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2010.05.30

スカイツリーに展望台出現

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 すっかり新たな観光名所化している東京スカイツリー(建設中)ですが、展望台らしきものが見えてきました。

2010.05.28

映画|樺太 1945年夏 氷雪の門

Hyousetsu 1945年8月のソ連参戦で樺太が蹂躙され、電話交換手として働く9人の若い女性たちが戦火の中で孤立し殉職した実話の映画化。1974年に当時としては破格の製作費5億円をかけて製作された大作だったが、東宝系で全国公開される直前にソ連当局からクレームが付いて公開が取りやめとなった。その後小さな配給会社を通して公開され、その後も各地で上映会などを通して細々と上映され続けていた映画のようだ。今回は残っていたプリントの1本をデジタル修復しているようだが、オリジナルのネガは行方不明のようで画面の色調やコントラストなどはよくない。新しいプリントではあるけれど、画面を観ていると気分は名画座状態なのが残念。しかし映画自体は迫力があって面白かったし、最後は感動してホロリとしてしまった。戦闘が激しくなる中で「こういう時こそ電話を守らなければ」と自ら望んで電話交換の仕事を続けた女性たち(少女たちと言ってもいいような年齢)が、最後の最後に「生きたい!」と叫ぶシーンには泣けてくる。なお同じ事件をドラマ化した「霧の火 樺太・真岡郵便局に散った九人の乙女たち」が2008年に作られているが、内容的には映画版の方が実話に近いそうだ。

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2010.05.27

映画|朱鷺島 創作能「トキ」の誕生

Tokijima 東京23区ほどの広さしかない新潟県の佐渡島には、日本全体の3分の1ほどのかずにあたる30以上の能舞台があるのだという。佐渡島は能の島なのだ。その佐渡島で新しい能舞台のこけら落とし後援を依頼された観世流能楽師・津村禮次郎さんは、島民に愛されつつ一度絶滅してしまったトキをテーマに新しい創作能を作ることにする。この映画はその準備から上演までを記録したドキュメンタリー映画。要するに能を上演するまでのメイキング。しかし能は歌と演奏と所作(踊り)の組み合わせだから、要は純日本式のミュージカルみたいなもの。つまりこの映画は、メイド・イン・ジャパンの「バックステージ・ミュージカル」なのである。バックステージものにはずれなし。これも面白い。

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2010.05.26

映画|ようこそ、アムステルダム国立美術館へ

Rijksmuseum オランダの首都アムステルダムにある国立美術館は、展示と収納のためのスペースが足りなくなったことから大規模な改修と増築を行うことになる。国際的なコンペを行って新しい設計も決まり、展示品を片付けて建物の取り壊しも始まった。ところがそこに、市民団体から横やりが入る。新しい設計ではこれまで市民のために開放されていた通り抜け可能な通路が狭くなり、オランダ人にとっての足である自転車の通行に支障が出るというのだ。市民達は新しい美術館の設計にノーを突きつけ、自分たちの提案する新しい設計プランを強引に美術館側に飲ませてしまう。設計はやり直しとなり、半壊の建物を残したまま工事は延期。その後も決まっているはずの設計に、何度も何度も思いもかけないところからの横やりや注文が次々に入る。設計を担当した建築家はすっかりやる気をなくしてふて腐れ、学芸員たちは新美術館への情熱を失い、調整役にあたる館長はすっかり憔悴してとうとう辞表を提出してしまう……。新時代への夢を乗せた壮大なプランが、寄ってたかって大勢が口出ししたあげく、壮大な失敗へと突進してゆく迫真のドキュメンタリー。美術館は2013年に再オープンするそうです。準備から15年。解体工事開始から10年。本当に終わるのか? 美術館が完成したら、ドキュメンタリーの続編を作るそうです。
(原題:Het nieuwe rijksmuseum)

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2010.05.25

映画|仁寺洞(インサドン)スキャンダル 〜神の手を持つ男〜

Insadong キム・レウォン扮する凄腕の絵画修復人が、韓国美術マーケットの裏側にうごめく闇を暴く。ギャンブル中毒で美術品のブラックマーケットにも深く関わっていく主人公は単純な正義のヒーローではないし、かといって悪逆非道の限りを尽くすダークヒーローでも、愛すべき悪漢としてのピカレスクでもない複雑なキャラクター。しかしこの複雑なキャラクターが、映画を難しくしてしまっているようにも思う。話がかなり込み入っているので、キャラクターは単純明快にした方がよかったかもしれない。正直言って映画の筋立てが後半までさっぱりわからないところも多いのだが(日本と韓国を股にかけた美術品取引の話がからむのだが、韓国人俳優の喋る日本語の台詞も聞き取りにくい)、要するに何らかの事情で主人公が復讐か何かをたくらんでいるらしいということさえ飲み込めればあとは簡単。終盤のどんでん返しには驚いた。これってコンゲーム(芝居仕立ての大型詐欺)の映画だったのね。
(英題:Insadong Scandal)

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2010.05.24

映画|アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

Maestros 1940年代から50年代のアルゼンチンタンゴ黄金時代のトップスターたちが、再び録音スタジオに集まって新録音、そして一夜限りのコンサートを行う。映画はいわばそのメイキングなのだが、次々集まってくる巨匠(マエストロ)たちの個性豊かなキャラクターと、披露される卓越された演奏と歌にメロメロになってしまう映画。タンゴ版『ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ』という言い方はまさにその通りなんだけど、キューバ音楽、タンゴ、フラメンコ、クレズマーなど、民族の伝統に根付いた音楽であっても一流の演奏になると、民族を越えて普遍的な芸術になってしまう。聞いていると血が騒ぐのだ。だからこそ、タンゴもかつては世界的な大ブームになったんだろうけどね。映画は演奏シーンが小間切れになってしまっているのが残念。これはぜひともCDを聞いてみたいと思ったのだが、「Cafe de los maestros」をアマゾンで検索すると今のところどれも在庫がない様子。
(原題:Café de los maestros)

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映画|ビューティフル アイランズ

Beautifulislands 地球温暖化による海面上昇で水没すると言われている南太平洋の小国ツバル。高潮で街の大半が冠水するようになった観光都市ヴェネチア。永久凍土が溶け出して嵐のたびごとに島が波に削り取られるアラスカのシシマレフ。3つの島で暮らす人々の暮らしを、美しい映像で淡々と描き出したドキュメンタリー映画。ツバルやヴェネチアについてはテレビのニュース番組などでも時々様子を見て知っていたが、ここまで丁寧に時間をかけて現地の様子を記録した映像を見るのは初めて。ツバルの住民たちは「国がなくなる」ということに対してあまり深刻な様子を見せないのだけれど、地球温暖化や海面上昇は全地球的なことなので、ツバルの住民だけがじたばたしたところでしょうがない。「きっとなんとかなるだろう」と信じて日々の暮らしをするしかないんだろうね。それが生活者のリアリズム。世界が滅ぶとしても、人は生き続けなければならない。世界が滅ぶのを目の当たりにしても、人々の暮らしは淡々とそれまで通りに進む。

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2010.05.20

ゆで卵、何をつけて食べる?


ブログネタ: ゆで卵、何をつけて食べる?参加数拍手


 僕はゆで卵にはマヨネーズだね。ゆで卵はぼそぼそもそもそしていることが多いけど、マヨネーズ付けるとそれがなくなる。マヨネーズも卵から作っているので相性はばっちり。

裁断機到着で自炊生活スタート!

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 注文した裁断機がもう届いたので、早速本棚から適当に本を引っこ抜いて裁断し、スキャナでがちゃがちゃとPDF作り。書籍から自前でPDFを作ることを「自炊」と言うそうで、これで僕も「自炊生活」がスタートしたことになる。裁断機は立派なのだが、こうなると気になってくるのはスキャナが貧弱なこと。使用しているFUJITSU ScanSnap S1300は、試写状やプレス資料などを整理しようと購入したものなので、何百ページもある書籍をスキャンするには何度にも分けてスキャンしなければならず、スキャン作業中はその場に付きっきりになってしまう。こんなことなら最初から、上位機種のScanSnap S1500Mを購入しておけば良かったかな。まあとりあえずは手持ちのS1300を使い倒して、壊れたら上位機種に買い替えようと思っている。しかしそれより先に欲しいのは、キンドルやiPadやSony ReaderのようなPDFのビュアーですな。パソコンにがしがし取り込んでも、本なんてパソコンで読むことはほとんどない。やっぱり専用のビュアーが欲しいところだ。

映画|東京島

Tokyojima ヨットの遭難事故で南海の無人島に漂着した中年夫婦。そこに同じように漂着した日本人の若者グループと中国人グループが加わり、20数人の男性の中で女性ひとりという状況が生まれる。夫は事故死(自殺か他殺なのかも)。女を手に入れた男も死んで、残された男たちの中には島でただひとりの女を巡って不穏な空気が流れる。原作は桐野夏生の同名小説だが、状況設定としては終戦直後に起きたアナタハン事件がモデルになっているのだろう。アナタハン事件と同じ状況が現代の日本人たちの中で起きたら、そこでいったいどんな状況が生まれるかというシミュレーションだ。木村多江がヒロインを演じているのだが、中年のオバサンと呼ぶにはちょっときれいすぎるかも。かといってこれをリアルにおばさんぽい女優(例えば誰だろう。高田聖子とか、光浦靖子とか、その相方の大久保佳代子とか、森三中の黒沢かずことか……え〜と誰かいないかな、適当なのが)が演じると、「女日照りとは言え君たちは一体何をしておるのかね?」みたいな映画になって観客が引いちゃう可能性が大きいわけで、これは難しいところ。映画としてはあまりシリアスにならず、コミカルなシーンがたくさん散りばめられているのがいい。

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2010.05.18

裁断機を注文してしまった!!!

プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 Amazon経由で書籍用の裁断機を注文してしまった! 紙を切るだけの機械に3万円。これで書棚に突っ込んである雑誌や読み終わった本などをばらしてスキャナでPDF化し、本棚を少しでもスリムにしようということではあるんだけど……。いずれ間違いなくPDFリーダーとして、iPadなりキンドルなりSonyのリーダーなりを購入することになりそう。こんなもの買う金は本来ないんだけど、じつは最近の為替の乱高下を指くわえてのんびり見守っていた経験から、「俺はFXをやるのには向いていない」と思ったのだ。「下がりそうだなぁ」と思っても、思っているだけで売らない。「上がりそうだな」と思っても、思っているだけで買わない。そして相場はその後、思ったように動いていく。しかしそうなっても、ちっとも悔しくない。残念だと思わない。要するに気持ちがもう、FXから離れちゃってるわけ。だからFX用の口座から資金をすべて引き上げて、裁断機も買います。秋には折り畳み自転車も買います。そういうこと。

2010.05.17

試写状|グッドモーニング・プレジデント

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監督・脚本:チャン・ジン 出演:チャン・ドンゴン、イ・スンジェ、コ・ドゥシム、イム・ハリョン、ハン・チェヨン 配給:エスピーオー 宣伝:ユナイテッドエンタテインメント 英題:Good Morning President
2009年/韓国/129分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD

■公式サイト
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7月24日(土)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋、ほか全国順次ロードショー!

試写状|シルビアのいる街で

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監督・脚本:ホセ・ルイス・ゲリン 出演:グザヴィエ・ラフィット、ピラール・ロペス・デ・アラヤ 原題:En la ciudad de Sylvia 配給:紀伊國屋書店、マーメイドフィルム 宣伝:VALERIA、bonaparte 配給協力:(株)コミュニティシネマセンター 後援:スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京
2007年/スペイン、フランス/カラー/1時間25分/35mm/ヴィスタ

公式サイト
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7月下旬、渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開!

映画|グッドモーニング・プレジデント

Gmp 大統領を主人公にした映画だが、政治映画というわけではない。野党との駆け引きや外向的な緊張などさまざまな政治ドラマも登場するが、この映画には政治家にとってもっとも力が入る「選挙」が登場しない。映画に登場する大統領は3人。そのうち2人は選挙で敗れて政権を野党に奪われているわけだが、映画の中では大統領の支持率がなぜ下がったのかがまったく描かれない。いつの間にか選挙があって、いつの間にか大統領が交代する。(韓国の大統領任期は1期5年間なので大統領が交代するのはいいとしても、すべて与野党が交代していくのがなぜなのかよくわからない。韓国ってこういうものなのか?)大統領を悩みもすれば迷いもし、家庭もあれば家族もいる「普通の人」として描くのは面白いのだが、こうした政治家像が描けるのは、国民投票によって国民が自ら大統領を選んでいるからだろうか。でも日本で「知事」を主人公にした映画なんて成り立ちそうもない。やはり政治風土の違いかな。
(英題:Good Morning President)

公式サイト(韓国)
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映画|トルソ

Torso こういう映画ってジャンル分けに苦労しそうだけど、一応はホームドラマの一種なのかもしれない。ただしここにある「ホーム」は完全に壊れてしまっている。壊れてしまっていても、人は「ホーム」から離れられないわけだけど。あるいはもっと大ざっぱに「女性映画」などというレッテルを貼ってしまうのか。渡辺真起子がいい具合にオバサンぽくなってきているなぁ……という映画であり、同時に安藤サクラは今年凄いなぁ……という映画でもある。基本的にこの映画、渡辺真起子の姉、安藤サクラの妹、山口美也子の母の3人で成立している映画なのだ。そういう意味ではやはり、これはホームドラマなんだろうな。

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2010.05.15

谷中銀座

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 数日前に平日の谷中銀座を歩いてみたけど、その時は人通りもパラパラ。土日のほうがずっと人が多いのは、ここが近隣住民の生活の場というより観光地化しているからだろうな。

2010.05.14

映画|トイレット

Toilet 15分前に到着したのに、試写室がやたら混んでいて既に補助椅子。何席か宣伝担当者が事前に確保している席は、電話か何かで「今日行きます」と席を予約している人でしょう。(僕はほとんど「有力者」としての扱いを受けることがありませんが、それは「この日のこの試写を観ないと原稿が書けない」とか「インタビュー取材に間に合わない」といった具体的な切羽詰まった状況がないから。そもそも電話で「いついつの試写に行きます」なんて言ったことすらほとんどない。試写状もらって何回かある試写の中からその都度勝手に選んで足を運ぶから、ぎりぎりにすべり込むと満席ということもあるけどね。でもそれはそれでOK。)結局上映直前まで予約した方が来なかったようで、僕はそうした席のひとつに移動して映画を観た。な〜んか、今さらタバコ吸うことを薦めるような時代錯誤な映画が作られるとは思いませんでしたが、元喫煙者として食後のタバコが美味いのは認めるけど(食事というのが手作りギョウザにビール、そして白いご飯となればなおさらだ)、それが生涯初めてのタバコとなれば決して美味くないし、気分的にもくつろげないと思うよ。最後のオチは予期していたけど笑っちゃった。
(原題:Toilet)

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2010.05.13

映画|ムラサキカガミ

Murasakikagami とある学校の旧校舎にある階段の鏡の前で、夜の11時35分に「紫の鏡」と5回となえると、全身が焼けただれた少女の幽霊が現れて殺されてしまう。そんな噂の真偽を確かめようと女子高生たちが夜の学校に忍び込み、「ムラサキノカガミ、ムラサキノカガミ……」ととなえると、やはりそれは出るのであった……、というホラー映画。女子テニス部の生徒が校内合宿で旧校舎に泊まるという設定はいいとして、この旧校舎には普段から施錠も何もされていないのかい!と突っ込みを入れたくなるような展開。入口にセコムのステッカーが貼ってあるんですけど、あれはステッカーだけなんでしょうかね。合宿中には窓も開いてたしな。幽霊話は話の中心が嘘っぱちなんだから、その周辺を本当らしくきちんと作り込んでおかないと全部が絵空事になってしまうよ。まあ上映時間が1時間強だし、退屈する前に終わっちゃうんだけどね。

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映画|バウンティー・ハンター

The Bounty Hunter 新聞記者の元妻と、バウンティー・ハンター(保釈金を踏み倒して逃げた刑事被告人を捕らえて保障業者から一定の礼金を受け取る賞金稼ぎ)の元夫が、すったもんだのあげくよりを戻すまでを描くギャグとアクションたっぷりの恋愛映画。映画の作りとしては1930年代に流行したスクリューボール・コメディの線を狙っているようで、元夫が車のトランク押し込んだ元妻に逃げ出される冒頭からの滑り出しは上々。しかし映画の終盤になると勢いが失速して、とたんに野暮ったくなってきてしまうのが残念でならない。スクリューボールをやるなら、終盤はもっと徹底したドタバタにしなきゃね。元妻に付きまとうストーカーまがいの同僚や主人公たちの友人である刑事など、エピソードを膨らませられそうな人物が何人かいるのに、それが生かし切れていないのがもったいない。
(原題:The Bounty Hunter)

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映画|祝(ほうり)の島

Hourinoshima 山口県上関町の祝島を取材したドキュメンタリー映画。この島は中国電力が対岸に計画している上関原発の建設に反対する島として知られているが、映画は反原発を声高に叫ぶより、島の人々の暮らしを丁寧に取材したもの。島の人々の生活や仕事の場に入り込み、じつに細やかに島の人々の表情を記録していく。ただしこの映画、島の地理的な状況や原発計画の全体像などについてはあまりよくわからない。反原発運動や環境保護運動に関わっている人たちにとって、祝島はわりと有名な場所らしい。そうした人たちが、知識と知っていた「祝島」の日常をこの映画を通じて知るのならそれもいいだろう。しかしこの映画で初めて祝島について知る人には、この映画はちょっとわかりにくい不親切な映画になってしまっている。僕は帰宅してから祝島のホームページを見たり、Wikipediaで調べたりした。そしてこうした知識があらかじめ映画の中に盛り込まれていれば、映画はもっと面白くなっただろうにと思った。

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2010.05.12

映画|瞬(またたき)

瞬(またたき) (幻冬舎文庫) 恋人とバイクで出かけた帰り道、トラックと衝突事故を起こして恋人を亡くしたヒロイン。だが彼女は事故当時の記憶を失っている。彼はなぜ死んだのか。彼はどう死んだのか。愛する人の最後の姿を思い出せないヒロインは、たまたま知り合った女性弁護士と共に事故の状況を調べはじめる……という話。人が死んで悲しんでいる話だから、映画が全体として暗く重いものになるのはしょうがない。でもこの映画は登場人物たちが最初から最後まで憂鬱そうな生気のない青白い顔をして、ぼそぼそと低い声でしゃべって、めそめそ泣いてばかりいる。そこにまた、甘ったるい音楽がべったりと張り付いて、気の毒で、可哀想で、悲しくて、胸が締め付けられるような、やるせない、哀切な、ヒロインの気分を盛り立てる。映画を観ているこちらまで憂鬱になってしまう。脚本の構成をもう少し工夫すれば、ここまでどんよりした映画にはならなかったと思うけど。映画の終盤はよかった。だからこれは話が悪いわけじゃない。語り方の問題なんだよな。

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2010.05.11

映画|バード★シット

Brewster_mccloud 1970年にロバート・アルトマンが監督した青春ファンタジー映画。原題は『ブルースター・マクラウド』で、これは鳥のように空を飛ぶことに取り付かれた主人公の青年の名前。これが『バード★シット』という邦題になっているのは、劇中に登場する連続殺人事件で、被害者たちの体に必ず「鳥の糞」がかかっているから。主人公を取り囲む女性たちとの関係や物語の結末なども、寓話的で意味深な象徴的描写に満ちている。ルネ・オーベルジョノワ扮する鳥類学者(?)の解説が物語と直接関係なく並行して進行するなど、脚本の構成もユニーク。音楽の使い方も面白い。既存の物語話法を解体しているわけだけど、こうした手法は結局主流にはならず(当たり前だ)、古典的な物語の中に回収されていくことになる。
(原題:Brewster McCloud)

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2010.05.10

映画|SR2サイタマノラッパー2/女子ラッパー☆傷だらけのライム

Sr2 「埼玉のラッパー」という映画だけど、舞台は群馬じゃん! 『網走番外地/南国の対決』なんて映画もあるわけだから、埼玉が群馬でも構わない。シリーズ映画とはそういう野蛮さを持ち合わせていてこそだ。未来に夢を見ていて高校生たちが、だらだらと20代半ばから後半に差し掛かって「あの頃の夢について語るのがチト恥ずかしい」とか、「今の自分はいったい何をやってるんだ」という気持ちはとてもよくわかるような気がした。何者でもない人間が何者かになろうとしてもがくことが青春映画の必要条件だとしても、もがきつかれてそのまま何者でもないままに終わってしまう人間が多いのだ。この映画のヒロインたちが、何者かになれるかどうかはわからない。でも何となく誤魔化して大人になったふりをするのではなく、「自分はまだ何者でもないじゃないか!」と再びもがきはじめる様子に僕は肩入れしてしまう。ラップについてはよくわかりませんが、青春映画としてはよくできてます。法事の席でラップ合戦とか、よくわかんないけど迫力あるね。

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映画|ゾンビランド

Zombieland - O.S.T. 映画を観て試写室を出てきたら、宣伝会社のTさんから「楽しめましたか?」と声をかけられた。「ええ、楽しかったです」と返事をして会釈したら、さらに「すごく楽しめる映画だと思います」と念押しされてしまった。「楽しい映画」と「楽しめる映画」はニュアンスが違うということなのかもしれない。この映画は「楽しい」のか、それとも「楽しめる」のか。「楽しい映画」というのは観客がただその楽しさを受容すればいいという映画だけれど、「楽しめる映画」というのは観客が積極的に映画に関わり合っていくという意味なのかも。そういう意味では、確かにこの映画は「楽しい」というより「楽しめる」映画なのかもしれない。
(原題:Zombieland)

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映画|ヒロシマ・ピョンヤン/棄てられた被爆者

ヒロシマ・ピョンヤン―棄てられた被爆者 子供の頃に広島で被爆し、その後北朝鮮に帰国して現地で暮らしている朝鮮人女性が、原爆症と思われる病気に苦しめられているのだが、日本と北朝鮮の間には国交がないので治療が受けられずに苦労している……という話。ドキュメンタリー映画には何らかの「批判」が必要だと思うのだが、鋭い批判のためには「批判対象」が明確になっていなければならない。ところがこの映画には、それがない。結局この映画は、何が言いたいのか? 日本の過去の植民地支配を批判している? 北朝鮮に対する戦後補償の問題が批判対象になっている? 北朝鮮に対する外交政策自体が批判されている? 映画は最後に国境に引き裂かれた家族の悲劇に落としどころを作るのだが、これは結局どこも批判できないからそういう「母と娘の物語」に回帰して行かなきゃならなかったということなんじゃないかな。観ていて釈然としない映画だったなぁ。

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『ボーイフレンド』はなぜDVDにならないの?

Twiggy
 ケン・ラッセルの『ボーイフレンド』(IMDb)はなぜDVDにならないんだろうか。DVDどころか、サントラCDすら出ていない。ビデオソフト化されていない映画なんて今どき存在していないのも同じだから、この映画のタイトルすら知らない人は多いんじゃないだろうか。主演は60年代に活躍したスーパーモデルのツィギー。彼女はモデルを辞めた(?)あと女優になって、いろんな映画やテレビドラマに出ているし、ブロードウェイでミュージカルに出たりもしている。僕は1980年代に彼女が主演したミュージカル「マイ・ワン・アンド・オンリー」経由で、『ボーイフレンド』という映画の存在を知り、その後1990年代に日本でこの映画がリバイバル公開されたときに劇場で観ることができた。映画自体はたいしたことないんだけど、カラーでシネスコ画面の中に再現されたバスビー・バークレー風の群舞は見応えがあるよ。

2010.05.09

ブログネタ|柿ピーといえばピーナツ派である


ブログネタ: 「柿ピー」の中身、どっちが好き?参加数拍手

 どちらかといえばピーナツ派だけど、柿の種がまるでない状態も寂しい。バタピーだけを買ってきても飽きちゃうんだよね。

2010.05.07

映画|小さな命が呼ぶとき

Extraordinary Measures 難病に冒された自分の子供たちの命を救うため、自ら製薬会社を作ってしまった男の実話を映画化したもの。ブレンダン・フレイザー演じる父親は実在の人物だが、ハリソン・フォードが演じている科学者は複数の科学者を合成した架空の人物とのこと。しかし映画というのは「出来事」を描くわけではなく、人間同士の「葛藤」を描くものだから、映画としてはこの架空の人物が大活躍して父親としばしば衝突し、ドラマを盛り上げていく。この話は製薬業界ではかなり有名な話らしい。僕は『ロレンツォのオイル』を思い出したけどね。
(原題:Extraordinary Measures)

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映画|おのぼり物語

井上芳雄 from おのぼり物語 [DVD] 小さな雑誌での漫画連載が決まって大坂から上京した主人公。しかし上京直後に雑誌が休刊になってしまい、突然無職になってしまう……という、フリーランスのライター稼業をしている者にはとても人ごととは思えないような映画。僕もいくつもの雑誌の休刊に立ち会ってきました。週刊アスキー(現在のパソコン誌の前にあった総合誌の方)、話題スクープ、記事掲載が1回だけで消えてしまった雑誌もあるし、TOKYO1週間も休刊だな。出版業界は常に流動的だし、出版不況で(景気動向というよりメディアの中心が出版からネットに移っていると言うことかもしれない)雑誌経営はどんどん難しくなっている。編集者が移動して連載が切られてしまうこともある。雑誌という場で食っていくのは結構大変なのだ。まあそんなわけで、とても人ごとではない思いで観ていた映画。主人公は29歳で上京して「無職」になるのだが、僕も映画批評家の看板を上げて仕事を始めたのは30だったなぁ……とか、そんなモロモロがいちいち身に染みる。

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2010.05.06

映画|マイ・ブラザー

Brothers デンマーク映画『ある愛の風景』のリメイクだというが、兵士がアフガニスタン戦争で捕虜になるという設定はむしろアメリカ映画向けだろう。戦争で心に深い闇を抱えて帰還した夫を、家族がいかに受容していくかという物語であると同時に、兵士の心の闇を兵士本人が受容していけるのかを問う映画にもなっている。家族や仲間たちの誰からも慕われ、愛されていた男が、戦争でそんな自分自身を裏切るような行為を犯してしまう。家族との生活に戻った男は何事もないように振る舞いつつ、自分自身はもう家族や仲間たちの愛に応える資格のない人間に成り下がってしまったのだと感じている。自分は誰からも愛される資格がない人間だ。自分自身を愛せない人間が、周囲の誰かを愛せるだろうか? トビー・マグワイアの持つ暗さが全開になる後半の凄まじさ。ナタリー・ポートマンもいい女優になってきたなぁ。
(原題:Brothers)

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映画|華麗なるアリバイ

Kareinaru 原作はアガサ・クリスティの「ホロー荘の殺人」だそうだけど僕は未読。登場人物が多くてそれぞれの関係がわかりにくいのだが、各人物の台詞や芝居の細やかな応酬を楽しむ映画なので、そうしたことが欠点にはなっていないと思う。映画を最後まで観ると、犯人も動機もわかる。しかし僕は映画に描かれていない物語の背後に、ミュウ=ミュウ演じる女主人の密やかな「悪意」を感じずにはいられない。なんだってこんなメンバーを一箇所に集めちゃったんだよ。問題だらけの人間関係を一堂に勢揃いさせて、目の前に実弾入りの銃まで並べておくんだからたちが悪いよ。(あ、いけね。これじゃミュウ=ミュウが犯人じゃないということがバレちゃうね。ネタバレでした。)
(原題:Le grand alibi)

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映画|レギオン

Legion 人間の悪行にほとほと嫌気がさした神様は、「もう二度と人間を滅ぼそうとしない」というノアとの約束を反故にして人間の殲滅を決意。しかし天使軍団の総大将ミカエルは「まだ人間を信じたい!」とたったひとり神に反逆し、盟友ガブリエルが率いる天使軍団(レギオン)を向こうに回して人間と共に戦うことを決意した。物語のほとんどが荒野のドライブインだけで展開するという低予算のB級オカルトアクション映画だが、話にまだまだ未整理な部分が目立つなど映画の完成度としては三流品。キャスティングに難がある。ミカエルは天使軍団の総大将なのだからマッチョ系の男優が演じてもいいけど、ガブリエルは受胎告知に登場する中性的な顔立ちの天使のはず。(天使にはそもそも性別なんてないんだけど。)ガブリエルは女優に演じさせれば面白かったのにね。
(原題:Legion)

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2010.05.01

携帯ポンプを購入

 自転車の空気が甘かったので、携帯用のポンプを購入した。ホームセンターで1,270円。プラスチックの軽いものだけど、ちゃんと空気は入る。ただし乗っていた自転車が小径なので、ポンプの差し込み口がハブにひっかかって(特に後輪は内装変速機付きなのでたいへん)、こりゃ使えないんじゃないの?と思ってしまった。なんとか工夫して差し込みましたけどね。これはウェストポーチに入るので、今度自宅のママチャリの空気もこれで入れてみようと思う。

今日はポタリング日和

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 午前中から自転車で外出。中央本線沿いに、甲府駅、石和駅、山梨市駅へと移動していく。上記写真は石和駅前。なんだかんだで自転車のメーターは38キロ強になったけれど、実際にはもうちょっと少なめで35キロぐらいかな。もうちょっと乗れるような気もした。走ることだけが目的だから、50キロぐらい走れるといいかな。ただ今日戻ってくる途中で、ペダルを踏み込む足もとに違和感。チェーンかBBか、駆動系に何か問題があるような気がする。というわけで、明日からはあまり遠出をせずに、ちまちまと近場を走るだけにする。いざとなったら、自転車を降りて押して戻って来なきゃならない。せいぜい5キロ以内かな。

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