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2010.07.23

映画|ソルト

Salt CIAに突然情報提供を持ちかけてきたロシア人スパイから、ロシアの潜入スパイだと名指しされたCIA職員のイヴリン・ソルト。彼女は身柄を拘束しようとする同僚たちの手を逃れ、どこに向かうのか? 彼女は本当にロシアのスパイなのか? それともこれはロシアのスパイを自称する男の陰謀なのか? アンジェリーナ・ジョリー主演のサスペンス・アクション映画。アンジーのアクション映画には『トゥームレイダー』シリーズなどもあるが、これはそれよりずっとリアリスティックな設定の映画。とはいえ内容的には荒唐無稽。潜入スパイものとしては韓国映画『シュリ』の方がずっとリアルだったと思うけど(潜入スパイが情報機関に接近して大統領暗殺というところまで同じ)、まあそれはそれでハリウッド映画だし……。Wikipediaによればこれはもともとトム・クルーズ主演の『エドウィン・A・ソルト』という映画として企画されていたそうで、それが二転三転してアンジー主演映画になったらしい。
(原題:Salt)

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2010.07.21

映画|TSUNAMI ツナミ

Tsunami 韓国の海岸リゾート地ヘウンデ(これが原題)を、高さ100メートルという巨大津波が直撃するディザスター映画。映画中盤まではヘウンデで暮らす人々の生活ぶりを描写していくのだが、何しろ映画のタイトルからして「津波が来る」ことは明らかだし、その規模が「メガ津波」なのも明らかなので、ここに登場する人たちは殺されるために登場してくるだけの人たち。そんなわけで、ドラマ部分はちょっとねぇ……。大災害でいろいろな人間ドラマが交錯する話って、『ディープ・インパクト』とか先行作品がたくさんある。もっとも『ディープ・インパクト』も既に12年前の映画だから、似たようなコンセプトの映画を再度作ってもいい頃合いなのかもしれない。津波のシーンはハリウッドに外注したそうで、映像の迫力は満点。しかし登場するエピソードにせよ、大災害に対する人々のリアクションにせよ、どうも紋切り型で新鮮味がないような気がしてならない。大災害が来たらどうなるかというシミュレーションも甘いし、人間ドラマもすべて食い足りない感じ。チンピラを演じたキム・イングォンは、『シークレット』にも出ていたなぁ……とか、そういうレベルで反応してしまった。
(原題:Haeundae)

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映画|死刑台のエレベーター

死刑台のエレベーター 1957年に製作されたルイ・マル監督のデビュー作。勤め先の社長夫人と不倫関係になった男が、夫人と共謀して社長を殺す。自殺に見せかけた完全犯罪。しかし犯行直後に実行犯である男が会社のエレベーターに閉じ込められてしまう。有名な映画だが初めて観た。犯罪スリラーとしてとてもよくできていて、モノクロームの映像と、マイルス・デイビスのサウンドトラックが最高にスタイリッシュだし、最後のオチも秀逸だ。ジャンヌ・モロー扮する社長夫人が男を利用しているわけではなく、本当に彼を愛しているということが映画の最後の最後にわかる。しかしその愛が、無残に引き裂かれていく。まあ自業自得ではあるのだが、こういう味わいこそフランス映画だね。『太陽がいっぱい』にも似たような味わいがある。この映画を日本でリメイクしていて、僕も近日そのリメイク版を観る予定。50年以上前だからこそ有り得た物語を、現代の日本にどう置き換えるのか見ものだ。
(原題:Ascenseur pour l'échafaud)

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2010.07.20

映画|シークレット

Secret 1年前に自らの過失で娘を事故死させて以来、キム刑事と妻の関係はすれ違いを続けている。ある日殺人事件の現場で、キムはその場に妻がいた痕跡を見つける。片耳だけのイヤリング、飲みかけのワイングラス、ちぎれたボタン。それらが警察の手に入ってしまえば、妻は事件の最重要容疑者だ。キムはあわててそれらの証拠を隠滅するのだが……という話。話の筋立ては悪くないのだが、そもそも主人公と妻の関係が険悪になっているので、なぜそこまで彼が妻をかばおうとするのかがわからない。刑事が現場の証拠を隠して右往左往という話にするなら、ここにはもっと別のカセが必要だったのではないだろうか。「悲劇とは近くで観た人生で、喜劇とは離れて眺めた人生」だとチャップリンは言ったが、この映画は主人公に共感できないという時点で「離れて眺めた」ものになってしまい、主人公の演じるドタバタがすべて滑稽に見えてしまう。演奏会の会場から妻を救出しようとするシーンなど、典型的な追っかけアクション、スラップスティック・コメディではないか。
(原題:Secret)

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映画|ナイト・トーキョー・デイ

Nighttokyoday 「東京の音の地図」という原題が、なぜ『ナイト・トーキョー・デイ』という邦題になってしまうのかは疑問。これは田中泯が演じる録音技師が、親しい若い女の死を悼んで綴った物語。映画にはこの録音技師のモノローグが全編についているのだが、映画を観ればわかるように、この録音技師はヒロインの行動すべてを観ていたわけでもないし、彼女から話を聞いていたわけでもない。技師の手もとにあるのは、彼女との会話を録音したいくつかのデータと、彼女との思い出だけ。この技師はそうした小さな手がかりをもとに、女性殺し屋とターゲットになった男の悲恋という物語を作り出したのだ。物語の筋立てが、台詞が、設定が、やたらとドラマチックなのは、きっとこの録音技師がハードボイルド小説や犯罪映画のファンだったからに違いない。録音技師はわずかな現実を「記録」し、そこからひとりの女の愛と死を「記憶」する。娘を失った社長は残されたビデオ映像の「記録」をもとに、娘との関係を「記憶」する。記録と記憶の頼りない関係性が、この映画のテーマかもしれない。
(原題:Map of the Sounds of Tokyo)

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