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2010.12.20

映画|ブローン・アパート

Blownapart 愛する人を、同時に裏切ることは可能か? それがこの映画のひとつのテーマ。近所の男と浮気の最中に、夫と息子をスタジアムの爆弾テロで亡くした若い母親。彼女は家族を愛しながら裏切っていたわけだが、この映画の中には同じように家族を愛しつつ裏切る人たちが大勢登場する。ここで描かれているのは、人間が抱えている愛の矛盾だ。もうひとつ、映画の原題(Incendiary=焼夷弾)が表しているのは、傷つき破壊し尽くされた世界が、いかに再生して行くかという問題。ナチスドイツの爆撃されて瓦礫の山になったロンドンは、やがて力強く復興した。そこに暮らすヒロインが、家族の死という痛手をいかに消化し乗り越えていくか。物語はここに、爆弾テロに隠された「冷酷な真実」などをからめていくのだが、このあたりがうまくまとめきれないまま、物語の着地点が曖昧になっているような印象も受ける。恋愛ドラマでも、愛欲のドラマでも、犯罪ミステリーでもなく、すべてが中途半端な感じに小さくまとまってしまったかも。主演のミシェル・ウィリアムズは良かった。1月29日公開。銀座シネパトス、シネ・リーブル池袋。

(原題:Incendiary)

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映画|恋とニュースのつくり方

Koinews 視聴率低迷にあえぐ朝の情報番組のプロデューサーに雇われたヒロインが、扱いにくいベテラン女性キャスターやプライドばかり高くて使えない報道出身のベテランキャスターに翻弄されながら、だめ番組を局の看板番組に押し上げて行く姿を描くサクセスストーリー。『プラダを着た悪魔』の脚本家アライン・ポロッシュ・マッケンナのオリジナル脚本を、『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェルが監督。主演はレイチェル・マクアダムスだが、プライドばかり高くて性格の悪いベテランキャスターを演じたハリソン・フォードが良かった。マスコミ嫌いでプライベートショットではいつも不機嫌そうな顔をしているフォードのイメージと、映画の中で作られている人なつっこくて暖かい人柄のイメージが、この映画の中では見事に融合している。マクアダムスやダイアン・キートンが仮に別のキャスティングになっても、この映画の雰囲気はあまり変わらなかったかもしれない。でもフォードが別の役者に変わったら、この映画はずいぶん違うものになっただろう。この映画のカラーを決めているのはフォードだと思う。2月25日公開。丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。

(原題:Morning Glory)

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2010.12.19

冬景色

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 Flickrに投稿した写真からリンクを引っ張ってきた。先週に引き続いての日比谷公園だけど、先週よりだいぶ冬らしい気配。あと1週間でクリスマスだもんね。

2010.12.17

映画|アンチクライスト

Antichrist ラース・フォン・トリアー監督の新作は、事故で幼い我が子を失った夫婦のドロドロ愛憎劇。しかしこの愛憎の度合いが半端じゃない。観ているこちらが付いていけず、ほとんどあきれ果てて苦笑するしかないレベルにまで達してしまう。美しいシーンも多いが、それに負けず劣らずグロテスクなシーンもたっぷり。ウィレム・デフォーの脚にドリルで穴を開けて砥石をボトルで留めてしまうとか、シャルロット・ゲンズブールがハサミで自らのクリトリスを切断してしまうとか、見るも無惨なシーンに口あんぐり。脚に砥石をボルト止めされた激痛でのたうち回るウィレム・デフォーが、狐の穴に潜り込んでなぜかカラスを殴り殺す羽目になるシーンなんぞは、残酷さとグロテスクを通り越してもう観ていてクスクス笑い出しそうだった。これって、ねえ、これってギャグですか? ギャグなんですか?

(原題:Antichrist)

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2010.12.14

日比谷公園

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 日曜日に出かけた日比谷公園の様子。銀座のデパートでお弁当を買って、公園の陽当たりのいいベンチで食事。その後、公園内をぶらぶら歩いてました。晴れていて風もなく、散歩にはいい日です。公園内の遊具などが整備されていて、子供たちも大勢遊んでました。以前はもっと、陽当たりが悪くてしょぼい印象があったんだけどなぁ……。

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2010.12.13

映画|ワラライフ!!

Wararaifu キム兄こと木村祐一の監督第2作目。1作目の『ニセ札』を観ていないのだが、この映画に関して言えば「狙いはわかるような気がするけど映画としては弱いなぁ……」という感じ。お笑いコンビ「しずる」の村上淳というのを僕は初めて観たのだが(お笑いにまったく疎いのだ)、周辺の厚みのあるキャストに比べるとちょっと弱いというのがまず第一の欠点。主人公の「現在の状況」が時系列に進行する中に、時折過去の小さな出来事が断片的に挿入されていくというのは『おもひでぽろぽろ』と同じ形式か。しかし現在にも過去にもあまり大きなドラマがないので、映画には物語としてのコクも満腹感もない。連作の掌編映画みたいなもので、面白いと言えば面白いのだけれど、時系列が断続的に区切られてしまうので映画の中に素直に入り込むことができなかった。特に序盤はかったるい。中盤からは映画の構成にも馴れてきて面白く観られる部分もあるが(ゴキブリのエピソードは傑作)、それでも1本の映画としての満足感は希薄だなぁ。

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2010.12.10

映画|名前のない少年、脚のない少女

Namaenonai 孤独な少年が、ネットの中で写真や動画を公開している少女に恋をする。だが彼女はもうこの世にはいない。人が死んだ後も、ネットの中にはその人の生きた痕跡が残る。ネットの中では、膨大な数の「死者」たちが今も生きているかのように訪問者に語りかけ、自分自身のメッセージを伝え続ける。僕もブログだのSNSだのTwitterだのいろいろなサービスを利用しているので、場合によっては僕が死んだ後もそれらの場所に残した文章や写真が残ってしまうのかもしれない。映画瓦版とこのブログは有料サービスなので、たぶんカード決済が止められたり先払いしているサーバのレンタル料が使い果たされた時点でデータが消える。でもGmailのアカウントは生き続けるだろう。Twitterのアカウントも生きているかもしれない。もちろん、まったく未利用なままどこまでそれが許容されるかはわからないけれど……。

(原題:Os Famosos e os Duendes da Morte)

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映画|ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国

Ultramanzero 昨年公開された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の続編だが、配給は前作のワーナーから古巣の松竹に戻った。内容的には一応前作との連続性があるようだが、それはウルトラマンゼロとウルトラマンベリアルの因縁といった部分であって、ストーリーそのものはまったく新規仕切り直し。なにしろ今回の物語は、それまでとはまったく別の宇宙で行われるのだ。円谷プロが過去に制作したウルトラシリーズ以外の特撮ヒーローが、リニューアルされて登場するのが見もの。ミラーマン(1971)はミラーナイトに、ファイヤーマン(1973)はグレンファイヤーに、ジャンボーグA(1973)はジャンボットに生まれ変わっての再登場。「さけべナオ!」に大興奮。耳の奥では聞こえないはずの子門真人の歌声が、幻聴のようにリフレイン。

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2010.12.09

映画|サラエボ,希望の街角

Naputu サラエボに住むルナはキャビンアテンダントで、同棲中の恋人アマルは航空管制官。しかしアマルはアルコール依存症気味で、とうとう勤務中の飲酒がばれて半年の休職と降格を命じられてしまう。アマルは戦友のバフリヤと再会し、彼に誘われるままに急進的なイスラム原理主義のグループに肩入れしてゆく。仲間たちの支援もあり、アルコール依存を脱することができたアマル。しかしその言動はイスラム原理主義そのものになってしまう。ルナはボスニアの伝統的なイスラム教徒だが、アマルの急激な変化にとてもついて行けない。やがてアマルの信仰が、ふたりの関係を少しずつ蝕んでゆく……。恋人が敬虔なイスラム教徒になって大変!という話なのだが、この映画では主人公のルナや家族もまたイスラム教徒だから、これは異なった宗教の対立というわけではない。アマルの信仰はボスニアの中では異様なものだが、アラブならごく普通のもの。まあこの映画自体は宗教そのものがテーマではなく、戦争で傷ついた心をいかに癒していくかというものなのだろう。ある人はそれを家族の絆に求め、ある人は宗教にそれを求める。ヒロインのルナがかつて自分たちの住んでいた家(両親はそこで殺され、殺した者たちが家を奪った)を訪れると、今そこに住んでいる少女が「あなたはなぜ出ていったの?」と言うシーンが印象的。彼女は戦争を知らない世代なのだ。ルナが少女を悲しげな、それでいて愛おしそうな目で見つめる姿は心に残る。監督のヤスミラ・ジュバニッチは前作『サラエボの花』も良かったけど、今回の映画の方がずっといい。宗教がらみの話なので、それにひっかかってしまう人も多そうだけど……。

(原題:Na putu)

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2010.12.08

映画|デザートフラワー

Desertflower アフリカの貧しい遊牧民の娘として生まれ、スーパーモデルになったワリス・ディリーの伝記映画。タイトルになっている「砂漠の花」とは、ソマリアの言葉で「ワリス」という名前に込められている意味だという。だからこれはワリス自身の名前をタイトルにした映画。13歳で結納金目当てに老人と結婚させられそうになり、親戚を頼ってたったひとりで数日かけて砂漠を横断。その後、親戚のつてを頼ってロンドンのソマリア大使館でメイドとして働くようになるが、祖国の政変で大使館閉鎖が決まると、パスポートだけを持って大使館を逃げ出し、一時はゴミ箱をあさるホームレス生活。やがてハンバーガー店で清掃作業の仕事をしているとき、有名な写真家に見出されてモデルの世界へと踏み出してゆく。ここだけ見れば、波瀾万丈のシンデレラストーリー。しかしこの映画は、ワリス自身のFGM(女性性器割礼)の告白をからめて、特に後半では物語の焦点が定まらなくなってしまう。モデルとしてのキャリアについての説明もわかりにくく、映画としてはあまりまとまりのいいものではない。それでもこの映画が持つ「実話」としての迫力には息を呑むばかり。

(原題:Desert Flower)

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2010.12.06

上野公園

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 最近あれこれ忙しくてほとんど映画にも行けませんが、日曜日に上野動物園に行ってきました。動物園でお弁当食べて、その後ぶらぶら歩いて秋葉原まで出て、電車で帰宅するというのがいつものルートです。

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