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2008.05.14
告発のとき
![In the Valley of Elah [Original Motion Picture Soundtrack]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iG3WJqsfL._SL160_.jpg)
イラク戦争がいかにアメリカ人自身を傷つけているかを告発した、ポール・ハギス監督の新作。映画に描かれている事件は、実話をモデルにしているという。映画はミステリー仕立てなので、物語を追い掛けていくだけでも十分に面白い。でもこの映画の見どころは、トミー・リー・ジョーンズが演じる主人公の造形にある。親の代からの職業軍人で、自分や息子達が軍人として国に尽くしていることに誇りを持っている男。根っからの愛国者で、四角四面の堅物で、生真面目なジェントルマン。軍隊で徹底的に仕込まれた生活様式を、そのまま今も守っている男なのだ。その男がイラク戦争に直面したアメリカ軍の抱える闇を暴くことは、自分自身の持つ軍人としてのアイデンティティを批判することにつながる。映画の最初と最後に出てくる国旗の意味。映画の中で2回語られるダビデとゴリアテの物語。じつに面白い。
11:22 午後 | 固定リンク
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