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2011.03.10

映画|ブルーバレンタイン

Bluevalentine
 ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ主演のラブストーリー。一組の夫婦が離婚に至る時間と、その夫婦が結婚に至るまでの時間を、同時進行で描いていく構成の面白さ。主演ふたりの演技もすごい。しかしこれに共感できるかというと、できないんだよなぁ……。ふたりはどこで食い違ってしまったのか、ふたりはなぜ別れねばならないのか、それがさっぱりわからない。映画に描かれる離婚のパートでは、ふたりの関係がもうダメになりきっているので、並行して動くふたつのドラマが分断されてしまっている。こうした分断は作り手のねらいでもあるのだろうが、う〜む。ダメになっちゃってからのふたりが、とにかくまるでダメ。ライアン・ゴズリングの服に付いている、安っぽいワシの絵はいったい何なのよ! 4月23日から新宿バルト9、TOHOシネマズシヤンテ。

(原題:Blue Valentine)

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映画|抱きたいカンケイ

Dakitaikankei アイヴァン・ライトマンの映画を観るのは久しぶりだなぁ……とか、ケヴィン・クラインが父親役かぁ……とか、ライトマンとクラインのコンビ作『デーヴ』は面白い映画だったなぁ……とか、いろんなことを考えてしまう作品。こうして映画そのものとは別のことであれこれ考えているのは、映画そのものにあまり力がないせいかもしれない。僕がライトマンの監督作を最後に観たのは『エボリューション』の時なので、もう10年も前のことか。その後は『Gガール 破壊的な彼女』があるけど、これは僕は未見。今回の映画はナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャーがセックスフレンドから本物の恋人同士になるという話。出会ったその日にベッドインして、その後あれこれあって本当に愛し合うようになるという話はこれまでも山のように映画が作られているわけで、それを何を今さらという感じがしないでもない。4月22日より新宿バルト9、丸の内TOEIなど。

(原題:No Strings Attached)

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2011.03.06

映画|映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~

Nobitatetsujin 映画版「ドラえもん」の新声優版の第6弾、長編ドラえもんとしては第31作目になるという。新声優版は旧版のリメイクが多いのだが、これも1986年に製作された「のび太と鉄人兵団」のリメイク。僕はオリジナル版を観ていないのだが、なんだかキリスト教チックな内容だなぁ……と思って観ていた。ロボット帝国メカトピアの祖先が「アムとイム」という1組のロボットだという神話は、もちろん創世記に登場するアダムとイブのもじり。しかし僕がそれよりこの映画を「うわ〜、キリスト教だ」と思ったのは、映画の冒頭から流れるリルルの歌(劇中ではピッポによっても歌われている)の歌詞が、「一つ目は愛〜、二つ目は希望〜、三つ目は想い〜」という歌い出しになっているところだった。これは新約聖書のコリント前書13章、有名な「愛の賛歌」のもじりになっている。パウロの手紙では、いつまでも残るものが「信仰、希望、愛」になっているのだが、リルルの歌はその順序をひっくり返して、「希望」を「願い」に、「信仰」を「想い」に言い換えている。映画のラストでリルルが復活するシーンも、福音書に出てくるイエスの復活を連想させる。のび太がリルル復活を教えるために仲間のところに走っていくラストシーンは、弟子たちが復活のイエスに出会ったことを知らせるため、仲間のところに走っていく場面と同じではないか。

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