度に見つかった悪質さで脚光を浴びたが、そもそも「欠陥マンション」や「欠陥住宅」の話題はこれまでにも数限りなく存在した。しかしそれらのほとんどは小規模な物件で被害者が少なかったから、「ひどい業者がいるもんだ」「お気の毒さま」で購入者が泣き寝入りしていただけのことではないのか。だが小規模零細業者が欠陥マンションや住宅を造るなら、大手業者だって欠陥マンションや住宅を造る可能性がある。それに目をつぶって、なんとなく業界の善意や良識を信じてきたツケが、今回の事件なのかもしれない。

 今回は大きな業者の大規模物件で、被害者の数も多い。そのため行政側も被害者救済のため、何らかの財政支援を用意をしているだろう。しかしこうした大事件にならないところで、欠陥マンションや欠陥住宅に泣かされている人は無数にいる。しかしそうした人たちに、行政の支援することはないだろう。もし今回の事件で行政が何らかの被害者救済策をこうじるなら、今後同様の事件があったとき、同じような救済策を誰もが受けられる仕組みを作っていただきたいものだ。

 僕もいずれはマンションを購入するかもしれないから、まったく人ごとではないよ。

04:05 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック