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2008.04.11

火垂るの墓

 アニメ映画としても大ヒットし、数年前にはテレビドラマにもなっている野坂昭如の小説を実写映画化。アニメ版を観たのもずいぶん前なので比較するのも難しいのだが、今回の映画で印象に残るのは学校を火事で焼いて一家心中に追い込まれる校長のエピソードと、戦争未亡人とねんごろになって戦争から逃げている学生の存在。こうした大人たちの存在が、結果としては主人公の兄妹を死へと追いやっていくことになる。この映画は戦争中の話で、確かに戦争がなければこの兄妹は死ななかったのだろうが、彼らが死ぬのは戦争が終わってからなのだ。戦争が彼らを殺したのではない。戦争の中でむき出しになった人間のエゴが、結果としては彼らを死に追いやったのだろう。

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11:50 午後 | 固定リンク

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