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2011.09.17

映画|アジアの純真

Pureasia 通勤通学客が多い駅の地下道で、暴漢に姉を殺された在日朝鮮人の少女と、その出来事を目の前にしながら何もできなかった日本人の少年。ふたりは旧日本軍が遺棄した毒ガスを使って、日本社会に復讐しようとする。自分たちの手では社会の有り様を何も変えられそうにないという閉塞状況に、無差別テロで風穴を開けようとする一種の「テロ容認映画」なのだが、この閉塞感と行き場のない怒りには共感せざるを得ない。「こんな腐った世の中なんてぶっ壊れちまえばいい!」という中二病的な破壊願望であり終末願望だが、そうした思いをこれまで一度たりとも持ったことがないという大人は、生育環境に何らかの欠陥があったに違いない……と僕などは考えてしまうのだ。そういう意味で、僕はこの映画の主人公たちに共感する。無差別テロ、大いに結構。しかし僕がこの主人公カップル以上に共感してしまうのは、毒ガスを手にしながらそれをついに社会に向けては使用できなかった青年のヘタレっぷりだ。社会をぶっ壊せない時、人は自分自身をぶっ壊してしまう。

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