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2011.01.07

映画|大韓民国1%

Daikanminkoku 若い女性士官が男たちでも尻込みして逃げ出す軍の特殊部隊に入って大奮闘……という映画。似たような映画としてはリドリー・スコットの『G.I.ジェーン』があったが、こちらはそれよりずっとマイルドかつコミカルな作りになっていて、良い意味では観やすく、悪い意味ではだいぶ軽い。これはキャスティングの問題もあるのだろうが、軍隊生活の肉体的なハードさが伝わってこないし、主人公が精神的に追い詰められていく雰囲気もまるで感じられない。男所帯の軍隊内に女性が入ることによって生じる細かな問題を、もっと丁寧に描いてくれると世界観に厚みが増したようにも思う。例えばトイレや入浴はどうしているのか。居住区分はどうするのか。私物の管理は。月経時はどうする。韓国では特殊部隊に女性士官こそいないものの、軍隊には女性士官が大勢いる。軍の広報や実際の女性士官から取材していけば、細々とした面白い話がもっといろいろ聞けたはず。この映画は結局、「新米士官がんばる」という話でしかなく、主人公が「女性」であることから生じるであろう面白さがまったく描けていないと思う。

(原題:대한민국1%)

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映画|死にゆく妻との旅路

Shiniyuku 数千万円の借金から逃げることを決めた男と、その夫にすがるように彼に同行する妻のふたり旅。だが妻はがんを患い数ヶ月の命だった。9ヶ月の旅の末に、妻は夫の運転する車の中で息を引き取る。夫は妻に適切な治療を受けさせなかったことで、保護責任者遺棄致死の罪に問われることになった。1999年に起きた実話を、当事者である夫の書いた同名手記をもとに映画化したロードムービー。主演は三浦友和と石田ゆり子。主人公が自己破産を「みっともない」と言って忌避しながら、結果としてはそれよりもっと悲惨な結末に向けて行動する理不尽さと愚かさ。映画はその愚かさの中にある夫婦愛の美しさを描くのだが、この物語はこの夫婦が選び取った「愚かな選択」を丸ごとは肯定していない。でもそれがこの映画の弱さになっていると思う。映画の中の出来事だからそれはそれで「映画の中の事実」として認めなければならいわけだが、それでも釈然としないところがあちこちにあったりして……。これは映画として、あるいは脚本段階で、もっと別の作り方にする余地があったと思うけどなぁ。2月19日より石川・富山先行公開。2月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。

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