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2008.03.18
Mr. ブルックス/完璧なる殺人鬼
ケビン・コスナー主演のシリアル・キラー映画。コスナーが殺人鬼を追いかけるのではなく、コスナーが連続殺人鬼に扮しているのが面白い。実業家としても成功し、幸せな家庭を築いたブルックス氏の裏の顔は、社会を震撼させた恐るべき連続殺人鬼。しかしこの男、殺人衝動にかられて罪を犯すたびに深く反省し、神に助けを祈る愁傷なところがある。彼は心の中に殺人を楽しむ別の人格を持っていて、それがことある事に彼に殺人をけしかけるのだ。この別人格を演じているのがウィリアム・ハート。そして連続殺人鬼を追う女刑事がデミ・ムーアというキャスティング。なんだかすごく豪華なんだけど、映画の印象はすごく地味。地味だけど、キャスティングに厚みがあるから、やはりドラマに迫力がある。
これはパンチに鋭さやスピードはなくても、一発ずつが重いヘビー級のボクサーみたいな感じ。これが大振りしないで、着実にジャブだけで攻めてくる。「うわ、やられた!」という派手さはなくても、映画を観ている側には確実にダメージが蓄積されて最後は満足できるというわけ。でもこれ、見た目の派手さがないから宣伝するのは大変かも。クライマックスに派手な銃撃戦があるんだけど、そこには主人公がからんでないしなぁ……。でも面白かったです。脚本が良くできていて、そこにベテランのスター俳優がからんで映画をリッチなものにしている。
10:19 午後 | 固定リンク
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