クロス円相場の今後
クロス円の代表として、高金利通貨として人気の豪ドルの月足チャートだ。今回は歴史に類をみない急激な円高が進行して、クロス円相場が大暴落。いつもなら3〜4年かけて少しずつ進行していく大天井から大底までの下落を、わずか3ヵ月で達成してしまった。下げるのは構わないけど、速度が速すぎて誰も付いていけない。で、この後どうなるのかだが、考え方としては2つある。
ひとつはここで数週間か数ヶ月かけてじっくり底固めをしてから、またじりじりと円安に向かうという考え方。その場合、今後数週間から数ヶ月は、再び相場が下落して先月最安値を更新するような値動きをすることも考えられる。
もうひとつは10月下落分を11月中に解消して、月足チャートで行って来いの毛抜き底を形成するという考え方。この場合、例えば豪ドルの場合は80円近辺まで戻り、そこから再度ゆるやかな円高になって、数年がかりで再度改めて底値を目指すことになる。
現時点ではどちらとも言えないので、仮に相場が上昇しても容易に買いポジションを増やしていくのは注意が必要かも。結果が出るまで数週間は様子を見ながら、急激な再下落もあり得ると覚悟はしておいた方が言いように思う。
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