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2007.08.25

ブッシュ大統領と日本の民主主義

 ブッシュ大統領が退役軍人会で、戦前の日本をアルカイダと同一視しているとして批判されている(参照)。戦前の日本にももちろん民主主義はあったわけだし、それが世界の多の国々に比べて特別お粗末なものだったわけではない。大統領演説は婦人参政権はアメリカのおかげで日本に定着したと誇らしげだが、そのアメリカにしたって婦人参政権の成立は1920年になってからだから、日本よりたった25年早かっただけの話ではないか。日本が婦人参政権を獲得したのと同じ年、フランスも婦人参政権を獲得した。ベルギーは日本より3年遅く婦人参政権を獲得した。これはベルギーが日本より民主化後進国だったことを意味するのか? 1970年代になってようやく婦人参政権を得たスイスは発展途上国か? アメリカより早く婦人参政権を得たソ連は、アメリカより民主化が進んでいたのか?

 大統領演説は戦前の日本を「反米」で、「神道という狂信的な宗教に支配されたイデオロギー国家」と位置づけているのだが、じつのところ戦前の日本はアジアの他のどの国よりも「親米」だったし、アジアの他のどの国よりも「言論の自由」が許された民主主義国家だった。日本人は大量のハリウッド映画を観ていたし、アメリカから招いた芸能人や音楽家のステージを観るため、劇場前には大勢の観客が列を作っていた。日本では数多くの新聞が発行されて、そこでは右から左までさまざまな意見が飛び交っていた。

 しかし戦前日本にあった親米機運は、アメリカの対日政策硬化によって霧散してしまう。自国をあからさまに敵視する国に対して、好感を持ち続けるのは難しい。また戦時体制になれば言論が抑圧され、全体主義的な社会になるのはどこも同じこと。これは第二次大戦直前の日本もそうだし、9.11やイラク戦争勃発時のアメリカでも同じことが言える。社会の中では「敵性外国人」が白い目で見られ、平和や自由を主張する音楽をマスコミから閉め出し、政府に批判的な芸能人をパージしたのはアメリカではないか。

 まあしかし、日本人の中にもブッシュ大統領と同程度の歴史観しか持っていない人は多いと思う。戦前の日本は軍国主義一色の暗黒時代で、戦後になってそれが大きく変わったというのは、僕が子供の頃に学校で教わったスタンダードな歴史観でもある。これはたぶん、マルクス主義的な社会進化論、進歩主義的な歴史観が前提になっているのだろう。過去の歴史の中で現在が一番いい時代で、社会は今後もますます良くなっていくという、未来に対してきわめて楽観的な歴史観だ。しかしこれは、現在よりは過去の方が悪いはずだという、過去に対する一面的な見方と評価を生む。

 現代はいい時代だ。未来は今よりもっと良くなる。それに対して、戦前(昭和初期)は軍国主義でひどい時代だった。大正時代はさまざまな思想弾圧があった。明治時代は富国強兵で一般の人々はさんざん搾取された。江戸時代は身分制度の中で庶民が苦しめられた……。こうして歴史は、過去にさかのぼればさかのぼるほど真っ暗になっていく。こうした歴史観は、その後の歴史研究によって一変する。今では江戸時代がいかに豊かな時代であったかを多くの人が知っているし、大正から昭和初期にかけての庶民生活も決して「真っ暗」ではなかったことを多くの人が知るようになっている。

 戦前が暗い時代だった、思想弾圧の時代で人々は思うようにものが言えなかったという主張を、コラムニストの故・山本夏彦は「戦前真っ暗史観」「お尋ね者史観」と呼んだ。戦後日本で思想界をリードしたのは左翼系の人々で、こうした人々は先輩たちから戦前の日本でいかに自分たちが弾圧されたかを聞かされている。でも弾圧されるほどの「思想犯」なんて、日本にはほんの一握りしかいなかった。彼らは当時の法律では犯罪者で、しょっちゅう警察に追いかけられていた。警察に追われる日々の中で世の中が明るく見えるはずがない。しかしそれは日本のごく一部。残るほとんどの人たちにとって、戦前の日本だって十分に自由を謳歌できる世界だったのだ。

 どんなに自由な国であれ、どんなに民主的な国であれ、ひとたび戦争になればそんな自由も民主主義も吹き飛んでしまう。戦前の日本から我々が学ぶべきはそれだろうし、同じことは最近のアメリカを見ていてもわかることだ。民主主義がないから戦争が起きるんじゃない。戦争が民主主義を破壊するのだ。民主主義は戦争の時には機能しなくなる。最近のアメリカもそうだし、戦争中の日本もそうだった。日本は戦争に負けて戦前の民主主義を取り戻したが、それはアメリカのおかげじゃない。アメリカもイラクから撤退すれば、もっとまともな民主主義国家になるだろうに。

4166600648誰か「戦前」を知らないか―夏彦迷惑問答 (文春新書)
山本 夏彦
文藝春秋 1999-10

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10:06 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2007.08.24

自転車で試写を3本ハシゴ

 12時から下北沢のトリウッド『アリーナ・ロマンス』の試写。今回は下北まで自転車で行ってみようと決意。昨日の段階で新宿までは行っていたし、今日もそう暑くはならなそうなので大丈夫だろうと考えた。新宿まではすいすい。靖国神社の前の坂がきついのと、新宿で靖国通りから甲州街道に抜けるのが面倒だったぐらい。甲州街道から中野通に入って、井の頭通りを越えて少し先を右折。地図で見ると入り組んだ道なのだが、実際には道なりに走るだけで下北沢まで出てしまう。下北沢は自転車を駐めるところに困ったけど、映画館近くの道に駐めておくことにする。

 映画はトリウッド向けの短編で、上映時間が1時間ちょっと。試写なのに来ているのが僕ひとりという気安さもあり、映画のあとには監督やプロデューサーと少し話をする。クーラーで体が冷え切っていたこともあり、外に出ると暑さが気持ちいい。

 来た道をどんどん戻って新宿へ。そこから新宿通を走って半蔵門まで出て、内堀通り沿いに南下する。二重橋前を右折して、ガードをくぐれば目の前に映画美学校。3時半から『いのちの食べ方』というドキュメンタリーを観て、その後の空き時間で簡単に食事。6時半からは『FUCK』というドキュメンタリー(配給:ムヴィオラ)。今日はドキュメンタリーの2本立てだ。

 今日はプラティパス1とSIGGに水をぎっしり詰めて家を出たのだが、帰宅しても少し残っていた。これは夕食を食べた店で水をがぶがぶ飲んでいるからで、水筒の水だけで1日はちょっと難しいと思う。まあ東京はどこにでもコンビニや大型薬局があるから、困ったらそこでミネラルウォーターを買えばいいんだけどね。これから秋になって涼しくなれば、水も今ほどは飲まずに済むようになると思う。

 本日の移動距離は、僕の自転車のメーターによると39キロ。ママチャリでここまで走れれば、我ながら立派なものだと思う。でも慣れというのは恐ろしいもので、ついこの前まで銀座ですらすごく遠く感じていたのが、今は六本木ぐらいなら目と鼻の先、新宿・渋谷もすぐ近くという感じがしている。これはしかし、もともと勝手に「遠い」と思い込んでいただけかもしれない。

11:48 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2007.08.23

メッセンジャーバッグ購入

 というわけで結局は秋冬の新作を待ちきれずに、ティンバック2のクラシックメッセンジャーMを購入しました。通販でもリアル店舗でも値段は変わらないので、リアル店舗が近くにあるなら送料分だけリアル店舗の方が安くなる。それに実際の日常使いにするには大きさの確認をしておきたい。というわけで、御徒町のOD BOXでパパッと探してササッと買っちゃいました。色はそんなにたくさん在庫があるわけじゃなかったので、とりあえずその場に出ていた中から一番明るい色だったモス/アクア/モスを選択。その場からすぐに使い始めたんだけど、自転車の前かごにぴったり収まっていい感じ。とりあえずサブストラップはそのまま内ポケットに放置。リフレクターは前かご投入だと役にたたないので、外してサブストラップと同じく内ポケットに。

10:05 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

都内をぐるりと一周

 天気予報では雨だったが、昼前になって晴れてきた。こうなると自転車で外出。そんなこともあって、結局ティンバック2のクラシックメッセンジャーを購入してしまった。通販だと様子がわからないので、御徒町のサイクルショップまで出かけて一番明るめの色を選んだ。荷物を移し替えて、午後の試写に出かける。ところが新橋の到着したら人気なし。試写の場所を間違えていたのだ。今から試写に行っても間に合わないので、この日はもう映画はあきらめて自転車でぐるりと都内を走る。幸いなことに、今日は比較的涼しいのだ。

 新橋から溜池を突っ切って青山通りまで出たあと、一度は行ってみたいと思っていた渋谷へ。これはそんなに距離があるようには思えなかった。まだ元気だったしね。駅前から明治通りを北上して新宿へ。新宿で映画でも観ようかなと思ったけれど、暗くなってから長い距離を戻ってくるのも嫌なので、そのまま靖国通り沿いに戻ってくることにした。今日の移動距離は、メーターによれば36キロちょっと。さすがにへばった。でもフルマラソンの距離より短いんだよね。マラソンランナーってすごいなぁ。

05:55 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2007.08.22

私のちいさなピアニスト

Photo サンプルビデオを預かっていた韓国映画『私のちいさなピアニスト』をようやく観る。公開が今週末の25日からなので、本当にもうギリギリ。映画のできは、正直あまりよくないと思う。細かいところで演出の力が弱く、ドラマのキーになる部分を強調しそびれているのは残念。もう少しエピソードにメリハリが付くと、より感動的な映画になったと思うけどね。ところでこの映画で驚いたことをひとつ。ヒロインはクラシックのピアニストを目指していて挫折したピアノ教師なんだけど、劇中に演奏シーンが何度か出てくる。この演奏シーン、なんとCGなんだと! 生徒役の少年は実際にピアノが上手な子の中から選んだというから、たぶん演奏シーンも本物なんでしょう。でもヒロインを演じているのは韓国の有名女優。わざわざ彼女にピアノの稽古をさせるよりは、CGで演奏シーンを作っちゃった方が早いってことなのかも。最近のCG技術ってすごい。

04:19 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

Timbuk2の新作は

 先日家で使うためにLサイズのクラシックメッセンジャーを購入したんだけど、これがなかなか調子がいい。僕も自転車移動のためにMサイズのクラシックメッセンジャーを買いたいと思っているんだけど、今はちょうど07年モデルと08年モデルの中間期で、通販サイトなどを見てもあまり在庫がないみたい。新作は10月頃に出るとのこと。まあ僕も、今はまだ暑くてしょうがないので、実際にメッセンジャーバッグを使うなら、残暑も落ち着く10月頃からかな〜、と思っていたりはするんだけどね。

 今は移動にナイロン製のショルダー型ブリーフケース(少しカジュアルな通勤用カバンみたいなもの)を使っている。これでも試写に出かけたりするとき必要な最低限の荷物が入るんだけど、自転車で移動するとなるとその他に、水分補給用のボトルを持っていたい、汗をかいたときに着替える下着ぐらいは持っていたい、腹が減ったときにちょっと口に入れる携帯食(カロリーメイトなどの類)など、荷物があれこれ増えてしまうのだ。それを全部ひっくるめてひとつの荷物にするには、やっぱりメッセンジャーバッグがいいのかなと……。

 僕の自転車は前かごがあるので、自転車で移動中の荷物は前かご。でも自転車を降りて試写室に行くとか、学校に行くとか、そういうときに荷物がひとまとまりになっていた方が楽なんだよね。春先には学校に行くのにドイターのスーパーバイクを使っていて、これはこれで蒸れないし、荷物が軽く運べて快適なんだけど、財布やメモ帳などすぐ取り出して使いたい小物を入れてしまうとちょっと厄介だった。しょうがないから、それだけはウェストバッグに入れたりして、結局荷物がふたつに分かれてた。

 学校に行くときはパソコンを運ぶ必要があり、パソコンを運ぶとなると、自転車の振動がダイレクトに伝わってしまう前かごはちょっと心配。そうなるとやはり、メッセンジャーバッグを背中に巻き付けることになって、ショルダー型のメッセンジャーバッグだとそれなりに肩がしんどいかもね。パソコンを運ぶなら、やっぱり両肩で背負えるスーパーバイクになってしまうのかな。

01:26 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2007.08.21

三池崇史の新作『ジャンゴ』!

Photo 18時半から有楽町朝日ホールで、三池崇史の新作『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』の完成披露試写。舞台挨拶には、三池監督、桃井かおり、伊藤英明、佐藤浩市、安藤政信が登場して挨拶。その後スペシャルゲストとして、主題歌「ジャンゴ〜さすらい〜」を歌っている北島三郎が登場して大盛り上がり。この主題歌、映画『続・荒野の用心棒』の主題歌「ジャンゴ」の日本語カバー。『SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ』自体は全編英語という作品なので、じつはちゃんとした日本語が聞けるのはエンドタイトルに流れるこの主題歌だけなのだ。いや〜、これがじつに格好いい。映画の後に、来場者にはこの曲のプロモーションDVDが配られました。このDVDの映像は、三池監督が編集した映画の名場面集。これだけで映画の予告編として使えそうだな。

Firehouse Dog [Original Motion Picture Soundtrack] この日はもう1本、フォックスで『ファイアー・ドッグ/消防犬デューイの大冒険』という映画を観た。内容は子供向けの動物映画だけど、父親役でブルース・グリーンウッドが出ていたりする。演技力がしっかりしたベテランが出演すると、こういう軽めの映画もピシッと引き締まった雰囲気が出る。主人公の犬を4匹の犬がシーンによって演じ分けているそうだが、ハリウッドの動物トレーナーは本当に優秀。編集やCGでうまくごまかしている場面も多いけど、犬が実際に演技をしているシーンも多くて、それが観ている側の感動につながるのだろう。映画の中でハリウッドの動物映画事情が茶化されているのも面白い。

11:37 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2007.08.20

山口小夜子が亡くなった

 女優としての遺作は木村威夫監督の『馬頭琴夜想曲』だろうか……。

03:56 午後 | 固定リンク | コメント(1) | トラックバック

2007.08.19

指笛でも練習しようかな

 先日アル・ジョルスンの『ジャズ・シンガー』がようやくDVDになるという記事を書いたのだが、アル・ジョルスンの売りといえば、歌の途中で奏でる達者な指笛だ。僕は口笛は吹けるのだが、指笛はダメ。ところがインターネットで「指笛」を検索すると、指笛の吹き方を解説したホームページがずいぶんとたくさんヒットする。こうしたページを利用して、指笛が吹けるようにちょっと練習してみようかなと思っている。

 とりあえず、指笛の会(Finger Flute Club)のホームページがかなり詳しそう。ブックマーク代わりにリンクを作っておく。

11:01 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック