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2011.01.14

映画|ピュ〜ぴる

Pyupiru 現代アーティストのピュ〜ぴるを、2001年から2008年まで継続的に取材したドキュメンタリー映画。生い立ちやこれまでの足跡、作品歴といった公的な部分だけでなく、家族関係、性的なアイデンティティ、恋愛の始まりと破局、過酷な肉体改造といった部分まで、ずかずかと踏み込んでいく迫力。もともと監督の松永大司とピュ〜ぴるが友人同士で、2001年に映画にすることなどまったく考えずに撮影を始めたらしい。映画の序盤に登場するピュ〜ぴるは、まだアーティストではなく、都心のクラブに奇抜な服装で出没するゲイの青年に過ぎない。ところがその彼が、映画の中でアーティストになっていく。同じような映画に昨年観た『ベンダ・ビリリ!〜もう一つのキンシャサの奇跡〜』があった。あれも無名のホームレスたちが、取材カメラの前で世界的なミュージシャンになってしまうとんでもない映画だったが、『ピュ〜ぴる』はある正直それよりスゴイかもしれない。

(原題:Pyuupiru 2001-2008)

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映画|神々と男たち

Kamigamito 1996年にアルジェリアで起きた、フランス人修道士誘拐殺害事件の映画化。誘拐された末に殺されたのは7人の修道士。この事件については誘拐グループや殺害方法などの真相部分が今でも謎とされているそうで、映画はその点については踏み込むことなくさらりと流している。もともとキリスト教の中には、自らに降りかかる苦痛(それが迫害によるものであれ病気や怪我によるものであれ)を、キリストの受難に重ね合わせて受容する文化がある。「神の受肉」と「受難」は、暴力や迫害にさらされている人たちにとって大きな慰めであり励ましなのだ。修道士のひとりが、キリストの受難図に頬ずりする場面は印象的。「白鳥の湖」が流れる最後の食卓で、修道士たちの表情は晴れやかな笑みから不安へと変わる。彼らはここでキリストの受難の中を、キリストと共に生きている。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように。」(マルコ14:36)。

(原題:Des hommes et des dieux)

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2011.01.12

映画|アンストッパブル

Unstoppable_2 無人のまま暴走を始めた列車を止めるため、デンゼル・ワシントンとクリス・パインが奮闘するというアクション映画。監督はトニー・スコット。実在の事故をモデルにした作品というのがウリだが、日本の映画ファンなら黒澤脚本の『暴走機関車』を連想するはず。黒澤版の脚本も、実話をもとにしたものだった。本作は最近の映画にしては短めの1時間39分。暴走する機関車とまったく別のところに主人公たちを配置した前半では、徐々に速度を増して行く機関車と平穏な主人公たちの日常との対比が対位法的な緊迫感を生み出す。序盤で小学校の列車見学ツアーという、小さな山場を用意しているのもいい。列車が動き出してサスペンスが高まり、列車が止まって映画も終わるという単純明快な作りだが、この単純明快さが映画の力強さになっている。無人の列車が生き物のように疾走して行く迫力は、映画館の大スクリーンで観ないと魅力半減かも。

(原題:Unstoppable)

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2011.01.10

映画|仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat. スカル MOVIE大戦 CORE

Kamenraida2011newyear 現在放送中の「仮面ライダーOOO(オーズ)」と前番組「仮面ライダーW(ダブル)」が共演する劇場版新作。タイトルにあるように、今回の映画は実質的な主役が仮面ライダースカル。「ビギンズナイト」よりさらに前の時代、私立探偵の鳴海荘吉が仮面ライダースカルになったいきさつを描いた作品だ。映画は1本の映画の中で、仮面ライダーW編の番外編とも言うべき「仮面ライダースカル メッセージ for ダブル」、仮面ライダーOOOが復活した織田信長のホムンクルスと戦う「仮面ライダーOOO ノブナガの欲望」、仮面ライダー同士が共闘する「MOVIE大戦 CORE」のエピソードが連投される形式。オムニバスではないのだが、別々に発生した2つの世界の物語が、最後に合流してクライマックスになだれ込んでいく様子には興奮する。ただしこの映画、物語がうまくこなれていないと思う。映画版ライダーは時間の制約もあるのだろうが、今回の映画はアイデア先行で物語全体が先走ってしまい、アイデアがうまくドラマの中に着地できていない浮ついたところが目立つ。吉川晃司の仮面ライダースカルが素晴らしいだけに、ちょっと残念だなぁ……。公開中。

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