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2011.12.27

映画|マイウェイ 12,000キロの真実

Myway12000 予告編を観ると面白そうなんだけど、実際に映画を観てみると「あれれ?」という映画がたくさんある。この映画もそんな映画のひとつだ。すごく詰まらないわけではないが、「もうちょっと何とかなったんじゃないの?」と思う。せっかくお金をかけて作るのだから、脚本段階でもうちょっと内容を煮詰めておけばいいのに。戦前の朝鮮半島でマラソン選手としてオリンピック出場を競い合う、オダギリジョー扮する日本人と、チャン・ドンゴン扮する朝鮮人の敵対心と絆を描く物語。ところがこの日本人があまりにもエキセントリックな人物で、まったく同情もできないし感情移入もできない。憎たらしい日本人は周辺にいくらでも配置できるのだから、主人公であるオダギリジョーぐらいはもう少し好感が持てる人物にしておかないと映画にならんよなぁ。ゲストとして中国からファン・ビンビンを呼んできたのに、すぐ引っ込めてしまうのももったいない。

(原題:My Way)

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2011.12.25

映画|仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX

Rider20111210 タイトルがやたら長いのは同コンセプトの前作『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat. スカル MOVIE大戦 CORE』と同じだが、今回はタイトルに『フォーゼ&オーズ』とあるものの、内容的には『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ&ダブル』だろう。加えて『feat. 伝説の7人ライダー&アクア&なでしこ』であり、『VS ポセイドン』だ。伝説の7人ライダーは、仮面ライダー1号&2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガーなのだが、この7人が勢揃いするとセンターはストロンガーなのであった。直近のライダーたちの中では、仮面ライダーダブルのフィリップ君が少したくましくなった感じ。仮面ライダーオーズからはアンクの再登場が嬉しい。ゲストでは仮面ライダーなでしこがかわいいのだが、登場シーンはまるで『天空の城ラピュタ』。「彼女キター!」というのは、映画を観ている人の多くが感じたのではなかろうか。

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2011.12.22

映画|ヒミズ

Himizu 『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』など、このところ新作が公開されるごとに話題となる園子温監督の新作。最終試写にようやく間に合って観てきたけど、これは良かった。2時間9分はあっと言う間。後半は涙がポロポロでて止まらなくなってしまった。主演のふたりはこれでヴェネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞を受賞したのだが、そうした受賞が仮になかったとしてもこのふたりは凄かった。映画とはエモーションだ!とヒッチコックは言っていたが、まさにエモーションをかき立てる熱演。「体当たりの演技」と言うと女優の場合は脱ぐことや濃厚なラブシーンの言い換えだったりするのだが、この映画にはそれとはまったく異質の体当たりの演技がある。とにかく真っ直ぐぶつかっていく熱い気持ちのほとばしりが、相手を突き飛ばし、ひっぱたき、蹴飛ばし、投げ飛ばし、殴り倒し、殴り殺すのだ。こんなに熱い映画は久しぶりに観た。「がんばれ!」「夢を持て!」「みんな特別なひとつだけの花なんだ!」という安っぽい台詞に、とめどなく涙があふれる。

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2011.12.20

映画|ヤング≒アダルト

Youngadult 「昔の恋人とよりを戻したい!」と元カレのもとに突進して大騒動を巻き起こすヒロインの話と言えば、ジュリア・ロバーツ主演の『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)があったが、『ヤング≒アダルト』のヒロインが突進するのは元カレの結婚式ではなく子供の出産パーティだ。彼が独身のうちに婚約者から元カレを取り戻すのではなく、妻も子もある既婚男性を、相手の意志など関係なしに略奪してしまおうという計画。大胆不敵というか、思い込みが激しすぎるというか、頭がどこかおかしいというか……。たぶん正解は一番最後なのだろうけれど、その頭のおかしなヒロインをシャーリーズ・セロンが演じると、『モンスター』の連続殺人鬼なみの恐さがあるぞ。まあ一応コメディなんだけど、これはイタイ、イタスギル……。美人女優のシャーリーズ・セロンが衰えはじめた30代半ばの体を惜しげもなくさらしての熱演。いや〜、参りました。

(原題:Young Adult)

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映画|ヒューゴの不思議な発明

Hugo 1930年代のパリ。駅の時計係をして暮らす孤児ヒューゴの宝物は、死んだ父が残してくれた古い自動人形。彼は駅の売店を営む老人と知り合うが、修理した自動人形が紙の上に描いた絵とサインを見て仰天する。人間の顔をした月に突き刺さったロケットと、ジョルジュ・メリエスという名前。それは売店の老人の名前だったのだ。マーティン・スコセッシ監督初の3D映画は、世界初の映画監督ジョルジュ・メリエスと彼の自動人形を巡るファンタジー・アドベンチャー。映画に登場するメリエスは実際のメリエスとは多少違うのだが、メリエスのスタジオ(スターフィルム)の様子や、撮影風景、当時のカメラや映写機、晩年のメリエスが営んでいた駅売店の様子などは、残っている写真などからよく再現されていると思う。晩年のメリエスが手もとで育てていた少女は、メリエスの伝記を書いたマドレーヌ・マルテット=メリエスがモデル。メリエス夫人は晩年のメリエスの伴侶となったかつての主演女優ジュアンヌ・ダルシーがモデルだろうか。マドレーヌの「魔術師メリエス」を読み直して、一度内容をまとめてみようかな……。

(原題:Hugo)

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2011.12.16

映画|忍道 SHINOBIDO

Shinobido 映画が始まって15分ぐらいで試写室から出たくなってしまった。これほどダメな映画を観たのは久しぶりで、むしろなぜこうした映画が成立してしまうのかの方に興味がある。製作はEDO WONDERLAND 日光江戸村。江戸村で行っている忍者ショーの劇場版を作りたかったのかなぁ。時代劇には時代劇のフォーマットというものがあるので、それを踏まえた上で作らないと目も当てられないシロモノができてしまうという悪い見本。どんな映画にも主人公の周囲にある「大きな物語」と、主人公が作り出す「小さな物語」がある。時代劇は歴史的な事実や封建的な身分制度などを使って「大きな物語」を作りやすく、その中で「小さな物語」の輪郭をくっきりと引き立てることができる。しかしこの映画には「大きな物語」らしいものがまったくない。ダメな脚本。身分を隠した忍者と、その忍者を駆り出すことが任務の侍が、互いの正体を隠しながら惹かれ合うという物語も、映画を観ている側には正体がバレバレで白けることおびただしい。「大きな物語」のカセが弱いから、「小さな物語」が締まりのないものになるのだ。

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2011.12.14

映画|ピラミッド 5000年の嘘

Pyramid5000 ピラミッド「5000年の謎」ではなく、「5000年の嘘」と言い切ってしまうところがタダゴトではない。我々が一般的に知っていたピラミッドについての知識は、すべて嘘だったというのだ。一体誰が何のために嘘をつく必要があるのか。原題は『The Revelation of the Pyramids』だから、「5000年の嘘」ほどの衝撃度はないのだが、それでも「ピラミッドの新事実」というのはやはり大上段に構えたものだと思う。映画の内容と印象については、一言で言えば「詰め込みすぎ」なんじゃないだろうか。最初から最後までナレーションと字幕で延々自分たちの仮説や新事実と称するものを語り続けるので、観ていて眠くなってしまった。内容が面白いか詰まらないか以前に、ここには見せ方の演出も何もないのだ。最初から最後までずっと同じタッチで、作りとしてはメリハリがなくて平板なのだなぁ。試写室には吉村作治さんなど専門の学者さんたちも何人か招待されていたようで、映画の後にはそうした人たちが「一度計算してみないとなぁ」などと笑いながら話してました。吉村先生のホームページで映画の感想が読めるかと思ったら、まだ何も書かれていなかったようなのが残念。

(原題:The Revelation of the Pyramids)

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映画|ゾンビ・アス

Zombieass 奇才井口昇の最新作は、宇宙からやって来た謎の寄生生物によって、山奥の小さな村が全員ゾンビになってしまうという侵略ジャンルのSFホラー映画……ではあるのだが、全編オナラとウンコにまみれたスカトロ大作になっている。突然腹を下してウンチが漏れそうになるとか、トイレに駆け込んだらそれがメチャクチャに汚いとか、とっとと用事を済ませてトイレから出たいのに、いざとなったら出るべきものが出ないなど、日常感覚の延長で「あるある」と納得できるイントロ部。しかしトイレの中から次々に排泄物まみれのゾンビが登場して襲いかかってくるあたりから、この映画は一足飛びに日常を突き破って非日常のアナーキーな世界に突入する。ヒロインがセーラー服でポニーテールというのは、僕の世代だと斉藤由貴の「スケバン刑事」なのだが、それがウンコまみれのゾンビと戦う壮絶なバトル。異色と言えばこれほど異色な映画はないが、あえてこれを観たい人がどれだけいるかというと首をかしげてしまう、最初からカルト映画になるべくカルト映画化した異形の作品。配給の日活は創業100周年の記念すべき年に、この作品を世に問うのである。やってくれるよなぁ……。

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2011.12.12

映画|マジック・ツリーハウス

Magictreehouse 日本でも30巻まで発売されているメアリー・ポープ・オズボーンの児童書シリーズ「マジック・ツリーハウス」を原作にした、長編アニメーション映画。たぶんこの映画の最大の話題は、主人公兄妹の声を北川景子と芦田愛菜がアフレコしていることだろう。ただし映画作品としてはぜんぜんダメだと思う。「こんな本がある」ということはわかるし、ひょっとしたら原作は楽しいものかもしれないが、映画はまるでダメダメ。脚本がダメだし、アニメーションとしてもダメ。絵の動きに不自然なところが多すぎて、物語の中に入って行けない。例えば主人公たちがマジック・ツリーハウスの縄ばしごを上るシーンは、縄ばしごのはずなのに人が登っても揺れたりたわんだりしない。脚本にも不自然なところがたくさんあるのだが、それ以前に物理法則を無視した動きが目立って、見ていて白けてしまうのだ。訪れた世界のディテールが細かく紹介されることなく、説明がすべて省略されてしまうのももったいない。作り手のねらいがどこにあるのかよくわからない、中途半端な印象の映画だった。

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映画|デビルズ・ダブル —ある影武者の物語—

Devilsdouble イラクの独裁者サダム・フセインの長男であり、その粗暴で常軌を逸脱した行動から「狂気のプリンス」と呼ばれ恐れられたウダイ・フセイン。1987年から1991年まで足かけ5年間、彼の影武者としてその狂気じみた行動の数々を間近に見ていたのが、この映画の原作者ラティフ・ヤヒアだ。映画はイラン・イラク戦争から湾岸戦争に至る時代を背景に、ウダイの乱暴狼藉と放蕩の日々を描いていく。この映画を観ると、イラク戦争でサダム・フセインと家族が権力の座から排除されたのは結構なことだったなぁ……という気分にさせられる。主演のドミニク・クーパーが熱演で、一人二役が完全に2人の別々のキャラクターにしか見えないほどだ。ただしキャラクターとして魅力的なのは暴君ウダイの側で、本当なら観客が感情移入しなければならないラティフの存在感が弱い。ヒロイン役はリュディヴィーヌ・サニエだが、フランソワ・オゾン監督作に出ていた頃の美少女の面影はもうないなぁ……。イラクを舞台にしたベルギー映画で、監督はニュージーランド人のリー・タマホリ、使用言語は全編英語。こうした成り立ちもまた、映画に少し浮き世離れしたムードを付加してしまったかも。

(原題:The Devil's Double)

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2011.12.07

映画|アニマル・キングダム

Animal_kingdom 母親が麻薬の過剰摂取で死んだことから、祖母の家に引き取られた17歳の高校生ジョシュア(通称ジェイ)。しかし祖母の息子たちは、強盗や麻薬取引を行う札付きの悪党ばかり。そこに放り込まれたジェイは自分自身が生きるために、伯父たちの犯罪を少しずつ手伝わざるを得なくなるという話。ちらしには「実在の犯罪一家をモデルに」などと書かれているが、モデルになったのがどこのどんな一家なのかが書かれていないので、実際のところがよくわからない。まあ実話かどうかは映画の面白さとは別であって、この映画はこの映画として面白ければそれでいいのだけれど。肝心の映画は主人公ジェイも含めて全員が逮捕された後、一家を束ねていた祖母がにこやかな顔に隠されていた凶暴な本性を見せ始めてからが面白い。なんとなく中途半端な顔つきだったジェイも、ひきしまた大人の男の顔になってくる。

(原題:Animal Kingdom)

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映画|ドライヴ

Drive ライアン・ゴズリング主演のクライム・サスペンス映画。ハリウッドでカースタントの仕事をしながら、時として犯罪者を逃がす雇われドライバーの仕事もしている若い男。彼はアパートの隣室に住むアイリーンと親しくなり、刑務所から出てきたばかりの彼女の夫が犯罪がらみのトラブルに巻き込まれていることを知ると、彼のために自分の腕を貸すことにする。ところがこの仕事には裏があった。彼はマフィアがらみの大きな犯罪と、その隠蔽工作の中に巻き込まれてしまう。『ドライヴ』というタイトルからもわかるとおり自動車が重要な小道具として何度も登場するのだが、それより情け容赦ない暴力描写にはびっくりするが、それが映画全体のバランスを壊していないというのもすごい。主人公の過去は原作に細かく描かれているようだが、映画はそれをバッサリと省略してしまう。しかしライアン・ゴズリングの醸し出す虚無感は、彼の過去に何かとてつもない出来事があったことをうかがわせる。周辺のキャスティングもいい。中でもアルバート・ブルックスがいい味を出している。

(原題:Drive)

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映画|pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

Pina 2009年に突然亡くなった、コンテンポラリー・ダンスの巨人ピナ・バウシュ。ガン告知を受けて5日後に亡くなったと言うから、これは本人にとっても周囲の人たちにとっても突然のことだっただろう。この映画は彼女の生前に企画され、準備中に突然ピナの死という衝撃に見舞われたと言う。映画は生前のピナの出演場面や、演出シーン、演者達のインタビューなどが織り込まれているが、映画という利点を生かして、演劇的と言われるピナ・バウシュ作品を一部屋外に飛び出させている。映画の中で大きく取り扱われているのは「春の祭典」「カフェ・ミュラー」「コンタクトホーフ」「フルムーン」などだが(これらはステージで演じられている)、他にもさまざまな作品の断片が映画全編に散りばめられているので、ピナ・バウシュを知らない人も(僕も知らないのだが)、その作品世界が垣間見られる映画になっているのではないだろうか。全編3D撮影。

(原題:Pina)

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2011.12.05

映画|ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-

Londonboulevard コリン・ファレルとキーラ・ナイトレイ主演のギャング映画。刑務所から出て人生を真っ当に生き直そうと考えている男が、有名女優のボディガードの仕事に就く。しかしギャング社会は彼が堅気になることを許さず、何が何でもギャングに引き戻そうとする。それでも何とかこの誘いを断っていた主人公だったが、出来の悪い弟分が起こしたヘマのおかげで、とうとうギャングの世界に逆戻り……という、東映やくざ映画みたいなストーリー。ギャングの世界の話は話に厚みがあって見応えがあるのだが、主人公とヒロインのロマンス部分が弱い。キーラ・ナイトレイは「モニカ・ベルッチの次にレイプされる役が多い女優」と説明されるが、それを納得させるだけの肉体的存在感がないのが欠点だ。キーラ・ナイトレイ自身はイギリスを代表する若手女優なので、ではこの役に他に誰がいるかというと考え込んでしまうのだけれど……。

(原題:London Boulevard)

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2011.12.02

スケジュールの管理法

Ical

 最近のスケジュール管理は、Macに標準で付いてくるiCalを使っている。これはGoogleカレンダーと連動できるので、仕事用はGoogleカレンダーに記入し、プライベートな予定はそのまiCalの予定として記入して使い分ける。一緒に仕事をしている相手からは、Googleカレンダーの内容だけが見える仕組み。仕事のプロジェクト管理はサイボウズLiveを使って個々に管理し、これを週末にGoogleカレンダーに書き写す。この作業が自動でできると便利だが、Macにはそのためのアプリケーションがないようだ。しかし週に一度自分の仕事を見直せるので、この書き写し作業はそれほど悪いことでもないと思っている。

 こうして記入されたスケジュールはiPhoneでも読めるようになる。これらのスケジュールは終了次第、どんどんカレンダーから削除して行く。MacやiPhoneのカレンダーはタスク管理に使っているわけで、何をしたかを記録することは考えていない。記録はサイボウズLiveのカレンダーをプリントアウトしてファイルしたり、日記を付けたり、映画については鑑賞ノートを作ったり、HPやブログに記事を書くことでまかなう。

 未来のスケジュール管理はデジタルで、記録はアナログでというのが現在のスタイル。以前は手帳も使っていたが、今はまったくその必要を感じない。

ブログネタ: スケジュール管理は何でしてる?参加数

2011.12.01

映画|フラメンコ・フラメンコ

Furamenko2 カルロス・サウラの新作フラメンコ映画。全部で21の楽曲が次々に登場し、この映画のために選ばれたアーティストたちが歌って踊って演奏する。その様子を何の説明もなしに、次から次に連続して紹介して行くだけの映画。要するにフラメンコのミュージックビデオみたいなものだが、だらけたイメージカットなどは存在せずに、ひたすらアーティストたちの姿に肉薄して行く映像には迫力がある。パフォーマンスのライブ感はまるで目の前で本物の舞台を見ているようなのだが、映像としてはカットを割っているので、同じパフォーマンスを何度かに分けて撮影しているはず。しかしそれをまったく感じさせない、テンションの高さに驚かされる。個人的に面白いと思ったのは、ピアノデュオによるフラメンコ演奏とか、ベールをかぶった女性たちの群舞、伴奏なし歌なしのダンス、赤いドレスを着た女性たちの群舞、土砂降りの雨を降らせての歌とダンス、そしてパコ・デ・ルシア! フラメンコにも随分といろいろな表現があり、幅が広く奥が深いジャンルなのだなぁと痛感させられた映画でした。でもこれ、きっと観る人を選ぶよなぁ。

(原題:Flamenco, Flamenco)

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映画|ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル

Mi4 前作『ミッション:インポッシブル3』から5年振りとなるシリーズ第4弾。1作目が公開されたのが1996年だから、もう15年越しのシリーズになっているのだ。1作目から2作目までの間隔が4年、2作目から3作目までが6年、今回が5年ぶりだから、このシリーズは5年に1本がだいたい平均なのかもしれない。その分どんどんトム・クルーズは年を取っていくわけだが、アクションシーンを全部自分でこなしているのは立派。1962年生まれだからもう中年のオッサンで、このシリーズに次回作が作られるとしたらもう50過ぎだよ。毎回世界中を飛び回るこのシリーズだが、今回はロシアを振り出しに、ドバイ、ムンバイへと移動して、最後はアメリカに戻って終わる。ドバイにある世界最高層ビルでの高所スタントは、何らかの撮影トリックがあるとわかっていても手に汗握る名シーン。立体駐車場を使ったアクションは、『モンスターズ・インク』などアニメの世界をそのまま実写にしたような面白さ。監督はアニメ出身のブラッド・バード。ハラハラドキドキさせて、最後にちょっとホロリとさせる、じつに楽しい映画でした。パート5に期待。

(原題:Mission: Impossible - Ghost Protocol)

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