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2005.03.05

コミュニケーション・ネクタイ

 「映画批評家」などという実態のよくわからない看板を上げて仕事をしている僕に対し、弟は海外からプリンタ用のインクを輸入して販売する仕事、妹は子供服の小売業をしている。どちらも事業は好調らしい。その弟が最近、専用のインクとプリンタを使って、オリジナルデザインのネクタイを制作するという仕事を始めてドル箱事業になりそうだという。「コミュニケーション・ネクタイ」という専用サイトも作られているが、要するにデジカメで撮影した写真やオリジナルのイラスト、ロゴマークなどを、プリンタで布に印刷し、ネクタイの形に縫製するものだ。インクと布に秘密があって、退色もしないし、濡れても色落ちしないらしい。(商店の入口にあるのぼりに使ったりするのと同じ素材だというから、かなりタフなものだ。)もちろん洗濯もできる。

 オンデマンド印刷と同じ理屈なので、オリジナルのデザインでネクタイが1本から作れる。1本目は5,800円、2本目からは何本作っても4,800円という値段がネクタイとして高いのか安いのか、日ごろネクタイなど締めない僕はさっぱりわからない。でも自分で撮った写真や趣味で書いたイラストや絵が、そのままネクタイになるというのは面白いのではないかな~と思ったりもする。サンプルを見せてもらったけれど、しっかりした普通のネクタイだった。

 海外ではオリジナル柄のネクタイをプレゼントやノベルティなどのギフト商品として作ることがよくあり、コミュニケーションのためのツールとして活用されているらしい。「コミュニケーション・ネクタイ」というサイトのネーミングは、そうした海外の習慣にあやかってのものだろう。新商品のセールスをしている営業マンなどが、商品ロゴをプリントしたネクタイでお得意さん回りをしたりすると、そこから話をする糸口が生まれるなど、コミュニケーションのきっかけになるわけだ。サークルのメンバーが同じデザインのネクタイをするとか、イベントや展示会に出品している企業のセールスマンがメーカーロゴの入ったネクタイを締めるとか、用途はいろいろ考えられる。

 僕自身は(もとデザイナーという肩書きにも関わらず)絵心があまりないのだけれど、趣味で絵やイラストを描く人なら、自分のデザインしたネクタイを1本から作れるというのは楽しいことかもしれない。プロの画家やイラストレーター、コミック作家、デザイナーなどが、自分の作品をプリントしたネクタイを作って販売すると、ファンから喜ばれるかもしれない。今までならこうした商品を作るのにかなりのお金がかかったけれど、オンデマンドプリントなら1本ずつ注文できるから、試しに何本か作ってテスト販売するようなことが、個人レベルで可能になっているわけだ。

com-tie_banner この「コミュニケーション・ネクタイ」ですが、特に大きな宣伝はせずに現在は口コミや業界紙の紹介などからお客さんを広げている最中だとのこと。せっかくなので映画瓦版でも紹介しようと思っていますが、注文時に「映画瓦版を見て注文した」と言えば(注文フォームに書き添えれば)値段を10%引きにしてくれるそうです。興味のある方は一度、「コミュニケーション・ネクタイ」のサイトをご覧になってみてください。

 じつは僕も、映画瓦版のロゴが入ったネクタイを作ってもらおうと思っています。普段ネクタイなどしない僕がネクタイをしている日があれば、それがたぶんオリジナルの映画瓦版ネクタイだと思って間違いありませんよ。>友人・知人諸君

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2005.03.04

Windows 2000の共有フォルダ

 Windows 2000をインストールしてある少し前のノートパソコンを、ネットラジオとiTunes専用マシン(ならびに緊急時の作業バックアップ用)にするためステレオに接続しているのだが、これに音楽ファイルをしこたまインストールしてある外付けハードディスクを接続することにした。この外付けハードディスクは、もともと執筆作業用のパソコンに接続してあったもので、主たる用途は音楽ファイルや写真データの収納場所だ。(あとは緊急時のバックアップ用。)

 今までは執筆用パソコンにこのハードディスクを接続して丸ごと共有ディスクにしてしまい、ネットラジオ機から音楽データを共有していた。ちなみに執筆用パソコンのOSはWinsows XP SP2だ。ところが外付けディスクをネットラジオ機に接続して共有に設定しても、そこに執筆用のXP機からアクセスできない。音楽ファイルはともかく、写真のデータにアクセスできないのは不便でしょうがない。

 Windows XPのファイルはWindows 2000から読み書きできても、2000のファイルにはXPからアクセスできないのはなぜでしょう? Windows FAQを見ながらチェックすべきことはした結果、Windows 2000側のプリンタとFAXだけは見えるようになった。(といっても実際は何もつながっていないのだけれど。)いったい全体、ドライブにアクセスするにはどうすりゃいいんでしょう。知っている人がいたら誰か教えてください。

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2005.03.03

テレビ事業の斜陽化

 ニッポン放送の社員が集会を開き、「フジサンケイグループに残るという現経営陣の意思に賛同し、ライブドアの経営参画に反対する」という声明文を発表したそうだ。なんだかみっともない話だなと思う。この声明を発表した人たちは、ライブドアが実際にニッポン放送の買収に成功したら会社を辞めるのか? おそらく辞めないだろうし、辞めればそれこそ「リスナー無視」という批判を浴びるだろう。仮にライブドアを経営者の一角に招いたとして、その上でライブドア側が放送事業者にあるまじきことを言えば、そのときは堂々と「リスナー無視だ」と非難すればいい。でも株を買うことで、なぜ「『リスナーに対する愛情』が全く感じられない』と非難されなければならないのだろう。

 放送関係者の中には「放送と通信は違う」と主張している人がいるようだが、そもそも放送は1対1の無線通信から派生したものだ。放送がデジタル化して双方向性を目指すということは、放送が再び1対1の通信の世界に戻っていくことを意味している。そこで放送業界はそれぞれ独自にデジタルの利用法を模索しているようだが、「放送と通信は違う」というような人たちが開発するサービスなんて、最初からピントのずれたものになるだけなんじゃないの?

 ニッポン放送はライブドアの買収を阻止するため、新株予約権の発行という奇手を思いついた。しかし新株発行の名目が、新しいスタジオの建設というのがそもそも駄目だと思う。ライブドアがニッポン放送買収で「インターネット業界からの放送への本格参入」を目指すのであれば、それに対抗してニッポン放送も中堅どころの通信事業者を買収するぐらいのことをしてみせればいいのに。

 今から50年前の日本では、娯楽の王様は映画だった(日本の映画人口のピークは1958年)。それがテレビに駆逐されてあっという間に斜陽産業になり、今ではテレビ局が映画を作る時代になっている。現在の日本では娯楽の中心は間違いなくテレビだろう。しかしそれをインターネットが脅かしているのは事実。テレビに追われた映画がどん底になるには10数年かったが(象徴的な大映の倒産は1971年)、テレビの凋落もあっという間かもしれない。

 映画が斜陽になりはじめたとき、映画会社は画面を大型化して生き残りを図った。テレビは今後デジタル化してハイビジョン放送になるという。(本当ならデジタルを使って多チャンネル化する道もあるはずだが、今はそのチャンネルを埋めるだけのスポンサーが存在しないため、ハイビジョンに向かわざるを得ないのが現状だ。)なんだかこれって、映画が大型化していった歴史と符合しているよな~。映画の大型化はワイドスクリーンを生み出したわけだけれど、ハイビジョンのテレビ放送もワイドスクリーンじゃないか。歴史は繰り返す。

 一般視聴者の目から見えないところで、放送事業というのは既にピークを過ぎて斜陽化しているのではないだろうか。そもそも新参のライブドア程度の企業に株を買収され、あたふたとなりふり構わぬ対抗策を出さざるを得ないこと事態が斜陽を物語っているように思えてならない。

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2005.03.02

アフィリエイトあれこれ

 映画瓦版で始めて導入したアフィリエイト広告のひとつがバリュークリックだった。Amazonのアソシエイトとも同時期に契約したはずだが、実際の導入でどちらが先行したかはもう覚えていない。バリュークリックは一時期、月3万円ほどの収入があったのだが、その後はじりじりとクリック単価が低下したこともあり、トップページからは広告をはずしてしまった。ただし映画評の個別ページに貼ってあるのはそのまま残してある。わざわざ残そうとしてのことではない。他の広告と差し替えるのが、ひどく面倒くさいという消極的な理由からだ。

 バリュークリックは数ヶ月前から管理者ページに入れなくなったため、契約は先方から解約されたものだとばかり思っていたが、先月末に広告掲載料の振込みがあったから、まだ契約は生きているのかもしれない。ならなぜ管理ページに入れないのかは謎。サポート体制がどうなっているのかよくわからないが、メールしても返事がないので現状のまま放置状態しておくしかない。久しぶりにトップページに広告を復活させようとしたのに残念。

 広告としてはその後Google AdSenseと契約し、さらにA8ネットやリンクシェアなどとも契約した。AdSenseは重宝しているが、A8やリンクシェアは今ひとつ実績が上がらない。これらをどう使うかは今も思案中だ。他にも一旦契約したものの、実績がないので放り出してしまったものがいくつかある。

 現在映画瓦版の広告では、トップページに貼ってあるDMMが独自契約、その他はアフィリエイトサービスからの広告提供。一時はAmazonだけでかなりの広告収入(紹介料収入)だったが、これは瞬間風速みたいなものだったらしく、最近はがだいぶ下がってきている。これはAdSenseも同じ。始めた頃は「これだけで食ってけるかも!」とぬか喜びさせられたが、これはまあ文字通りのぬか喜びだった。捕らぬ狸の皮算用。

 僕の場合はアフィリエイト収入そのものを目的としてサイト運営をしているわけではないので、広告収入はこの程度で御の字と考えるべきなのかもしれない。でも映画瓦版程度でこれなんだから、販売に特化したサイトで月収30万と言う話もわかるよな~。アフィリエイト関係の入門書はたくさん出ているので、HPを持っている人は挑戦してみればどうでしょう。元手もリスクも不要。手間と時間さえ投じれば、毎月の小遣い銭程度にはなるかもしれません。

08:29 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.03.01

mixiも一段落かな?

 最近mixiの日記を更新していない。僕は翌日や翌々日になってまとめて日記を書くことがあるので、mixiのように書いたそのときのタイムスタンプで記事が更新されてしまうものは不便なのだ。かといってタイトルに日付入れるのも面倒だしね。

 mixiはずいぶん前に入会して、その後はほんの数人でマイミクシィ登録したりしていたのだが、その後MLのオフ会で参加者の多くがmixiユーザーであることを知って、相互紹介用に「映画瓦版」のコミュニティを立ち上げた。これを紹介するついでにMLやメルマガでmixi参加希望者を募った時は一気にマイミクシィが増えて、ML参加者やメルマガ読者用に作った「映画瓦版」コミュニティの人数も膨れ上がったのだが、このコミュニティで何をやるという目的は特にないので、瞬間的に人が入っただけで終わっている。

 コミュニティにもいろいろ登録してみたけれど、どこも開店休業中みたいなものが多いんだよな~。とりあえずコミュニティ作って、直後にトピックがひとつふたつ立ってそれっきりというのが多いように思う。コミュニティは今のところ無制限に作れてしまうので、ジャンルやキーワードで検索をかけても開店休業状態のコミュニティばかりずらずら並んで、いったいどれが本当に活気のあるコミュニティなのかわからない。人数が多ければ活気があるというわけではないので、結局はひとつひとつ開いてトピックに目を通さなけりゃならない。メンドクサイナ~。

 今のところ参加人数と作成日で並べ替えることができるのだが、さらに発言数などを基準にコミュニティの「活性化率」を数値的に導き出して、一覧を並び替えてくれる機能があるといいんだけどな~。あと、新規発言が何ヶ月もないようなコミュニティについては、自動的に閉鎖されるような仕組みを作って、コミュニティを新陳代謝していく仕組みも必要だろうと思う。

 僕はニフティサーブのフォーラムでネットの世界に入ったわけだけれど、mixiのコミュニティというのは「フォーラム」という単位ではなく、その中の「会議室」や、さらにその下の「新規発言」レベルの話題を扱っているものが結構ある。で、それはそれで盛り上がったりしているのだ。これがmixiのコミュニティの面白さでもあるのかな~。

 でも最近ちょっと、mixiにも飽き始めている。「こんなもんか」「こんなもんだろう」という、行き止まりが見えてきてしまった感じ。つまらないわけではないのだけれど、完全にズッポリとはまってしまうほどの熱意が持てないんだよね。

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11:55 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.02.28

どうせ無罪になるだろう

 岐阜県中津川市で、市営老人保健施設の事務長をしている57歳の男が、自分の親族5人を殺して自分も自殺を図った事件。一応は無理心中事件ということで語られているが、既に嫁いでいる娘やその夫、まだ幼い孫(女の子は生後1ヶ月に満たなかった)までわざわざ家に呼び出して殺すのは、無理心中事件としてもかなり異様なものだと思う。家族を殺す前に飼っていた犬まで殺していたくせに、自分の妻は外出中で手にかけていないというのも不思議だ。

 殺した本人は死に切れずに生き残っているので、今後は体力の回復を待って本格的な取調べが行われることだろう。でもこれはおそらく、合理的な動機など永久にわからないと思う。家族を殺した男性は神経性の頭痛に苦しんでいたというが、おそらく精神的にもどこかおかしくなっていたのだろう。頭痛が原因で精神を病んだのか、精神的な病が頭痛の原因だったのか、ふたつはまったく無関係なのかはわからないが、どう考えたってこの事件を合理的に説明することはできまい。

 日本では人をひとり殺せば懲役15年から無期懲役。ふたり殺せば無期懲役か死刑。しかし3人以上になると、より多く殺せば殺すほど無罪に近づいていく。誰もが「それは殺意を持っても仕方がない」「普通の人なら当然相手を殺したくなって当然だ」という合理的な動機がある場合は善悪の判断能力もあったとみなされて罪が重くなり、「なぜ殺すのか理解できない」「こんな殺人はとうてい正当化できない」という不合理で理不尽な殺人の場合は無罪になりやすい。大量殺人は後者の代表例だ。

 2歳の男の子と生後1ヶ月に満たない女の子まで絞め殺した加害者の行為を、誰もが「常軌を逸している!」「狂っている!」「まともじゃない!」と思ったはず。新聞やテレビはこの加害男性の名前を大々的に報じているが、おそらく取り調べ段階で精神鑑定されて、場合によっては不起訴、もしくは裁判の結果無罪ということになるだろう。どう考えても、この人が死刑になるとは思えない。無罪にならないとしても、せいぜい10数年の有期刑止まりだと思う。

 それがいいとか悪いとか言うつもりはない。我々はそういう国に住んでいるというだけの話だ。

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10:29 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2005.02.27

ネットラジオの可能性

 ライブドアがニッポン放送の株を大量に取得した件について、堀江社長がテレ朝のサンデープロジェクトに出演して話をしていた。そこで出てきたのが、ラジオ放送とインターネットの事業統合という話。僕はつい最近になってネットラジオにずっぽりはまっているので、この話はとても面白いと思った。

 インターネットラジオはラジオにつきものの「受信可能範囲」という概念がなくなる。ニッポン放送は東京ローカルの放送局で、受信可能範囲は東京とその周辺部に限られているはずだが、インターネットで放送をすれば日本全国どころか、世界のどこでもニッポン放送が聴けることになる。要するに地球の裏側で、真昼間に「オールナイトニッポン」を聴いたりする環境が出来上がるわけね。

 例えばイギリスの公共放送BBCはラジオ番組をストリーミング放送していて(電波の放送と一致しているのかどうかはよくわからないけれど)、日本でもパソコンでニュースやラジオドラマを聴くことができる。でも同じことをやっている日本の放送局はない様子。じつは日本の放送局も、インターネットでのストリーミング放送を試みようとはしているのだ。しかしさまざまな権利問題をクリアできないことから、電波の放送と同じように放送をストリーミングで流し続けるということができないらしい。番組やコーナーごとに番組を放送したりしなかったり、あるいは一部のコーナーの音声ファイルをダウンロードできるようになっているだけだ。

 もちろん音楽著作権の問題や出演者のギャラの問題など、本格的なインターネット放送を実現するにはクリアしなければならない問題が多いのだろうとは思う。これはラジオ局の一部のプロデューサーが「俺の担当番組をインターネットで配信するぞ!」と決意しただけでは解決できないことで、やはり堀江社長の言うように、放送局全体でインターネットという新しい配信媒体に立ち向かっていく体制作りが必要になるのだと思う。(少なくともBBCはそれをやっているということだろう。)でもインターネット放送をすればオンライン通販と連動させるなど、これまでにないビジネス展開が目の前に開けてくる。これはラジオ事業者にとって、新しいビジネスチャンスになるだろう。

 ただしマイナスの問題もある。民放ラジオも番組ごとに全国ネットになっているわけだし、番組を買った地方の局はそこに自局で獲得したスポンサーの広告を挿入して広告収入を得ているはず。例えばニッポン放送が全番組をインターネットでストリーミング配信した場合、「オールナイトニッポン」を購入している地方のローカル局は、本家ニッポン放送のインターネット放送と自分たちとの放送が競合してしまうという問題が生じるはずだ。これは「オールナイトニッポン」に限らず、音楽番組でもスポーツ中継でも同じ事が言える。全国ネットのキー局だからこそ、インターネット配信によってこれまでのビジネスモデルを破壊しかねない影響が生じてしまうのだ。

 (ラジオNIKKEIがかなり本格的なストリーミング放送を行っているのは、もともと単独の短波局でネットという概念がなかったからだろう。また競馬や株価中継など独自コンテンツが多い。短波ラジオの普及もそれほど多くないので、ネット放送をしても既存の受信環境と競合することが少ない。)

 まあ僕は堀江社長がインターネットラジオを本当に考えているとは思っていなくて、これはフジテレビとの業務提携が難しくなったことから言い出した大義名分に過ぎないと思っている。彼が本当にやりたいのは、やはり地上波テレビ(フジテレビ)だったのだろう。堀江社長が本当にインターネットラジオをやりたいのなら、ニッポン放送を買うまでもなく自前でスタジオを作り、スタッフを雇って、日本初の本格的なネットラジオ局を作ればいいのだ。これはテレビも同じ。何百億もかけて既存の放送局を買うより、インターネット専業の放送局を新規に立ち上げたほうが手っ取り早いし、面白いことができると思う。

 ライブドアで日本版AccuRadioみたいなものを立ち上げればいいじゃないか。デジタル配信だから、有料チャンネルを作ってデコーダーを安価で販売するような形にすれば、現在日本中に普及している有線放送を完全に置き換えるようなビジネスができると思う。(逆に有線放送の事業者が、インターネットラジオに参入する方法もあるけどね。専用線を引かなくても電話線で共有できるわけだから、これまでの設備投資コストを大幅に圧縮することができるし。)

 ライブドアがどうしてもテレビ局を経営したいのなら、まずは地方の小さなローカル局と業務提携するという手だってあったはず。あのCNNだって、最初はアトランタの小さなケーブルテレビ局だよ。地元密着型の小さなローカル局の中には、在京キー局からほとんど番組提供を受けていないようなところもある。そういう局に提携を持ち込んで経営に参加し、放送事業のノウハウやスキルを身に付けてから、フジテレビなりニッポン放送の株に手を出しても遅くはなかったような気がするんだけどな~。

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