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2007.12.26

ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

 まあ前作も大味なアクション・アドベンチャーだったわけで、その続編が特別面白くなると期待する方が間違っている。キャスティングが豪華なので「映画を観たなぁ」という充実感は味わえるが、映画作品としてはかなりスカスカな印象。大のオトナが揃いも揃って、いったい何をやっておるのかねぇ……という感じ。主人公が恋人と仲違いしたり仲直りしたり、離婚していた主人公の両親が、主人公の危機をきっかけにしてよりを戻したりするエピソードが、気恥ずかしくて仕方ない。こんなものは、主人公が高校生ぐらいなら辛うじて成立する世界だろうけど、ニコラス・ケイジはいったいいくつなんだよ? 43歳?

 大人たちが大騒ぎして冒険ごっこを繰り広げているというのがこのシリーズのコンセプトで、今回の映画でも、ニコラス・ケイジやジョン・ボイト、ヘレン・ミレン、エド・ハリスらが、空前の宝探しに東奔西走する。ブルース・グリーンウッド扮する大統領(この俳優は『13デイズ』でJFKを演じてたぜ!)まで、秘密の抜け穴探しに夢中になる。要するにここに登場する大人たちは、みんながみんなひどく子どもっぽいのだ。

 まあアクション・アドベンチャー映画の主人公なんてものは多かれ少なかれ子どもっぽいところがないと話が成立しないわけだけど、そうした主人公たちも日常の中で見せるオトナの顔というものがあってこそ、冒険の中で少年に戻ってしまうところが魅力的だったりするんじゃないのかな。『ナショナル・トレジャー』シリーズには、そういうオトナの顔がないんだよね。

 やってる内容は『ドラえもん』の劇場版とさして変わらないのではないかなぁ。まあそれはそれで、楽しいんだけどね。日本でも吹き替え版が公開されてるけど、これは小学生や中学生が観て楽しむ映画なのかもね。大人の観客は豪華な俳優をながめて、「おお、こんな人が出ている!」とビックリするのがいいのかも。あるいはこうした映画を入口にして、映画好きの小学生や中学生が、より大人向けのちゃんとした映画に導かれていくという役割はあるのかもしれない。

11:55 午後 | 固定リンク

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上映スクリーン数: 463オープニング土日興収:3.2億円前作(最終興収20.6 続きを読む

受信 2007/12/30 14:01:03

» 『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』 [日本サッカーホールディングス から]
正月=映画の日に選んだのはこの作品なのです。 アイアムレジェンドはあまりに酷評が多いので。 さて、肝心な内容はというとちょっと歴史もの アクション・サスペンス・ラブコメな感じですよ。 一応退屈はしません。 しましまぁあからさまなアメリカ万歳!な映画です。 きっとアメリカの子どもたちはこういうのを見て イイ感じに育っていくのでしょうね。 ペイトリオツィーでサイコーな映画なのでした。 今年の正月映画は厳しいですな。。。 ... 続きを読む

受信 2008/01/02 0:11:55

» 映画「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」(2007年、米) [富久亭日乗 から]
     ★★★★☆      「ナショナル・トレジャー」(National Treasure、2004年、米) の続編の歴史推理アドベンチャー。 原題は「National Treasure: Book of Secrets 」。  肩がこらず楽しめる娯楽作品だ。  Nicolas Cageがインディアナ・ジョーンズをしょぼくした 歴史家兼冒険家を演じている。       ベン・ゲイツ(Nicolas Cage)と仲間は 祖先がリンカーン大統領を暗殺したという汚名を晴らすため、 リンカーン暗殺実行犯... 続きを読む

受信 2008/01/06 21:35:38

コメント

突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。

投稿者: 日本インターネット映画大賞 (2007/12/28 1:31:07)

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