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2010.09.24

映画|ソフィアの夜明け

Easternplays 昨年の東京国際映画祭で『イースタン・プレイ』として上映され、東京サクラグランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞の3冠を達成した作品。僕も昨年映画祭で観ているのだが、今回改めて観ると、トルコ人少女ウシェルが帰国してしまってからが結構長い映画であることがわかる。結局この出会いというのは、ひとつの触媒でしかないのだろう。(映画を観た後で改めてプレス資料を読んだら、監督自身もそんなことを述べていた。)この映画を「恋愛映画」だと思うと、映画の終盤は不可解なものになる。これは「ダメな自分」の殻を破って変わろうとする男が、悪戦苦闘しながら今を乗り越えていく物語なのだ。そのために必要なのは、誰かと出会うこと。相手は弟かもしれないし、トルコ人の少女かもしれないし、学生時代の友人かもしれない。映画のラスト近くで、道で出会った老人が赤ん坊に変わるシーンは印象的だが、こうした超自然的な(実際には別にそういう意味ではないんだろうけど)体験が、人が生まれ変わるきっかけになるのかもしれない。

(原題:Eastern Plays)

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2010.09.22

映画|義兄弟

Gikyodai 北朝鮮の大物スパイ“影”による暗殺事件を防げなかったばかりか、まんまと“影”の逃亡を許し、その後の南北融和によって国家情報員の仕事をリストラされてしまったイ・ハンギュ。それから6年後、私立探偵のような仕事で細々と食いつないでいる彼の前に、“影”の部下だったソン・ジウォンが姿を現す。今でも“影”を捕らえることにこだわるハンギュは、何食わぬ顔でジウォンを自分の部下として雇い入れる。だがスパイとして特殊な訓練を受けているジウォンは、再会したその時からハンギュがかつて自分を捕らえようとした国家情報員であることに気づいていた。北朝鮮スパイであるジウォンを監視することで“影”につながる手がかりを得ようとするハンギュと、ハンギュを監視しその行動を報告することで北朝鮮への忠誠心を示そうとするジウォン。互いに腹を探り合うふたりの関係は、その後互いの境遇を知ることで少しずつ変化して行くのだが……。反目する者同士が共に過ごすことで互いの関係を深めていくというバディムービーだが、そのコンビを北朝鮮のスパイと、そのスパイを捕らえるはずの国家情報員に設定しているのが面白い。もっとも「刑事と泥棒」のようなコンビものはたくさんあるので、これはその亜流と言えないこともない。バディムービーの定石として、これはアクション映画やサスペンス映画であると同時に、まずヒューマンドラマだ。主人公たちがあまりにも魅力的なので、つい続編の製作を期待してしまった。

(原題:義兄弟)

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2010.09.21

映画|デイブレイカー

Daybreaker 謎の感染症で人類のほとんどがバンパイアになった近未来。ところがバンパイアと人間の比率が完全に逆転してしまうと、バンパイアたちは人間の血が不足して困り果てる。軍隊を動員して地上に残った人間を狩り出し、血液供給企業は人間を管理飼育して世界中に血液を送り届けるが、血液の在庫はあと数週間で切れてしまう。血液企業の研究者エドワードは、人間の血に代わる人工血液の研究をしていたが失敗続き。そんな中、彼は生き残った人間から「世界を救う方法がある」と教えられる。バンパイアから人間に戻るための治療法があるというのだ……。イーサン・ホーク主演のバンパイアムービー。流行のバンパイアものに、管理社会の恐怖を描く近未来SFの要素がドッキングしているのがユニーク。清潔で管理の行き届いた世界が、徐々に殺伐としたムードになってくるのがいい。クライマックスは血みどろのグロテスク描写で、まるでゾンビ映画だ。そもそもゾンビ映画はバンパイア映画の現代的な進化形なのだが、この映画ではその「進化」を残酷描写のどぎつさという点で踏襲してみせる。サム・ニールは最高の役者です!

(原題:Daybreakers)

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映画|リミット

Limit イラクで軍に物資を運ぶトラック運転手として働いていたアメリカ人の男が、テロリストに誘拐されて棺の中に閉じ込められ埋められてしまう。中にはジッポのライター、鉛筆、1台の携帯電話。男はこれらを使って、無事に脱出できるのか? 画面に登場するのは主人公の男だけ。映画の中でのドラマの進行時間と、映画の上映時間がほぼ一致。舞台になるのは身動きすら困難な小さな棺の中だけ。映画としての制約をたくさん作って、それをかたくなに守っているのがいい。感心したのは棺の中でカメラが自由自在に動き回ること。これはいったい、どんな機材を使って撮影したんだろうか。観ていて気持ちのいい映画ではないのだが、薄気味悪さが行き過ぎるとブラックユーモアに転じてしまうことがある。主人公が勤務会社の人事担当者と話す下りは最高に気分の悪くなるシーンだが、同時に試写室の中で一番笑いが起きていたシーンでもある。最後のオチも鮮やかに決まっていたと思う。

(原題:Buried)

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2010.09.20

メルマガ「週刊・映画コラム瓦版」発行中

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 長らく発行を停止していたメルマガですが、「週刊・映画コラム瓦版」というタイトルで今月から復活発行しています。旧メルマガとはだいぶ雰囲気の違う、読み物風のメルマガです。とりあえず[メルマ!]で発行していますが、来月からは「まぐまぐ」の旧読者にも告知を始めて[メルマ!]での登録をお願いしようと思っています。

・申し込みページ
 http://www.melma.com/backnumber_15203/

 今回[メルマ!]での発行に絞った理由は、「まぐまぐ」が2週間後までの発行予約しかできないのに対して、[メルマ!]はもう少し先の日付まで発行予約が可能なためです。ある程度記事をまとめて書いてアップロードしておきたいので、[メルマ!]以外には選択肢がありませんでした。

 「まぐまぐ」は旧メルアドの復刊手続きをして、今年一杯は[メルマ!]で発行しているメルマガのダイジェスト版を発行しようと思います。

10:15 午前 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック