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2010.06.26

映画|春との旅

Harutonotabi_2 仲代達矢扮する元漁師の老人が孫娘との二人暮らしを解消し、自分の世話をしてくれる兄弟を探して旅をする物語。仲代達矢が上手いのは当然わかりきったことなのだが、孫娘の春を演じた徳永えりがとてもよかった。老人の兄弟たちはみんな老人の受け入れを拒絶するのだが、それは感情的なもつれもあるが、それぞれの生活の事情というものもある。そうした人情と生活のひだを丁寧に描いているのがいい。途中何度かホロリとさせられるシーンがあった。最後に祖父と孫娘が、閉店間際のソバ屋でソバを食うシーンの良さ。脚本もいいのだが、その脚本を完全に俳優に委ねてしまうことで、見事に生身の人間の血肉が通った作品になっている。

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12:15 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

RAILWAYS オリジナル・サウンドトラック エリートサラリーマンの中井貴一が、友人の死や家族の病気といったことから自分の人生を振り返り、子供の頃からの夢である「電車の運転士」になるため、故郷出雲のローカル鉄道に入社する。東京での研修を終え、試験に合格し、無事運転士になったのだが……という物語。中井貴一が会社利益のために冷酷に振る舞うエリートサラリーマンと、子供時代の夢実現に無邪気に喜ぶ男を、矛盾しないひとつの人格として見事に演じている。これは中井貴一という俳優が持つ2つの個性を、どちらも十分に生かした企画なのだ。どちらの顔も、嘘くさくならずに演じられるのは中井貴一ぐらいしかいないのではないか。他の俳優が同じ役を演じると、サラリーマン時代と運転士時代のどちらかが「仮の姿」を「無理して演じている」ように見えてしまったように思える。松竹配給の作品だが、松竹映画らしく最後は家族の物語に落とし込んでいくのがいい。

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09:40 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2010.06.23

映画|フローズン

Flozen 終末だけ営業している小さなスキー場で、営業終了間際のリストに乗り込んだ3人の若者が係員に忘れ去られてリフトに取り残されてしまう。ダイビングに行った客が海に置き去りにされてしまう『オープン・ウォーター』という映画があったが、これはそのスキー場版みたいな話。これはアイデアが面白い。雪山で野宿する羽目になるなら、雪洞を掘って野宿するとか、まだ何とか身のほどこしようがあるような気がする。しかし主人公たちがいるのはリフトの上なのだ。空中に宙釣り。地面は十数メートル下なのだ。助けを呼ぶには、まずその高さから地上に飛び降りなければならない。じっと助けを待つとしたら、次にリフトが動き始めるのは5日後。それまで飲まず食わずのまま、夜は零下数十度にもなりそうなリフトの上で過ごすのか? 基本的にワンアイデアのストーリーなので、30分ぐらいの短編映画にした方がきりりと引き締まった映画になったかも。1時間半分のアイデアはたっぷり詰まっていて退屈はしないのだが、映画を観終えるとちょと疲れるんだよなぁ。ま、それも作り手の意図にしっかりはまってしまった証拠なんだろうけど。
(原題:Frozen)

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03:30 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック