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2010.07.10

映画|それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌

それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌 劇場版アンパンマンは毎回かなりシリアスなテーマを持ち出してくるのだが、今回の映画でテーマになっているのは幼児虐待。母親が自分の娘を徹底して洗脳し、世間の幸せは本当の幸せじゃない、笑ってはいけない、歌ってはいけない、美味しいものを食べてはいけない、楽しんではいけないと教え込む。だが成長した娘はそのことに少しずつ疑問を持つようになる。昔話「白雪姫」や「ヘンゼルとグレーテル」の中で母親が継母に変えられているように、この映画でも母親は継母に変えられている。その継母は最初から悪い人であり、悪いたくらみがあって子供を育て、自分の利益のために子供を奉仕させ、役に立たなくなると放り出す。でもこの物語構造自体は、一皮剥けば実際の親子関係の写し絵に他ならない。ところで同時上映の『はしれ!わくわくアンパンマングランプリ』を観ていて思ったんだけど、アンパンマンの住む世界は「アンパンマンワールド」で、そこではアンパンマンの名前を冠したレースが行われているって、いったいアンパンマンさまは何ものなんだよ。交換した後の、使い古したアンパンマンの顔の行方はいつも気になる。

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10:10 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2010.07.08

映画|アウトレイジ

映画 アウトレイジ 北野武の新作をやっと観た。バイオレンス描写がいろいろと話題になっているのだが、それがエスカレートしすぎてむしろ暴力を巡るファンタジーになっている。バイオレンスシーンの中にどぎついユーモアがあり、全身鳥肌が立って毛穴が開くような戦慄と同時に、観ていてつい口元がゆるんで笑い出してしまいそうなシーンが連続するのだ。例えば椎名桔平がラーメン屋の主人を拷問するシーンは最高だった。厨房に乗り込んでいく前の若い店員とのやり取りや、緊迫して殺気がみなぎる店内に事情のわからない客がふらふら入り込んできてしまうくだりには吹き出しそうになる。組織の上下関係の中で無茶な命令を飲まされたり、命令通りに仕事をしているのにその責任を取らされたりと、ここで行われている話はまるでサラリーマン社会そのもの。この話のモチーフは、要するに巨大組織のリストラ話なのだ。末端同士を競わせ、争わせ、そのあげくに難癖を付け、成果を取り上げて、最後は潰してしまう。椎名桔平が最高に良かったのだが、その最後が登場するヤクザたちの中では一番トホホなところに、北野監督のこの映画に対する製作意図のようなものが見える。みんなかっこ悪いのだ。三浦友和も、最後のあの格好には悲しくなっちゃうよなぁ……。

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03:50 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2010.07.05

映画|ベンダ・ビリリ! 〜もう一つのキンシャサの奇跡

屈強のコンゴ魂 アフリカ・コンゴ民主共和国の首都キンシャサの路上で暮らすホームレスやストリートチルドレンたちが、ガラクタ楽器を持ち寄って自作の楽曲を演奏。小児麻痺の後遺症で車椅子の彼らは、観光客から小銭を恵んでもらって生活する毎日。しかしたまたま別の仕事でコンゴを訪れていたフランスの映像作家が、そのパワフルな演奏に魅了されて「こいつらのCDを作るしかない!」と決意する。それから5年。CDが発売されて彼らは一躍世界中の脚光を浴びることになる。この映画で一番衝撃的なのは、彼らがいよいよワールドツアーに出かけるというその日の様子。彼らはツアーに出かけるその日まで、路上で暮らしている。コンクリートの上に敷いた段ボール。道の片隅に作ったテント小屋。まるっきりのホームレスなのだ。それがいきなりワールドツアーに出て、大喝采を浴びる。
(原題:Benda Bilili!)

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