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2010.11.26

映画|その街のこども 劇場版

Sonomachi 今年の1月17日、阪神淡路大震災から15年たったことを記念に放送されたNHKドラマ「その街のこども」の劇場版。僕はこのドラマの存在すら知らなかったのだが、放送直後から反響が大きく再放送も何度か行われたという。物語は2010年1月16日(放送日の前日)に神戸で出会った男女が、震災にまつわる思いを語りながら夜の神戸を歩くというシンプルな構成。出演は森山未來と佐藤江梨子。ふたりとも神戸出身で、実際に神戸で震災を体験している。役柄の年齢もこのふたりの年齢に実際に合わせて書かれているなど、現実と虚構がかなりの密度で重ね合わされていることから生まれるリアリティ。物語のラストシーンに出てくる東遊園地の追悼式は、なんと放送するその日の早朝に撮影したのだという。作り物ではないネイティブな関西弁の会話。人工的な照明をほとんど使わず、台詞も同録にして、夜の街の風景を実景として切り取っていくドキュメンタリー風の撮影スタイル。ドラマ作品(テレビドラマという意味ではない)としてのクオリティがとても高く、こんなものをテレビで作られてしまったら映画は形無し。1月15日公開。

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映画|ケータイ刑事 THE MOVIE 3 モーニング娘。救出大作戦! 〜パンドラの箱の秘密

Ketaideka3 テレビ版も過去の映画版も観てませんが、とりあえず観てきた。たぶんテレビ版などのファンにはお馴染みのルーティンギャグなどがあるんだろうけど、それはなんとなく雰囲気でわかる。個人的には「噂の刑事トミーとマツ」のコンビが劇中で再現されていたのに笑ったが、まあそれはそれで脇の話。モーニング娘。がゲスト出演している映画なのだが、この使い方はちょっと中途半端。どのみちゲストだから芝居に大きく絡ませるのは無理なのだが、それでももう少しきちんとした「見せ場」を作ってほしかった。それは印象的な台詞でもいいし、ライブ映像をもっとしっかり撮ってかっこよくすることでもいいし、メンバー全員をチャーミングに撮ってあげることでもいい。この映画だと、出てくるのはモーニング娘。でなくてもいいんだよな。モーニング娘。のファンはこの映画を観て喜ぶのかな……。せっかくタイトルに「モーニング娘。」と入れるからには、そういうこともちゃんと考えて上げてほしい。

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2010.11.25

映画|ソーシャル・ネットワーク

Socialnetwork 世界最大のSNSフェイスブック創設の舞台裏を、創設者マーク・ザッカーバーグが巻き込まれた訴訟沙汰を軸に描いていく実録ドラマ。登場人物の多くは実在の人物が実名のまま登場するわけで、しかも人間的な欲望むきだしの、ひと言で言えば「嫌な奴」として描かれている。よくもまあこんなものが作れたものだと感心するが、それがハリウッド映画の凄さだろう。日本じゃとてもできない。ハリウッドはインチキ伝記映画やインチキ実録映画の歴史が長いので、観客の側もそれに馴れているという面があるのだろうけれど。日本でこうした映画を作ると「事実と違う」という部分が批判されてしまいそう。映画が事実と違うのは当たり前なのに。IT業界の仁義なき戦いについては知らないわけではない。以前アップル社の歴史についての本を読んだときに、つくづく「ひでえ世界だ」と思ったことがある。でもフェイスブックはアップル社が30年かけて行ったことを、わずか数年で成し遂げてしまった。SNSは人々の生活の中に浸透して、今ではPC以上に重要な生活必需品になっている。僕も今の生活は、ブログやTwitterなしには成り立たない。ネット依存症なのだ。そしてこの映画は、そんなネット依存症の人間を生み出した、人間くさい神々たちの物語だ。

(原題:The Social Network)

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映画|バーレスク

Burlesque_7 ショービジネスの世界に憧れて都会に出てきた地方出身のヒロインが、念願かなってステージのコーラスガールに。だが主役がトラブルを起こして降板すると、彼女に代役の白羽の矢が立つ。この初舞台で彼女はやんやの大喝采! 一夜にして大スターが登場するのであった……。これは1933年の傑作ミュージカル映画『四十二番街』のあらすじ。これを現代のロサンゼルスに舞台を移して、ヒロインが活躍する場所をミュージカルの大舞台からステージの付いたクラブにしたのが『バーレスク』。予告編を観たときはけばけばしくて猥雑な映画なのかとあまり期待もしなかったのだが、映画はじつによかった。物語の筋立てにへんに凝らず、天涯孤独なヒロインが自分の居場所を作っていく過程が温かい視線で描かれる。歌あり踊りあり、恋あり危険な誘惑あり、ライバルとの確執と和解あり。ショーの場面は「かっこいい!」の一語。映画に登場するバーレスクの雰囲気は、アメリカ版の寄席みたいな往年のバーレスクではなく、ボブ・フォッシーの『キャバレー』に登場するような戦前ヨーロッパのナイトクラブを意識している様子。単なる模倣や再現ではなく、それが現代流にアレンジされているのがオシャレ。とても楽しい映画だったのだが、難点はシェールとクリスティーナ・アギレラのステージが口パクにしか見えないこと。音源は本人たちだし、もちろん映画の中でも実際に歌っているという設定なのだが、どう観ても口パクだよなぁ……。

(原題:Burlesque)

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2010.11.24

映画|モンガに散る

Monga 1980年代の台湾を舞台にした青春やくざ映画。高校の仲間同士で結成された5人組の仲間同士が、地元やくざ組織の対立抗争の中で引き裂かれていく。主人公たちの結束をどう表現すればいいのか、適当な日本語が思い浮かばない。地元やくざ組織の下部構成員ではあるけれど、チンピラと呼ぶほど軽くなく、かといってやくざや不良や暴力団というわけでもない。映画の中ではとりあえず「極道」という字幕になっていたけれど、江戸時代の侠客とか町奴(まちやっこ)みたいなものかな。映画はそうした「古い組織」が、外来勢力の侵入によって「新しい組織」に変化してゆく時代を描く。昔気質の男たちが邪魔者扱いされて、新しい世代の人間がのし上がっていくという話は昔の東映任侠やくざ映画にもたくさん出てきたけれど、この映画ではそうした新旧交代を肯定も否定もしない。世代交代は単なる欲得ずくの動機で起きているわけではなく、その中にも親子の情だの親戚同士のかばい合いだのといった昔ながらの価値観が生きている。2時間21分の大作。クライマックスに号泣こそしなかったけど、熱い物がぐわっと胸の奥からこみ上げてくるような感動があった。

(原題:艋舺 Monga)

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2010.11.22

映画|MAD探偵 7人の容疑者

Madtantei 『MAD探偵』というタイトルには覚えがあったのだが、これは3年前に東京国際映画祭で見た『MAD探偵(ディテクティブ)』そのものであった……。神がかり的な直感力で難事件を次々解決しながら精神に変調を来して退職した元刑事バンが、後輩刑事に依頼されて捜査協力しはじめた刑事失踪と拳銃紛失事件。失踪した刑事と最後に一緒にいたコー刑事を調べてみると、彼には7つの人格が付きまとっていた。じつはバンには、人間の別人格が見えるという特殊な能力が備わっていたのだ。監督は『エグザイル/絆』や『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』をジョニー・トーと、盟友ワイ・カーファイのコンビ。ラウ・チンワンが神がかりな刑事バンを熱演。日本でもファンが多いジョニー・トーの作品だが、なかなか公開されなかったのは内容が特異すぎるから? それとも香港映画の日本公開がどんどん難しくなっているからか? ジョニー・トー作品だと2007年の『トライアングル』も日本じゃ未公開のままだしなぁ……。

(原題:神探 Mad Detective)

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