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2009.02.19

僕はマンガ家になりたかった

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫) 子供の頃に夢見た職業はマンガ家だった。僕にとって憧れのマンガ家は「仮面ライダー」や「サイボーグ009」の石森章太郎。僕にとってはいまだに「石ノ森」ではなく「石森」だ。彼が書いた「マンガ家入門」と「続マンガ家入門」はある世代にとってはバイブルのような存在で、僕はそれよりは一世代後だけど、それでもこの古典的なマンガ入門書をなめるように読んだ。ケント紙を買ってきて千枚通しで穴を開けてコマ割をしたり、開明墨汁や証券インクとカブラペンやGペンで絵を描いたり、僕と同じ世代のマンガ少年たちはみんな似たようなことをしていたんじゃないだろうか。近所の子供たちを集めて、ガリ版刷りの同人誌みたいな物を作ったりもした。こうした趣味は高校生の頃まで続いて、友だちとコピー版の同人誌を作ってコミケに出品したりしたこともある。コミケに参加すること自体が目的で、実際にはほとんど売れなかったけどね。でも楽しかったな。そのルーツはすべて、石森章太郎の「マンガ家入門」にあると言って間違いじゃない。

 高校卒業時に進路を決める際、僕はマンガ家ではなくデザイナーの道を選んだ。「絵を描く」ことでは共通していても、ストーリーを語るマンガ家とは似ても似つかぬ別の商売だ。専門学校を上の下か中の上というそこそこの成績で卒業し、銀座の大きな広告デザイン会社に就職した後、2年ほどでメーカーの制作部に転職し、さらに小さなデザイン事務所をいくつか渡り歩いた。いつしかデザイナーという仕事からコピーライターに転じ、さらに広告やデザインの世界から離れて「映画批評家」と名乗るライター稼業になった。

 僕自身はマンガ家にはならなかったけれど、結局は「絵でストーリーを語る」という世界から僕は離れられないらしい。最近は映画関連の本を読みながら、マンガについての入門書も読んでいる。日本のストーリーマンガは、手塚治虫がハリウッド映画やディズニーのアニメ映画に影響されて作ったものだ。だから「マンガの作り方」の根っこの部分は、映画もマンガも共通することがたくさんある。日本のマンガ制作の用語に、映画の業界用語がたくさん移植されているのもそうした相互関係のなせるわざだ。ストーリー、シナリオ、シノプシス、プロット、絵コンテ、キャラクターといった言葉を、僕は石森章太郎の「マンガ家入門」で覚えたのかもしれない。「マンガ家入門」は現在文庫本になっているらしい。近いうちに購入して読んでみたいと思っている。30年ぶりの再読だ。


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11:18 午後 | 固定リンク

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