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2010.08.13

映画|食べて、祈って、恋をして

Eatpraylove ジュリア・ロバーツの新作。バツイチのアラフォー女が、世界を股にかけて自分探しの旅をするという話。イタリアに行って食べまくり、インドに行って瞑想三昧、そしてバリ島で新しい恋に出会う。映画の導入部でヒロインの結婚生活が破綻し、その後、イタリア編、インド編、バリ島編とリレーしていく構成。この映画の問題点はまず長いこと。2時間20分もある。僕はこの日この映画が4本目だったので、これがちょっと辛かった。またイタリア・インド・バリ島では、イタリア編が一番面白くて(観光映画としても現地滞在記としても興味津々の内容)、インド編はイマイチ(物語の舞台が瞑想道場にほぼ限定されているので旅映画としての面白さはほぼゼロ)、バリ島編は俳優の魅力(相手役はハビエル・バルデム)で何とかなっているという印象なのだ。映画前半の面白さが、中盤から後半にかけて維持できていないのが残念。それでも全体としては面白い映画だし、気力体力が充実している時に観ればまた違う印象になると思うけど。
(原題:Eat Pray Love)

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06:00 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|メッセージ そして、愛が残る

Afterwards 大手法律事務所に勤める弁護士ロマン・デュリスを、大病院の医局長ジョン・マルコヴィッチが訪ねてくる。彼は人間の死期が見えるという特殊な能力の持ち主で、人間が最後に自分自身の命を見つめ、親しい人たちと別れを告げられるように取りはからっているのだという。彼が自分を訪ねてきたということは、自分の死期が近いということか? デュリスは別れた妻子と和解したいと願うのだが……という話。いい話かもしれないけど、これは映画の語り口を間違えてる。映画の前半から中盤まではオカルト風のサスペンス・スリラー路線で観客をハラハラドキドキさせて、終盤から感動モードにシフトチェンジするべき映画だった。ところがそれを最初から感動モードにしようとするから、なんだか回りくどくてイライラさせられる映画になってしまう。
(原題:Afterwards)

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映画|インセプション

Inception 映画館は混んでいた。しかしこの映画を観て、いったいどれだけのひとが満足するんだろうか。映像的には「これはスゴイ!」という部分がいくつか存在するのは確かなのだが、その多くは既に予告編で観ているので新鮮な驚きはない。予告編より長い時間その映像が観られるというだけのことだ。夢の中の夢、さらにその中の夢という多重構造のアイデアは、ホラー映画などでこれまで何度も描かれてきている。(ただし方向としては逆。夢から覚めると、それがまだ夢の中だったという描写が多い。)主人公夫婦に起きた事件の真相が語られた時点で、映画の最後のオチも予想できてしまうのは、この映画では話の構造が入り組みすぎていて、映画を観ながら観ている側があれこれ考えたり勘ぐったりしているからだ。観客が映画の中で起きていることをスッキリとクリアに理解した上で、その理解を裏切るようなことをしないとな。ただしそうするとこれは、単なるB級風のスリラーになってしまうのかも。
(原題:Inception)

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12:00 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|ちょんまげぷりん

Chonmage 江戸時代の侍が現代にタイムスリップして、バツイチ子持ちOLの部屋に居候。家事をやっているうちにケーキ作りに目覚め、人気パティシエになってしまうというコメディ映画。江戸時代の侍と現代OLの文化ギャップがいろいろと面白いのだが、このふたりの気持ちのつながりやすれ違いを描くラブストーリーとしては隔靴掻痒のもどかしさ。これは脚本段階で何か足りないのだろう。ストーリーを追っている分には飽きないのだが、映画を観終えた後にあまり何も残らない。映画の中にはもっと大きなテーマにつながる話のタネのようなものがたくさん散りばめられていると思うのだが、それがタネのまま放置されているのがもったいない。脚本を各段階でもっと内容を整理して、足腰の強いものにしてほしかったなぁ……。

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09:20 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2010.08.12

新メルマガの創刊準備

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 現在新しいメルマガを創刊するための準備をしている。メルマガは以前も出していたのだが、それは映画瓦版に毎日2〜3本の映画評が掲載されているような時期に、何ヶ月も前に観た試写の感想へのリンクがすぐ見つかるように作ったリンク集だった。タイトルは「映画瓦版・今週の目次」。今回はそれとは趣向を変えて、メインを映画コラムにする。メルマガのタイトルも「週刊・映画コラム瓦版」。タイトルにあまり凝らないのではなく、こういうものはタイトルを一目見ただけで中身がすぐわかる方がよろしい。

 とりあえずサンプル号を作り、以前のメルマガに登録してくれていた読者向けの挨拶を載せた創刊準備号を作って……というのが現在の状態。この創刊準備号が8月23日(月)発行。本格的な新創刊号は9月から毎週月曜日発行にする。間際に原稿を書くのは苦しいので、できれば9月発行分の原稿については1ヶ月分まとめて、8月中には書き上げておきたい。

 なにぶんお金になる仕事ではないのでモチベーションがなくなればすぐ廃刊してしまいそうだが、映画瓦版自体がお金にならない仕事だから、メルマガもその延長のようなものか……。

05:51 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

2010.08.11

映画|nude

Nude AV女優みひろの自伝的小説を、『童貞放浪記』や『結び目』の小沼雄一監督が映画化。新潟出身の普通の女の子が上京して、渋谷でAV事務所にスカウトされて、最初のうちはヌードグラビアなどをやっているのだが、そのうち仕事のステップアップとしてVシネマに出演するようになり、そこからさらにAVに出演するようになる。正直これは若い女の子の絵に描いたような「転落ストーリー」に他ならないのだが、映画はその「転落」の道筋に、彼女なりの自己実現の物語を重ね合わせている。しかし僕はこの映画がやはり腑に落ちない。物語の中では彼女の親友が「あなたを理解できない」と絶交してしまうエピソードが綴られているのだが、これはどう考えたってこの親友の方が正論だ。お金に困っているわけでもない、明確な何かしらの目標があるわけでもない、友人もいれば恋人もいる。それがただ何となくヌードモデルになり、Vシネのお色気女優になり、AVに出演するという「動機」が僕にはよくわからない。もちろんヒロインの行動が唐突に見えないように、映画の中ではいろいろと目先の理由付けはしている。でもそれがヒロインに行動をうながしている「動機の根っこ」には到達していないように思う。

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映画|乱暴者の世界 THE INDEX GUN

Ranbomono 恋人と同棲中のフリーターの青年が、デート中のレストランで見かけた奇妙な男。彼は店員から「先生」と呼ばれ、ティッシュペーパーで支払いをして出ていった。「集団催眠か何かだろう」と考える青年。だがその男は、突然青年の前に姿を現して「僕の世界から出て行け」と言う。男は無限に存在するパラレルワールドを自由自在に移動し、自分の周囲に自分にとってのみ都合のいい世界を創り上げているのだ。だが青年は自分では意識しないまま、男の世界に一緒に移動しているのだという。男は青年を排除するために、青年が存在することを誰も認めない世界を創り上げる。恋人を奪い、バイト先を奪い、青年は何者でもない誰かとして世界に放り出されるのだが……。これは面白かった。「何者でもない誰かが何者かになろうともがく物語」というのは、僕の定義する青春ドラマにぴったり。「他人の世界に寄生せず、自分自身で世界を作れ!」というのが、この映画のメッセージだ。

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2010.08.09

映画|半次郎 HANJIRO

Hanjiro 幕末の薩摩藩士・中村半次郎、明治期になってからは陸軍少将・桐野利秋。西南戦争で西郷隆盛と共に戦い、城山の戦いに散った男の波乱の生涯を、鹿児島出身の榎木孝明主演で映画化した伝記映画。西南戦争はこれまで何度も映像化されているのだが、戦争の悲惨さ凄惨さという点では今回の映画が一番迫力がある。画面から血や火薬の匂いが漂ってきそうだ。出演者も豪華だし、それぞれサマになっている。榎木孝明は自ら企画した映画ということもあって役に対するのめり込みようは半端ではないし、親友の永山弥一郎を演じたAKIRA(EXILE)も良かった。AKIRAは『山形スクリーム』や『ちゃんと伝える』より、今回の映画の方が良かったな。津田寛治の別府晋介もなんだかスゴかったな。物語の語り手になる京都時代の恋人は便宜上作られた架空の人物かと思ったら、Wikipediaには京都時代に撮った写真というのが紹介されていた。実在の人物だったのね……。

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