映画|リメンバー・ミー
兄の自殺と両親の自殺離婚以来、自分の居場所を見失い自暴自棄な生活をしている青年。兄が自殺した22歳が目前に迫り、今の自分はいったいなにをしているのだろうかと自問自答。そんな中、彼は大学でひとりの女性に出会って愛し合うようになる。それでもうまくいかない家族関係。彼女との関係も気まずくなったりするのだが、それでもある残酷な事件をきっかけに、家族は絆を取り戻していく……、という青春ラブストーリー。この物語がどのような幕切れを迎えるかは、あえて言わない方がいいのだろう。しかしこの「仕掛け」がななくて、この映画は不器用に自分自身の生き方を模索する青年のドラマとして、映画を観る人の心に残る作品になったと思う。ではこの「仕掛け」がない方がいいのかというと、別にそういうわけでもない。映画の冒頭にあるショッキングなシーンと、映画の結末にあるオチ、主人公が恋人との初デートで交わす会話など、あちこちに最後の「仕掛け」を無理なく引っ張り出すための伏線が張ってある。
(原題:Remember Me)
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コメント
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1つ、訂正です。冒頭に「兄の自殺と両親の自殺以来・・・」とありますが、主人公の両親は自殺なんかしていません。笑 両親の離婚、ですね。
投稿: なな | 2011.08.25 21:07
> ななさま
あ、本当だ。直しておきました。
投稿: 服部 | 2011.08.29 11:07