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2008.05.16
シャークウォーター/神秘なる海の世界

海洋生物学者で水中写真家でもあるロブ・スチュワートが、世界中で続いているサメ乱獲による海中生態系の危機を訴えたドキュメンタリー映画。生物学者の立場からサメの生態を紹介し、サメが決して恐ろしい動物ではないことを解説した部分には新鮮な驚きがある。1年間で鮫に襲われて命を落とす人は5人前後。それらはサメに咬まれたことによる失血死であって、サメが人間を食い殺すことはないのだという。小魚を食べるためだけに進化したサメの歯は、およそ人間を食い殺すのには向いていないのだとか。水中でサメとたわむれる監督の姿を見ると、それもなんとなく納得。サメに比べれば、ゾウやライオン、ワニの方がよほど人間にとって危険な生物ということになるらしい。
しかし映画は中盤から、サメ乱獲を告発する社会的なルポルタージュになっていく。しかし監督がサメの保護という立場から環境保護団体のシーシェパードに共鳴して行動を共にしていくくだりは、日本人の目から見るとちょっと複雑。映画の中でシーシェパードは環境保護のために身を挺して働く英雄のように描かれているけれど、日本の調査捕鯨船に過激な挑発妨害活動をして問題になっている団体だもんね。しかし日本のマスコミでは環境テロリスト扱いされているシーシェパードが、一方では英雄視されているという現実もここから見えてくるわけで、そういう意味では勉強になる映画でもあった。
![]() | Sharkwater Rob Stewart Key Porter Books 2007-09-28 by G-Tools |
06:47 午後 | 固定リンク
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コメント
はじめまして、TBさせていただきました。この映画のことを知って予告編を見ましたが、なんて美しい映画でしょうと驚きました。それからどんな生物も人間によって、絶滅の危機に瀕してしまう恐ろしさも再認識しました。ぜひ見てみたいですね。
投稿者: リンリリン (2008/06/26 8:31:40)
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