2014年9月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 2011年3月6日 - 2011年3月12日 | トップページ | 2011年3月27日 - 2011年4月2日 »

2011.03.22

映画|それでも花は咲いていく

Soredemohana お笑い芸人で俳優の前田健が、自ら書いた同名小説をもとに、自ら脚本を書き、監督したオムニバス映画。3人の若い男性たちの、三者三様のロストラブ(失恋)が描かれる。第1話は小学生の女の子に恋してしまう男を主人公にした「エーデルワイス」で、主演の仁科貴がロリコン男の純愛を好演。最後に自分の書いたラブレターをゆっくり破り捨てるあたりは、万感の思いがこもっていて切ない。第2話は若い女性の部屋に忍び込む男と、その部屋に住む聾唖女性の奇妙な恋を描いた「ヒヤシンス」。主演の滝藤賢一もすごかったが、主人公の同僚(上司)役でワンシーンだけ出てくるカンニング竹山が良かった。面白いのはこの2つのエピソードで、マザコン男が母を亡くす第3話の「パンジー」は今ひとつか。それ以前の2つに比べると、変態ぽさ、犯罪すれすれのスリルに欠けている。

公式サイト
■公式Twitter
IMDb
映画瓦版

06:30 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|木洩れ日の家で

Komorebi 古い屋敷に愛犬と共に暮らす老いたヒロインの日常を、独り言で埋め尽くされた彼女の一人称で描くポーランド映画。モノクロ撮影がとても美しく、スクリーンの上にシャープに映し出された主演女優の表情も美しい。じつはこの映画、家の主人であるヒロインが主役ではなく、この屋敷そのものが主役なのだと映画の終盤になって気づいた。彼女が家の中をうろうろしているときは、彼女の独り言(犬に対する語りかけが多い)が心の声のように聞こえてまるで一人称映画なのだが、彼女が屋敷から少し離れると、声が聞こえなくなってしまう。つまりこの映画は、この屋敷(あるいは屋敷から離れることのない犬)の視点から見た物語になっているのだ。映画に登場する親子関係などは、小津安二郎の『東京物語』や黒澤明の『生きる』を思わせる、どの時代、どの国でも変わらない普遍的なものか。

(原題:Pora umierac)

公式サイト
■公式Twitter
IMDb
映画瓦版

03:30 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック