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2010.07.02

映画|おにいちゃんのハナビ

Onihanabi 白血病治療で半年ぶりに退院した女子高生が自宅に戻ってみると、そこでは高校を卒業した兄が引きこもりになっていた。妹は兄を部屋から出そうとあれこれ画策して、ようやく部屋から引っ張り出すことに成功。兄は妹に即されるようにアルバイトをはじめるなど、少しずつ普通の日常生活を取り戻していく。だがそんな妹の身体を、少しずつ病魔が蝕んでいった……。ジャンルとしては「難病もの」ということになるのだろうが、「難病です」「死んじゃいます」「可哀想です」ということをあまりゴリゴリ前に押し出さず、限られた時間の中で妹が兄を助けるという物語になっている。日本文化の根っこにある「妹(いも)の力」を感じさせる物語。そこに新潟というローカリズムが組み合わさって、じつにいいムードなのだ。兄妹を演じた高良健吾と谷村美月もいいのだが、両親を演じた大杉漣と宮崎美子が素晴らしい。大杉漣が息子と並んで食事をするシーンに、僕はもう泣いてしまうのだ。クライマックスで父親が息子を抱きしめるシーンは、泣けるやら笑えるやらの名場面。夜空に大輪の花を咲かせる花火が主役とも言える映画なので、これは暗い映画館のスクリーンの中で観るのがいいはず。DVDだとたぶん感動は半減すると思う。

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2010.06.30

映画|シングルマン

A Single Man 長年一緒に暮らしていた恋人を事故で失い、色褪せた日々の中で死ぬことばかり思い詰めている男が、新しい出会いや周囲の人間関係の再確認を通して再び生きる意欲を取り戻すという話。まあ話自体は陳腐といえば陳腐なのだが、色褪せた日常を文字通り色を抜いた映像で見せたり、そこに日が差してわずかな温もりが蘇るように新しい色がふんわりと差し始めるといった表現が、紋切り型ではあってもなかなか面白い。しかし表現が紋切り型であればあるほど、それをはみ出した俳優たちの演技の切れ味が冴える。主人公を演じたコリン・ファースは見事だし、ジュリアン・ムーアも良かった。主人公が物語の途中で出会うスペイン人の男がなかなかいい。モデルだそうだが、存在感たっぷり。主人公を救うことになる青年は、それに比べるとちょっと弱いかな。これはこれで、こういう役ではあるんだろうけど……。
(原題:A Single Man)

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映画|花と蛇3

Hanahebi3 団鬼六の代表作「花と蛇」の何度目かの映画化だが、今回「3」と付いているのは最近杉本彩主演で同じメーカー製作の映画が2本あったため。話自体は別につながっているわけではなく、今回の映画はこれだけで独立した作品になっている。『完全なる飼育』シリーズみたいなものだ。コンセプトが同じ、原作が同じなら、どんどんシリーズにしてしまう。原作「花と蛇」は未読なのだが、この映画については陵辱され調教された女が最後は男を魅了し支配するという形で「O嬢の物語」と同一路線になる。この手のSM映画って、結局は「O嬢の物語」から脱出できないのではないだろうか。とはいえ、「O嬢の物語」にも元になるストーリーがあるんだろうけど。主演の小向美奈子はグラマーで良い。特に後ろ姿、背中のあたりの肉付きにポッチャリとボリューム感があるのがイイね。

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2010.06.29

映画|シャングリラ

Chugoku2010 「中国映画の全貌2010」で上映される、台湾・中国合作映画。交通事故で幼い息子を亡くした女性が、息子の残した宝探しの地図に導かれてヒマラヤ山麓のシャングリラを訪問し、そこで不思議な出会いを体験するという物語。シャングリラというのはヒルトンの小説「失われた地平線」(2度映画化されている)に登場する架空の国の名前なのだが、これが2001年から中国で実在の地名として使われているのだという。台湾からは飛行機の直行便があるらしい。映画に出てくるシャングリラはなかなか魅力的な場所で、そういう点でこれは観光映画としては成功しているのだろう。話の構成はそれほど新しさを感じないのだが、登場する風景が抜群にいいので「ああ、いい映画だなぁ」と思わされてしまう。映画にとってロケーションがいかに大切なのかという好例。

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