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2010.04.01

読書|悪霊にさいなまれる世界〈下〉―「知の闇を照らす灯」としての科学

4150503575悪霊にさいなまれる世界〈下〉―「知の闇を照らす灯」としての科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
Carl Edward Sagan
早川書房 2009-07-05

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 カール・セーガンによる科学エッセイ。疑似科学批判というより、科学教育の大切さを訴える内容になっている。(アメリカの科学教育は本当にひどい状態らしいが、この本でアメリカとの比較として取り上げられている日本の教育も、その後のゆとり教育などでめちゃくちゃな状態になっていると思うけど。)著者の視線は科学だけではなく、政治などにも向けられていく。科学とは「物事を批判的に考える」ことなのだ。誰かが何かを批判して新しい説明をしても、その説明はまた別の人たちに批判される。こうして科学はその内部に、自らのエラーを訂正する機能を持ち合わせている。政治の方法として民主主義は完全な方法ではないにせよ、現時点ではそれ以上の方法がみつからないベターな選択だ。聖書が教えるように、いずれは神による直接統治の下で人間たちが永遠の命を得て暮らすのかもしれない。しかしそれは民主主義を否定する理由にはならない。著者は科学もそれと同じだと言う。聖書が教えるように、いずれは人間たちに神から完全な知識が与えられるのかもしれない。しかしそれは、科学を否定することにはならいのだ。

06:32 午前 | 固定リンク

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